1,460 / 2,859
アラスカの御堂
しおりを挟む
翌朝の早朝にジャングル・マスターは出て行った。
いよいよ衆院選も近くなり、あいつは多忙だ。
俺も6時に起きて準備を始めた。
今日は御堂と正巳さんをアラスカへ招待する。
一泊の予定だ。
御堂も正巳さんも、朝が早いのは大丈夫だ。
今回は亜紀ちゃんと柳が同行する。
他の子どもたちは留守番だ。
8時に横田空軍基地に着き、「タイガー・ファング」に乗り込んだ。
御堂と正巳さんは終始緊張していた。
「本当に米軍基地を使うんだね」
「そうだ。向こうに着くと、昨日の午後1時だからな」
「うん、分かった」
時差は慣れてもらうしかない。
「タイガー・ファング」はアラスカ上空で旋回した。
御堂と正巳さんに、基地の全景を見てもらう。
「本当にもう着いたのか!」
「アハハハハハ!」
「これは凄いのう……」
「人類の拠点ですよ。何が来ても撃退出来るシステムになっています」
ヘッジホッグの異様な超兵器と基地を囲む分厚い防壁に二人が驚く。
「タイガー・ファング」は基地に隣接する幻想都市「アヴァロン」の上空へ移った。
「美しい都市だね」
「そうだろう。理想郷とは言わないが、人類が到達した最高の都市だよ」
「うん」
亜紀ちゃんと柳も上空から眺めたことは無いので感動している。
しばらく眺めた後で、俺たちは基地に着陸した。
基地の総司令であるターナー少将が迎えに出て来ていた。
俺は御堂と正巳さんを紹介する。
「ようこそ、「虎の穴」へ!」
「今日はわざわざお出迎え、ありがとうございます」
「昨日の演説はお見事でした」
「ああ、こっちでは観れたのか」
「特別な回線を使用しているからな。あれを突破できる奴はいないよ」
ライブ中継を一部の人間に見せていたが、早乙女は途中で見られなくなった。
今ではロシアのハッカーの攻撃だと分かっている。
日本国内では、蓮花研究所と自衛隊の左門たち、それに千両たちなどに流す手はずだったが、蓮花研究所以外はダウンしたようだ。
ブルーレイを渡す段取りを組んでいる。
蓮花研究所と「虎の穴」は量子コンピューターが配備されているので、そのせいだろう。
ヘッジホッグに行き、栞の居住区へ行った。
「御堂くん!」
「やあ、お久振りです」
「スゴイことになっちゃったわね!」
「まあ、石神のせいで」
「ウフフフフ!」
中へ入って昼食にする。
さっき食べたばかりなので、俺たちは軽めだ。
「あー、私も直接見たかったなー!」
「しょうがないだろう」
「みんな楽しそうだった!」
「楽しかったよ」
「もう!」
俺は笑って士王を抱いて来て御堂に見せた。
「可愛いね!」
「そうだろう! みんなそう言うんだよ!」
栞と亜紀ちゃんたちが後ろで笑った。
「こんにちは」
「え! もう喋れるのか!」
「まあな。ちょっと歩けるしな」
「ほんとか!」
俺は士王を立たせた。
まだ1歳ちょっとだが、捕まらずに歩ける。
「流石石神の子だな」
「俺も1歳で喋って歩いてたらしいからな」
「そうか」
士王が御堂の前まで歩いて笑った。
正巳さんにも近づき、足に抱き着いた。
「本当に可愛いね!」
「そうでしょう!」
正巳さんも笑った。
一休みして、俺は御堂と正巳さんを外へ連れ出した。
亜紀ちゃんと柳、栞と桜花たちも連れて行く。
「石神」
「なんだ?」
「どうして俺たちはハーネスを付けているんだ?」
「危ないからに決まっているだろう!」
「なに?」
俺の運転でハンヴィーに乗っている。
栞が後ろで不安気だ。
「あなた、やっぱりやるの?」
「おお。お前は直掴みだったよな」
「そうだよ!」
「あれは危ない」
「何言ってんのよ! 問答無用だったくせに!」
「あ! お前! 反省してねぇな!」
「わ、悪かったと思ってるよ!」
御堂が物凄く不安な顔をした。
「おい、石神、一体何をするんだ?」
「妖魔実体験!」
「え?」
暫く走って、広い原野に出る。
みんなで車を降りた。
「ワキン! ミミクン!」
御堂と正巳さんが不審そうな顔をしている。
間もなく、上空からでかいワシのワキンが来た。
続いて、地平線から地響きを立ててミミクンが来る。
「「!」」
「よう! よく来てくれたな!」
《我が主、いつなりとも》
《参上仕りました》
「い、い、石神……」
流石の御堂も動揺している。
このサイズの妖魔は初めてだ。
「ワキン! じゃあ俺と御堂を空に上げてくれ!」
《かしこまりました、我が主》
俺は自分と御堂の背中のハーネスを持ち上げて、ワキンに掴ませた。
一気に上空へ舞い上がる。
3秒後には地上1キロに到達していた。
「いーしーがーみー!」
「おう! 聞こえてるぞ!」
俺は笑ってワキンに適当に移動するように命じた。
地上で子どもたちがミミクンに乗って行くのが見える。
柳が正巳さんを抱えて飛び乗った。
俺と御堂は10分程空中散歩を楽しみ、地上へ戻った。
御堂は気絶しかけていた。
「おい、しっかりしろ」
「む、むりいうな」
御堂は地面に仰向けに横たわった。
俺は車から温かいコーヒーを持って来て飲ませた。
コーヒーを飲んで、御堂も呼吸が整って来た。
「なんでいきなり」
「おい、御堂。これからのお前は「なんで」とか「いきなりだ」とか言ってられねぇんだ。目の前のことは全部受け入れろ」
「!」
「どんなに想定外でも常識外れでもな。お前は全部呑み込んで対処しなければならない」
「石神、お前はそれが言いたくてこんな……」
俺は笑って答えた。
「いや、お前の驚く顔が見たかった」
「なんだと!」
御堂が大声を出したが、すぐに大笑いした。
「もうなんでもいい。お前が俺に持って来るものは何でもいいよ」
「そうか」
「親父の方は大丈夫かな」
「ああ、あっちは遊覧観光だからな」
「なんだって?」
「アハハハハハハ!」
俺たちがゆっくりとコーヒーを飲んで待っていると、ミミクンが戻って来た。
柳が正巳さんを抱えて飛び降りる。
栞や亜紀ちゃん、桜花たちも居りてきた。
妖魔たちを帰した。
「石神さん! 素晴らしい体験だった!」
「そうですか。なかなか出来ないですよね」
「そうだ! ああ、この世にこんなことがあるなんて!」
「ほら、御堂!」
「僕は何て言えばいいんだよ!」
「御堂くん、大丈夫だった?」
「大丈夫だけど。でもとんでもないよ、石神は!」
みんなが笑った。
「御堂、正巳さん。あの妖魔たちがこの土地を守ってくれてるんですよ」
「そうなのか。物凄い話だよな」
「そうだ。そして俺たちはあれほどの存在が必要な戦いを始めたんだ」
「うん、実感として分かったよ」
「頼むな、御堂」
「ああ、任せてくれ」
御堂が遠い地平線を見ていた。
「おし! じゃあ帰りは御堂、ペガサスに乗ってけよ!」
「冗談じゃないよ!」
「あ、お前! 俺が用意するものは何でも受け入れるって言ったじゃんか!」
「今日はもういいよ! 大体必要ないことだろう!」
みんなで笑った。
帰りは柳に運転させ、御堂に柳の成長を見せてやろうとした。
張り切って道路から外れて原野を走らせた。
岩に乗り上げて横転しそうになり、慌てて俺が運転を替わった。
御堂が「もう勘弁してくれ」と言った。
いよいよ衆院選も近くなり、あいつは多忙だ。
俺も6時に起きて準備を始めた。
今日は御堂と正巳さんをアラスカへ招待する。
一泊の予定だ。
御堂も正巳さんも、朝が早いのは大丈夫だ。
今回は亜紀ちゃんと柳が同行する。
他の子どもたちは留守番だ。
8時に横田空軍基地に着き、「タイガー・ファング」に乗り込んだ。
御堂と正巳さんは終始緊張していた。
「本当に米軍基地を使うんだね」
「そうだ。向こうに着くと、昨日の午後1時だからな」
「うん、分かった」
時差は慣れてもらうしかない。
「タイガー・ファング」はアラスカ上空で旋回した。
御堂と正巳さんに、基地の全景を見てもらう。
「本当にもう着いたのか!」
「アハハハハハ!」
「これは凄いのう……」
「人類の拠点ですよ。何が来ても撃退出来るシステムになっています」
ヘッジホッグの異様な超兵器と基地を囲む分厚い防壁に二人が驚く。
「タイガー・ファング」は基地に隣接する幻想都市「アヴァロン」の上空へ移った。
「美しい都市だね」
「そうだろう。理想郷とは言わないが、人類が到達した最高の都市だよ」
「うん」
亜紀ちゃんと柳も上空から眺めたことは無いので感動している。
しばらく眺めた後で、俺たちは基地に着陸した。
基地の総司令であるターナー少将が迎えに出て来ていた。
俺は御堂と正巳さんを紹介する。
「ようこそ、「虎の穴」へ!」
「今日はわざわざお出迎え、ありがとうございます」
「昨日の演説はお見事でした」
「ああ、こっちでは観れたのか」
「特別な回線を使用しているからな。あれを突破できる奴はいないよ」
ライブ中継を一部の人間に見せていたが、早乙女は途中で見られなくなった。
今ではロシアのハッカーの攻撃だと分かっている。
日本国内では、蓮花研究所と自衛隊の左門たち、それに千両たちなどに流す手はずだったが、蓮花研究所以外はダウンしたようだ。
ブルーレイを渡す段取りを組んでいる。
蓮花研究所と「虎の穴」は量子コンピューターが配備されているので、そのせいだろう。
ヘッジホッグに行き、栞の居住区へ行った。
「御堂くん!」
「やあ、お久振りです」
「スゴイことになっちゃったわね!」
「まあ、石神のせいで」
「ウフフフフ!」
中へ入って昼食にする。
さっき食べたばかりなので、俺たちは軽めだ。
「あー、私も直接見たかったなー!」
「しょうがないだろう」
「みんな楽しそうだった!」
「楽しかったよ」
「もう!」
俺は笑って士王を抱いて来て御堂に見せた。
「可愛いね!」
「そうだろう! みんなそう言うんだよ!」
栞と亜紀ちゃんたちが後ろで笑った。
「こんにちは」
「え! もう喋れるのか!」
「まあな。ちょっと歩けるしな」
「ほんとか!」
俺は士王を立たせた。
まだ1歳ちょっとだが、捕まらずに歩ける。
「流石石神の子だな」
「俺も1歳で喋って歩いてたらしいからな」
「そうか」
士王が御堂の前まで歩いて笑った。
正巳さんにも近づき、足に抱き着いた。
「本当に可愛いね!」
「そうでしょう!」
正巳さんも笑った。
一休みして、俺は御堂と正巳さんを外へ連れ出した。
亜紀ちゃんと柳、栞と桜花たちも連れて行く。
「石神」
「なんだ?」
「どうして俺たちはハーネスを付けているんだ?」
「危ないからに決まっているだろう!」
「なに?」
俺の運転でハンヴィーに乗っている。
栞が後ろで不安気だ。
「あなた、やっぱりやるの?」
「おお。お前は直掴みだったよな」
「そうだよ!」
「あれは危ない」
「何言ってんのよ! 問答無用だったくせに!」
「あ! お前! 反省してねぇな!」
「わ、悪かったと思ってるよ!」
御堂が物凄く不安な顔をした。
「おい、石神、一体何をするんだ?」
「妖魔実体験!」
「え?」
暫く走って、広い原野に出る。
みんなで車を降りた。
「ワキン! ミミクン!」
御堂と正巳さんが不審そうな顔をしている。
間もなく、上空からでかいワシのワキンが来た。
続いて、地平線から地響きを立ててミミクンが来る。
「「!」」
「よう! よく来てくれたな!」
《我が主、いつなりとも》
《参上仕りました》
「い、い、石神……」
流石の御堂も動揺している。
このサイズの妖魔は初めてだ。
「ワキン! じゃあ俺と御堂を空に上げてくれ!」
《かしこまりました、我が主》
俺は自分と御堂の背中のハーネスを持ち上げて、ワキンに掴ませた。
一気に上空へ舞い上がる。
3秒後には地上1キロに到達していた。
「いーしーがーみー!」
「おう! 聞こえてるぞ!」
俺は笑ってワキンに適当に移動するように命じた。
地上で子どもたちがミミクンに乗って行くのが見える。
柳が正巳さんを抱えて飛び乗った。
俺と御堂は10分程空中散歩を楽しみ、地上へ戻った。
御堂は気絶しかけていた。
「おい、しっかりしろ」
「む、むりいうな」
御堂は地面に仰向けに横たわった。
俺は車から温かいコーヒーを持って来て飲ませた。
コーヒーを飲んで、御堂も呼吸が整って来た。
「なんでいきなり」
「おい、御堂。これからのお前は「なんで」とか「いきなりだ」とか言ってられねぇんだ。目の前のことは全部受け入れろ」
「!」
「どんなに想定外でも常識外れでもな。お前は全部呑み込んで対処しなければならない」
「石神、お前はそれが言いたくてこんな……」
俺は笑って答えた。
「いや、お前の驚く顔が見たかった」
「なんだと!」
御堂が大声を出したが、すぐに大笑いした。
「もうなんでもいい。お前が俺に持って来るものは何でもいいよ」
「そうか」
「親父の方は大丈夫かな」
「ああ、あっちは遊覧観光だからな」
「なんだって?」
「アハハハハハハ!」
俺たちがゆっくりとコーヒーを飲んで待っていると、ミミクンが戻って来た。
柳が正巳さんを抱えて飛び降りる。
栞や亜紀ちゃん、桜花たちも居りてきた。
妖魔たちを帰した。
「石神さん! 素晴らしい体験だった!」
「そうですか。なかなか出来ないですよね」
「そうだ! ああ、この世にこんなことがあるなんて!」
「ほら、御堂!」
「僕は何て言えばいいんだよ!」
「御堂くん、大丈夫だった?」
「大丈夫だけど。でもとんでもないよ、石神は!」
みんなが笑った。
「御堂、正巳さん。あの妖魔たちがこの土地を守ってくれてるんですよ」
「そうなのか。物凄い話だよな」
「そうだ。そして俺たちはあれほどの存在が必要な戦いを始めたんだ」
「うん、実感として分かったよ」
「頼むな、御堂」
「ああ、任せてくれ」
御堂が遠い地平線を見ていた。
「おし! じゃあ帰りは御堂、ペガサスに乗ってけよ!」
「冗談じゃないよ!」
「あ、お前! 俺が用意するものは何でも受け入れるって言ったじゃんか!」
「今日はもういいよ! 大体必要ないことだろう!」
みんなで笑った。
帰りは柳に運転させ、御堂に柳の成長を見せてやろうとした。
張り切って道路から外れて原野を走らせた。
岩に乗り上げて横転しそうになり、慌てて俺が運転を替わった。
御堂が「もう勘弁してくれ」と言った。
1
お気に入りに追加
229
あなたにおすすめの小説
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
甘灯の思いつき短編集
甘灯
キャラ文芸
作者の思いつきで書き上げている短編集です。 (現在16作品を掲載しております)
※本編は現実世界が舞台になっていることがありますが、あくまで架空のお話です。フィクションとして楽しんでくださると幸いです。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました
成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。
天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。
学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる