1,232 / 2,859
アラスカの休日 Ⅱ
しおりを挟む
夕飯はサーモンステーキだった。
まあ、報告は聞いているので納得はしているのだが。
アラスカで、鮭が大量に集まっているらしい。
異常事態と言ってもいい程で、一部の河は鮭で埋まる程だ。
理由はなんとなく分かっている。
俺の土地だからだ。
ちなみに野生動物も一気に増え、絶滅危険種と言われていたヒグマなども、ガンガン増えているらしい。
渡り鳥も多くなり、生態系が変わりつつあるということだった。
また農業の経過も好調で、作物はもちろん、畜産の方も順調過ぎるほどだ。
寒い土地なので厳しいと思われていたが、農業地は地熱が高まり、植物も動物も育ちがいい。
それ以外の要素もあるようだと言われている。
クロピョンとかか。
海洋生物も集まって来ており、クジラはイヌイットたちに捕鯨許可を出している。
ということで、サーモン以外の食卓であってもいいのだが、栞が俺たちはそんなにサーモンを食べていないだろうと言っていた。
まあ、普段自分が喰わされているので、付き合えというつもりなのかもしれない。
ここには早乙女原作の『サーモン係長』が最新巻まで揃っている。
あれにはサーモン料理が数多く入っているので、栞たちも参考にしていると言っていた。
ほどよく脂の乗った鮭は、確かに美味い。
子どもたちもガンガン食べている。
ロボも唸りながら食べていた。
「タカさん! サーモンもいいですね!」
「そうかよ」
亜紀ちゃんが喜んでいた。
人間は同じものだけを喰っていてはいけない。
シチューは牛肉が入っている。
どうせ肉だけ喰おうとするから、俺が挽肉にさせた。
栞が俺のために吹かし芋を作ってくれた。
「あなたの好物だよね?」
「ああ、そうだ。美味そうだな」
俺が言うと、栞がニッコリと笑った。
お袋がよく作ってくれた。
夕飯の後で栞と一緒に士王を風呂に入れ、士王を桜花に預けた。
俺たちは風呂場で愛し合った。
桜花たちを入れて、「人生ゲーム」をやった。
桜花たちが楽しそうで、声を出して笑っていた。
栞がそれを嬉しそうに見ていた。
俺と栞、桜花たちと亜紀ちゃんで酒を飲んだ。
士王はロボに任せた。
俺は日本から持って来た山田錦の「光明」を開けた。
桜花は断っていたが、俺は飲めと命じた。
三人が飲めることは知っている。
「桜花たちは大丈夫なの?」
「はい?」
「帰って来た時に、様子がおかしかったから」
栞が三人に聞いた。
三人が俺を見る。
話していいことかを確認しているのだ。
「桜花たちに、ここの霊的防衛を担っている神獣を会わせたんだ」
「へぇー!」
栞が驚く。
「お恥ずかしいのですが。二体の神獣様を見た途端に、身体の震えが収まりませんでした」
桜花が言った。
俺は御堂家を襲った二体の上級妖魔の話をした。
「水晶のような身体で下半身が馬になっている騎士。それと緑色の弓使いの化け物だ」
「それで!」
「御堂家に設置した通常防衛装置が大破した。弓使いの攻撃で、一瞬だった」
俺は無数の矢のような光が飛んで来たことを話した。
「その時に、家を守ろうとオロチが立ちはだかった。オロチも相当やられた」
三人は想像しているようだった。
「弓使いは体長4メートル、水晶の騎士は9メートルだったな。広範囲攻撃と一点突破の強襲タイプだ。弓使いは俺が「虎王」で両断した。水晶の騎士は「花岡」でだ」
「「花岡」が通じたのですか?」
「特別なブーストをかけてな。まあ、あまりに強力で、使えば時空が裂ける。前にとんでもねぇ化け物が出て来そうになった」
「その時は?」
「強大な妖魔に裂け目を修復させた。それを見込んでのブーストだからな。いろいろ使用制限があるんだよ」
「はぁ」
「桜花、椿姫、睡蓮。俺たちの敵は強大だ。だけどな、俺たちは全部が出来なくてもいいんだ。お前たちはお前たちの戦いをしろ。それでいい」
「「「はい!」」」
「恐らく「業」は俺たち以上に強い妖魔は用意出来ない」
「そうなんですか?」
「ああ。多分制御出来ないという制約のためだ」
「こちらは?」
「まあな」
俺は言葉を濁した。
「ただ、数だけは向こうが優勢だ。それと、戦いは戦闘力だけではない。狡猾な手段できっと俺たちを攻めて来る」
「「「はい!」」」
今も俺の家が散発的に妖魔に襲撃されるのは、俺たちとの戦い方を探っているのだろう。
まあ、全てタヌ吉の「地獄道」とロボが狩っているが。
「油断はするな」
「「「はい!」」」
俺は三人にもっと飲めと言った。
「タカさん」
「なんだ?」
「士王ちゃん、カワイイですよね」
「おう」
「実は、私、こないだ夢を見たんです」
「ほう」
亜紀ちゃんが語り出した。
「ほら、響子ちゃんと一緒に別荘にいて、私がタカさんのベッドで寝てたじゃないですか」
「ああ、あったな」
「あの時です」
「どんな夢だよ」
亜紀ちゃんがちょっと迷っている。
俺も別に夢の話なんか聞かなくてもいい。
「あの、私とタカさんが、夢の中で逃避行なんです」
「あ?」
「戦いから逃げて、二人で東北の港町に行くんです」
前に亜紀ちゃんとそんな話をしたことがあるのを思い出した。
「タカさんと二人で暮らして。それで……子どもが生まれるんですよ」
「へぇ」
俺が余り反応しないので、亜紀ちゃんがちょっとむくれた。
栞は笑っている。
「それで、子どもに名前を付けるじゃないですか」
「まだ続くのか?」
「タカさんが、私の「亜」という字を付けたいって」
「あのよ」
「だから私も、タカさんの「虎」という字を付けたいって」
「そうかよ」
「「亜虎」! ね! いい名前だと思いません?」
「なんだそりゃ」
栞と我慢して聞いていた桜花たちが爆笑した。
「え?」
亜紀ちゃんが驚いている。
「あのなー。別にどんな夢を見てもいいけどよ。まあ夢というのはいろいろと思考も制限されるからな。下らない夢でもしょうがねぇけど」
「タカさーん」
「自分でいい夢だと思ってりゃ、それでいいんじゃねぇの?」
「亜虎ぁー!」
みんながまた笑った。
酒の席での下らない話は楽しい。
栞も士王がお腹の中にいる時に見た夢を話した。
「それがね、自分が男になってるのよ」
「へぇー」
「それで25人の女の人と、えーと、アレするのね」
「!」
亜紀ちゃんが反応した。
「夜也ちゃんっていう、すごくカワイイ子がいて……」
「タカさん!」
亜紀ちゃんが立ち上がった。
長い髪が横に拡がっている。
亜紀ちゃんの「激怒モード」だ。
「おい! 栞の夢だろう!」
「その夢って、あれですよね!」
「待て! 夢じゃねぇか!」
桜花たちが驚いている。
栞も事態が呑み込めずに戸惑っている。
「なんでぇーーーー!」
慌てて亜紀ちゃんを抱き締めて宥めた。
そうしながら、前に俺が出演したAVの話をした。
栞と桜花たちがドン退きした。
まあ、報告は聞いているので納得はしているのだが。
アラスカで、鮭が大量に集まっているらしい。
異常事態と言ってもいい程で、一部の河は鮭で埋まる程だ。
理由はなんとなく分かっている。
俺の土地だからだ。
ちなみに野生動物も一気に増え、絶滅危険種と言われていたヒグマなども、ガンガン増えているらしい。
渡り鳥も多くなり、生態系が変わりつつあるということだった。
また農業の経過も好調で、作物はもちろん、畜産の方も順調過ぎるほどだ。
寒い土地なので厳しいと思われていたが、農業地は地熱が高まり、植物も動物も育ちがいい。
それ以外の要素もあるようだと言われている。
クロピョンとかか。
海洋生物も集まって来ており、クジラはイヌイットたちに捕鯨許可を出している。
ということで、サーモン以外の食卓であってもいいのだが、栞が俺たちはそんなにサーモンを食べていないだろうと言っていた。
まあ、普段自分が喰わされているので、付き合えというつもりなのかもしれない。
ここには早乙女原作の『サーモン係長』が最新巻まで揃っている。
あれにはサーモン料理が数多く入っているので、栞たちも参考にしていると言っていた。
ほどよく脂の乗った鮭は、確かに美味い。
子どもたちもガンガン食べている。
ロボも唸りながら食べていた。
「タカさん! サーモンもいいですね!」
「そうかよ」
亜紀ちゃんが喜んでいた。
人間は同じものだけを喰っていてはいけない。
シチューは牛肉が入っている。
どうせ肉だけ喰おうとするから、俺が挽肉にさせた。
栞が俺のために吹かし芋を作ってくれた。
「あなたの好物だよね?」
「ああ、そうだ。美味そうだな」
俺が言うと、栞がニッコリと笑った。
お袋がよく作ってくれた。
夕飯の後で栞と一緒に士王を風呂に入れ、士王を桜花に預けた。
俺たちは風呂場で愛し合った。
桜花たちを入れて、「人生ゲーム」をやった。
桜花たちが楽しそうで、声を出して笑っていた。
栞がそれを嬉しそうに見ていた。
俺と栞、桜花たちと亜紀ちゃんで酒を飲んだ。
士王はロボに任せた。
俺は日本から持って来た山田錦の「光明」を開けた。
桜花は断っていたが、俺は飲めと命じた。
三人が飲めることは知っている。
「桜花たちは大丈夫なの?」
「はい?」
「帰って来た時に、様子がおかしかったから」
栞が三人に聞いた。
三人が俺を見る。
話していいことかを確認しているのだ。
「桜花たちに、ここの霊的防衛を担っている神獣を会わせたんだ」
「へぇー!」
栞が驚く。
「お恥ずかしいのですが。二体の神獣様を見た途端に、身体の震えが収まりませんでした」
桜花が言った。
俺は御堂家を襲った二体の上級妖魔の話をした。
「水晶のような身体で下半身が馬になっている騎士。それと緑色の弓使いの化け物だ」
「それで!」
「御堂家に設置した通常防衛装置が大破した。弓使いの攻撃で、一瞬だった」
俺は無数の矢のような光が飛んで来たことを話した。
「その時に、家を守ろうとオロチが立ちはだかった。オロチも相当やられた」
三人は想像しているようだった。
「弓使いは体長4メートル、水晶の騎士は9メートルだったな。広範囲攻撃と一点突破の強襲タイプだ。弓使いは俺が「虎王」で両断した。水晶の騎士は「花岡」でだ」
「「花岡」が通じたのですか?」
「特別なブーストをかけてな。まあ、あまりに強力で、使えば時空が裂ける。前にとんでもねぇ化け物が出て来そうになった」
「その時は?」
「強大な妖魔に裂け目を修復させた。それを見込んでのブーストだからな。いろいろ使用制限があるんだよ」
「はぁ」
「桜花、椿姫、睡蓮。俺たちの敵は強大だ。だけどな、俺たちは全部が出来なくてもいいんだ。お前たちはお前たちの戦いをしろ。それでいい」
「「「はい!」」」
「恐らく「業」は俺たち以上に強い妖魔は用意出来ない」
「そうなんですか?」
「ああ。多分制御出来ないという制約のためだ」
「こちらは?」
「まあな」
俺は言葉を濁した。
「ただ、数だけは向こうが優勢だ。それと、戦いは戦闘力だけではない。狡猾な手段できっと俺たちを攻めて来る」
「「「はい!」」」
今も俺の家が散発的に妖魔に襲撃されるのは、俺たちとの戦い方を探っているのだろう。
まあ、全てタヌ吉の「地獄道」とロボが狩っているが。
「油断はするな」
「「「はい!」」」
俺は三人にもっと飲めと言った。
「タカさん」
「なんだ?」
「士王ちゃん、カワイイですよね」
「おう」
「実は、私、こないだ夢を見たんです」
「ほう」
亜紀ちゃんが語り出した。
「ほら、響子ちゃんと一緒に別荘にいて、私がタカさんのベッドで寝てたじゃないですか」
「ああ、あったな」
「あの時です」
「どんな夢だよ」
亜紀ちゃんがちょっと迷っている。
俺も別に夢の話なんか聞かなくてもいい。
「あの、私とタカさんが、夢の中で逃避行なんです」
「あ?」
「戦いから逃げて、二人で東北の港町に行くんです」
前に亜紀ちゃんとそんな話をしたことがあるのを思い出した。
「タカさんと二人で暮らして。それで……子どもが生まれるんですよ」
「へぇ」
俺が余り反応しないので、亜紀ちゃんがちょっとむくれた。
栞は笑っている。
「それで、子どもに名前を付けるじゃないですか」
「まだ続くのか?」
「タカさんが、私の「亜」という字を付けたいって」
「あのよ」
「だから私も、タカさんの「虎」という字を付けたいって」
「そうかよ」
「「亜虎」! ね! いい名前だと思いません?」
「なんだそりゃ」
栞と我慢して聞いていた桜花たちが爆笑した。
「え?」
亜紀ちゃんが驚いている。
「あのなー。別にどんな夢を見てもいいけどよ。まあ夢というのはいろいろと思考も制限されるからな。下らない夢でもしょうがねぇけど」
「タカさーん」
「自分でいい夢だと思ってりゃ、それでいいんじゃねぇの?」
「亜虎ぁー!」
みんながまた笑った。
酒の席での下らない話は楽しい。
栞も士王がお腹の中にいる時に見た夢を話した。
「それがね、自分が男になってるのよ」
「へぇー」
「それで25人の女の人と、えーと、アレするのね」
「!」
亜紀ちゃんが反応した。
「夜也ちゃんっていう、すごくカワイイ子がいて……」
「タカさん!」
亜紀ちゃんが立ち上がった。
長い髪が横に拡がっている。
亜紀ちゃんの「激怒モード」だ。
「おい! 栞の夢だろう!」
「その夢って、あれですよね!」
「待て! 夢じゃねぇか!」
桜花たちが驚いている。
栞も事態が呑み込めずに戸惑っている。
「なんでぇーーーー!」
慌てて亜紀ちゃんを抱き締めて宥めた。
そうしながら、前に俺が出演したAVの話をした。
栞と桜花たちがドン退きした。
1
お気に入りに追加
229
あなたにおすすめの小説
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
毒小町、宮中にめぐり逢ふ
鈴木しぐれ
キャラ文芸
🌸完結しました🌸生まれつき体に毒を持つ、藤原氏の娘、菫子(すみこ)。毒に詳しいという理由で、宮中に出仕することとなり、帝の命を狙う毒の特定と、その首謀者を突き止めよ、と命じられる。
生まれつき毒が効かない体質の橘(たちばなの)俊元(としもと)と共に解決に挑む。
しかし、その調査の最中にも毒を巡る事件が次々と起こる。それは菫子自身の秘密にも関係していて、ある真実を知ることに……。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました
成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。
天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。
学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる