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本編

仕事終わり

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「ガードルート」
「フィース」
私は片付けていた掃除用具を入れた用具入れの扉をパタンと、閉めた。

「仕事終わった?」
フィースは今日はちゃんとした騎士服を着ている。爽やか凛々しい。目の保養。
「うん。どうしたの、フィース」
「仕事終わったし、会いたかったから、来た」
「ありがとう」
ふふっと微笑む。素直なフィース、珍しい。

「こっちおいで、ガードルート」
「ん、何?」
倉庫の影になっている所に引き込まれてギュッと抱きしめられる。
「痛いよ、フィース」
「ごめん。勢い余った。キスして良い?」
「えっと、…うん、良いよ」
フィースは優しく啄むようにキスをはじめた。柔らかくちゅ、ちゅと首元や鎖骨のあたりにもキスを落としていく。

「触って良い?」
くいっと指を曲げて股の辺りをこする。
「ダメだよ、フィース。ここ、一応外だよ」
「今度休みが合うまで待てない。ずっと我慢してたんだ。触りたい」
「も、もう」
「ガードルート、すこしだけだから」
「すこしだけだよ」
にやっと笑うとフィースは下着の上から優しく刺激してきた。
「濡れてきた。気持ち良い?」
「う、…うん。どうして、フィースやイアンはそういうのが上手いの?…他の人としたことあるの?」
はあっはあっと息が上がっていく。下腹の方がむずむずして内腿を擦り合わせた。

フィースは顔をもっと近くして言った。
「僕らを相手してくれるのはガードルートだけしかいないな」
ちゅうっと強めに唇を吸うと甘噛みしてくる。
「ん、フィースっ」
「…僕達はそういう指南本とか読んだだけだよ。君を気持ちよくさせたかったから」
「そんな本あるの?」
「あるよ。基本応用、なんでもござれだ」

下着の中に指を入れるとクチュっと水音が静かな倉庫に響いた。
「フィース、ダメだよ」
「どうして、そのままだと身体が辛いのはガードルートだよ」
「ん、ああっ、きもちい」
「体を任せて、ガードルート。君の気持ち良い声が聞きたい」
「フィース、ううんっいやっ」
谷間に指が入ってきた。
「ん、本当にすごく、狭いんだな。1本でも押し返されるや」
「フィース」
間近な爽やかな美形を睨め付ける。ふふ、と口角を上げて笑う。

「君を良くするだけにするよ。ガードルート」
指をいきなり激しく動かし出した。
「きゃっ、もう、フィース」
「いく時は言うんだよ、ガードルート」
「あ、あああ、」
「こんなに可愛い君を前にして、我慢するのは拷問に近いな」
「ん、いくっ、あああ」
フィースは指を止めてちゅっちゅと頬に軽いキスをした。
「可愛かった。ガードルート」
「も、もうっ。こんなところで。もう絶対ダメだからね」
「わかってるよ。ごめん」
ギュッとまた私を抱きしめてすこし笑った。
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