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斎木の《OP》 Ⅱ
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蒼ざめてガタガタと震え出した斎木に、俺は笑って座るように言った。
「夕べ一江が学会のデータを探してて、偶然に見つけたんだ」
「はい! すみませんでしたぁ!」
「まあなぁ」
俺は最初に、第一外科部の備品に個人的なデータは入れるなと言った。
斎木ももちろん承知で、しきりに謝って来た。
「一江が怒っちゃってよ」
「はい、すみません」
「あいつは女だからな。性的なものは嫌がるんだよ」
「当然です!」
「それに、特にPCやデータ管理はあいつが仕切っている。本当によくやってくれてる。だからだよな」
「はい、申し訳ありませんでした!」
俺は笑って斎木に言った。
「俺はオッパイ好きだけどな!」
「は?」
俺は夕べ全画像を見て、俺の好きなタレントの貴重なオッパイが見られて楽しんだと話した。
斎木は恐縮しながらも、喜んだ。
「綺麗でおっきいオッパイですよね!」
「そうだよな! 俺も大興奮だったぜ!」
「まだ売れる前のものなんですよ。いろいろ苦労してるんですよね」
「お前、よく見つけたな!」
「自分はオッパイが大好きですから!」
「ワハハハハハハ!」
「アハハハハハハ!」
調子に乗るなと言った。
「今回は説教で終わる。もう今後は病院のPCでやるなよな」
「はい」
一江には散々怒鳴られたと言えと言った。
「ところでよ、あの一江が管理してるのに、どうしてやったんだ?」
一江のデータ管理は完璧だ。
バレる可能性は高い。
「はぁ。まあ出来心というか。最初は見つかりにくいようにやってたんです」
「そうか」
「でも、全然バレないんで、もっと簡単に見れるように、あんなデスクトップに」
「しょっちゅう見てたのかよ?」
「すみません。見ると落ち着くんで」
「そうなのか」
オペ前にはみんな緊張する。
斎木にとっては、オッパイ好きではあるが、仕事で利用していた部分もあるのだろう。
千以上のうちの何パーセントかだが。
部に戻り、斎木が一江に頭を下げて謝った。
一江も根に持つこともなく、すぐに削除するように言った。
斎木がすぐにその通りにした。
夕方、帰ろうとする斎木を部屋に呼んだ。
一江や大森の姿はない。
「ほら、これ」
「はい?」
「夕べコピーしておいた」
「部長!」
ハードディスクを斎木に渡した。
「お前が一生懸命に集めたんだろう?」
「は、はい!」
「一江には絶対にバレるなよ!」
「はい!」
斎木が泣きそうな顔になって部屋を出て行った。
今ならばもっと速いのだろうが、当時は一定規模のデータのコピーも時間が掛かった。
まあ、俺もその間に全オッパイ画像を堪能できた。
傘下の病院から、肺がんの患者さんが回されて来た。
29歳の若い女性だった。
この年齢での肺がんは珍しいが、最近はどんどんガンの低年齢化が進んでいる。
様々な汚染が蓄積しているせいだと、俺は考えていた。
俺の第一外科部に回って来て、俺が執刀医の割り振りをし、一江と斎木と打ち合わせた。
週に30件くらいのオペが入る。
俺がカルテを見ながら最初に執刀医を割り振りし、それを一江、斎木、大森とで検討する。
その日は大森が学会に出掛けていた。
大体俺の案の通りになるのだが、斎木が言った。
「この速水玲奈さんは自分に執刀させて下さい!」
珍しく斎木が望んだ。
「どうかしたのか?」
「いえ、是非自分に!」
「まあ、いいけどよ」
俺と一江は斎木の希望を通すために、若干執刀医の割り振りを変えた。
一江はどうとも思っていなかったが、俺には分かった。
速水玲奈はオッパイが大きい。
本来はそういう理由で決めるべきでは無いが、斎木がやる気になっている。
俺は見逃す形で許可した。
別に斎木が性的な欲情で速水玲奈のオッパイが見たいのではないことは分かっている。
一般に通じる言い方かは分からないが、オッパイに一目惚れという感じだ。
速水玲奈のオッパイを守りたいのだろう。
翌週にオペということが決まった。
斎木は万全の準備をし、執刀した。
肺がんのオペは胸部ということもあり、肋骨の除去が入る。
比較的大掛かりなオペになり、重要な器官が満載の部位なので注意も要する。
太い動脈も多い。
それと同時に、切開が大きくなり、どうしても患者の身体に疵を残す。
仕方が無いことだ。
斎木はその点にこそ、最大の注意を注いだ。
速水玲奈は綺麗な顔立ちだった。
まだ29歳という若さで、家も裕福でお嬢さん育ちだった。
しかし思わず肺がんを患い、身体に大きな傷を残すことを知ってショックを受けていた。
検査の結果、胃にも転移があり、予断を許さなかった。
若い人間はガンの進行も速いのが一般だ。
斎木は手術前に徹底的に検査をし、オペの方針を固めて俺に報告して来た。
俺も念入りに検査結果に目を通し、斎木の方針通りにやらせた。
オペは翌週の火曜日の午前中から行なわれた。
斎木はその日は速水玲奈のオペに集中する。
万一があればすぐに応援出来る体制も整えていた。
8時間のオペが終わり、速水玲奈の全てのガンが除去された。
俺はオペの内容とその時間とで、斎木が何に集中していたのかが分かった。
速水玲奈の身体に、出来るだけ疵を残さないようにしたのだ。
切開と縫合を細心の注意でもって行ない、術後に速水玲奈の身体の傷はほとんど目立たなかった。
速水玲奈は斎木に感謝し、両親にも感謝された。
「綺麗なお嬢さんでしたからね。傷を残してはいけないと思いました」
斎木がそう言うと、速水玲奈と両親が喜んだ。
斎木はその後も入院中の速水玲奈の状態を注意し、よく病室へ行って話していた。
抗がん治療も最低限にし、その分肉体の経過の観察を入念に行なっていた。
「じゃあ、胸を開いて下さい」
「はい」
「ああ! もっと隠して!」
「はい?」
医者の前で露わにする速水玲奈に、乳房を隠すように叱った。
「そんなに綺麗な胸は、簡単に見せてはいけません!」
「でも斎木先生はもうご覧になってますよね?」
「見てません! オペ中でも、ちゃんと布を被せて見ないようにしてましたから!」
「まあ!」
速水玲奈は声を上げて笑った。
「先生なら構いません」
「いけません!」
「どうぞ、ご覧になって下さい」
速水玲奈が寝間着の前を思い切り開いて斎木に見せた。
「アァァァァァァーーーー!」
「先生!」
叫んで立ち上がった斎木に速水玲奈が驚き、付き添っていたナースも驚いた。
「結婚して下さい!」
「え!」
「どうか! 自分と結婚して下さい!」
「はい!」
斎木のオッパイプロポーズが受け入れられた。
後から付き添っていたナースが俺の部屋に駈け込んで来て、一部始終を教えてくれた。
一江と大笑いした。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「ああ、斎木か」
「あの時は笑いましたよねー」
院長も笑い、静子さんが大笑いしていた。
「お前は笑っていたけどな。俺は後始末が大変だったんだぞ」
院長は突然の医師の暴走に、相手の両親に平謝りだった。
「まあ、結果的に患者の女性が受け入れてくれたから何とかなったけどな。そうじゃなきゃ大変なことだったぞ」
「アハハハハハハ!」
俺は後日の結婚式の話もした。
俺に仲人を頼みに来て、無茶なので院長夫妻にお願いした。
披露宴の席上で、俺がひな壇の前に特別席を用意され、新婦側の親戚や友人からとんでもない誤解を受けた。
「あの披露宴は驚いたな」
「そうですよ! 俺、斎木に憎まれてると思いましたもん!」
静子さんが大笑いした。
桜花たちも一緒に聞き、俺が話しだしたのを見て子どもたちも集まっていた。
雑賀も一緒に聞いていた。
みんなが笑っていた。
「今度士王を連れて遊びに行くか!」
「やめてよ!」
オッパイ好きな斎木が、最高のオッパイの奥さんのものは絶対に見ようとしなかった。
医師として幾らでも見られるものを、そうしなかった。
あいつにとってオッパイは神聖なものだったのかもしれん。
「まあ、そうでもねぇか」
「タカトラ、なに?」
「なんでもねぇ。響子も気を付けておけよ」
「うん!」
響子が笑顔で俺に抱き着き、亜紀ちゃんと双子が「成敗」がどうしたとか興奮していた。
「男の人はみんなオッパイが好きなのね」
「まあ、そうだな」
俺も大好きだ。
俺の場合は大きさではないが。
でも、やっぱり大好きだ。
六花がみんなの後ろから俺にオッパイを持ち上げて見せていた。
「夕べ一江が学会のデータを探してて、偶然に見つけたんだ」
「はい! すみませんでしたぁ!」
「まあなぁ」
俺は最初に、第一外科部の備品に個人的なデータは入れるなと言った。
斎木ももちろん承知で、しきりに謝って来た。
「一江が怒っちゃってよ」
「はい、すみません」
「あいつは女だからな。性的なものは嫌がるんだよ」
「当然です!」
「それに、特にPCやデータ管理はあいつが仕切っている。本当によくやってくれてる。だからだよな」
「はい、申し訳ありませんでした!」
俺は笑って斎木に言った。
「俺はオッパイ好きだけどな!」
「は?」
俺は夕べ全画像を見て、俺の好きなタレントの貴重なオッパイが見られて楽しんだと話した。
斎木は恐縮しながらも、喜んだ。
「綺麗でおっきいオッパイですよね!」
「そうだよな! 俺も大興奮だったぜ!」
「まだ売れる前のものなんですよ。いろいろ苦労してるんですよね」
「お前、よく見つけたな!」
「自分はオッパイが大好きですから!」
「ワハハハハハハ!」
「アハハハハハハ!」
調子に乗るなと言った。
「今回は説教で終わる。もう今後は病院のPCでやるなよな」
「はい」
一江には散々怒鳴られたと言えと言った。
「ところでよ、あの一江が管理してるのに、どうしてやったんだ?」
一江のデータ管理は完璧だ。
バレる可能性は高い。
「はぁ。まあ出来心というか。最初は見つかりにくいようにやってたんです」
「そうか」
「でも、全然バレないんで、もっと簡単に見れるように、あんなデスクトップに」
「しょっちゅう見てたのかよ?」
「すみません。見ると落ち着くんで」
「そうなのか」
オペ前にはみんな緊張する。
斎木にとっては、オッパイ好きではあるが、仕事で利用していた部分もあるのだろう。
千以上のうちの何パーセントかだが。
部に戻り、斎木が一江に頭を下げて謝った。
一江も根に持つこともなく、すぐに削除するように言った。
斎木がすぐにその通りにした。
夕方、帰ろうとする斎木を部屋に呼んだ。
一江や大森の姿はない。
「ほら、これ」
「はい?」
「夕べコピーしておいた」
「部長!」
ハードディスクを斎木に渡した。
「お前が一生懸命に集めたんだろう?」
「は、はい!」
「一江には絶対にバレるなよ!」
「はい!」
斎木が泣きそうな顔になって部屋を出て行った。
今ならばもっと速いのだろうが、当時は一定規模のデータのコピーも時間が掛かった。
まあ、俺もその間に全オッパイ画像を堪能できた。
傘下の病院から、肺がんの患者さんが回されて来た。
29歳の若い女性だった。
この年齢での肺がんは珍しいが、最近はどんどんガンの低年齢化が進んでいる。
様々な汚染が蓄積しているせいだと、俺は考えていた。
俺の第一外科部に回って来て、俺が執刀医の割り振りをし、一江と斎木と打ち合わせた。
週に30件くらいのオペが入る。
俺がカルテを見ながら最初に執刀医を割り振りし、それを一江、斎木、大森とで検討する。
その日は大森が学会に出掛けていた。
大体俺の案の通りになるのだが、斎木が言った。
「この速水玲奈さんは自分に執刀させて下さい!」
珍しく斎木が望んだ。
「どうかしたのか?」
「いえ、是非自分に!」
「まあ、いいけどよ」
俺と一江は斎木の希望を通すために、若干執刀医の割り振りを変えた。
一江はどうとも思っていなかったが、俺には分かった。
速水玲奈はオッパイが大きい。
本来はそういう理由で決めるべきでは無いが、斎木がやる気になっている。
俺は見逃す形で許可した。
別に斎木が性的な欲情で速水玲奈のオッパイが見たいのではないことは分かっている。
一般に通じる言い方かは分からないが、オッパイに一目惚れという感じだ。
速水玲奈のオッパイを守りたいのだろう。
翌週にオペということが決まった。
斎木は万全の準備をし、執刀した。
肺がんのオペは胸部ということもあり、肋骨の除去が入る。
比較的大掛かりなオペになり、重要な器官が満載の部位なので注意も要する。
太い動脈も多い。
それと同時に、切開が大きくなり、どうしても患者の身体に疵を残す。
仕方が無いことだ。
斎木はその点にこそ、最大の注意を注いだ。
速水玲奈は綺麗な顔立ちだった。
まだ29歳という若さで、家も裕福でお嬢さん育ちだった。
しかし思わず肺がんを患い、身体に大きな傷を残すことを知ってショックを受けていた。
検査の結果、胃にも転移があり、予断を許さなかった。
若い人間はガンの進行も速いのが一般だ。
斎木は手術前に徹底的に検査をし、オペの方針を固めて俺に報告して来た。
俺も念入りに検査結果に目を通し、斎木の方針通りにやらせた。
オペは翌週の火曜日の午前中から行なわれた。
斎木はその日は速水玲奈のオペに集中する。
万一があればすぐに応援出来る体制も整えていた。
8時間のオペが終わり、速水玲奈の全てのガンが除去された。
俺はオペの内容とその時間とで、斎木が何に集中していたのかが分かった。
速水玲奈の身体に、出来るだけ疵を残さないようにしたのだ。
切開と縫合を細心の注意でもって行ない、術後に速水玲奈の身体の傷はほとんど目立たなかった。
速水玲奈は斎木に感謝し、両親にも感謝された。
「綺麗なお嬢さんでしたからね。傷を残してはいけないと思いました」
斎木がそう言うと、速水玲奈と両親が喜んだ。
斎木はその後も入院中の速水玲奈の状態を注意し、よく病室へ行って話していた。
抗がん治療も最低限にし、その分肉体の経過の観察を入念に行なっていた。
「じゃあ、胸を開いて下さい」
「はい」
「ああ! もっと隠して!」
「はい?」
医者の前で露わにする速水玲奈に、乳房を隠すように叱った。
「そんなに綺麗な胸は、簡単に見せてはいけません!」
「でも斎木先生はもうご覧になってますよね?」
「見てません! オペ中でも、ちゃんと布を被せて見ないようにしてましたから!」
「まあ!」
速水玲奈は声を上げて笑った。
「先生なら構いません」
「いけません!」
「どうぞ、ご覧になって下さい」
速水玲奈が寝間着の前を思い切り開いて斎木に見せた。
「アァァァァァァーーーー!」
「先生!」
叫んで立ち上がった斎木に速水玲奈が驚き、付き添っていたナースも驚いた。
「結婚して下さい!」
「え!」
「どうか! 自分と結婚して下さい!」
「はい!」
斎木のオッパイプロポーズが受け入れられた。
後から付き添っていたナースが俺の部屋に駈け込んで来て、一部始終を教えてくれた。
一江と大笑いした。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「ああ、斎木か」
「あの時は笑いましたよねー」
院長も笑い、静子さんが大笑いしていた。
「お前は笑っていたけどな。俺は後始末が大変だったんだぞ」
院長は突然の医師の暴走に、相手の両親に平謝りだった。
「まあ、結果的に患者の女性が受け入れてくれたから何とかなったけどな。そうじゃなきゃ大変なことだったぞ」
「アハハハハハハ!」
俺は後日の結婚式の話もした。
俺に仲人を頼みに来て、無茶なので院長夫妻にお願いした。
披露宴の席上で、俺がひな壇の前に特別席を用意され、新婦側の親戚や友人からとんでもない誤解を受けた。
「あの披露宴は驚いたな」
「そうですよ! 俺、斎木に憎まれてると思いましたもん!」
静子さんが大笑いした。
桜花たちも一緒に聞き、俺が話しだしたのを見て子どもたちも集まっていた。
雑賀も一緒に聞いていた。
みんなが笑っていた。
「今度士王を連れて遊びに行くか!」
「やめてよ!」
オッパイ好きな斎木が、最高のオッパイの奥さんのものは絶対に見ようとしなかった。
医師として幾らでも見られるものを、そうしなかった。
あいつにとってオッパイは神聖なものだったのかもしれん。
「まあ、そうでもねぇか」
「タカトラ、なに?」
「なんでもねぇ。響子も気を付けておけよ」
「うん!」
響子が笑顔で俺に抱き着き、亜紀ちゃんと双子が「成敗」がどうしたとか興奮していた。
「男の人はみんなオッパイが好きなのね」
「まあ、そうだな」
俺も大好きだ。
俺の場合は大きさではないが。
でも、やっぱり大好きだ。
六花がみんなの後ろから俺にオッパイを持ち上げて見せていた。
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