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全ては、乾様のために
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私の名はディディ。
偉大なる石神様の手によって生み出され、乾武彦様を愛し守るように運命付けられた。
初めてお会いした時から、乾様は私の愛する方となった。
厳しさと優しさを秘めた愛くるしいお顔。
微笑むと一層素敵なお顔になる。
私は、あの笑顔を乾様がずっと出来るようにしたいと思った。
幸いにも、偉大なる石神様から、敬愛する蓮花様の手によって、私には十二分な能力が与えられていた。
頑丈な身体といつまでも動き続けられる体力。
そして高度な知能と知識と技能。
乾様が経営されるバイクショップに必要な修理や点検は一流の職人並だ。
そして掃除や料理などの家事全般と接客に必要な知識。
様々なお客様との話題に対応出来るように、膨大な知識を持ってもいる。
御子様に喜ばれるようにと、遊園地の機能もある。
そして戦う力。
偉大なる石神様には強大な敵がいる。
万一にもその敵が乾様に向かって来た時に、私はすべて迎撃しなければならない。
ただ、乾様は争いごとを好まれない。
敵とはいえ人が傷つくことも、まして死ぬことを目にされたくはないお優しい方だ。
私が戦えることは御存知でも、実際にそれを目にすることは御嫌いだろう。
実際に、私が初めてここへ来た時に蓮花様が運ばれた戦闘用のユニットは持ち帰るように仰った。
本当は「殲滅ユニット」まで欲しかったが、その時は諦めるしかなかった。
総重量2トンを超える大規模なそのユニットは、確かに置き場所にも困る。
その後に石神様が乾様の御向かいの土地をご購入され、こっそりと置かせて頂いているが。
あれから更に発展した「バトルユニット」も多数ある。
乾様が私を受け入れてくれ、一層愛するようになって下さった。
もう私も乾様無しの生活は考えられない。
乾様が大事になさっている他の従業員の方々も大切だし、乾様を慕っておられる御友人の方々やそのご家族も大切だ。
乾様は本当にお優しい方なので、大事な方々も多い。
私は夜にこっそりと乾様のベッドを抜け出し、戦闘用のユニットの手入れを怠らない。
一度、お店で暴れられる方がいた。
お話を聞いていると、どうも乾様がお売りになったものに難癖を付けて賠償金をせしめようと考えられておられるようだ。
その方は金属バットを手にされ、乾様の御店のガラスのテーブル(45000円)を壊された。
あと、お出しした紅茶のカップ(980円)とソーサー(880円)。
大切な売り物の素敵なバイクまで壊されては困る。
「お客様」
「なんだ、でっかいネェチャン!」
「この短小チンコ野郎」
「あんだと、ゴルァァー!」
振り下ろされる金属バットを左手で受けて握りつぶした。
そのまま前に引き寄せ、右手のアッパーで意識を奪った。
乾様には聞こえていないし見えていない。
「お帰り頂いて参ります」
「お、おう」
乾様の御許可が出たので、外へ連れ出そうとした。
「い、いや、ちょっと待て!」
「はい、何か?」
「そいつ、死んでないよな?」
「もちろんでございます。暴れられないように致しましたが、ちゃんとお外で意識は戻します。少々話し合いが必要と思いますが」
「おう、それならいいんだけどよ」
一礼して外に御連れした。
隣の修理場まで運んだ。
胸の脇を突き、肋骨を一本折ると、目を覚まされた。
「おい、お前。何してくれてんだ?」
「グエェ!」
「お前、ちゃんと詫びは入れられるんだろうなぁ?」
「は、はい」
「300万だ」
「はい?」
「詫びを入れるんだって言っただろう!」
「は、はい!」
「これから行くぞ」
「へ?」
私は向かいの倉庫に仕舞ってある「ディディ・カー」にその方を御乗せした。
「ディディ・カー」は特殊なメタリック・ブラックで塗装されたハイエースタイプだ。
但し、エンジンはV12気筒に換装し、時速400キロまで出せる。
後ろの荷台には対物ライフルからアサルトライフルなどの銃器が満載だ。
「け、蹴らないでくれぇ!」
助手席に足で御入れする際に、また肋骨が一本折れたようだ。
その方の「事務所」は近かった。
「ディディ・カー」で10分も掛からない。
念のためにMP5とグロックG34、それらの弾倉を吊るした。
ビルの3階に上がると、5人程の男性の方々がいた。
「なんだ、てめぇ!」
「社長! どうしたんですか!」
うるさいのでMP5を連射して黙って頂いた。
ちゃんと本物だとご理解頂けた。
「ヒィ!」
「早く金を出せ!」
「は、はい! お待ちを! 殺さないで!」
「早くしろ!」
その方は慌てて金庫に走り、中から札束を三つ出して来た。
「ディディ・アイ」で瞬時に枚数を確認する。
「よし!」
「ああ、これで……」
私はもう一度その方を外へ御連れした。
事務所の方々は呆然とご覧になっていた。
その方を近くの病院前で車から蹴り落してお店に帰った。
「ディディ、遅かったじゃねぇか」
「はい、念のために病院へ御連れしていたもので」
「なんだ、そこまでやってやる必要はねぇだろう」
「いえ、私が関わったものですから、最後まで」
「そうか。まあ、お前はそういう優しい奴だもんな」
「ウフフフ」
頂いたお金をレジに仕舞おうとしたが、生憎入らなかった。
私としたことがうっかりだ。
私は少し後で買物に出た際に、前よりも少しいいガラステーブルを家具屋さんに注文し、いつもよりもちょっといい食材を買い物し、残りのお金は乾様の御口座に振り込んだ。
経理はわたしが任せて頂いているので、乾様が気付かれることはないだろう。
数日後。
防衛システムから侵入者の発報を受けた。
深夜の3時。
今日も乾様は私を沢山愛して下さって、ぐっすりと眠られている。
私はそっとベッドを抜け、黒のツナギを着て外に出た。
「あ、あいつです!」
駐車場で先日肋骨を御折りした方が叫んだ。
御勝手にうちの駐車場に車を入れている。
20人程の御仲間を連れているようだ。
全員銃器で武装している。
万一銃声で乾様が目覚められると大変だ。
「「虚震花」!」
みんな霧になっていなくなった。
私は「お掃除ユニット」を装着し、溜まった粉末を集めて70リットルのゴミ袋に詰めて行った。
地面に放水し、デッキブラシで綺麗に洗い流した。
「なんだよ、店の駐車場を勝手に使いやがってよ!」
翌朝、乾様はお店の駐車場に止まっている5台の車を見ておっしゃった。
「2トントラックまで置きやがって! しょうがねぇ、警察呼ぶかぁ」
電話され、しばらく後で警察の方々が来てレッカー車で全て運んで下さった。
乾様がお知り合いの警察の方と少し話されていた。
「おい、ディディ。あの車ってヤクザのものらしかったぞ」
「そうなのですか!」
「ああ。なんか中に拳銃まで入ってたってよ。おっかねぇな」
「さようでございますね」
「まあ、お前に万一があったら、絶対に俺が守るからな!」
「はい! 宜しくお願いします!」
「おう! 任せろ!」
本当に乾様は御優しい。
「だけど、何でうちの駐車場に停めてやがったのかな?」
「さあ。石神様にご連絡しておきますか?」
「そうだなぁ。ああ、でも辞めておこう。トラに任せると大事にしやがるからな!」
「はい!」
小さな事件で納めることが出来たようで嬉しかった。
「ところで、駐車場がやけに綺麗だな」
「はい。今朝掃除をしました」
「そうか! でもあんまり無理するなよな」
「はい!」
今日も御優しい乾様で嬉しい。
私は幸せだ。
私の全ては、乾様のためにある。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「石神様、朝早くから申し訳ありません」
「よう、蓮花か! どうした、何かあったか?」
「はい。昨晩の3時過ぎにディディが丸林組の下部組織を壊滅させました」
「あ?」
俺は乾さんの店に難癖付けて来た組員をディディが締め、その報復に来た連中をディディが「虚震花」で消した経緯を聞いた。
「そうかぁ。まあ、組関係は俺に任せろ。きっちり話を付けてやる」
「かしこまりました。お手数をお掛けします」
「いいって。乾さんとディディのためだからな!」
「オホホホホ」
「それに俺の運動にもなるしよ!」
「さようでございますね!」
まあ、この機会にあの辺の連中に乾さんの店に手を出さないように徹底しておこう。
何にしても、乾さんとディディが無事なのが嬉しい。
それが全てだ。
《戦争は誰が正しいかを決めるのではない。誰が生き残るかを決めるのだ。(War does not determine who is right – only who is left.)》バートランド・ラッセル
偉大なる石神様の手によって生み出され、乾武彦様を愛し守るように運命付けられた。
初めてお会いした時から、乾様は私の愛する方となった。
厳しさと優しさを秘めた愛くるしいお顔。
微笑むと一層素敵なお顔になる。
私は、あの笑顔を乾様がずっと出来るようにしたいと思った。
幸いにも、偉大なる石神様から、敬愛する蓮花様の手によって、私には十二分な能力が与えられていた。
頑丈な身体といつまでも動き続けられる体力。
そして高度な知能と知識と技能。
乾様が経営されるバイクショップに必要な修理や点検は一流の職人並だ。
そして掃除や料理などの家事全般と接客に必要な知識。
様々なお客様との話題に対応出来るように、膨大な知識を持ってもいる。
御子様に喜ばれるようにと、遊園地の機能もある。
そして戦う力。
偉大なる石神様には強大な敵がいる。
万一にもその敵が乾様に向かって来た時に、私はすべて迎撃しなければならない。
ただ、乾様は争いごとを好まれない。
敵とはいえ人が傷つくことも、まして死ぬことを目にされたくはないお優しい方だ。
私が戦えることは御存知でも、実際にそれを目にすることは御嫌いだろう。
実際に、私が初めてここへ来た時に蓮花様が運ばれた戦闘用のユニットは持ち帰るように仰った。
本当は「殲滅ユニット」まで欲しかったが、その時は諦めるしかなかった。
総重量2トンを超える大規模なそのユニットは、確かに置き場所にも困る。
その後に石神様が乾様の御向かいの土地をご購入され、こっそりと置かせて頂いているが。
あれから更に発展した「バトルユニット」も多数ある。
乾様が私を受け入れてくれ、一層愛するようになって下さった。
もう私も乾様無しの生活は考えられない。
乾様が大事になさっている他の従業員の方々も大切だし、乾様を慕っておられる御友人の方々やそのご家族も大切だ。
乾様は本当にお優しい方なので、大事な方々も多い。
私は夜にこっそりと乾様のベッドを抜け出し、戦闘用のユニットの手入れを怠らない。
一度、お店で暴れられる方がいた。
お話を聞いていると、どうも乾様がお売りになったものに難癖を付けて賠償金をせしめようと考えられておられるようだ。
その方は金属バットを手にされ、乾様の御店のガラスのテーブル(45000円)を壊された。
あと、お出しした紅茶のカップ(980円)とソーサー(880円)。
大切な売り物の素敵なバイクまで壊されては困る。
「お客様」
「なんだ、でっかいネェチャン!」
「この短小チンコ野郎」
「あんだと、ゴルァァー!」
振り下ろされる金属バットを左手で受けて握りつぶした。
そのまま前に引き寄せ、右手のアッパーで意識を奪った。
乾様には聞こえていないし見えていない。
「お帰り頂いて参ります」
「お、おう」
乾様の御許可が出たので、外へ連れ出そうとした。
「い、いや、ちょっと待て!」
「はい、何か?」
「そいつ、死んでないよな?」
「もちろんでございます。暴れられないように致しましたが、ちゃんとお外で意識は戻します。少々話し合いが必要と思いますが」
「おう、それならいいんだけどよ」
一礼して外に御連れした。
隣の修理場まで運んだ。
胸の脇を突き、肋骨を一本折ると、目を覚まされた。
「おい、お前。何してくれてんだ?」
「グエェ!」
「お前、ちゃんと詫びは入れられるんだろうなぁ?」
「は、はい」
「300万だ」
「はい?」
「詫びを入れるんだって言っただろう!」
「は、はい!」
「これから行くぞ」
「へ?」
私は向かいの倉庫に仕舞ってある「ディディ・カー」にその方を御乗せした。
「ディディ・カー」は特殊なメタリック・ブラックで塗装されたハイエースタイプだ。
但し、エンジンはV12気筒に換装し、時速400キロまで出せる。
後ろの荷台には対物ライフルからアサルトライフルなどの銃器が満載だ。
「け、蹴らないでくれぇ!」
助手席に足で御入れする際に、また肋骨が一本折れたようだ。
その方の「事務所」は近かった。
「ディディ・カー」で10分も掛からない。
念のためにMP5とグロックG34、それらの弾倉を吊るした。
ビルの3階に上がると、5人程の男性の方々がいた。
「なんだ、てめぇ!」
「社長! どうしたんですか!」
うるさいのでMP5を連射して黙って頂いた。
ちゃんと本物だとご理解頂けた。
「ヒィ!」
「早く金を出せ!」
「は、はい! お待ちを! 殺さないで!」
「早くしろ!」
その方は慌てて金庫に走り、中から札束を三つ出して来た。
「ディディ・アイ」で瞬時に枚数を確認する。
「よし!」
「ああ、これで……」
私はもう一度その方を外へ御連れした。
事務所の方々は呆然とご覧になっていた。
その方を近くの病院前で車から蹴り落してお店に帰った。
「ディディ、遅かったじゃねぇか」
「はい、念のために病院へ御連れしていたもので」
「なんだ、そこまでやってやる必要はねぇだろう」
「いえ、私が関わったものですから、最後まで」
「そうか。まあ、お前はそういう優しい奴だもんな」
「ウフフフ」
頂いたお金をレジに仕舞おうとしたが、生憎入らなかった。
私としたことがうっかりだ。
私は少し後で買物に出た際に、前よりも少しいいガラステーブルを家具屋さんに注文し、いつもよりもちょっといい食材を買い物し、残りのお金は乾様の御口座に振り込んだ。
経理はわたしが任せて頂いているので、乾様が気付かれることはないだろう。
数日後。
防衛システムから侵入者の発報を受けた。
深夜の3時。
今日も乾様は私を沢山愛して下さって、ぐっすりと眠られている。
私はそっとベッドを抜け、黒のツナギを着て外に出た。
「あ、あいつです!」
駐車場で先日肋骨を御折りした方が叫んだ。
御勝手にうちの駐車場に車を入れている。
20人程の御仲間を連れているようだ。
全員銃器で武装している。
万一銃声で乾様が目覚められると大変だ。
「「虚震花」!」
みんな霧になっていなくなった。
私は「お掃除ユニット」を装着し、溜まった粉末を集めて70リットルのゴミ袋に詰めて行った。
地面に放水し、デッキブラシで綺麗に洗い流した。
「なんだよ、店の駐車場を勝手に使いやがってよ!」
翌朝、乾様はお店の駐車場に止まっている5台の車を見ておっしゃった。
「2トントラックまで置きやがって! しょうがねぇ、警察呼ぶかぁ」
電話され、しばらく後で警察の方々が来てレッカー車で全て運んで下さった。
乾様がお知り合いの警察の方と少し話されていた。
「おい、ディディ。あの車ってヤクザのものらしかったぞ」
「そうなのですか!」
「ああ。なんか中に拳銃まで入ってたってよ。おっかねぇな」
「さようでございますね」
「まあ、お前に万一があったら、絶対に俺が守るからな!」
「はい! 宜しくお願いします!」
「おう! 任せろ!」
本当に乾様は御優しい。
「だけど、何でうちの駐車場に停めてやがったのかな?」
「さあ。石神様にご連絡しておきますか?」
「そうだなぁ。ああ、でも辞めておこう。トラに任せると大事にしやがるからな!」
「はい!」
小さな事件で納めることが出来たようで嬉しかった。
「ところで、駐車場がやけに綺麗だな」
「はい。今朝掃除をしました」
「そうか! でもあんまり無理するなよな」
「はい!」
今日も御優しい乾様で嬉しい。
私は幸せだ。
私の全ては、乾様のためにある。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「石神様、朝早くから申し訳ありません」
「よう、蓮花か! どうした、何かあったか?」
「はい。昨晩の3時過ぎにディディが丸林組の下部組織を壊滅させました」
「あ?」
俺は乾さんの店に難癖付けて来た組員をディディが締め、その報復に来た連中をディディが「虚震花」で消した経緯を聞いた。
「そうかぁ。まあ、組関係は俺に任せろ。きっちり話を付けてやる」
「かしこまりました。お手数をお掛けします」
「いいって。乾さんとディディのためだからな!」
「オホホホホ」
「それに俺の運動にもなるしよ!」
「さようでございますね!」
まあ、この機会にあの辺の連中に乾さんの店に手を出さないように徹底しておこう。
何にしても、乾さんとディディが無事なのが嬉しい。
それが全てだ。
《戦争は誰が正しいかを決めるのではない。誰が生き残るかを決めるのだ。(War does not determine who is right – only who is left.)》バートランド・ラッセル
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