20 / 50
本編
(20)可愛いものに感謝
しおりを挟むえっ!?
レベルが1上がったって!?マジで!!
私の頭の上で、クルクル回ってる白アルパカを見てたら
またアルパカ神の声が聞こえてきて
『おめでとうリイア、レベルが上がったね。言ってたでしょ 神 の事を敬うとレベルが上がるって、普通ならレベルを一つずつ上げるには、神官や巫女は神への祈りを100回以上したり、人々を襲う魔物や悪霊を退治しないとレベルが上がらないんだけど、リイアは特別に今だけ僕への好感度でレベルがサクサク上がるようにしてるよ。そして、君達の精霊になったアルパカ君がリイアとレイアのレベルアップのお知らせとステータスを教えくれるからさ、じゃ今度こそバイバーイ♪』
そう言ってアルパカ神は去り
隣にいたレーアが私に話しかけてきたーー
「ねえさま、神さまと夢の中で会ってたんだね。けどレーアが来たときは元気がなかったから心配したけど、精霊ちゃんが来て元気になったみたいで良かった」
そうだ、私はアルパカ神にレベル0と言われた時は呆然とした後すぐに怒り狂っていたが本当は心の底では物凄い絶望を感じていたのだーー
けど、今は絶望を感じない、だってそれは
「違うよ。レーアが来てくれたから、わたしは元気になったんだよ。そして、私の夢に来たレイアを見て神さまが私達に精霊を授けてるって言ってくれたんだよ。それも、レーアのおかげだよ。ありがとう」
「ほんと、ねえさま わたしが来て元気になったの?」
「うん。レーア」ニコリと私が笑顔になると
レイアも嬉しそうに笑ってくれた。
そうだよ、レーアが夢に来てくれなかったら
精霊を神様から授けて貰えず、神への敬う気持ちは絶対わかなかったはずだ。それと巫女のレベルアップの仕方もさっきで分かったし、これからもレベルをドンドン上げてやるぞーーーーーーー!
◇
チュピチュピ、ピッチュールと可愛い小鳥の鳴き声で目が覚めました。
隣を見ると寝ているレーアが、そして、私とレイアの顔の間には、小さい白黒アルパカが2匹くっついて寝ている姿が
(かわいい!!ぐふっ鼻血が出そうだ。モコモコと天使が一緒に寝てる。眼福や!)
私が見悶えてるとレーアが動きだし、目を開くと私の顔をみて
「ふあ~ねえさま、おはよう」と挨拶をする。
そして、一緒に寝ていたモコモコ達も起き出した。
白アルパカが「アル~」と鳴くと黒アルパカも「パカー」と鳴き私達の顔を見て2匹は、「「アルアル、パカパカ♪」」一緒に鳴くとアルパカ達と私達の頭の上にボッフンと煙と音と共に何かが出てきた。
四角い板みたいな物がアルパカ達の前に降りてきたのを
私達に向けて見せてきた。
そこには、文字が浮かびあがって
『おはよう、リイアとレーア♪君たちの精霊だよ。よろしくね』
昔見たテレビのフリップボードみたいだった。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
五年目の浮気、七年目の破局。その後のわたし。
あとさん♪
恋愛
大恋愛での結婚後、まるまる七年経った某日。
夫は愛人を連れて帰宅した。(その愛人は妊娠中)
笑顔で愛人をわたしに紹介する夫。
え。この人、こんな人だったの(愕然)
やだやだ、気持ち悪い。離婚一択!
※全15話。完結保証。
※『愚かな夫とそれを見限る妻』というコンセプトで書いた第四弾。
今回の夫婦は子無し。騎士爵(ほぼ平民)。
第一弾『妻の死を人伝てに聞きました。』
第二弾『そういうとこだぞ』
第三弾『妻の死で思い知らされました。』
それぞれ因果関係のない独立したお話です。合わせてお楽しみくださると一興かと。
※この話は小説家になろうにも投稿しています。
※2024.03.28 15話冒頭部分を加筆修正しました。
[完結]私はドラゴンの番らしい
シマ
恋愛
私、オリビア15歳。子供頃から魔力が強かったけど、調べたらドラゴンの番だった。
だけど、肝心のドラゴンに会えないので、ドラゴン(未来の旦那様)を探しに行こう!て思ってたのに
貴方達誰ですか?彼女を虐めた?知りませんよ。学園に通ってませんから。
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
(完結)その女は誰ですか?ーーあなたの婚約者はこの私ですが・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はシーグ侯爵家のイルヤ。ビドは私の婚約者でとても真面目で純粋な人よ。でも、隣国に留学している彼に会いに行った私はそこで思いがけない光景に出くわす。
なんとそこには私を名乗る女がいたの。これってどういうこと?
婚約者の裏切りにざまぁします。コメディ風味。
※この小説は独自の世界観で書いておりますので一切史実には基づきません。
※ゆるふわ設定のご都合主義です。
※元サヤはありません。
(完結)お姉様を選んだことを今更後悔しても遅いです!
青空一夏
恋愛
私はブロッサム・ビアス。ビアス候爵家の次女で、私の婚約者はフロイド・ターナー伯爵令息だった。結婚式を一ヶ月後に控え、私は仕上がってきたドレスをお父様達に見せていた。
すると、お母様達は思いがけない言葉を口にする。
「まぁ、素敵! そのドレスはお腹周りをカバーできて良いわね。コーデリアにぴったりよ」
「まだ、コーデリアのお腹は目立たないが、それなら大丈夫だろう」
なぜ、お姉様の名前がでてくるの?
なんと、お姉様は私の婚約者の子供を妊娠していると言い出して、フロイドは私に婚約破棄をつきつけたのだった。
※タグの追加や変更あるかもしれません。
※因果応報的ざまぁのはず。
※作者独自の世界のゆるふわ設定。
※過去作のリメイク版です。過去作品は非公開にしました。
※表紙は作者作成AIイラスト。ブロッサムのイメージイラストです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる