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亜紀と柳のアフリカ戦線 Ⅱ
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基地を急襲したばかりなので、今のうちならば街で食事が出来そうだ。
まだ私たちを狙った暗殺の準備は出来ないだろう。
任務の後のご褒美のようなもので、時々やっている。
「じゃー、また何か食べに行きますかー!」
「うん、でもどこに行く?」
「うーん、キンシャサ?」
「そうだね、一番近いもんね」
柳さんも楽しそうな顔をしている。
すぐにルーに検索を頼んだ。
「はい! ルー、美味しいとこ探してー!」
「はい。イタリアンはいかがですか?」
「いーねー!」
本当に素早い。
ネット回線でたちまちお目当ての店を探してくれる。
それに、二人のチョイスは間違いない。
ルーの案内でお店に向かった。
もう予約までも済んでいる。
4人でお店に入り、私と柳さんがガンガン注文した。
ルーが調理を見張って、ハーが周辺を警戒している。
まあ、こうすればいつでも市街地で食べれるんだけど。
宿泊は無理だけどね。
元気が無かった柳さんも、美味しい食事を前にすると笑顔になった。
ご飯って大事だよなー。
お店の雰囲気もいい。
全体に暗めで、大きな丸いガラスの照明があちこちにぶら下がっている。
リボンのついた可愛らしいものもある。
とにかくステーキをガンガン持ってこさせ、スコールのプレッション(工場直送のビール)で流し込んで行く。
ルーが、キンシャサあたりではどこも時間が経って劣化したビールが多いので、工場直送のプレッションがお勧めなのだそうだ。
スゴイ情報通だね!
「ねえ、亜紀ちゃん」
「なんですかー?」
「ああいうやり方でいいのかなー」
「「悪人狩り」方式ですかー?」
「やっぱソレなんだ!」
「ワハハハハハハハ!」
言いたいことは分かるんだけど。
「柳さん、今はとにかくスピードが大事ですよ。交渉に時間を掛けてはいられません」
「うーん、それも分かるけどさ」
「政府と軍事施設さえ掌握すれば、あとは自然に何とかなります」
「でもさ、それだと今の政権を維持させることになるよね?」
「まあ、そうですね」
「じゃあ、独裁政権にならない?」
「それでいいんですよ」
「え?」
柳さんは優しい人だ。
だから、国民が全員幸せになることを考えているのだろう。
でも、私たちの戦争はそこじゃない。
「柳さん。タカさんが世界を支配したら、どうなると思います?」
「え? そりゃみんな幸せになりそうな」
「そうじゃありませんよ。タカさんは基本的に自助努力だけなんです。自分が大事な人間のことは一生懸命ですけど、誰も彼も助けたいなんて思ってないんです」
「うん、そう言われると分かる気がする」
柳さんも分かって来たようだ。
「ね。タカさんは大事な人間でさえも、基本は自助努力と自由意志です。だから諸見さんも綾さんも戦って死んだんですよ。タカさんが箱に仕舞っておかないから。自分で道を進めるようにしているだけだから」
「そうだね」
「苦しんでもいい。間違ってもいい。タカさんに助けを求めれば何でもやりますけどね。でも、みんなタカさんの生き方が分かってる。だから滅多に助けて欲しいなんて誰も言いません」
「そうだった! 井上さんも会社が苦しくたって、石神さんに助けて欲しいとは言わなかったね。槙野さんもイサさんもそうだった!」
「そうですよ。だから、コンゴの人たちだって同じです。私たちは「業」と繋がらないようにするだけで、あとは自助努力と自由意志なんです」
「うん、分かった。亜紀ちゃん、ありがとう!」
「いいえ」
柳さんが元気出た!
二人でたくさん食べた!
お店のマネージャーがもうお肉が無いと言ってきたのでぶっ飛ばした。
「肉屋に走れ!」
「はい!」
帰って来なかった。
翌日、柳さんが燃えてた。
「亜紀ちゃん、早く片付けて家に帰ろう!」
「はい!」
今日はアンゴラに出掛けた。
いつものようにルーとハーが全面降伏を呼びかける。
直後に柳さんが「ブリューナク」をハンガーに向かって放った。
「柳さん!」
「亜紀ちゃん、行くよ!」
「は、はい!」
ルーとハーが「ディアブロ・アキ」と「ドラゴンレディ・リュウ」が来ていると伝える。
抵抗すれば全員を消滅させると。
「抵抗するかー!」
「ヤンノカ、ゴッルッァー!」
ガンガンぶち込む。
「「「「ギャハハハハハハハハ!」」」」
あ、誰も止めないぞ。
基地が全壊し、一応逃げ出した兵士は追わないでいる。
でも、結構いっちゃったかなー。
ルーが近くに来た。
「亜紀さん、アラスカから連絡です」
「なんだって?」
「アンゴラ政府から、これ以上の攻撃は辞めて欲しいと」
「ん?」
「ターナー大将が、やり過ぎだと怒ってます」
「!」
柳さんが接近してくる空軍の航空機を攻撃している。
「柳さーん! すとっぷぅー!」
「ガハハハハハハハ!」
聞いてない。
あ、戦闘機が市街地に突っ込んだ。
スゴイ爆発だぁー。
ルーが笑いながら私に言った。
「亜紀さん、アラスカがスッゴイ怒ってますけど」
「……」
なんで笑ってんの?
しょうがないんで柳さんを抱いて地上に降りた。
両手で拘束したまま説明する。
「え、わかった……」
柳さんがやっと落ち着いた。
ルーが通信端末を持って傍に降りる。
もっのすごく怒られた。
「これまでの国々からも続々と来てるぞ!」
「すいませーん」
「ウィルソンが過労で倒れた!」
「もうしわけありませーん」
うわぁ……
「とにかくやり過ぎだ。降伏勧告に従わない場合は、一度こちらへ連絡してくれ」
「わかりましたー」
「おい、ちょっと待て」
「はい?」
通信が一旦切れた。
5分後にまた繋がった。
「今、カメルーン政府からも連絡があったぞ」
「え、そっちは行ってませんけど!」
「ああ、「ルイン・ツインズ」だ」
「あー」
夏休みに入ったので、双子もちょっと手伝ってくれてる。
あの二人も容赦ないからなー。
まあ、妹だしー。
「お前らを使った我々が悪かったんだ」
「いやーそんなー」
ターナー大将は先ほどとは違って、ちょっと落ち込んでいる。
「セイントにも連絡したんだ」
「え、聖さん! どうでした?」
「大笑いしていた」
「!」
ターナー大将も苦笑した感じで話した。
「それでな、俺たちも肚をくくったよ」
「はい?」
「もう好きにやってくれ。セイントもそう言っていた」
「聖さんが?」
「ああ。お前らはそういう連中なんだと。制御して我々が運用するような人間ではないのだと。まあ、タイガー自身がそうだったな。忘れていたよ」
「タカさんですか?」
「そうだろう? アメリカと喧嘩して西海岸を半壊し、こないだはフランスを焦土に変えるところだった。そうだ、そういうファミリーだよな」
「はい!」
そっか、確かにそうだよね!
私たちはその後もガンガン各国に襲い掛かった。
そしてついにタカさんが目覚めた。
私と柳さんはちょっとアフリカでまだ行っていない国があったので、大急ぎで済ませてから蓮花さんの研究所へ行った。
タカさんは虎蘭さんに介護されながら、ようやく立ち上がれる状態になっていた。
「タカさん!」
「石神さーん!」
「よう!」
良かった、元気そうだ。
タカさんから保奈美さんと20年も一緒に過ごしたのだと聞いた。
柳さんと一緒に感動した。
「ところでよ」
「はい! なんですか!」
「アフリカ戦線は全部片づけてくれたそうだな」
「あ、はい! 柳さんと一緒に頑張りました!」
「そうか。ターナーとウィルソンから聞いたんだけどな。アフリカのほとんどは「虎」の軍には付かないと言ってるそうでな」
「「へ?」」
「大変な激怒らしい。まあ、ウィルソンがこれから交渉していくけどよ」
「「……」」
タカさんが大笑いした。
「よくやった。俺がいない間に、石神家として一本通したな!」
「「!」」
「逆らう連中はぶっ飛ばす。辰巳組も稲城会もそうだったろう! 大体よ、「業」だってそうだ。俺たちに攻撃してなきゃ、あんなヘンタイとは関わりたくねぇよなぁ」
「「はい!」」
「お前らは筋を通した。あとは俺たちの番だ。まあ、任せろ」
「「はい!」」
やっぱりタカさんだ。
最高に優しくて、最高にカッコよくて、最高に好き!
タカさーん!
だいすきー!
まだ私たちを狙った暗殺の準備は出来ないだろう。
任務の後のご褒美のようなもので、時々やっている。
「じゃー、また何か食べに行きますかー!」
「うん、でもどこに行く?」
「うーん、キンシャサ?」
「そうだね、一番近いもんね」
柳さんも楽しそうな顔をしている。
すぐにルーに検索を頼んだ。
「はい! ルー、美味しいとこ探してー!」
「はい。イタリアンはいかがですか?」
「いーねー!」
本当に素早い。
ネット回線でたちまちお目当ての店を探してくれる。
それに、二人のチョイスは間違いない。
ルーの案内でお店に向かった。
もう予約までも済んでいる。
4人でお店に入り、私と柳さんがガンガン注文した。
ルーが調理を見張って、ハーが周辺を警戒している。
まあ、こうすればいつでも市街地で食べれるんだけど。
宿泊は無理だけどね。
元気が無かった柳さんも、美味しい食事を前にすると笑顔になった。
ご飯って大事だよなー。
お店の雰囲気もいい。
全体に暗めで、大きな丸いガラスの照明があちこちにぶら下がっている。
リボンのついた可愛らしいものもある。
とにかくステーキをガンガン持ってこさせ、スコールのプレッション(工場直送のビール)で流し込んで行く。
ルーが、キンシャサあたりではどこも時間が経って劣化したビールが多いので、工場直送のプレッションがお勧めなのだそうだ。
スゴイ情報通だね!
「ねえ、亜紀ちゃん」
「なんですかー?」
「ああいうやり方でいいのかなー」
「「悪人狩り」方式ですかー?」
「やっぱソレなんだ!」
「ワハハハハハハハ!」
言いたいことは分かるんだけど。
「柳さん、今はとにかくスピードが大事ですよ。交渉に時間を掛けてはいられません」
「うーん、それも分かるけどさ」
「政府と軍事施設さえ掌握すれば、あとは自然に何とかなります」
「でもさ、それだと今の政権を維持させることになるよね?」
「まあ、そうですね」
「じゃあ、独裁政権にならない?」
「それでいいんですよ」
「え?」
柳さんは優しい人だ。
だから、国民が全員幸せになることを考えているのだろう。
でも、私たちの戦争はそこじゃない。
「柳さん。タカさんが世界を支配したら、どうなると思います?」
「え? そりゃみんな幸せになりそうな」
「そうじゃありませんよ。タカさんは基本的に自助努力だけなんです。自分が大事な人間のことは一生懸命ですけど、誰も彼も助けたいなんて思ってないんです」
「うん、そう言われると分かる気がする」
柳さんも分かって来たようだ。
「ね。タカさんは大事な人間でさえも、基本は自助努力と自由意志です。だから諸見さんも綾さんも戦って死んだんですよ。タカさんが箱に仕舞っておかないから。自分で道を進めるようにしているだけだから」
「そうだね」
「苦しんでもいい。間違ってもいい。タカさんに助けを求めれば何でもやりますけどね。でも、みんなタカさんの生き方が分かってる。だから滅多に助けて欲しいなんて誰も言いません」
「そうだった! 井上さんも会社が苦しくたって、石神さんに助けて欲しいとは言わなかったね。槙野さんもイサさんもそうだった!」
「そうですよ。だから、コンゴの人たちだって同じです。私たちは「業」と繋がらないようにするだけで、あとは自助努力と自由意志なんです」
「うん、分かった。亜紀ちゃん、ありがとう!」
「いいえ」
柳さんが元気出た!
二人でたくさん食べた!
お店のマネージャーがもうお肉が無いと言ってきたのでぶっ飛ばした。
「肉屋に走れ!」
「はい!」
帰って来なかった。
翌日、柳さんが燃えてた。
「亜紀ちゃん、早く片付けて家に帰ろう!」
「はい!」
今日はアンゴラに出掛けた。
いつものようにルーとハーが全面降伏を呼びかける。
直後に柳さんが「ブリューナク」をハンガーに向かって放った。
「柳さん!」
「亜紀ちゃん、行くよ!」
「は、はい!」
ルーとハーが「ディアブロ・アキ」と「ドラゴンレディ・リュウ」が来ていると伝える。
抵抗すれば全員を消滅させると。
「抵抗するかー!」
「ヤンノカ、ゴッルッァー!」
ガンガンぶち込む。
「「「「ギャハハハハハハハハ!」」」」
あ、誰も止めないぞ。
基地が全壊し、一応逃げ出した兵士は追わないでいる。
でも、結構いっちゃったかなー。
ルーが近くに来た。
「亜紀さん、アラスカから連絡です」
「なんだって?」
「アンゴラ政府から、これ以上の攻撃は辞めて欲しいと」
「ん?」
「ターナー大将が、やり過ぎだと怒ってます」
「!」
柳さんが接近してくる空軍の航空機を攻撃している。
「柳さーん! すとっぷぅー!」
「ガハハハハハハハ!」
聞いてない。
あ、戦闘機が市街地に突っ込んだ。
スゴイ爆発だぁー。
ルーが笑いながら私に言った。
「亜紀さん、アラスカがスッゴイ怒ってますけど」
「……」
なんで笑ってんの?
しょうがないんで柳さんを抱いて地上に降りた。
両手で拘束したまま説明する。
「え、わかった……」
柳さんがやっと落ち着いた。
ルーが通信端末を持って傍に降りる。
もっのすごく怒られた。
「これまでの国々からも続々と来てるぞ!」
「すいませーん」
「ウィルソンが過労で倒れた!」
「もうしわけありませーん」
うわぁ……
「とにかくやり過ぎだ。降伏勧告に従わない場合は、一度こちらへ連絡してくれ」
「わかりましたー」
「おい、ちょっと待て」
「はい?」
通信が一旦切れた。
5分後にまた繋がった。
「今、カメルーン政府からも連絡があったぞ」
「え、そっちは行ってませんけど!」
「ああ、「ルイン・ツインズ」だ」
「あー」
夏休みに入ったので、双子もちょっと手伝ってくれてる。
あの二人も容赦ないからなー。
まあ、妹だしー。
「お前らを使った我々が悪かったんだ」
「いやーそんなー」
ターナー大将は先ほどとは違って、ちょっと落ち込んでいる。
「セイントにも連絡したんだ」
「え、聖さん! どうでした?」
「大笑いしていた」
「!」
ターナー大将も苦笑した感じで話した。
「それでな、俺たちも肚をくくったよ」
「はい?」
「もう好きにやってくれ。セイントもそう言っていた」
「聖さんが?」
「ああ。お前らはそういう連中なんだと。制御して我々が運用するような人間ではないのだと。まあ、タイガー自身がそうだったな。忘れていたよ」
「タカさんですか?」
「そうだろう? アメリカと喧嘩して西海岸を半壊し、こないだはフランスを焦土に変えるところだった。そうだ、そういうファミリーだよな」
「はい!」
そっか、確かにそうだよね!
私たちはその後もガンガン各国に襲い掛かった。
そしてついにタカさんが目覚めた。
私と柳さんはちょっとアフリカでまだ行っていない国があったので、大急ぎで済ませてから蓮花さんの研究所へ行った。
タカさんは虎蘭さんに介護されながら、ようやく立ち上がれる状態になっていた。
「タカさん!」
「石神さーん!」
「よう!」
良かった、元気そうだ。
タカさんから保奈美さんと20年も一緒に過ごしたのだと聞いた。
柳さんと一緒に感動した。
「ところでよ」
「はい! なんですか!」
「アフリカ戦線は全部片づけてくれたそうだな」
「あ、はい! 柳さんと一緒に頑張りました!」
「そうか。ターナーとウィルソンから聞いたんだけどな。アフリカのほとんどは「虎」の軍には付かないと言ってるそうでな」
「「へ?」」
「大変な激怒らしい。まあ、ウィルソンがこれから交渉していくけどよ」
「「……」」
タカさんが大笑いした。
「よくやった。俺がいない間に、石神家として一本通したな!」
「「!」」
「逆らう連中はぶっ飛ばす。辰巳組も稲城会もそうだったろう! 大体よ、「業」だってそうだ。俺たちに攻撃してなきゃ、あんなヘンタイとは関わりたくねぇよなぁ」
「「はい!」」
「お前らは筋を通した。あとは俺たちの番だ。まあ、任せろ」
「「はい!」」
やっぱりタカさんだ。
最高に優しくて、最高にカッコよくて、最高に好き!
タカさーん!
だいすきー!
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