66 / 122
こっちが本編
爵位を貰ったぞ!
しおりを挟む
「はぁ……」
今気分が最低値まで落ちている
なんでかって?王様に呼び出されたんだよ!
なんかしたか?してないしてない…多分
「準備が整いましたのでご案内させていただきます」
入って来たのは王様付きのメイドさん
「あ、はい」
うわぁ~王様に会うんだ…何言われるか…
と思いながら通されたのは…
「またこの部屋か…」
いつもの場所なーんにも変わってない場所
「よく来たな」
いつものように声をかける王城
「はっ、ご用とは何でございましょうか」
玉座にどっしりと構える姿は、前世の絵本で見た閻魔大王みたい
「うむ、この前の戦いは見事だったと耳に入ってな」
あーあれか、あの酔って暴れたやつ…
ってんなこと言ってはいけない!
「はい、お褒めに預かり光栄でございます」
「うむ、それでだな…お前に爵位と屋敷をさずけようと思ってな」
は?今屋敷って言った?うん?爵位とも言ったねぇ…
「………」
「沈黙は了承とする。それでだな、どの地区が欲しいか言うてみよ」
「地区…?もしかして地区ごとですか!?」
「それがどうした?」
いやいやいや、当たり前にいうけどね?それってね?領主になれってことだよね?
ちらっと顔を見るとニヤニヤしてる
絶対面白がってるよね…
むう……それは置いといてだな、どうせ地区まで貰えるのならあの地区が欲しいな
「……3番地区を貰えませんでしょうか」
「!!3番地区だと!?あそこは孤児街だぞ!」
孤児街…それはたくさんの子供が集まり、集団で暮らしている場所だ
「はい、3番地区の治安が問題になっていて、この間見に行ったのです…するとあちらこちらに子供が横たわっていて…心が痛んだのです」
バーストさんたちと見に行ったんだよね…あれは酷かったなぁ
道に子供たちが寝ていて、足の踏み場もなかった
しばらく進むと、屋敷があって…中に入ると見違えるように綺麗な場所だった
タリスにはそれが許せなかったのだ
「……お前の事だ何か考えがあるのだろう…よし!3番地区をお前にやろう!」
「ありがとうございます」
「私は手続きがあるからな、もう戻っていいぞ」
「はっ!」
ゆっくりと立ち上がり、部屋を出ると一目散に訓練場へと向かった
途中、誰かに声をかけられたがタリスには聞こえていなかった
「おーい、アランくーん!」
「何ですかー?隊長」
大声で呼ぶと、アランは小走りでやってくる
「あのね……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい、シューリョー!
はいはーい、今回もミニイベントやるべ!
タリス君の爵位と、名前だよ~
タリス・〇〇〇・〇〇〇〇
的な感じで欲しいな
あ、必ずも丸の数とは限られてないよ
長い名前でも、かっこいい名前でもいいから、欲しいなぁ~…
募集終了時間
本日、午後7時半まで!
お願いしまーす!
今気分が最低値まで落ちている
なんでかって?王様に呼び出されたんだよ!
なんかしたか?してないしてない…多分
「準備が整いましたのでご案内させていただきます」
入って来たのは王様付きのメイドさん
「あ、はい」
うわぁ~王様に会うんだ…何言われるか…
と思いながら通されたのは…
「またこの部屋か…」
いつもの場所なーんにも変わってない場所
「よく来たな」
いつものように声をかける王城
「はっ、ご用とは何でございましょうか」
玉座にどっしりと構える姿は、前世の絵本で見た閻魔大王みたい
「うむ、この前の戦いは見事だったと耳に入ってな」
あーあれか、あの酔って暴れたやつ…
ってんなこと言ってはいけない!
「はい、お褒めに預かり光栄でございます」
「うむ、それでだな…お前に爵位と屋敷をさずけようと思ってな」
は?今屋敷って言った?うん?爵位とも言ったねぇ…
「………」
「沈黙は了承とする。それでだな、どの地区が欲しいか言うてみよ」
「地区…?もしかして地区ごとですか!?」
「それがどうした?」
いやいやいや、当たり前にいうけどね?それってね?領主になれってことだよね?
ちらっと顔を見るとニヤニヤしてる
絶対面白がってるよね…
むう……それは置いといてだな、どうせ地区まで貰えるのならあの地区が欲しいな
「……3番地区を貰えませんでしょうか」
「!!3番地区だと!?あそこは孤児街だぞ!」
孤児街…それはたくさんの子供が集まり、集団で暮らしている場所だ
「はい、3番地区の治安が問題になっていて、この間見に行ったのです…するとあちらこちらに子供が横たわっていて…心が痛んだのです」
バーストさんたちと見に行ったんだよね…あれは酷かったなぁ
道に子供たちが寝ていて、足の踏み場もなかった
しばらく進むと、屋敷があって…中に入ると見違えるように綺麗な場所だった
タリスにはそれが許せなかったのだ
「……お前の事だ何か考えがあるのだろう…よし!3番地区をお前にやろう!」
「ありがとうございます」
「私は手続きがあるからな、もう戻っていいぞ」
「はっ!」
ゆっくりと立ち上がり、部屋を出ると一目散に訓練場へと向かった
途中、誰かに声をかけられたがタリスには聞こえていなかった
「おーい、アランくーん!」
「何ですかー?隊長」
大声で呼ぶと、アランは小走りでやってくる
「あのね……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい、シューリョー!
はいはーい、今回もミニイベントやるべ!
タリス君の爵位と、名前だよ~
タリス・〇〇〇・〇〇〇〇
的な感じで欲しいな
あ、必ずも丸の数とは限られてないよ
長い名前でも、かっこいい名前でもいいから、欲しいなぁ~…
募集終了時間
本日、午後7時半まで!
お願いしまーす!
0
お気に入りに追加
1,080
あなたにおすすめの小説
砂糖漬けの日々~元侯爵令嬢は第二王子に溺愛されてます~
棗
恋愛
魔界の第二王子ヨハンの妃となった侯爵令嬢エウフェミア。
母が死んですぐに後妻と異母妹を迎え入れた父から、異母妹最優先の生活を強いられる。父から冷遇され続け、肩身の狭い生活を過ごす事一年……。
魔王の息子の権力を最大限使用してヨハンがエウフェミアを侯爵家から引き剥がした。
母や使用人達にしか愛情を得られなかった令嬢が砂糖のように甘い愛を与えられる生活が始まって十年が過ぎた時のこと。
定期的に開かれる夜会に第二王子妃として出席すると――そこには元家族がいました。
村八分にしておいて、私が公爵令嬢だったからと手の平を返すなんて許せません。
木山楽斗
恋愛
父親がいないことによって、エルーシャは村の人達から迫害を受けていた。
彼らは、エルーシャが取ってきた食べ物を奪ったり、村で起こった事件の犯人を彼女だと決めつけてくる。そんな彼らに、エルーシャは辟易としていた。
ある日いつものように責められていた彼女は、村にやって来た一人の人間に助けられた。
その人物とは、公爵令息であるアルディス・アルカルドである。彼はエルーシャの状態から彼女が迫害されていることに気付き、手を差し伸べてくれたのだ。
そんなアルディスは、とある目的のために村にやって来ていた。
彼は亡き父の隠し子を探しに来ていたのである。
紆余曲折あって、その隠し子はエルーシャであることが判明した。
すると村の人達は、その態度を一変させた。エルーシャに、媚を売るような態度になったのである。
しかし、今更手の平を返されても遅かった。様々な迫害を受けてきたエルーシャにとって、既に村の人達は許せない存在になっていたのだ。
え?私、悪役令嬢だったんですか?まったく知りませんでした。
ゆずこしょう
恋愛
貴族院を歩いていると最近、遠くからひそひそ話す声が聞こえる。
ーーー「あの方が、まさか教科書を隠すなんて...」
ーーー「あの方が、ドロシー様のドレスを切り裂いたそうよ。」
ーーー「あの方が、足を引っかけたんですって。」
聞こえてくる声は今日もあの方のお話。
「あの方は今日も暇なのねぇ」そう思いながら今日も勉学、執務をこなすパトリシア・ジェード(16)
自分が噂のネタになっているなんてことは全く気付かず今日もいつも通りの生活をおくる。
妹ばかりを贔屓し溺愛する婚約者にウンザリなので、わたしも辺境の大公様と婚約しちゃいます
新世界のウサギさん
恋愛
わたし、リエナは今日婚約者であるローウェンとデートをする予定だった。
ところが、いつになっても彼が現れる気配は無く、待ちぼうけを喰らう羽目になる。
「私はレイナが好きなんだ!」
それなりの誠実さが売りだった彼は突如としてわたしを捨て、妹のレイナにぞっこんになっていく。
こうなったら仕方ないので、わたしも前から繋がりがあった大公様と付き合うことにします!
(完結)王家の血筋の令嬢は路上で孤児のように倒れる
青空一夏
恋愛
父親が亡くなってから実の母と妹に虐げられてきた主人公。冬の雪が舞い落ちる日に、仕事を探してこいと言われて当てもなく歩き回るうちに路上に倒れてしまう。そこから、はじめる意外な展開。
ハッピーエンド。ショートショートなので、あまり入り組んでいない設定です。ご都合主義。
Hotランキング21位(10/28 60,362pt 12:18時点)
婚約者と親友に裏切られたので、大声で叫んでみました
鈴宮(すずみや)
恋愛
公爵令嬢ポラリスはある日、婚約者である王太子シリウスと、親友スピカの浮気現場を目撃してしまう。信じていた二人からの裏切りにショックを受け、その場から逃げ出すポラリス。思いの丈を叫んでいると、その現場をクラスメイトで留学生のバベルに目撃されてしまった。
その後、開き直ったように、人前でイチャイチャするようになったシリウスとスピカ。当然、婚約は破棄されるものと思っていたポラリスだったが、シリウスが口にしたのはあまりにも身勝手な要求だった――――。
天才と呼ばれた彼女は無理矢理入れられた後宮で、怠惰な生活を極めようとする
カエデネコ
恋愛
※カクヨムの方にも載せてあります。サブストーリーなども書いていますので、よかったら、お越しくださいm(_ _)m
リアンは有名私塾に通い、天才と名高い少女であった。しかしある日突然、陛下の花嫁探しに白羽の矢が立ち、有無を言わさず後宮へ入れられてしまう。
王妃候補なんてなりたくない。やる気ゼロの彼女は後宮の部屋へ引きこもり、怠惰に暮らすためにその能力を使うことにした。
幼馴染の公爵令嬢が、私の婚約者を狙っていたので、流れに身を任せてみる事にした。
完菜
恋愛
公爵令嬢のアンジェラは、自分の婚約者が大嫌いだった。アンジェラの婚約者は、エール王国の第二王子、アレックス・モーリア・エール。彼は、誰からも愛される美貌の持ち主。何度、アンジェラは、婚約を羨ましがられたかわからない。でもアンジェラ自身は、5歳の時に婚約してから一度も嬉しいなんて思った事はない。アンジェラの唯一の幼馴染、公爵令嬢エリーもアンジェラの婚約者を羨ましがったうちの一人。アンジェラが、何度この婚約が良いものではないと説明しても信じて貰えなかった。アンジェラ、エリー、アレックス、この三人が貴族学園に通い始めると同時に、物語は動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる