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刃 Ⅱ
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3月の下旬。
双子の入学式を控え、俺も少々浮かれていた。
子どもたちの成長が、この上なく嬉しい。
「お前らもいよいよJKか!」
「「ワハハハハハハ!」」
「最初はこんなちっちゃかったのにな!」
「そうだね!」
「毛も生えてなかったもんね!」
「な!」
「「ワハハハハハハハハ!」」
楽しい。
双子はやはり亜紀ちゃんが通っていた進学校に、トップの成績で入学した。
ちなみに神宮司磯良も堂前胡蝶も受かった。
双子が率いる「人生研究会」の連中も同じく合格した。
まあ、予定通りということか。
双子の中学校の卒業式には家族全員で参列した。
皇紀も呼び寄せた。
特別に謝恩会にも招かれて、先生方に修学旅行のことやその他双子が中学でやったあれこれの礼を言われた。
俺がやったことは何も無いのだが、双子が感謝され評価されているのは本当に嬉しい。
謝恩会では「人生研究会」のメンバーによってバンドライブもあった。
卒業生全員が総立ちになり、ルーがボーカル、ハーがリードギターで盛り上がった。
そういうことも、俺には嬉しかった。
中学生活を思い切りやり、こうやって多くの人に親しんでもらっていた。
その後で、山中と奥さんの墓参りに全員で行った。
その日は、家でのんびりとしていた。
「おい、制服を見せてくれよ」
「えー、タカさん、また?」
「もう何度も見てるじゃない」
「今度はスカートをまくらせてくれ」
「「ワハハハハハハ!」」
ちゃんとめくってパンツを見せてくれた。
皇紀から連絡があった。
驚くべき事態だった。
「聖さんがやられました!」
「なんだと!」
「瀕死です! 今、急いで退避してます!」
「聖は生きてるのか!」
「なんとか! 「ファブニール」は大破! 「セイントPMC」の他のみなさんもほとんど亡くなりました!」
「すぐに行く!」
「いえ、今タカさんの病院へ向かってます」
「分かった!」
俺が準備している間に、アラスカからも連絡が入った。
柳が受けて、いろいろ手配をしている俺に状況を伝える。
亜紀ちゃんと双子も準備をしている。
突然現われた敵の襲撃を浴びた。
そいつが桁違いに強力で、あの聖が重傷を負ったと言うのだ。
信じられなかった。
聖は「聖光」と「散華」を持って行ったはずだ。
あれが効かない敵がいたのか。
聖が武器を使えないほど追い詰められるとは思えない。
あいつならば、必ず敵にぶち込んだはずだ。
それが通じなかった。
だからやられたのだ。
俺たちが現場に行くまでもなく、アラスカからの救出隊が聖たちを回収した。
すぐに俺のいる港区の病院へ搬送させている。
聖の攻撃と他の兵士たち、デュールゲリエの犠牲によってなんとか皇紀は撤退出来たようだ。
現場から10キロ離れた空中で「タイガーファング」に乗り込み、俺の病院へ運んでいる。
俺はその間に病院で受け入れ準備を整え、一江と大森、院長も呼んで緊急手術に備えた。
緊急事態だったので、病院の敷地に「タイガーファング」が降りた。
すぐにストレチャーで聖が運ばれる。
「おい、お前も重症じゃねぇか!」
皇紀も腹を裂かれ、零れる内臓をテーピングで押さえていた。
右手も深く斬られている。
「僕は大丈夫です! 聖さんを!」
「バカ!」
皇紀は一江たちに任せ、俺は聖をオペ室に運んだ。
聖は本当に死に掛けていた。
右胸を大きく抉られ。肺の内側が見えている。
3か所斬られていた。
心臓をかわすのが精一杯だったのだろう。
あの聖がだ!
腹部は左から右まで水平に斬られ、それとは別に右上から左下まで別な切り口がある。
腸が全部斬られている。
右の頸動脈と左のこめかみの傷も深い。
左手はほとんど斬り落とされそうになっている。
右腿の切断も激しい。
とにかく出血が酷過ぎる。
「聖! 死ぬなぁ! 俺が絶対に助けるからなぁ!」
聖は反応しない。
「聖光」と「散華」が無かった。
激戦で回収出来なかったか。
一体どれほどの敵だったのか。
俺は院長と共にオペ室へ入った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「皇紀!」
「はい! 何か来ますね!」
僕にも分かった。
大きなプレッシャーだ。
僕も戦場に出ているうちに、気配が感じられるようになった。
こんなプレッシャーはこれまで感じたことは無い。
《地獄の悪魔》ですら、こんなものではなかった。
「全員退避! デリー、「タイガーファング」を呼べ!」
「はい!」
「急げ! こいつはヤバい!」
あの聖さんが焦っている。
まさか……
聖さんが前方を見て「聖光」を向けた。
最初から全力なのは分かる。
しかも、すでに「魔方陣」を展開していた。
それほどなのか!
「「タイガーファング」! あと2分で到着です!」
「間に合わねぇ!」
聖さんが叫んだ。
だから全員で迎撃態勢に移った。
この2分を何としても凌がなければ。
デュールゲリエたちが僕たちの前で左右に展開する。
「聖さん! 「飛行」では!」
「駄目だ! 敵は空中も狙える奴だ!」
聖さんには分かるようだ。
デュールゲリエが前に発進した。
もう敵を捉えたようだった。
しかし、上空を飛んでいたにも関わらず瞬時に分解した。
高速でこちらへ向かって来る。
人間の形をしているが、全身に刃が生えたような、異常な敵だった。
体長は5メートルはあり、何百もの刀剣のようなものがあるのが見える。
長さに多少の違いはあるが、ハリネズミのように刃を生やしたような姿だ。
その刃に触れることなく、デュールゲリエが四散した。
どれほどの距離が攻撃範囲なのか分からない。
《城塞》
僕は咄嗟に展開した。
最初から全力だった。
聖さんは初めて見るはずだったけど、僕の能力はすぐに分かったようだ。
聖さんの会社のソルジャーたちは、逃げないで僕たちの周囲に集まった。
既に「カサンドラ」を抜いている。
「お前ら、逃げろと言っただろう!」
「セイントこそ! 俺らがここは引き受けます」
「バカ野郎! 皇紀が《城塞》を展開している間に逃げろよ!」
聖さんは全員に「飛行」を命じた。
すぐに退却出来るようにだ。
でも、みんな笑って逃げなかった。
みなさんにも分かっているのだろう。
聖さんですら耐えられないことを。
僕は《城塞》から攻撃を始めた。
刃の怪物は攻撃を受けながら直進して来る。
「効いてねぇな」
「はい。とんでもなく硬い奴です」
僕の《城塞》が全く効いていない。
聖さんが「聖光」を躊躇なく撃った。
魔法陣を使った、《神》にも対抗出来る威力だ。
全員が驚愕した。
どれほどの威力で撃ったのかは、ここにいる全員が分かる。
しかし、それがレジストされてしまった。
あり得ないことだ!
タカさんと同じ戦闘の天才で、ましてや崋山の銃を魔法陣で撃ったのだ。
それがどうして!
「お前ら逃げろ!」
その聖さんの命令に反して、ソルジャーが全員突っ込んで行った。
僕の《城塞》も呆気なく崩される。
「聖さん!」
「バカ! お前はすぐに逃げろ!」
「一緒に!」
聖さんは「聖光」を連射する。
全て魔法陣を通して凄まじい威力になっている。
しかし、刃の怪物はどういう技なのか、剣を振るって全てレジストした。
そして何かの攻撃が同時に来るのが分かった。
ソルジャーの人たちが一瞬で全員バラバラになり、聖さんの身体も血飛沫を撒き散らした。
僕は再び《城塞》を展開しながら聖さんを抱えて逃げた。
その僕の身体も刻まれた。
痛みは感じなかった。
僕は「飛行」のスピードを上げることしか考えなかった。
双子の入学式を控え、俺も少々浮かれていた。
子どもたちの成長が、この上なく嬉しい。
「お前らもいよいよJKか!」
「「ワハハハハハハ!」」
「最初はこんなちっちゃかったのにな!」
「そうだね!」
「毛も生えてなかったもんね!」
「な!」
「「ワハハハハハハハハ!」」
楽しい。
双子はやはり亜紀ちゃんが通っていた進学校に、トップの成績で入学した。
ちなみに神宮司磯良も堂前胡蝶も受かった。
双子が率いる「人生研究会」の連中も同じく合格した。
まあ、予定通りということか。
双子の中学校の卒業式には家族全員で参列した。
皇紀も呼び寄せた。
特別に謝恩会にも招かれて、先生方に修学旅行のことやその他双子が中学でやったあれこれの礼を言われた。
俺がやったことは何も無いのだが、双子が感謝され評価されているのは本当に嬉しい。
謝恩会では「人生研究会」のメンバーによってバンドライブもあった。
卒業生全員が総立ちになり、ルーがボーカル、ハーがリードギターで盛り上がった。
そういうことも、俺には嬉しかった。
中学生活を思い切りやり、こうやって多くの人に親しんでもらっていた。
その後で、山中と奥さんの墓参りに全員で行った。
その日は、家でのんびりとしていた。
「おい、制服を見せてくれよ」
「えー、タカさん、また?」
「もう何度も見てるじゃない」
「今度はスカートをまくらせてくれ」
「「ワハハハハハハ!」」
ちゃんとめくってパンツを見せてくれた。
皇紀から連絡があった。
驚くべき事態だった。
「聖さんがやられました!」
「なんだと!」
「瀕死です! 今、急いで退避してます!」
「聖は生きてるのか!」
「なんとか! 「ファブニール」は大破! 「セイントPMC」の他のみなさんもほとんど亡くなりました!」
「すぐに行く!」
「いえ、今タカさんの病院へ向かってます」
「分かった!」
俺が準備している間に、アラスカからも連絡が入った。
柳が受けて、いろいろ手配をしている俺に状況を伝える。
亜紀ちゃんと双子も準備をしている。
突然現われた敵の襲撃を浴びた。
そいつが桁違いに強力で、あの聖が重傷を負ったと言うのだ。
信じられなかった。
聖は「聖光」と「散華」を持って行ったはずだ。
あれが効かない敵がいたのか。
聖が武器を使えないほど追い詰められるとは思えない。
あいつならば、必ず敵にぶち込んだはずだ。
それが通じなかった。
だからやられたのだ。
俺たちが現場に行くまでもなく、アラスカからの救出隊が聖たちを回収した。
すぐに俺のいる港区の病院へ搬送させている。
聖の攻撃と他の兵士たち、デュールゲリエの犠牲によってなんとか皇紀は撤退出来たようだ。
現場から10キロ離れた空中で「タイガーファング」に乗り込み、俺の病院へ運んでいる。
俺はその間に病院で受け入れ準備を整え、一江と大森、院長も呼んで緊急手術に備えた。
緊急事態だったので、病院の敷地に「タイガーファング」が降りた。
すぐにストレチャーで聖が運ばれる。
「おい、お前も重症じゃねぇか!」
皇紀も腹を裂かれ、零れる内臓をテーピングで押さえていた。
右手も深く斬られている。
「僕は大丈夫です! 聖さんを!」
「バカ!」
皇紀は一江たちに任せ、俺は聖をオペ室に運んだ。
聖は本当に死に掛けていた。
右胸を大きく抉られ。肺の内側が見えている。
3か所斬られていた。
心臓をかわすのが精一杯だったのだろう。
あの聖がだ!
腹部は左から右まで水平に斬られ、それとは別に右上から左下まで別な切り口がある。
腸が全部斬られている。
右の頸動脈と左のこめかみの傷も深い。
左手はほとんど斬り落とされそうになっている。
右腿の切断も激しい。
とにかく出血が酷過ぎる。
「聖! 死ぬなぁ! 俺が絶対に助けるからなぁ!」
聖は反応しない。
「聖光」と「散華」が無かった。
激戦で回収出来なかったか。
一体どれほどの敵だったのか。
俺は院長と共にオペ室へ入った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「皇紀!」
「はい! 何か来ますね!」
僕にも分かった。
大きなプレッシャーだ。
僕も戦場に出ているうちに、気配が感じられるようになった。
こんなプレッシャーはこれまで感じたことは無い。
《地獄の悪魔》ですら、こんなものではなかった。
「全員退避! デリー、「タイガーファング」を呼べ!」
「はい!」
「急げ! こいつはヤバい!」
あの聖さんが焦っている。
まさか……
聖さんが前方を見て「聖光」を向けた。
最初から全力なのは分かる。
しかも、すでに「魔方陣」を展開していた。
それほどなのか!
「「タイガーファング」! あと2分で到着です!」
「間に合わねぇ!」
聖さんが叫んだ。
だから全員で迎撃態勢に移った。
この2分を何としても凌がなければ。
デュールゲリエたちが僕たちの前で左右に展開する。
「聖さん! 「飛行」では!」
「駄目だ! 敵は空中も狙える奴だ!」
聖さんには分かるようだ。
デュールゲリエが前に発進した。
もう敵を捉えたようだった。
しかし、上空を飛んでいたにも関わらず瞬時に分解した。
高速でこちらへ向かって来る。
人間の形をしているが、全身に刃が生えたような、異常な敵だった。
体長は5メートルはあり、何百もの刀剣のようなものがあるのが見える。
長さに多少の違いはあるが、ハリネズミのように刃を生やしたような姿だ。
その刃に触れることなく、デュールゲリエが四散した。
どれほどの距離が攻撃範囲なのか分からない。
《城塞》
僕は咄嗟に展開した。
最初から全力だった。
聖さんは初めて見るはずだったけど、僕の能力はすぐに分かったようだ。
聖さんの会社のソルジャーたちは、逃げないで僕たちの周囲に集まった。
既に「カサンドラ」を抜いている。
「お前ら、逃げろと言っただろう!」
「セイントこそ! 俺らがここは引き受けます」
「バカ野郎! 皇紀が《城塞》を展開している間に逃げろよ!」
聖さんは全員に「飛行」を命じた。
すぐに退却出来るようにだ。
でも、みんな笑って逃げなかった。
みなさんにも分かっているのだろう。
聖さんですら耐えられないことを。
僕は《城塞》から攻撃を始めた。
刃の怪物は攻撃を受けながら直進して来る。
「効いてねぇな」
「はい。とんでもなく硬い奴です」
僕の《城塞》が全く効いていない。
聖さんが「聖光」を躊躇なく撃った。
魔法陣を使った、《神》にも対抗出来る威力だ。
全員が驚愕した。
どれほどの威力で撃ったのかは、ここにいる全員が分かる。
しかし、それがレジストされてしまった。
あり得ないことだ!
タカさんと同じ戦闘の天才で、ましてや崋山の銃を魔法陣で撃ったのだ。
それがどうして!
「お前ら逃げろ!」
その聖さんの命令に反して、ソルジャーが全員突っ込んで行った。
僕の《城塞》も呆気なく崩される。
「聖さん!」
「バカ! お前はすぐに逃げろ!」
「一緒に!」
聖さんは「聖光」を連射する。
全て魔法陣を通して凄まじい威力になっている。
しかし、刃の怪物はどういう技なのか、剣を振るって全てレジストした。
そして何かの攻撃が同時に来るのが分かった。
ソルジャーの人たちが一瞬で全員バラバラになり、聖さんの身体も血飛沫を撒き散らした。
僕は再び《城塞》を展開しながら聖さんを抱えて逃げた。
その僕の身体も刻まれた。
痛みは感じなかった。
僕は「飛行」のスピードを上げることしか考えなかった。
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