70 / 228
第二部 第二章
65 エレナと隣国の王女様
しおりを挟む
もう晩餐会に参加するための準備をしないといけない時間だ。
参加予定のないわたしはハーブティーを飲みながらお兄様達の準備を眺める。
殿下はあまり多くの従者を連れ回ったりしていないから、できることは自分でされる。
今もウェードが上着を持って後ろに控えているけれど、自分のボタンは自分でしめ、付けた胸飾りが曲がってないかお兄様とお互いに確認して、お兄様がふざけて殿下の胸飾りを斜めにしてみたり、それをランス様が呆れた顔して直したり、上着を着た時にお兄様の髪の毛が乱れたのに気がついた殿下が撫でつけるふりしてさっきの仕返しとばかりに余計に乱れさせたり、それをランス様が呆れた顔して直したり……
えっ。なにここ。
楽園なの?
これが日常なの?
永遠に見てられるんだけど。
お茶が進む。
「ねぇ、ウェード。おかわりちょうだい」
メリーに頼む気分で気軽に声をかけてウェードに冷ややかな視線を向けられる。
やってしまった。
ウェードはあくまでも殿下の侍従だ。
主人である殿下のお着替えについてウェードのする事はほとんどないとはいえ、いまお茶を入れてもらおうなんてもってのほかだ。
なにを言っても取り繕える気がしない。
黙るしかない……
「ウェード、私とエレナに新しいお茶を入れてもらえないか」
重苦しい雰囲気に気がついてくれたのか、着替えを終えた殿下が私の隣の席に腰を下ろして、ウェードに指示を出す。
ウェードは何事もなかったように殿下とわたしの前に新しいお茶を出した。
一口飲むとミントと柑橘の清廉な香りが通り抜ける。
昼間の軍服みたいな正装も凛々しい王子様って感じで素敵だったけど、夜会の為に着飾った盛装は甘い雰囲気で、本当の本当におとぎ話の王子様みたい。
……お兄様があつらえたばかりの長上着も素敵だったけど、殿下のお召になっている象牙色の天鵞絨に金糸刺繍のジュストコールと胴着のセットアップは繊細な刺繍がふんだんに施されていて、見ているだけでうっとりする。
「……ふぅ。さすが王室お抱えの針子が刺す刺繍は丁寧で細やかだわ。糸は一本取りだし、ロングステッチなのに私のショートステッチくらいの幅よ?」
「そうだね。エレナ。素敵な刺繍だけど周りから見るとレディらしからぬ振る舞いだから離れた方がいいと思うよ?」
お兄様に言われてハッとする。
豪奢な刺繍に目を奪われて、つい殿下の下腹部に顔を近づけていた。
殿下はものすごーく気まずそうに顔を逸らして眉間を摘んでいる。
良くない! エレナ、これは良くないわ!
「ごめんなさい」
素直に謝って顔を離そうとした瞬間、ジレについている刺繍の入ったくるみボタンがひとつだけ違うのに目が止まる。
「ジレのくるみボタン、一つだけ違うわ」
「えっ。違う? ……全部同じにしか見えないじゃないか」
お兄様はそう言って、わたしと反対側の殿下の隣に座って殿下のジレを覗き込む。
「お兄様。ちゃんと見て? 全然違うわ。ほら、糸の色が少しだけ違うし、他のボタンの刺繍のステッチ幅は均等だけど、一番上のボタンは少し針を刺す幅が不均等だわ」
「……それって、一番上のボタンだけ下手ってこと? 僕にはどれも丁寧に刺繍してるようにしか見えないけど……」
「違うわ。他のボタンは針の運びが均等で丁寧な仕事が職人の矜持を感じるけど、一番上のボタンは丁寧だけど温かみがあって想いを込めて刺しているのが伝わるわ。きっと御守りになる様に願いを込めているのね」
わたしが自慢げに持論を展開するとお兄様の視線がどんどん冷ややかになっていく。
「……エレナの刺繍に対する常軌を逸した情熱はよくわかったよ」
「からかわないで」
「エレナには違いがわかるんだね」
わたしとお兄様の会話を聞いていた殿下がそっとボタンに触れる。
慈しむような優しい笑顔。
ボタンに向けられたその眼差しにチクリと胸が痛む。
そうだ。
王室のお抱えの針子だとしたらみんな職人の矜持を感じる仕事をしてないと不自然だ。
御守りになるような心のこもった刺繍は、王室に勤められるような優秀な針子の仕事として違和感がある。
もしかして、殿下を慕う女性からの贈り物なのかしら……
そして、その女性を殿下は寵愛していたりするの?
エレナは殿下の婚約者なのに、普段の殿下の事をほとんど知らない。
小さい頃に妹のように可愛がって下さったって記憶があるだけ。
「このボタンはね、昔母上が私のために刺繍を入れてくれたものを付け替えてもらったものなんだ。失敗できない大切な場に赴く時にこのボタンが着いた服を着ることで母上が私を護って下さるんだ」
そう言ってボタンに向けた優しい眼差しのまま私を見つめる。
殿下のお母様である王妃様は、殿下が子供の頃亡くなられている。
マザコンな発言も、殿下が言うと亡くなった王妃様の事を本当に大切に思われている事に胸がキュッとする。
「想いを込めて刺した刺繍を、こんなに大切にしてもらえたら、きっと嬉しいわ」
「そうかな」
「えぇ。こないだ殿下が私が刺繍したハンカチを大切に使って下さっていたのを見てわたしはとても嬉しかっもの。きっと王妃様も嬉しいと思うはずだわ」
そう言って笑いかけると、殿下は自分の胸元に手を触れて嬉しそうに笑った。
参加予定のないわたしはハーブティーを飲みながらお兄様達の準備を眺める。
殿下はあまり多くの従者を連れ回ったりしていないから、できることは自分でされる。
今もウェードが上着を持って後ろに控えているけれど、自分のボタンは自分でしめ、付けた胸飾りが曲がってないかお兄様とお互いに確認して、お兄様がふざけて殿下の胸飾りを斜めにしてみたり、それをランス様が呆れた顔して直したり、上着を着た時にお兄様の髪の毛が乱れたのに気がついた殿下が撫でつけるふりしてさっきの仕返しとばかりに余計に乱れさせたり、それをランス様が呆れた顔して直したり……
えっ。なにここ。
楽園なの?
これが日常なの?
永遠に見てられるんだけど。
お茶が進む。
「ねぇ、ウェード。おかわりちょうだい」
メリーに頼む気分で気軽に声をかけてウェードに冷ややかな視線を向けられる。
やってしまった。
ウェードはあくまでも殿下の侍従だ。
主人である殿下のお着替えについてウェードのする事はほとんどないとはいえ、いまお茶を入れてもらおうなんてもってのほかだ。
なにを言っても取り繕える気がしない。
黙るしかない……
「ウェード、私とエレナに新しいお茶を入れてもらえないか」
重苦しい雰囲気に気がついてくれたのか、着替えを終えた殿下が私の隣の席に腰を下ろして、ウェードに指示を出す。
ウェードは何事もなかったように殿下とわたしの前に新しいお茶を出した。
一口飲むとミントと柑橘の清廉な香りが通り抜ける。
昼間の軍服みたいな正装も凛々しい王子様って感じで素敵だったけど、夜会の為に着飾った盛装は甘い雰囲気で、本当の本当におとぎ話の王子様みたい。
……お兄様があつらえたばかりの長上着も素敵だったけど、殿下のお召になっている象牙色の天鵞絨に金糸刺繍のジュストコールと胴着のセットアップは繊細な刺繍がふんだんに施されていて、見ているだけでうっとりする。
「……ふぅ。さすが王室お抱えの針子が刺す刺繍は丁寧で細やかだわ。糸は一本取りだし、ロングステッチなのに私のショートステッチくらいの幅よ?」
「そうだね。エレナ。素敵な刺繍だけど周りから見るとレディらしからぬ振る舞いだから離れた方がいいと思うよ?」
お兄様に言われてハッとする。
豪奢な刺繍に目を奪われて、つい殿下の下腹部に顔を近づけていた。
殿下はものすごーく気まずそうに顔を逸らして眉間を摘んでいる。
良くない! エレナ、これは良くないわ!
「ごめんなさい」
素直に謝って顔を離そうとした瞬間、ジレについている刺繍の入ったくるみボタンがひとつだけ違うのに目が止まる。
「ジレのくるみボタン、一つだけ違うわ」
「えっ。違う? ……全部同じにしか見えないじゃないか」
お兄様はそう言って、わたしと反対側の殿下の隣に座って殿下のジレを覗き込む。
「お兄様。ちゃんと見て? 全然違うわ。ほら、糸の色が少しだけ違うし、他のボタンの刺繍のステッチ幅は均等だけど、一番上のボタンは少し針を刺す幅が不均等だわ」
「……それって、一番上のボタンだけ下手ってこと? 僕にはどれも丁寧に刺繍してるようにしか見えないけど……」
「違うわ。他のボタンは針の運びが均等で丁寧な仕事が職人の矜持を感じるけど、一番上のボタンは丁寧だけど温かみがあって想いを込めて刺しているのが伝わるわ。きっと御守りになる様に願いを込めているのね」
わたしが自慢げに持論を展開するとお兄様の視線がどんどん冷ややかになっていく。
「……エレナの刺繍に対する常軌を逸した情熱はよくわかったよ」
「からかわないで」
「エレナには違いがわかるんだね」
わたしとお兄様の会話を聞いていた殿下がそっとボタンに触れる。
慈しむような優しい笑顔。
ボタンに向けられたその眼差しにチクリと胸が痛む。
そうだ。
王室のお抱えの針子だとしたらみんな職人の矜持を感じる仕事をしてないと不自然だ。
御守りになるような心のこもった刺繍は、王室に勤められるような優秀な針子の仕事として違和感がある。
もしかして、殿下を慕う女性からの贈り物なのかしら……
そして、その女性を殿下は寵愛していたりするの?
エレナは殿下の婚約者なのに、普段の殿下の事をほとんど知らない。
小さい頃に妹のように可愛がって下さったって記憶があるだけ。
「このボタンはね、昔母上が私のために刺繍を入れてくれたものを付け替えてもらったものなんだ。失敗できない大切な場に赴く時にこのボタンが着いた服を着ることで母上が私を護って下さるんだ」
そう言ってボタンに向けた優しい眼差しのまま私を見つめる。
殿下のお母様である王妃様は、殿下が子供の頃亡くなられている。
マザコンな発言も、殿下が言うと亡くなった王妃様の事を本当に大切に思われている事に胸がキュッとする。
「想いを込めて刺した刺繍を、こんなに大切にしてもらえたら、きっと嬉しいわ」
「そうかな」
「えぇ。こないだ殿下が私が刺繍したハンカチを大切に使って下さっていたのを見てわたしはとても嬉しかっもの。きっと王妃様も嬉しいと思うはずだわ」
そう言って笑いかけると、殿下は自分の胸元に手を触れて嬉しそうに笑った。
2
お気に入りに追加
1,110
あなたにおすすめの小説
父の大事な家族は、再婚相手と異母妹のみで、私は元より家族ではなかったようです
珠宮さくら
恋愛
フィロマという国で、母の病を治そうとした1人の少女がいた。母のみならず、その病に苦しむ者は、年々増えていたが、治せる薬はなく、進行を遅らせる薬しかなかった。
その病を色んな本を読んで調べあげた彼女の名前は、ヴァリャ・チャンダ。だが、それで病に効く特効薬が出来上がることになったが、母を救うことは叶わなかった。
そんな彼女が、楽しみにしていたのは隣国のラジェスへの留学だったのだが、そのために必死に貯めていた資金も父に取り上げられ、義母と異母妹の散財のために金を稼げとまで言われてしまう。
そこにヴァリャにとって救世主のように現れた令嬢がいたことで、彼女の人生は一変していくのだが、彼女らしさが消えることはなかった。
今さら後悔しても知りません 婚約者は浮気相手に夢中なようなので消えてさしあげます
神崎 ルナ
恋愛
旧題:長年の婚約者は政略結婚の私より、恋愛結婚をしたい相手がいるようなので、消えてあげようと思います。
【奨励賞頂きましたっ( ゚Д゚) ありがとうございます(人''▽`)】 コッペリア・マドルーク公爵令嬢は、王太子アレンの婚約者として良好な関係を維持してきたと思っていた。
だが、ある時アレンとマリアの会話を聞いてしまう。
「あんな堅苦しい女性は苦手だ。もし許されるのであれば、君を王太子妃にしたかった」
マリア・ダグラス男爵令嬢は下級貴族であり、王太子と婚約などできるはずもない。
(そう。そんなに彼女が良かったの)
長年に渡る王太子妃教育を耐えてきた彼女がそう決意を固めるのも早かった。
何故なら、彼らは将来自分達の子を王に据え、更にはコッペリアに公務を押し付け、自分達だけ遊び惚けていようとしているようだったから。
(私は都合のいい道具なの?)
絶望したコッペリアは毒薬を入手しようと、お忍びでとある店を探す。
侍女達が話していたのはここだろうか?
店に入ると老婆が迎えてくれ、コッペリアに何が入用か、と尋ねてきた。
コッペリアが正直に全て話すと、
「今のあんたにぴったりの物がある」
渡されたのは、小瓶に入った液状の薬。
「体を休める薬だよ。ん? 毒じゃないのかって? まあ、似たようなものだね。これを飲んだらあんたは眠る。ただし」
そこで老婆は言葉を切った。
「目覚めるには条件がある。それを満たすのは並大抵のことじゃ出来ないよ。下手をすれば永遠に眠ることになる。それでもいいのかい?」
コッペリアは深く頷いた。
薬を飲んだコッペリアは眠りについた。
そして――。
アレン王子と向かい合うコッペリア(?)がいた。
「は? 書類の整理を手伝え? お断り致しますわ」
※お読み頂きありがとうございます(人''▽`) hotランキング、全ての小説、恋愛小説ランキングにて1位をいただきました( ゚Д゚)
(2023.2.3)
ありがとうございますっm(__)m ジャンピング土下座×1000000
※お読みくださり有難うございました(人''▽`) 完結しました(^▽^)
大切なあのひとを失ったこと絶対許しません
にいるず
恋愛
公爵令嬢キャスリン・ダイモックは、王太子の思い人の命を脅かした罪状で、毒杯を飲んで死んだ。
はずだった。
目を開けると、いつものベッド。ここは天国?違う?
あれっ、私生きかえったの?しかも若返ってる?
でもどうしてこの世界にあの人はいないの?どうしてみんなあの人の事を覚えていないの?
私だけは、自分を犠牲にして助けてくれたあの人の事を忘れない。絶対に許すものか。こんな原因を作った人たちを。
どう頑張っても死亡ルートしかない悪役令嬢に転生したので、一切頑張らないことにしました
小倉みち
恋愛
7歳の誕生日、突然雷に打たれ、そのショックで前世を思い出した公爵令嬢のレティシア。
前世では夥しいほどの仕事に追われる社畜だった彼女。
唯一の楽しみだった乙女ゲームの新作を発売日当日に買いに行こうとしたその日、交通事故で命を落としたこと。
そして――。
この世界が、その乙女ゲームの設定とそっくりそのままであり、自分自身が悪役令嬢であるレティシアに転生してしまったことを。
この悪役令嬢、自分に関心のない家族を振り向かせるために、死に物狂いで努力し、第一王子の婚約者という地位を勝ち取った。
しかしその第一王子の心がぽっと出の主人公に奪われ、嫉妬に狂い主人公に毒を盛る。
それがバレてしまい、最終的に死刑に処される役となっている。
しかも、第一王子ではなくどの攻略対象ルートでも、必ず主人公を虐め、処刑されてしまう噛ませ犬的キャラクター。
レティシアは考えた。
どれだけ努力をしても、どれだけ頑張っても、最終的に自分は死んでしまう。
――ということは。
これから先どんな努力もせず、ただの馬鹿な一般令嬢として生きれば、一切攻略対象と関わらなければ、そもそもその土俵に乗ることさえしなければ。
私はこの恐ろしい世界で、生き残ることが出来るのではないだろうか。
婚約者のいる側近と婚約させられた私は悪の聖女と呼ばれています。
鈴木べにこ
恋愛
幼い頃から一緒に育ってきた婚約者の王子ギルフォードから婚約破棄を言い渡された聖女マリーベル。
突然の出来事に困惑するマリーベルをよそに、王子は自身の代わりに側近である宰相の息子ロイドとマリーベルを王命で強制的に婚約させたと言い出したのであった。
ロイドに愛する婚約者がいるの事を知っていたマリーベルはギルフォードに王命を取り下げるように訴えるが聞いてもらえず・・・。
カクヨム、小説家になろうでも連載中。
※最初の数話はイジメ表現のようなキツイ描写が出てくるので注意。
初投稿です。
勢いで書いてるので誤字脱字や変な表現が多いし、余裕で気付かないの時があるのでお気軽に教えてくださるとありがたいです٩( 'ω' )و
気分転換もかねて、他の作品と同時連載をしています。
【書庫の幽霊王妃は、貴方を愛することができない。】
という作品も同時に書いているので、この作品が気に入りましたら是非読んでみてください。
家出した伯爵令嬢【完結済】
弓立歩
恋愛
薬学に長けた家に生まれた伯爵令嬢のカノン。病弱だった第2王子との7年の婚約の結果は何と婚約破棄だった!これまでの尽力に対して、実家も含めあまりにもつらい仕打ちにとうとうカノンは家を出る決意をする。
番外編において暴力的なシーン等もありますので一応R15が付いています
6/21完結。今後の更新は予定しておりません。また、本編は60000字と少しで柔らかい表現で出来ております
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
【完結】ええと?あなたはどなたでしたか?
ここ
恋愛
アリサの婚約者ミゲルは、婚約のときから、平凡なアリサが気に入らなかった。
アリサはそれに気づいていたが、政略結婚に逆らえない。
15歳と16歳になった2人。ミゲルには恋人ができていた。マーシャという綺麗な令嬢だ。邪魔なアリサにこわい思いをさせて、婚約解消をねらうが、事態は思わぬ方向に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる