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60 in the forest★(2)
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ロミオがさっきの触手を持つ植物について説明していると、ミルドレッドの目がとろんとして熱っぽく潤んできた。
見る間にはしたなく足を開き、自分から誘いかけるように動いた。さっき自分で着たはずのシャツを開いてふるりとした乳房がまろび出て、その光景を見たロミオが音を立てて喉を鳴らした。
「ああ、身体が熱いの……とけそう」
細い指を縦筋に這わせて、襞を左右に開いた。そこに見える赤い熟れた果実のようなものに、ロミオの目は吸い寄せられた。顔は赤くなって、股間にはもう既に膨らみが出来ている。
「ミルドレッド……ちょ……ちょっと待って。君はさっきの植物の媚薬成分に、やられてるだけだから……」
「熱い……して……しないの?」
狼狽えたロミオが自分に何もしてくれないと思ったのか、ミルドレッドは指を自分の中へと挿れた。くちゅくちゅと水音が立って、ロミオが癒しの魔法をかけてくれたせいか、ひりついた痛みも全くなくしとどに溢れる愛液が敷布の上に垂れ落ちる。
「んっ……んんっ……もっと……もっと欲しいの……」
じっと自分を見つめて求められるのに、耐えきれなくなったのか。ロミオは下衣を一気に引き下ろした。そこにある凶悪にも見える肉棒に、ミルドレッドは嬉しそうに微笑む。
「ロミオ。挿れてっ……早くっ……早くぅ」
切なげにも聞こえる声音で呼ばれ、誘うように腰は揺れて、顔を赤くしていた彼は我慢することをもうやめた。
「嘘だろ……君みたいな聖女が、外でこんなに乱れるなんて……媚薬は微量のはずだし、長くは保たない。落ち着くまで、そう。落ち着くまで……」
ぶつぶつと言い聞かせるように彼は呟いて、彼女が自ら開いていた足を押し開いてその場所に挿り込んだ。先ほどの粘液のおかげか何の抵抗もなく、奥の奥まで突き刺さり、悦ぶように内部がぎちぎちと締め上げた。
ロミオは息を呑んで、ぎゅうっと目の前の柔らかな体を抱いた。もう完全に粘液の媚薬効果が効いてしまっているのか、いつものミルドレッドではあり得ないくらいに発情している。
「ああんっ……してっ……早く……動いて」
通常では味わえぬ過ぎた快感に、もう完全に自制が利かなくなっているのかミルドレッドは自ら腰を動かした。
「ふっ……ああっ……ミルドレッド……」
ロミオは清廉な聖女でもあるうら若き乙女の痴態に、凶暴なまでに湧き上がる欲望を我慢できなくなったのか。ゆっくりと、抽送を速めていった。森の中に肉を叩く卑猥な音が響いて、合間にもう恥じらうことなど忘れてしまったミルドレッドの甘い声があがる。
「あんっ……あっ……もっとっ……もっとっ……ああっ」
「っ……はあっ……いくよ……」
先ほどまでとは比較にならぬ程に速度を早めて、ロミオは奥で熱を放った。それでもとゆるゆると自ら腰を揺らしてせがむような目の前の恋人の潤んだ目に見つめられ、さっき力をなくしてしまったはずの大きなものが硬さを取り戻すのは瞬く間だった。
見る間にはしたなく足を開き、自分から誘いかけるように動いた。さっき自分で着たはずのシャツを開いてふるりとした乳房がまろび出て、その光景を見たロミオが音を立てて喉を鳴らした。
「ああ、身体が熱いの……とけそう」
細い指を縦筋に這わせて、襞を左右に開いた。そこに見える赤い熟れた果実のようなものに、ロミオの目は吸い寄せられた。顔は赤くなって、股間にはもう既に膨らみが出来ている。
「ミルドレッド……ちょ……ちょっと待って。君はさっきの植物の媚薬成分に、やられてるだけだから……」
「熱い……して……しないの?」
狼狽えたロミオが自分に何もしてくれないと思ったのか、ミルドレッドは指を自分の中へと挿れた。くちゅくちゅと水音が立って、ロミオが癒しの魔法をかけてくれたせいか、ひりついた痛みも全くなくしとどに溢れる愛液が敷布の上に垂れ落ちる。
「んっ……んんっ……もっと……もっと欲しいの……」
じっと自分を見つめて求められるのに、耐えきれなくなったのか。ロミオは下衣を一気に引き下ろした。そこにある凶悪にも見える肉棒に、ミルドレッドは嬉しそうに微笑む。
「ロミオ。挿れてっ……早くっ……早くぅ」
切なげにも聞こえる声音で呼ばれ、誘うように腰は揺れて、顔を赤くしていた彼は我慢することをもうやめた。
「嘘だろ……君みたいな聖女が、外でこんなに乱れるなんて……媚薬は微量のはずだし、長くは保たない。落ち着くまで、そう。落ち着くまで……」
ぶつぶつと言い聞かせるように彼は呟いて、彼女が自ら開いていた足を押し開いてその場所に挿り込んだ。先ほどの粘液のおかげか何の抵抗もなく、奥の奥まで突き刺さり、悦ぶように内部がぎちぎちと締め上げた。
ロミオは息を呑んで、ぎゅうっと目の前の柔らかな体を抱いた。もう完全に粘液の媚薬効果が効いてしまっているのか、いつものミルドレッドではあり得ないくらいに発情している。
「ああんっ……してっ……早く……動いて」
通常では味わえぬ過ぎた快感に、もう完全に自制が利かなくなっているのかミルドレッドは自ら腰を動かした。
「ふっ……ああっ……ミルドレッド……」
ロミオは清廉な聖女でもあるうら若き乙女の痴態に、凶暴なまでに湧き上がる欲望を我慢できなくなったのか。ゆっくりと、抽送を速めていった。森の中に肉を叩く卑猥な音が響いて、合間にもう恥じらうことなど忘れてしまったミルドレッドの甘い声があがる。
「あんっ……あっ……もっとっ……もっとっ……ああっ」
「っ……はあっ……いくよ……」
先ほどまでとは比較にならぬ程に速度を早めて、ロミオは奥で熱を放った。それでもとゆるゆると自ら腰を揺らしてせがむような目の前の恋人の潤んだ目に見つめられ、さっき力をなくしてしまったはずの大きなものが硬さを取り戻すのは瞬く間だった。
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