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「アムール」にて Ⅱ
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俺が大学を卒業して二年目の8月。
木村から連絡が来て、石神の恋人だった紺野奈津江の死を聞いた。
交通事故だったらしい。
俺は紺野の死にもショックを受けていたが、石神の悲しみを思うと堪らなかった。
「すぐに行く!」
「佐藤先輩、ダメですよ」
「どうしてだ! 石神がどんなに悲しんでいるのか!」
「その石神も死に掛けているんです」
「なんだと!」
木村は石神が多臓器不全でもう長くないのだと言った。
「だったら、尚のこと!」
「……」
「おい! 木村!」
「佐藤先輩。こんなことを言う俺は酷い奴なのかもしれませんが」
「何を言ってるんだ?」
「佐藤先輩。石神は生き延びた方がいいんですかね?」
「なに?」
「紺野が死んだんですよ。石神のあの紺野奈津江が死んだんです! 石神は一緒にいた方がぁ!」
木村が泣き叫んでいた。
「木村、お前……」
「だって! あんなに仲が良かった二人ですよ! 卒業したら結婚するんだって、楽しそうに僕に話してくれました。あんなに好き合っていた二人なのに! 紺野が死んで石神は生きていたくないはずですよ!」
「そうなのかもしれないが」
「佐藤先輩! 僕は間違ってますかね! 僕だって石神には生きていて欲しい。でもそうしたら、あいつはどんなに悲しむのか!」
「木村……分かったよ。でも、それでも俺は石神に生きていて欲しい」
「僕だって、それは……」
しばらく様子を見ようと言った。
木村には、石神の容態を教えてもらうように頼んだ。
石神は奇跡的に助かった。
本当に奇跡だったと木村が教えてくれた。
医学的にはあり得ないほどの回復で、夏休みが終わる頃には何とか生活が出来る程までになっていたと聞いた。
俺は会いに行きたかったが、やめた。
一度はどのような理由であれ、石神の死を願ってしまったからだ。
あいつに会わせる顔が無い。
石神も死にたかっただろう。
でもあいつはそれでも生きようとした。
俺はあいつの心の崇高に恥じた。
木村からは度々連絡を受け、その中で石神のことも聞いた。
一年後、木村が夏休みで帰郷し、一緒に酒を飲んだ。
木村が青森に帰ると連絡をくれ、そうやって会っている。
「石神はどうだ?」
「佐藤先輩は毎回石神のことを聞きたがりますよね」
「まあな。あいつほどいい奴を知らないからな」
「そうですね。あいつね、こないだも言いましたけどまだ紺野のことを引きずってますよ。大分良くはなったんですけどね」
「そうか。それは仕方ないよな」
「でも、もう一年だ。そろそろ吹っ切って欲しいですけどね」
俺たちはしばらく石神の話をした。
「おい、木村。あいつをこっちに呼べないかな」
「はい?」
「もうすぐねぶただろう? あいつを呼んで見せてやりたいんだ」
「ああ! いいですね! じゃあ佐藤先輩から連絡して下さいよ」
「お前から誘ってくれよ」
「僕からよりも、佐藤先輩の方がいいですって。あいつ、佐藤先輩の誘いを断らなかったじゃないですか」
「そうか。じゃあ連絡してみるかな」
石神の悲しみを思えば申し訳なかったが、俺は石神に会えることを本当に喜んでいた。
石神は嬉しそうに、是非行きますと言ってくれた。
空港まで石神を迎えに行った。
石神が随分と痩せていて驚いた。
あんなに逞しい体格の男だったのに、無残に痩せ衰えていた。
それに、子どものようにキラキラと光る目が、その光を喪っていた。
俺を見て嬉しそうにする笑顔は昔の石神のままだったが、何かが抜け落ちてしまっていた。
俺なんかに出来ることは少ないだろうが、俺は石神を呼んで良かったと思った。
その、ほんの少しのことでも石神のためにやらせてもらえる。
俺には、それが嬉しかった。
何もない町だが、石神を案内した。
知り合いに会うと、全員に「俺の一番大事な後輩だ」と紹介した。
みんなに、石神が最高の人間なのだと説明したかった。
そんな奴がこんなに苦しんでいる。
だから、みんなに石神を大事にして欲しかった。
夕飯はお袋に頼んで、豪勢なものにしてもらった。
石神が嬉しそうに食べてくれた。
少しでも、元の身体に戻って欲しかった。
その後で一緒に飲んだ。
俺にはそういうことしか出来ない。
酒はいい。
自分の余計なものを洗い流してくれる。
その人間の、心の奥にあるものを曝け出してくれる。
人間は強くはない。
だから弱さを出して、時々慰めてやってもいい。
俺にはそういうことしか出来ない。
そんなことを考えていた俺の方から、紺野の話を出してしまった。
俺の弱さが露呈してしまった。
石神が必死に耐えようとしているのが分かった。
俺は石神の背を叩き、飲めと言った。
それしか出来なかった。
俺の好きなジャズのレコードを掛けた。
コルトレーンの大好きなアルバムだ。
石神もジャズは好きだった。
あいつはクラシックもジャズも、歌謡曲なんかも好きだった。
音楽に愛されている人間だと思った。
二人で学生時代の楽しい話をした。
もう、紺野の話は出なかったが、紺野がいた時代の話だった。
石神が根性を見せて大分飲んだ。
翌日、ねぶたの本祭だった。
石神にねぶたを見せたくて呼んだ。
石神に合う浴衣を手配したが、あいつが大分痩せていたので随分と襟が余った。
あいつは学生時代からモテモテだったので、目一杯鈴を集めた。
木村と、百個は必要だと話し合っていた。
大量の鈴がぶら下がり、ぶかぶかの浴衣もなんとかサマになった。
石神がねぶた祭を楽しんでくれ、三人で思い切り跳ねた。
石神が嬉しそうに笑ってくれていた。
それが俺も木村も嬉しかった。
祭りが終わり、やはり石神に付けた鈴は全部無くなっていた。
石神はどういうことか分からないという顔をして、俺と木村で大笑いした。
石神の顔から、何か抜け落ちたことが分かった。
そして代わりに、また何か美しいものが戻って来たように見えた。
石神が楽しそうに笑っていた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「タカさんは奈津江さんに命をもらって、高校時代の親友の聖さんとニューヨークの「セイントーラ」の人たちに生きる力をもらったんです。でもやっぱりまだ苦しんでいて、佐藤先輩にやっと楽にさせてもらったんだと言ってました」
「そうか」
佐藤先輩が嬉しそうに笑って、お酒を飲んだ。
「20年掛かったって言ってました」
「なに?」
「奈津江さんのことを普通に話せるようになるのに、20年掛かったそうです。私が初めて聞きました」
「そうだったか。あれからも、やはり石神は苦しんでいたんだな」
「女性とも全然付き合わないで。20年間」
ルーとハーは私がもう大丈夫そうだと見て、美也さんに断っておつまみを作り始めた。
「あんたたち、料理が出来るんだー」
「うん! 家で毎日作ってるし」
「一応、レストランのオーナーだし」
「えぇー!」
私は笑って、本当にステーキレストラン「ミートデビル」のオーナーなのだと美也さんに言った。
「なんですってぇー! 東京の有名なお店じゃない!」
「「ワハハハハハハ!」」
二人が作る料理に、全員が喜んだ。
「何コレ! 石神さんの娘だぁー!」
美也さんが絶賛した。
タカさんも、ここで何か作ったんだっけ。
「石神は今、誰かと交際しているの?」
「え、えーと」
「ああ、いるんだ」
「そうなんです」
ちょっとタカさんの女性関係は説明しにくい。
話題の方向を変えた。
「佐藤先輩は、ご結婚は?」
「あ、ああ。まあね」
「するんですか!」
「うん、まあ、なんかな」
木村さんが笑っていた。
「佐藤先輩、いいじゃないですか」
「おい、木村」
「亜紀さん、石神に伝えてくれよ」
「はい!」
「佐藤先輩な、月末に結婚するんだよ」
「えぇー! 大変だぁー!」
私がまた叫んで立ち上がったので、ルーとハーが急いで傍に来た。
「ルー、ハー! 佐藤先輩が今月末にご結婚するんだって!」
「「えぇー!」」
「タカさんにすぐに伝えないと!」
「そうだね」
「御祝儀箱だよね!」
「現金、間に合う?」
「大丈夫!」
「家とかは?」
「ああ! 佐藤先輩、家はどうするんですか?」
「いや、実家の隣に今建ててるけど」
「なんだぁ!」
佐藤先輩が、どういうことか聞いている。
「タカさんの親友の結婚式で、10億円のご祝儀を送りました」
「今回は大恩ある佐藤先輩ですから、倍以上は」
「すぐに用意しますからね」
「家はもっと広くなくていいですかー?」
「絶対に辞めてくれ!」
佐藤先輩が慌てて言った。
「亜紀ちゃん」
「はい!」
「佐藤先輩の奥さんね、自分の教え子なんだ」
「えぇー!」
「おい、木村!」
「ちゃんとその子が卒業してから付き合ってるからね。散々佐藤先輩も断ってたんだけど、ついに押し切られちゃって」
「木村!」
「「「ワハハハハハ!」」」
「おい!」
みんなで笑った。
あー、早くタカさんに話したいー!
きっと大喜びするだろうな!
木村から連絡が来て、石神の恋人だった紺野奈津江の死を聞いた。
交通事故だったらしい。
俺は紺野の死にもショックを受けていたが、石神の悲しみを思うと堪らなかった。
「すぐに行く!」
「佐藤先輩、ダメですよ」
「どうしてだ! 石神がどんなに悲しんでいるのか!」
「その石神も死に掛けているんです」
「なんだと!」
木村は石神が多臓器不全でもう長くないのだと言った。
「だったら、尚のこと!」
「……」
「おい! 木村!」
「佐藤先輩。こんなことを言う俺は酷い奴なのかもしれませんが」
「何を言ってるんだ?」
「佐藤先輩。石神は生き延びた方がいいんですかね?」
「なに?」
「紺野が死んだんですよ。石神のあの紺野奈津江が死んだんです! 石神は一緒にいた方がぁ!」
木村が泣き叫んでいた。
「木村、お前……」
「だって! あんなに仲が良かった二人ですよ! 卒業したら結婚するんだって、楽しそうに僕に話してくれました。あんなに好き合っていた二人なのに! 紺野が死んで石神は生きていたくないはずですよ!」
「そうなのかもしれないが」
「佐藤先輩! 僕は間違ってますかね! 僕だって石神には生きていて欲しい。でもそうしたら、あいつはどんなに悲しむのか!」
「木村……分かったよ。でも、それでも俺は石神に生きていて欲しい」
「僕だって、それは……」
しばらく様子を見ようと言った。
木村には、石神の容態を教えてもらうように頼んだ。
石神は奇跡的に助かった。
本当に奇跡だったと木村が教えてくれた。
医学的にはあり得ないほどの回復で、夏休みが終わる頃には何とか生活が出来る程までになっていたと聞いた。
俺は会いに行きたかったが、やめた。
一度はどのような理由であれ、石神の死を願ってしまったからだ。
あいつに会わせる顔が無い。
石神も死にたかっただろう。
でもあいつはそれでも生きようとした。
俺はあいつの心の崇高に恥じた。
木村からは度々連絡を受け、その中で石神のことも聞いた。
一年後、木村が夏休みで帰郷し、一緒に酒を飲んだ。
木村が青森に帰ると連絡をくれ、そうやって会っている。
「石神はどうだ?」
「佐藤先輩は毎回石神のことを聞きたがりますよね」
「まあな。あいつほどいい奴を知らないからな」
「そうですね。あいつね、こないだも言いましたけどまだ紺野のことを引きずってますよ。大分良くはなったんですけどね」
「そうか。それは仕方ないよな」
「でも、もう一年だ。そろそろ吹っ切って欲しいですけどね」
俺たちはしばらく石神の話をした。
「おい、木村。あいつをこっちに呼べないかな」
「はい?」
「もうすぐねぶただろう? あいつを呼んで見せてやりたいんだ」
「ああ! いいですね! じゃあ佐藤先輩から連絡して下さいよ」
「お前から誘ってくれよ」
「僕からよりも、佐藤先輩の方がいいですって。あいつ、佐藤先輩の誘いを断らなかったじゃないですか」
「そうか。じゃあ連絡してみるかな」
石神の悲しみを思えば申し訳なかったが、俺は石神に会えることを本当に喜んでいた。
石神は嬉しそうに、是非行きますと言ってくれた。
空港まで石神を迎えに行った。
石神が随分と痩せていて驚いた。
あんなに逞しい体格の男だったのに、無残に痩せ衰えていた。
それに、子どものようにキラキラと光る目が、その光を喪っていた。
俺を見て嬉しそうにする笑顔は昔の石神のままだったが、何かが抜け落ちてしまっていた。
俺なんかに出来ることは少ないだろうが、俺は石神を呼んで良かったと思った。
その、ほんの少しのことでも石神のためにやらせてもらえる。
俺には、それが嬉しかった。
何もない町だが、石神を案内した。
知り合いに会うと、全員に「俺の一番大事な後輩だ」と紹介した。
みんなに、石神が最高の人間なのだと説明したかった。
そんな奴がこんなに苦しんでいる。
だから、みんなに石神を大事にして欲しかった。
夕飯はお袋に頼んで、豪勢なものにしてもらった。
石神が嬉しそうに食べてくれた。
少しでも、元の身体に戻って欲しかった。
その後で一緒に飲んだ。
俺にはそういうことしか出来ない。
酒はいい。
自分の余計なものを洗い流してくれる。
その人間の、心の奥にあるものを曝け出してくれる。
人間は強くはない。
だから弱さを出して、時々慰めてやってもいい。
俺にはそういうことしか出来ない。
そんなことを考えていた俺の方から、紺野の話を出してしまった。
俺の弱さが露呈してしまった。
石神が必死に耐えようとしているのが分かった。
俺は石神の背を叩き、飲めと言った。
それしか出来なかった。
俺の好きなジャズのレコードを掛けた。
コルトレーンの大好きなアルバムだ。
石神もジャズは好きだった。
あいつはクラシックもジャズも、歌謡曲なんかも好きだった。
音楽に愛されている人間だと思った。
二人で学生時代の楽しい話をした。
もう、紺野の話は出なかったが、紺野がいた時代の話だった。
石神が根性を見せて大分飲んだ。
翌日、ねぶたの本祭だった。
石神にねぶたを見せたくて呼んだ。
石神に合う浴衣を手配したが、あいつが大分痩せていたので随分と襟が余った。
あいつは学生時代からモテモテだったので、目一杯鈴を集めた。
木村と、百個は必要だと話し合っていた。
大量の鈴がぶら下がり、ぶかぶかの浴衣もなんとかサマになった。
石神がねぶた祭を楽しんでくれ、三人で思い切り跳ねた。
石神が嬉しそうに笑ってくれていた。
それが俺も木村も嬉しかった。
祭りが終わり、やはり石神に付けた鈴は全部無くなっていた。
石神はどういうことか分からないという顔をして、俺と木村で大笑いした。
石神の顔から、何か抜け落ちたことが分かった。
そして代わりに、また何か美しいものが戻って来たように見えた。
石神が楽しそうに笑っていた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「タカさんは奈津江さんに命をもらって、高校時代の親友の聖さんとニューヨークの「セイントーラ」の人たちに生きる力をもらったんです。でもやっぱりまだ苦しんでいて、佐藤先輩にやっと楽にさせてもらったんだと言ってました」
「そうか」
佐藤先輩が嬉しそうに笑って、お酒を飲んだ。
「20年掛かったって言ってました」
「なに?」
「奈津江さんのことを普通に話せるようになるのに、20年掛かったそうです。私が初めて聞きました」
「そうだったか。あれからも、やはり石神は苦しんでいたんだな」
「女性とも全然付き合わないで。20年間」
ルーとハーは私がもう大丈夫そうだと見て、美也さんに断っておつまみを作り始めた。
「あんたたち、料理が出来るんだー」
「うん! 家で毎日作ってるし」
「一応、レストランのオーナーだし」
「えぇー!」
私は笑って、本当にステーキレストラン「ミートデビル」のオーナーなのだと美也さんに言った。
「なんですってぇー! 東京の有名なお店じゃない!」
「「ワハハハハハハ!」」
二人が作る料理に、全員が喜んだ。
「何コレ! 石神さんの娘だぁー!」
美也さんが絶賛した。
タカさんも、ここで何か作ったんだっけ。
「石神は今、誰かと交際しているの?」
「え、えーと」
「ああ、いるんだ」
「そうなんです」
ちょっとタカさんの女性関係は説明しにくい。
話題の方向を変えた。
「佐藤先輩は、ご結婚は?」
「あ、ああ。まあね」
「するんですか!」
「うん、まあ、なんかな」
木村さんが笑っていた。
「佐藤先輩、いいじゃないですか」
「おい、木村」
「亜紀さん、石神に伝えてくれよ」
「はい!」
「佐藤先輩な、月末に結婚するんだよ」
「えぇー! 大変だぁー!」
私がまた叫んで立ち上がったので、ルーとハーが急いで傍に来た。
「ルー、ハー! 佐藤先輩が今月末にご結婚するんだって!」
「「えぇー!」」
「タカさんにすぐに伝えないと!」
「そうだね」
「御祝儀箱だよね!」
「現金、間に合う?」
「大丈夫!」
「家とかは?」
「ああ! 佐藤先輩、家はどうするんですか?」
「いや、実家の隣に今建ててるけど」
「なんだぁ!」
佐藤先輩が、どういうことか聞いている。
「タカさんの親友の結婚式で、10億円のご祝儀を送りました」
「今回は大恩ある佐藤先輩ですから、倍以上は」
「すぐに用意しますからね」
「家はもっと広くなくていいですかー?」
「絶対に辞めてくれ!」
佐藤先輩が慌てて言った。
「亜紀ちゃん」
「はい!」
「佐藤先輩の奥さんね、自分の教え子なんだ」
「えぇー!」
「おい、木村!」
「ちゃんとその子が卒業してから付き合ってるからね。散々佐藤先輩も断ってたんだけど、ついに押し切られちゃって」
「木村!」
「「「ワハハハハハ!」」」
「おい!」
みんなで笑った。
あー、早くタカさんに話したいー!
きっと大喜びするだろうな!
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