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六花襲撃事件
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六花から連絡を受け、タマに六花襲撃に関わった人間の名前を聞いた。
恐らく、襲撃者が知らない人物も多くいるだろう。
千両に電話をした。
「「日本一新会」の連中が六花を襲った」
「なんですと!」
「もちろん無事だ。ただ、これから始末を付けなければならん」
「我々にお任せ下さい」
「ああ、手伝ってくれ。取り敢えずは大宮駅で襲撃隊を確保している。引き取って貰えるか?」
「かしこまりました」
野党第一党の「日本一新会」だった。
理由は分かる。
御堂の勢力が余りにも巨大過ぎるのを畏れたのだ。
その御堂を俺が支えていることは多くの者が知っている。
俺自身についても、情報を持っている者も多い。
もちろん表には出せないが。
出せばとんでもないことになるのは、全員分かっている。
選挙では与党の圧倒的大勝で終わり、野党の議席はほとんど無かった。
恐らく、俺を使って御堂勢力の弱体化か、何某かの利益を得ようとしていたのだろう。
だが、六花を殺して俺を制御出来ると思ったこと自体が甘い。
アメリカでの「テロ行為」の情報は把握していない連中だ。
「奴らは「私兵」を使った。「愛国義兵団」だ」
「分かりました」
「愛国義兵団」は右翼組織だが、実態は「日本一新会」の私兵だ。
軍事教練を経た実力のある団体と言われている。
「全部粛清してもいいんだがな。千両、お前はどう思う?」
「はい。元々使える連中ではありませんからね。見せしめで粛清してもよろしいかと」
「流石ヤクザは冷酷だな!」
「アハハハハハ!」
まあ、やって出来ないこともないが、俺たちは殺人集団じゃない。
千両も半分は冗談で言っている。
もちろん、六花にやろうとしたことは絶対に許せないが。
「六花の強さは把握していたようだ。だから六花を殺して、子どもだけ手に入れようとしていたらしい」
「鬼畜ですな」
「そうだ。絶対に許さん。だけどな、皆殺しは不味い。もしもそれが明るみに出れば、御堂の名前にも傷が付く」
「上手くやりますが?」
「まあ、幾らでも出来るけどな。報いは受けさせるが、全員は殺さんよ」
「そうですか。では、明日にでも伺って宜しいですか?」
「頼む。3時くらいに来てくれ」
「かしこまりました」
「ああ、当然泊って行けよ?」
「ありがたく。桜も同行させて宜しいですか?」
「お前らはセットだからなぁ」
「ワハハハハハ!」
羽入や紅とも会いたいだろう。
土曜日。
千両と桜が、黒塗りのセンチュリーに乗って来た。
俺は門を開けてやり、玄関へ迎えに出る。
「石神様、参りました」
「御苦労。中へ入ってくれ」
二人が頭を下げて中へ入る。
桜が荷物と一緒に軸箱を持ってやがる。
「おい、それは何だ!」
「はい、石神さんにお渡ししたく」
「だからそういうのはいらねぇって! 持って帰れ!」
「はぁ、大橋万峰の……」
「虎か!」
「はい、やはり御存知で」
「てめぇ! なんで断りたくないものばっかり持ってきやがるんだ!」
「アハハハハハ!」
リヴィングに通し、コーヒーとケーキを配った。
今日はピエール・エルメの「チーズケーキ イスパハン」だ。
真っ赤なケーキの周囲をホワイトチョコの破片が取り巻いている。
ケーキの上にはまた赤い花弁のようなチョコレートが乗っている。
ヤクザには似合わないものだ。
「タカさん、ちょっと切りにくいんですけど」
「バカヤロー! 田舎者が来てるんだ! 慣れてる振りをしろ!」
「はい!」
亜紀ちゃんが真剣な顔でカットしていく。
大分偏ったピースになったが、何でもない顔をした。
「エヘヘヘヘ」
「頂きます」
千両と桜が礼を言い、ケーキを食べた。
「六花さんはお元気ですか?」
「ああ、問題ない。今月の27日の予定だけどな」
「そうですか。うちの者を付けましょうか?」
「いいよ。「紅六花」が、もう毎日大勢詰めてる。お前らよりも強いぞ」
「アハハハハハ!」
みんな、嬉しくてしょうがなく、用も無いのに六花のいる「紅六花ビル」に集まっているらしい。
「それで、桜。襲撃隊を調べて分かったことを言ってくれ」
俺は報告を受けているが、子どもたちは詳細を知らない。
「はい。まず、襲撃隊は「日本一新会」の荒事専門の「愛国義兵団」で間違いありません。構成員は50名。全員が海外で戦闘訓練を受けている連中です」
「どこだ?」
「アメリカですね。元グリーンベレーの人間たちが教えている軍事教練の会社があります。そこで結構仕上げられたと」
「なるほど。武装はどうだった?」
「C-4を各員が10キロを身に着け、別に持ち込んだ荷物は合計で200キロありました。既に雷管がセットされており、200キロには遠隔で起爆させる装置もありました」
「本気だったのかよ」
「はい。他には全員がH&KのP7を身に付けておりました。但し、六花さん相手では使う意味がありません。他に邪魔な人間を排除する目的だったかと」
「へぇー」
「他には全員がナイフと、二人がスプレー缶に入った「サリン」を所持していました」
「ヤバイな」
「はい。サリンの製法は、一昔前の事件で大分裏社会に広まりました。スプレーと言う形状から、恐らく大規模な供給源があるのかと」
「お前らは知らないのか」
「はい。今調べさせていますが、流石にヤクザに流すつもりは無いようでして。今回のような本格的な戦闘集団でしょうな」
「分かった」
まったく、平和ニッポンはどうしたんだ。
「装備からして、結構資金は潤沢だな」
「はい。捉えた連中から聞き出しただけでも、新興宗教の教団を襲ったり、暴力団の資金を奪ったりと、非合法な方法で金を掻き集めていたようです。その金が「日本一新会」の財源ともなっていたようで」
「無茶苦茶だな」
「六花さんを拘束してすぐに、サリンで殺すつもりだったと。近くのクリニックで帝王切開をし、お子様を取り上げる計画だったことが分かっています。クリニックも判明しております」
「そうか」
俺の中で、また怒りが込み上げてきたが、表には出さなかった。
いずれ全員に報復するつもりだが。
「ところでよ。大分時間経っちゃったけど、あいつら、どうしてる?」
「何も変わりありません。「愛国義兵団」も道具は集めているようですが、まだ動きはありません」
「正体がバレてねぇと?」
「そういうことでしょう。ですので、「日本一新会」の方も何も変わりはありません」
「温い組織だなぁ」
「まったく。まあ、一応攫った連中のリーダーに、襲撃が失敗し、これから一時的に安全な場所に逃げると電話させましたが」
「それを信じるかー」
「はい」
俺は全員を見渡した。
「よし! ルー! 作戦を!」
「はい!」
今回はルーに「日本一新会」と「愛国義兵団」への報復の作戦を立てさせた。
もちろん、俺の監修だ。
「まず、「日本一新会」で今回の事件に関わる人間を洗い出します」
「方法は?」
「現在分かっているのは、党首の折原茂が関わっていることが分かっています。折原であれば全員が判明するかと」
「よし、続けろ」
「折原もしくは「愛国義兵団」に最も深く関わる人間に、「愛国義兵団」全員を集めさせます。そこを一気に殲滅します」
「そのメンバーは!」
「希望者でいいんじゃないですか?」
全員が手を挙げる。
千両と桜もだ。
ロボは付き合いだ。
「タカさん、どうします?」
「俺と千両、桜。それにルー、お前だ」
「分かりました!」
「タカさん! 私もー」
「私も一緒に!」
亜紀ちゃんとハーが言う。
「必要ねぇんだけどなぁ」
「亜紀ちゃん、カワイイですよ!」
「ハーちゃんもカワイイですよ!」
「分かったよ。じゃあ、一緒に行くか」
「「はい!」」
「その前に、折原の拉致と同時に作戦当日はいろいろ動かなければならないかもしれん。関連者の拘束、拉致とかな」
党首の折原が襲撃事件の主犯であれば単純なのだが、他の人間が主導していた場合は、その人間の確保も必要になる。
「石神さん、それは千万組でやりますよ。党員にはりついておきます」
「そうか」
「日本一新会」は200名を超える所帯だが、中核は18名の政治家であり、あとは地方の支部の人員だ。関連はあるかもしれないが、恐らく都内の18名の中だろう。
秘書なども関わってはいるだろうが、後からでも確保出来る。
「折原は俺が行く。千両、桜、ルー、地下で打ち合わせるぞ」
俺たちは地下へ降りた。
恐らく、襲撃者が知らない人物も多くいるだろう。
千両に電話をした。
「「日本一新会」の連中が六花を襲った」
「なんですと!」
「もちろん無事だ。ただ、これから始末を付けなければならん」
「我々にお任せ下さい」
「ああ、手伝ってくれ。取り敢えずは大宮駅で襲撃隊を確保している。引き取って貰えるか?」
「かしこまりました」
野党第一党の「日本一新会」だった。
理由は分かる。
御堂の勢力が余りにも巨大過ぎるのを畏れたのだ。
その御堂を俺が支えていることは多くの者が知っている。
俺自身についても、情報を持っている者も多い。
もちろん表には出せないが。
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恐らく、俺を使って御堂勢力の弱体化か、何某かの利益を得ようとしていたのだろう。
だが、六花を殺して俺を制御出来ると思ったこと自体が甘い。
アメリカでの「テロ行為」の情報は把握していない連中だ。
「奴らは「私兵」を使った。「愛国義兵団」だ」
「分かりました」
「愛国義兵団」は右翼組織だが、実態は「日本一新会」の私兵だ。
軍事教練を経た実力のある団体と言われている。
「全部粛清してもいいんだがな。千両、お前はどう思う?」
「はい。元々使える連中ではありませんからね。見せしめで粛清してもよろしいかと」
「流石ヤクザは冷酷だな!」
「アハハハハハ!」
まあ、やって出来ないこともないが、俺たちは殺人集団じゃない。
千両も半分は冗談で言っている。
もちろん、六花にやろうとしたことは絶対に許せないが。
「六花の強さは把握していたようだ。だから六花を殺して、子どもだけ手に入れようとしていたらしい」
「鬼畜ですな」
「そうだ。絶対に許さん。だけどな、皆殺しは不味い。もしもそれが明るみに出れば、御堂の名前にも傷が付く」
「上手くやりますが?」
「まあ、幾らでも出来るけどな。報いは受けさせるが、全員は殺さんよ」
「そうですか。では、明日にでも伺って宜しいですか?」
「頼む。3時くらいに来てくれ」
「かしこまりました」
「ああ、当然泊って行けよ?」
「ありがたく。桜も同行させて宜しいですか?」
「お前らはセットだからなぁ」
「ワハハハハハ!」
羽入や紅とも会いたいだろう。
土曜日。
千両と桜が、黒塗りのセンチュリーに乗って来た。
俺は門を開けてやり、玄関へ迎えに出る。
「石神様、参りました」
「御苦労。中へ入ってくれ」
二人が頭を下げて中へ入る。
桜が荷物と一緒に軸箱を持ってやがる。
「おい、それは何だ!」
「はい、石神さんにお渡ししたく」
「だからそういうのはいらねぇって! 持って帰れ!」
「はぁ、大橋万峰の……」
「虎か!」
「はい、やはり御存知で」
「てめぇ! なんで断りたくないものばっかり持ってきやがるんだ!」
「アハハハハハ!」
リヴィングに通し、コーヒーとケーキを配った。
今日はピエール・エルメの「チーズケーキ イスパハン」だ。
真っ赤なケーキの周囲をホワイトチョコの破片が取り巻いている。
ケーキの上にはまた赤い花弁のようなチョコレートが乗っている。
ヤクザには似合わないものだ。
「タカさん、ちょっと切りにくいんですけど」
「バカヤロー! 田舎者が来てるんだ! 慣れてる振りをしろ!」
「はい!」
亜紀ちゃんが真剣な顔でカットしていく。
大分偏ったピースになったが、何でもない顔をした。
「エヘヘヘヘ」
「頂きます」
千両と桜が礼を言い、ケーキを食べた。
「六花さんはお元気ですか?」
「ああ、問題ない。今月の27日の予定だけどな」
「そうですか。うちの者を付けましょうか?」
「いいよ。「紅六花」が、もう毎日大勢詰めてる。お前らよりも強いぞ」
「アハハハハハ!」
みんな、嬉しくてしょうがなく、用も無いのに六花のいる「紅六花ビル」に集まっているらしい。
「それで、桜。襲撃隊を調べて分かったことを言ってくれ」
俺は報告を受けているが、子どもたちは詳細を知らない。
「はい。まず、襲撃隊は「日本一新会」の荒事専門の「愛国義兵団」で間違いありません。構成員は50名。全員が海外で戦闘訓練を受けている連中です」
「どこだ?」
「アメリカですね。元グリーンベレーの人間たちが教えている軍事教練の会社があります。そこで結構仕上げられたと」
「なるほど。武装はどうだった?」
「C-4を各員が10キロを身に着け、別に持ち込んだ荷物は合計で200キロありました。既に雷管がセットされており、200キロには遠隔で起爆させる装置もありました」
「本気だったのかよ」
「はい。他には全員がH&KのP7を身に付けておりました。但し、六花さん相手では使う意味がありません。他に邪魔な人間を排除する目的だったかと」
「へぇー」
「他には全員がナイフと、二人がスプレー缶に入った「サリン」を所持していました」
「ヤバイな」
「はい。サリンの製法は、一昔前の事件で大分裏社会に広まりました。スプレーと言う形状から、恐らく大規模な供給源があるのかと」
「お前らは知らないのか」
「はい。今調べさせていますが、流石にヤクザに流すつもりは無いようでして。今回のような本格的な戦闘集団でしょうな」
「分かった」
まったく、平和ニッポンはどうしたんだ。
「装備からして、結構資金は潤沢だな」
「はい。捉えた連中から聞き出しただけでも、新興宗教の教団を襲ったり、暴力団の資金を奪ったりと、非合法な方法で金を掻き集めていたようです。その金が「日本一新会」の財源ともなっていたようで」
「無茶苦茶だな」
「六花さんを拘束してすぐに、サリンで殺すつもりだったと。近くのクリニックで帝王切開をし、お子様を取り上げる計画だったことが分かっています。クリニックも判明しております」
「そうか」
俺の中で、また怒りが込み上げてきたが、表には出さなかった。
いずれ全員に報復するつもりだが。
「ところでよ。大分時間経っちゃったけど、あいつら、どうしてる?」
「何も変わりありません。「愛国義兵団」も道具は集めているようですが、まだ動きはありません」
「正体がバレてねぇと?」
「そういうことでしょう。ですので、「日本一新会」の方も何も変わりはありません」
「温い組織だなぁ」
「まったく。まあ、一応攫った連中のリーダーに、襲撃が失敗し、これから一時的に安全な場所に逃げると電話させましたが」
「それを信じるかー」
「はい」
俺は全員を見渡した。
「よし! ルー! 作戦を!」
「はい!」
今回はルーに「日本一新会」と「愛国義兵団」への報復の作戦を立てさせた。
もちろん、俺の監修だ。
「まず、「日本一新会」で今回の事件に関わる人間を洗い出します」
「方法は?」
「現在分かっているのは、党首の折原茂が関わっていることが分かっています。折原であれば全員が判明するかと」
「よし、続けろ」
「折原もしくは「愛国義兵団」に最も深く関わる人間に、「愛国義兵団」全員を集めさせます。そこを一気に殲滅します」
「そのメンバーは!」
「希望者でいいんじゃないですか?」
全員が手を挙げる。
千両と桜もだ。
ロボは付き合いだ。
「タカさん、どうします?」
「俺と千両、桜。それにルー、お前だ」
「分かりました!」
「タカさん! 私もー」
「私も一緒に!」
亜紀ちゃんとハーが言う。
「必要ねぇんだけどなぁ」
「亜紀ちゃん、カワイイですよ!」
「ハーちゃんもカワイイですよ!」
「分かったよ。じゃあ、一緒に行くか」
「「はい!」」
「その前に、折原の拉致と同時に作戦当日はいろいろ動かなければならないかもしれん。関連者の拘束、拉致とかな」
党首の折原が襲撃事件の主犯であれば単純なのだが、他の人間が主導していた場合は、その人間の確保も必要になる。
「石神さん、それは千万組でやりますよ。党員にはりついておきます」
「そうか」
「日本一新会」は200名を超える所帯だが、中核は18名の政治家であり、あとは地方の支部の人員だ。関連はあるかもしれないが、恐らく都内の18名の中だろう。
秘書なども関わってはいるだろうが、後からでも確保出来る。
「折原は俺が行く。千両、桜、ルー、地下で打ち合わせるぞ」
俺たちは地下へ降りた。
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