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11 口外禁止②
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◇◆◇
ルシアが予想していた通り彼女が城門から入城し庭園へと向かえば、金属製の兜を被った男性がすぐに現れた。
「こんにちは……」
彼女が遠慮がちに挨拶をすれば、彼は声を出さずに頷き、ルシアは思わず笑いそうになってしまった。
(……育ちが良いから、私の挨拶を無視出来なかったのね。可愛い)
今思い出してみると、ルシアがカミーユへ恋文を装い手紙を渡そうと何度も迫ったが、冷たく対応はするものの、絶対に無視はしなかった。
こうして顔を隠していれば、ルシアが自分が誰かわからなくなるだろうと思っていることだってそうだ。
王族ほどの世間知らずでなければ、どうしてこれをしようと思いつき実行しようと思うだろうか。
やはり、これはカミーユだとルシアはそう思った。
彼はゆっくりとルシアが座っている場所まで歩き、彼女に一枚の白い紙を見せた。
そこに書かれていた短い文章を読み、ルシアは驚いた。
「何故、泣いていたのか? ……ですか? あ。私が?」
彼は頷いて、ルシアの隣に遠慮のない様子で腰掛けた。
だというのに、彼はルシアが自分をまっすぐ見ていることに気がつき、狼狽えているようだった。それも、特に彼女に嫌悪を感じている訳でもないようだ。
それを見て、ルシアは不思議だった。
(……どうして? シャンペル卿が言っていた通り、カミーユ殿下は女嫌いなのではないの?)
もし、本当に女嫌いだと言うのならば、ルシアの隣に座り、しかもこんなに近づいたりもしないだろう。
「……あの時は、カミーユ殿下にお会いする方法がなくなってしまって……どうすれば良いかと思い、ただ悲しかったんです」
彼は紙にある『?』と書かれた疑問符を指差した。それは何故思ったのだと言いたいのだろう。
(やっぱり……この人、カミーユ殿下本人だよね……?)
ルシアはやはり、彼はカミーユ本人だと確信した。それに、カミーユが何故、こんなことをしているかと言うことも気になった。
顔を隠して話さずとも良いと思うのに。
「シャンペル卿から、カミーユ殿下が私への態度で兄王太子様から叱責されたとお聞きしたんです。それに、殿下は女嫌いだから迷惑しているだろうと……実は私はただ、仕事の話をしたかっただけなんですけど……」
彼は沈黙したままだ。兜の中にある目は、ルシアと視線を合わせていた。
「どうして……こんな風に、私の前へ現れたんですか? カミーユ殿下」
確信を込めてそう言ったルシアに、彼は一拍置いて兜を脱ぎ捨てた。
「君は本当に、諦めないんだな。何故なんだ」
やはり兜を被って顔を隠していたのは、ルシアの思っていた通りカミーユだった。美しい銀髪がこぼれて明るい陽光を弾き、端正な顔は真面目な表情を崩さない。
王族の彼がここに居ると言うことは、常に傍に居る護衛騎士たちも周辺に居るのだろう。
「……諦めるという決断をするよりも、次の手を考える方が楽な方なのです」
(やっぱり……カミーユ殿下だった)
「それにしても、必死さが異常だ。君の出した輸送方法の効率化についての提案書を見た。素晴らしかった。試算に使った我が軍のここ数年の数字は、何処から手に入れた?」
「王立図書館です。殿下。非公開と定められた情報以外は、ウィスタリア王国では図書館で調べることが出来ます」
王族であるカミーユがそんな数字を知りたいと言えば、文官がすぐに関連書類を持ってくるだろうし、それは彼に必要のない知識なのだろうとルシアは冷静に思った。
「そうか。俺自身はあれを採用しても良いと思ってはいる……だが、それには一定の時間が掛かる。それでも良いと言うのなら、待っていてくれ」
カミーユは事務的に淡々とそう言い、ルシアは彼の言葉を、すぐには理解することが出来なかった。
あまりにも突然で、そして、それはルシアが願ってやまなかった言葉だったからだ。
(なんて、言ったの? 嘘でしょう?)
「……本当……ですか?」
すぐには信じられなくて聞き返したルシアの声に、カミーユは顔を顰めて頷いた。
「ここで、君にそのような嘘をついてどうする。王軍は俺の管轄だ。権限は俺にある。だが、ある問題が解決するまでは採用する訳にはいかない。だから、それまでは待っていて欲しいとしか言えない」
「ああっ……」
ルシアは両手を顔に当てて、喜びに感極まり涙を流した。
(良かった……! こうしてカミーユ殿下に採用されたならば、お父様も文句を言えないはず……時が来たら、マーティン叔父様に一番に連絡して……)
泣いてしまったルシアにカミーユは無言で手を伸ばし、彼は彼女の顎を持った。
(……えっ?)
ルシアが何かを思う隙もなく、カミーユの顔は間近にまで近づいて唇が重なった。
触れるだけの口付けを交わし、すぐに離れたカミーユに、動揺していたルシアは心に浮かんだことをそのまま聞いた。
「で、殿下? どうして」
「……俺とここで会ったことは、誰にも言うな。絶対に……誰にも言わないでくれ」
真剣な眼差しでそう言ったカミーユに、ルシアは喉を鳴らした。
(どういうこと……? 私と会っていることを知られたくないと言うこと?)
「何故ですか? ……先ほどの問題と、関係はありますか?」
カミーユはルシアの案を採用するためには、先に解決すべき問題があると言った。そう思って聞いたのだが、カミーユは『氷の王子』と呼ばれるのに相応しく冷たく非情な表情を浮かべルシアに言った。
「理由は聞くな。これは、命令だ……明日もこの場所に来い。良いな?」
何度も頷いたルシアを確認し、カミーユは庭園から去って行った。
ルシアが予想していた通り彼女が城門から入城し庭園へと向かえば、金属製の兜を被った男性がすぐに現れた。
「こんにちは……」
彼女が遠慮がちに挨拶をすれば、彼は声を出さずに頷き、ルシアは思わず笑いそうになってしまった。
(……育ちが良いから、私の挨拶を無視出来なかったのね。可愛い)
今思い出してみると、ルシアがカミーユへ恋文を装い手紙を渡そうと何度も迫ったが、冷たく対応はするものの、絶対に無視はしなかった。
こうして顔を隠していれば、ルシアが自分が誰かわからなくなるだろうと思っていることだってそうだ。
王族ほどの世間知らずでなければ、どうしてこれをしようと思いつき実行しようと思うだろうか。
やはり、これはカミーユだとルシアはそう思った。
彼はゆっくりとルシアが座っている場所まで歩き、彼女に一枚の白い紙を見せた。
そこに書かれていた短い文章を読み、ルシアは驚いた。
「何故、泣いていたのか? ……ですか? あ。私が?」
彼は頷いて、ルシアの隣に遠慮のない様子で腰掛けた。
だというのに、彼はルシアが自分をまっすぐ見ていることに気がつき、狼狽えているようだった。それも、特に彼女に嫌悪を感じている訳でもないようだ。
それを見て、ルシアは不思議だった。
(……どうして? シャンペル卿が言っていた通り、カミーユ殿下は女嫌いなのではないの?)
もし、本当に女嫌いだと言うのならば、ルシアの隣に座り、しかもこんなに近づいたりもしないだろう。
「……あの時は、カミーユ殿下にお会いする方法がなくなってしまって……どうすれば良いかと思い、ただ悲しかったんです」
彼は紙にある『?』と書かれた疑問符を指差した。それは何故思ったのだと言いたいのだろう。
(やっぱり……この人、カミーユ殿下本人だよね……?)
ルシアはやはり、彼はカミーユ本人だと確信した。それに、カミーユが何故、こんなことをしているかと言うことも気になった。
顔を隠して話さずとも良いと思うのに。
「シャンペル卿から、カミーユ殿下が私への態度で兄王太子様から叱責されたとお聞きしたんです。それに、殿下は女嫌いだから迷惑しているだろうと……実は私はただ、仕事の話をしたかっただけなんですけど……」
彼は沈黙したままだ。兜の中にある目は、ルシアと視線を合わせていた。
「どうして……こんな風に、私の前へ現れたんですか? カミーユ殿下」
確信を込めてそう言ったルシアに、彼は一拍置いて兜を脱ぎ捨てた。
「君は本当に、諦めないんだな。何故なんだ」
やはり兜を被って顔を隠していたのは、ルシアの思っていた通りカミーユだった。美しい銀髪がこぼれて明るい陽光を弾き、端正な顔は真面目な表情を崩さない。
王族の彼がここに居ると言うことは、常に傍に居る護衛騎士たちも周辺に居るのだろう。
「……諦めるという決断をするよりも、次の手を考える方が楽な方なのです」
(やっぱり……カミーユ殿下だった)
「それにしても、必死さが異常だ。君の出した輸送方法の効率化についての提案書を見た。素晴らしかった。試算に使った我が軍のここ数年の数字は、何処から手に入れた?」
「王立図書館です。殿下。非公開と定められた情報以外は、ウィスタリア王国では図書館で調べることが出来ます」
王族であるカミーユがそんな数字を知りたいと言えば、文官がすぐに関連書類を持ってくるだろうし、それは彼に必要のない知識なのだろうとルシアは冷静に思った。
「そうか。俺自身はあれを採用しても良いと思ってはいる……だが、それには一定の時間が掛かる。それでも良いと言うのなら、待っていてくれ」
カミーユは事務的に淡々とそう言い、ルシアは彼の言葉を、すぐには理解することが出来なかった。
あまりにも突然で、そして、それはルシアが願ってやまなかった言葉だったからだ。
(なんて、言ったの? 嘘でしょう?)
「……本当……ですか?」
すぐには信じられなくて聞き返したルシアの声に、カミーユは顔を顰めて頷いた。
「ここで、君にそのような嘘をついてどうする。王軍は俺の管轄だ。権限は俺にある。だが、ある問題が解決するまでは採用する訳にはいかない。だから、それまでは待っていて欲しいとしか言えない」
「ああっ……」
ルシアは両手を顔に当てて、喜びに感極まり涙を流した。
(良かった……! こうしてカミーユ殿下に採用されたならば、お父様も文句を言えないはず……時が来たら、マーティン叔父様に一番に連絡して……)
泣いてしまったルシアにカミーユは無言で手を伸ばし、彼は彼女の顎を持った。
(……えっ?)
ルシアが何かを思う隙もなく、カミーユの顔は間近にまで近づいて唇が重なった。
触れるだけの口付けを交わし、すぐに離れたカミーユに、動揺していたルシアは心に浮かんだことをそのまま聞いた。
「で、殿下? どうして」
「……俺とここで会ったことは、誰にも言うな。絶対に……誰にも言わないでくれ」
真剣な眼差しでそう言ったカミーユに、ルシアは喉を鳴らした。
(どういうこと……? 私と会っていることを知られたくないと言うこと?)
「何故ですか? ……先ほどの問題と、関係はありますか?」
カミーユはルシアの案を採用するためには、先に解決すべき問題があると言った。そう思って聞いたのだが、カミーユは『氷の王子』と呼ばれるのに相応しく冷たく非情な表情を浮かべルシアに言った。
「理由は聞くな。これは、命令だ……明日もこの場所に来い。良いな?」
何度も頷いたルシアを確認し、カミーユは庭園から去って行った。
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