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御堂、衆院選 ヤマトテレビ
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パーティの翌日の月曜日。
俺と御堂は朝食を食べて、7時にヤマトテレビに出掛けた。
青嵐に運転させる。
民放最大のテレビ局で、情報番組もドラマも強い。
また娯楽番組で他局の追随を許さないというテレビ業界で不動の局だ。
そこの朝の有名な情報番組に生出演することになっている。
8時からの番組で、俺たちは9時頃の出演予定だった。
御堂はもちろんだが、「虎」の軍の人間として俺も出演する。
俺はまた鏡面加工のマスクを被ってインタビューを受けることになっていた。
まだ俺は表には出せない。
7時半に、埋め立て地に建てられた巨大なヤマトテレビの敷地に入った。
指定の駐車場にロールスロイスを置き、俺たちは守衛のいる表玄関へ向かった。
もちろん、俺は既にマスクを装着している。
守衛に番組名と御堂の名を名乗った。
事前の話し合いで、それで局内に入れることになっていた。
「すみません。そちらの方はマスクを外して下さい」
「いや、顔を出すわけには行かないので、マスクのまま中へ入れるということになっているんですが」
「困ります。規則ですので、外して下さい」
俺と御堂は顔を見合わせた。
俺は青嵐を呼んで、隠してビデオカメラで俺たちを撮影するように命じた。
双子の作った高性能で小さなカメラだ。
あいつらの盗撮技術は高い。
青嵐が用意するまで、しばらく待つ。
「プロデューサーの橋場さんに連絡してください。ちゃんとマスクのままで入局出来るように許可は得ているんです」
守衛は内線で確認する。
その情景も青嵐に撮影させた。
しばらく話した後で、また窓口に出て来た。
「ダメです。橋場さんにも確認しましたが、ここでは一度マスクを取って欲しいということです」
守衛室にも、ゲートになっている玄関にも、当然監視カメラが幾つもある。
どういうことかがすぐに分かっていた。
ここで俺の顔を掴みたいのだ。
他局や全てのマスコミが俺の顔を知らない。
「御堂、じゃあ帰ろうか」
「そうだね」
御堂も気付いているようだった。
「え! あの、ちょっと!」
守衛が慌てて外へ出て来た。
「お前たちがどうしても出演して欲しいと言うから俺たちは来た」
「あの、ちょっと待って!」
「もういい。もうヤマトテレビなどには一切出演もしないし、取材も断る。橋場にそう言っておけ」
「いや、もう一度連絡しますので!」
「じゃあ、ふざけるなと言っておけよ」
守衛が呆然と立ち尽くしていた。
俺と御堂は無視して立ち去った。
ルーに連絡し、また一江に青嵐が撮影した動画を渡した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
午後2時。
「どういうことだ!」
ヤマトテレビの役員会議室は大混乱だった。
会長と社長が報告を聞いて動揺している。
「現在、80社からCMスポンサー契約の解除の申し出が! 現在もどんどん増えています!」
「だから、一体何があったんだ!」
「分かりません!」
別の局員が会議中の役員会議室に入って来る。
「大変です! ネットの動画で御堂氏と「虎」の軍の方との遣り取りがアップされています!」
「なんだ?」
「今朝の『特ダネヤマト』に出演するために来局した時のもののようです!」
「それがなんなんだ!」
「守衛が「虎」の軍の方にマスクを外すように言っていました。でも、それは約束が違うと」
「なんだって!」
「橋場プロデューサーのメールも掲載されています! これは不味いですよ!」
「すぐに削除させろ!」
「無理ですよ! もう数百の動画サイトで次々にコピーされて拡散しているんです! ネット上では物凄い炎上ですって! 何しろ御堂氏と「虎」の軍ですから!」
会長は緊急招集した社長や役員たちの前で青ざめた。
「では、企業のCM契約破棄の申し出というのは……」
「多分、「虎」の軍の指示でしょう。直接のものも多いでしょうが、ネットの炎上を見てのスポンサーも多数になるかと」
「現在、7割のスポンサーが契約破棄を申し出ています!」
「終わりだ……」
広報部長が御堂に連絡した。
「御堂様! この度は大変な御無礼をお掛け致しました!」
「こちらは午前中一杯まで待ったんですよ? でも、それまで何の謝罪も釈明も無かった」
「それは、申し訳ございません!」
「私も不快ですが、盟友である「虎」の軍に申し訳ない。日本を命懸けで救おうとしている彼らに対してこの振る舞いは許すことは出来ません」
「全面的に謝罪致します! どのような御要求でも受け入れる所存でいます。これは局の全役員の総意であり……」
「結構です。ヤマトテレビとは今後一切の関りを拒否します」
「そこを何とか! 何とか弁明の機会を!」
電話が切られた。
二度と繋がることは無かった。
その日、ヤマトテレビの株価は暴落し、ストップ安で市場が終わった。
その後も安値を更新し続け、多くの歌手やタレントが出演拒否の声明を出した。
他局も様々なメディアもヤマトテレビのバッシングをし、夕刊と翌日の朝刊は全紙一面で取り上げた。
メディアの権力で無理矢理「虎」の軍の顔を掴もうとしたやり口が、全国民の怒りを買った。
その一方で、「虎」の軍が日本を救う救世主的組織であるとの認知が広まり定着した。
ヤマトテレビは社会悪と認識され、瓦解した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺はルーに俺たちの協力企業に圧力を掛けるように言い、一江には動画の拡散を頼んだ。
ルーとハーが即座に動き、大手企業がヤマトテレビのスポンサー契約を解約した。
関連会社も連動し、また他の企業にも圧力を掛けた。
今後「御堂帝国」と「虎」の軍に協力する企業がどのような恩恵を被るのかを伝達していった。
無尽蔵のエネルギーの提供、革新的技術の伝達、その他企業ごとの利便を説明する。
ジャングル・マスターのシナリオで、既に調査は整っていた。
ヤマトテレビがこの上ないスケープゴートとなってくれた。
そして、「御堂帝国」がテレビ業界に君臨する地盤となった。
別に俺たちはヤマトテレビを嵌めようとする意図は無かった。
あれは自滅だ。
俺たちを舐めていた。
テレビ出演に対して、俺たちがそれを喉から手が出るほど欲していると勘違いしていた。
自分たちの言う通りに出来ると思い上がっていた。
翌日、ヤマトテレビは緊急特番を企画し、今回の謝罪と御堂や「虎」の軍を褒め称えるような番組を放映した。
しかし、出演者が乏しく、人気の局アナが起用されたが、パッとしない内容だった。
俺たちが提供した素材は全部引き揚げられ、誰も知らないコメンテーターが金で集められたようだが、どう見ても寂し過ぎるものだった。
そのうち、過去の番組の再放送が増え、しばらくは局の人間が何とか番組を維持していたが、他局への引き抜きが始まり、ヤマトテレビは衰退していった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
40%の株式が買い占められ、ヤマトテレビは経営陣が一新された。
筆頭株主は名前を伏せられていたが、若干15歳の少年と知られ、世間が驚愕した。
しかし、経営陣が交代したことで、ヤマトテレビにまたスポンサーが戻って来た。
以前にも増して視聴率が上がった。
超人気番組『ロボちゃんの街歩き・ばーん!』は毎回50%を超える視聴率となった。
疑似ドキュメンタリー『今日も悪人狩り』や可愛らしい双子の『マイクロビキニ・ジョギング』も好評だった。
そして深夜番組『ザ・オトメン・ポエム』も不思議な空気感と微妙な感性の詩がネットで評判となり、深夜枠としては異例の20%越を果たした。
むしろ、時々登場する美女「ユキノ」の愛らしい詩の解説が多くの男性ファンを獲得した。
世界的なネットの配信者「ねっとばープロトンさん」で絶賛されたことが大きな要因の一つだった。
そして南虎のベストセラー小説『虎は孤高に』がドラマ化されると、最高80%というテレビ史上最高の視聴率を獲得した。
同時にアニメ『異世界丹沢ゴーゴー』や『サーモン係長』が大人気になり、劇場版も次々と作られて行った。
ヤマトテレビは以前以上のテレビ業界の最大手となり、日本中が夢中になっていった。
俺と御堂は朝食を食べて、7時にヤマトテレビに出掛けた。
青嵐に運転させる。
民放最大のテレビ局で、情報番組もドラマも強い。
また娯楽番組で他局の追随を許さないというテレビ業界で不動の局だ。
そこの朝の有名な情報番組に生出演することになっている。
8時からの番組で、俺たちは9時頃の出演予定だった。
御堂はもちろんだが、「虎」の軍の人間として俺も出演する。
俺はまた鏡面加工のマスクを被ってインタビューを受けることになっていた。
まだ俺は表には出せない。
7時半に、埋め立て地に建てられた巨大なヤマトテレビの敷地に入った。
指定の駐車場にロールスロイスを置き、俺たちは守衛のいる表玄関へ向かった。
もちろん、俺は既にマスクを装着している。
守衛に番組名と御堂の名を名乗った。
事前の話し合いで、それで局内に入れることになっていた。
「すみません。そちらの方はマスクを外して下さい」
「いや、顔を出すわけには行かないので、マスクのまま中へ入れるということになっているんですが」
「困ります。規則ですので、外して下さい」
俺と御堂は顔を見合わせた。
俺は青嵐を呼んで、隠してビデオカメラで俺たちを撮影するように命じた。
双子の作った高性能で小さなカメラだ。
あいつらの盗撮技術は高い。
青嵐が用意するまで、しばらく待つ。
「プロデューサーの橋場さんに連絡してください。ちゃんとマスクのままで入局出来るように許可は得ているんです」
守衛は内線で確認する。
その情景も青嵐に撮影させた。
しばらく話した後で、また窓口に出て来た。
「ダメです。橋場さんにも確認しましたが、ここでは一度マスクを取って欲しいということです」
守衛室にも、ゲートになっている玄関にも、当然監視カメラが幾つもある。
どういうことかがすぐに分かっていた。
ここで俺の顔を掴みたいのだ。
他局や全てのマスコミが俺の顔を知らない。
「御堂、じゃあ帰ろうか」
「そうだね」
御堂も気付いているようだった。
「え! あの、ちょっと!」
守衛が慌てて外へ出て来た。
「お前たちがどうしても出演して欲しいと言うから俺たちは来た」
「あの、ちょっと待って!」
「もういい。もうヤマトテレビなどには一切出演もしないし、取材も断る。橋場にそう言っておけ」
「いや、もう一度連絡しますので!」
「じゃあ、ふざけるなと言っておけよ」
守衛が呆然と立ち尽くしていた。
俺と御堂は無視して立ち去った。
ルーに連絡し、また一江に青嵐が撮影した動画を渡した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
午後2時。
「どういうことだ!」
ヤマトテレビの役員会議室は大混乱だった。
会長と社長が報告を聞いて動揺している。
「現在、80社からCMスポンサー契約の解除の申し出が! 現在もどんどん増えています!」
「だから、一体何があったんだ!」
「分かりません!」
別の局員が会議中の役員会議室に入って来る。
「大変です! ネットの動画で御堂氏と「虎」の軍の方との遣り取りがアップされています!」
「なんだ?」
「今朝の『特ダネヤマト』に出演するために来局した時のもののようです!」
「それがなんなんだ!」
「守衛が「虎」の軍の方にマスクを外すように言っていました。でも、それは約束が違うと」
「なんだって!」
「橋場プロデューサーのメールも掲載されています! これは不味いですよ!」
「すぐに削除させろ!」
「無理ですよ! もう数百の動画サイトで次々にコピーされて拡散しているんです! ネット上では物凄い炎上ですって! 何しろ御堂氏と「虎」の軍ですから!」
会長は緊急招集した社長や役員たちの前で青ざめた。
「では、企業のCM契約破棄の申し出というのは……」
「多分、「虎」の軍の指示でしょう。直接のものも多いでしょうが、ネットの炎上を見てのスポンサーも多数になるかと」
「現在、7割のスポンサーが契約破棄を申し出ています!」
「終わりだ……」
広報部長が御堂に連絡した。
「御堂様! この度は大変な御無礼をお掛け致しました!」
「こちらは午前中一杯まで待ったんですよ? でも、それまで何の謝罪も釈明も無かった」
「それは、申し訳ございません!」
「私も不快ですが、盟友である「虎」の軍に申し訳ない。日本を命懸けで救おうとしている彼らに対してこの振る舞いは許すことは出来ません」
「全面的に謝罪致します! どのような御要求でも受け入れる所存でいます。これは局の全役員の総意であり……」
「結構です。ヤマトテレビとは今後一切の関りを拒否します」
「そこを何とか! 何とか弁明の機会を!」
電話が切られた。
二度と繋がることは無かった。
その日、ヤマトテレビの株価は暴落し、ストップ安で市場が終わった。
その後も安値を更新し続け、多くの歌手やタレントが出演拒否の声明を出した。
他局も様々なメディアもヤマトテレビのバッシングをし、夕刊と翌日の朝刊は全紙一面で取り上げた。
メディアの権力で無理矢理「虎」の軍の顔を掴もうとしたやり口が、全国民の怒りを買った。
その一方で、「虎」の軍が日本を救う救世主的組織であるとの認知が広まり定着した。
ヤマトテレビは社会悪と認識され、瓦解した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺はルーに俺たちの協力企業に圧力を掛けるように言い、一江には動画の拡散を頼んだ。
ルーとハーが即座に動き、大手企業がヤマトテレビのスポンサー契約を解約した。
関連会社も連動し、また他の企業にも圧力を掛けた。
今後「御堂帝国」と「虎」の軍に協力する企業がどのような恩恵を被るのかを伝達していった。
無尽蔵のエネルギーの提供、革新的技術の伝達、その他企業ごとの利便を説明する。
ジャングル・マスターのシナリオで、既に調査は整っていた。
ヤマトテレビがこの上ないスケープゴートとなってくれた。
そして、「御堂帝国」がテレビ業界に君臨する地盤となった。
別に俺たちはヤマトテレビを嵌めようとする意図は無かった。
あれは自滅だ。
俺たちを舐めていた。
テレビ出演に対して、俺たちがそれを喉から手が出るほど欲していると勘違いしていた。
自分たちの言う通りに出来ると思い上がっていた。
翌日、ヤマトテレビは緊急特番を企画し、今回の謝罪と御堂や「虎」の軍を褒め称えるような番組を放映した。
しかし、出演者が乏しく、人気の局アナが起用されたが、パッとしない内容だった。
俺たちが提供した素材は全部引き揚げられ、誰も知らないコメンテーターが金で集められたようだが、どう見ても寂し過ぎるものだった。
そのうち、過去の番組の再放送が増え、しばらくは局の人間が何とか番組を維持していたが、他局への引き抜きが始まり、ヤマトテレビは衰退していった。
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40%の株式が買い占められ、ヤマトテレビは経営陣が一新された。
筆頭株主は名前を伏せられていたが、若干15歳の少年と知られ、世間が驚愕した。
しかし、経営陣が交代したことで、ヤマトテレビにまたスポンサーが戻って来た。
以前にも増して視聴率が上がった。
超人気番組『ロボちゃんの街歩き・ばーん!』は毎回50%を超える視聴率となった。
疑似ドキュメンタリー『今日も悪人狩り』や可愛らしい双子の『マイクロビキニ・ジョギング』も好評だった。
そして深夜番組『ザ・オトメン・ポエム』も不思議な空気感と微妙な感性の詩がネットで評判となり、深夜枠としては異例の20%越を果たした。
むしろ、時々登場する美女「ユキノ」の愛らしい詩の解説が多くの男性ファンを獲得した。
世界的なネットの配信者「ねっとばープロトンさん」で絶賛されたことが大きな要因の一つだった。
そして南虎のベストセラー小説『虎は孤高に』がドラマ化されると、最高80%というテレビ史上最高の視聴率を獲得した。
同時にアニメ『異世界丹沢ゴーゴー』や『サーモン係長』が大人気になり、劇場版も次々と作られて行った。
ヤマトテレビは以前以上のテレビ業界の最大手となり、日本中が夢中になっていった。
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