男の娘短編集

狐火

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第八章 吸血鬼男の娘✕高校生

吸血鬼男の娘✕高校生:2本番

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 家に入れた後、
『君の部屋に行きたいな。』
と言われたので案内し、一緒にベッドに座ると。

「さて、いつまでも覚まさせてあげないのも可哀想だし…一旦覚まさせて説明してあげようかな。」

 と奴は言い、また綺麗な目を俺に向けた。

「”目を覚ませ”」

 その瞬間、自我が戻ったと同時に目の前の人物に恐怖を覚え、体を屈めてしまった。

 何故、目を見ただけでこいつに従い、家にまで入れてしまったのか。

 一体俺に何をされたんだと考えてるとまるで服を脱ぐ時のようなバサバサという音と共に声が聞こえた。

「僕はね…♡
ただの吸血鬼だよ?
君の美味しそうな匂いにつられてずっと君を見てたら思わず恋してしまった…ニール・クローレンって名前のただの吸血鬼だよ?♡」

 思わずハッとして横を見ると、そこには…美しさの塊とも言えるような人物が座っていた。

 まるで月光のように煌めく長い銀髪に同じように美しい白い肌、レッドムーンのような赤い瞳、肉付き過ぎずしかし細すぎない見事な体型…。

 そこにはまるで美しい”月”を体現するような裸体があったのである。

 その美しさに絶句し、その体を隅から隅まで見てしまう。

 まるで美少女のような姿だが、己の股間にも付いているものが目の前の裸体にも付いているのを見つけた。

「お、おい…!なんで急に裸に!?というか男なのか!?なんで俺を操っt…」

 俺は視界に入ってくる多量の情報により慌てふためいて矢継ぎ早に質問していたが…。

「まぁまぁ、そんなに焦らないで…ね?♡
恋…いや、愛の前には性別なんて些細なことだよ…♡」

 ほんの少し、ほんとにほんの少しだけ息づきのために下を向き、顔を上げた直後にまたあの赤い瞳がある美しい顔が目の前にあった。

 本能的に感じる相手への恐怖、まるで人間では無いものを相手にしているかの恐怖。

 だが、同時に相手の美しさによるものか、はたまたあまりにもの恐怖による死の前の生存本能にためか、湧き上がる情欲。

 俺の心はおそらくこのふたつの感情に支配された。

 心臓はかつてないほど動き、自分の息子はそびえ立った。

「大丈夫だよ♡殺したりしないから…♡
けれどそうだね…。
あまり手荒なことはしたくないんだ♡
だから僕の言うことには従って欲しいな?♡」

 相手はそう言って笑顔を見せた。
 口の中の牙が強調されてるがこれ以上綺麗な笑顔はないんじゃないかと思うほどの…。

 だから自ずと…。

「わ、分かった…従う…。」

 従ってしまった。

「ありがとう。
君ならそう言ってくれると信じていたよ…♡
じゃあ…君も服…脱ごうか…?♡
たっぷり愛し合いたいから…ね?♡」

 そして俺は言われるがままに服を脱ぐと強い力で押し倒され、跨られた。

「素直に従ってくれてありがとう♡
じゃあ…ちょっとチクッとするけどすぐ終わるから…抵抗しないで…ね…?♡」

 その瞬間、物凄い速さで首元を噛まれる。
 最初は牙に皮膚を破られる痛みが走ったが、血を吸われていく内に徐々に気持ち良くなっていき…抗えなくなり……もっと吸われたくなる…。

 まるでそれは快楽の麻薬のようであり、体を動かせなくなる。

 チュパッと音がしたと思うと目の前に奴の顔があり、吸血が終わったことが分かったが、俺はもっと吸われたい、気持ち良くされたいという気持ちになってしまっていた。

「う~ん…君の血は匂いから想像してたものよりもっと美味しいねぇ…♡
吸血鬼に吸血されてそのままエッチなことしたらその気持ち良さに抗えなくなって…二度と普通の人間相手じゃ満足出来なくなっちゃうらしいけど…シたい…?♡
君のココはシたい~!って主張しちゃってるよ?♡」

 そう耳元で囁かれながら触られる自らのいきり立っている息子…。

 だが、ここでさらにヤられたらもう二度とあらがえ…。

「ねぇ…我慢なんて良くないよ…?♡
もうさ…入れちゃうからね…?♡
もし…受け入れてくれるなら…僕…ずっと君の物でいてあげるよ…?♡」

 もう無理だ。
 その妖艶さに抗うことなんて初めから不可能だったんだ。
 思わずそう考え、奴に対して頷いてしまった。

「じゃあ…入れちゃうよ…♡
うっ…♡あっ…♡
君の…大きいね…♡」

 奴は俺が頷いた途端に自らの穴に俺の息子を入れて腰を振り始めた。

「んお”っ…!♡んっ!んぅっ…!♡
あ”っあ”ぁ…!♡
ぎもぢぃぃ…!♡」

 何度腰を振られてもいきり立った息子は萎えることなく何度も奴の穴に出たり、入ったりするからか、奴自身も快楽による喘ぎ声を出すようになり、奴の息子も立っており、何度も腰と共に上下に振れていた。

 だが…もう俺は限界…!
 そろそろ…出るっ!

「あ”っ…!いくっ!♡
もっ…だめ…い”ぐっ…!♡」

 俺の限界と同時に奴も限界を迎え、奴は穴で俺の精液を搾り取りながら自分の息子から精液を垂れ流していた。

「君との相性…すっごく最高っ…!♡
絶対離れないし、離さないから…♡」

 俺はその時の奴の目がギラギラとした支配者のように見え、頷くしかなかった。

「あぁ…でもまだ足りない…
もっともっとシたい…!♡
二度目…シよっか…♡
次は吸血しながらシてあげるね…?♡
もっと気持ち良くしてあげるから…!♡」

 その時俺は理解した。
 俺が奴をものにしたのではなく、奴に支配されるのだと。
 …だが、こんな支配なら受け入れた方が…いいということも。

「じゃあ…吸うからねぇ…?♡
この後、何回でもヤるから…期待してね…?♡」

 逃げられないし、逃げたくもないから…。
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