余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない

攻略対象file3:冷酷な大公子

人物紹介＋設定補足

『ライネス・ヴィアス』

身分:ヴィアス大公家　攻略対象者
趣味:執務・視察
特技:人心掌握・拷問
好き:フェリアル・家族
嫌い:無能な人間
容姿:一括りの長い黒髪。金の瞳。黒い手袋。
属性:風属性

詳細
攻略対象者の一人。冷酷無慈悲な大公子。
目的の為ならどんな悪行も躊躇しない。剣術のスキルはトップレベルで、その実力はガイゼルやギデオンに並ぶほど。
他人への容赦が無く恨みを買いやすいが、こう見えてかなり家族想いな人物。孤高と呼ばれるが実際は寂しがり屋で、幼少期から深い孤独を抱えて生きてきた。

レナードから聞いた聖者らしき情報を頼りにフェリアルと接触し、父の呪いを解く為に策謀。しかし徐々にフェリアルの純粋さに絆され、家族の無事とフェリアルからの信頼との間で葛藤するようになった。

父親譲りの一途な性格の影響で、一度逃がさないと決めた相手へのアプローチがかなり強引な方法になることが多々。
家族を救ってくれたフェリアルに特別な感情を抱き始めている。


『フレデリック・ヴィアス』

身分:ヴィアス大公家　
趣味:魔物討伐・拷問
特技:戦闘・執務
好き:アグネス・ライネス・フェリアル
嫌い:下品な人間・無能な人間
容姿:短い黒髪。金の瞳。
属性:???

詳細
北部の主、ヴィアス大公家の当主。
絶対的支配者で、戦争の鬼と呼ばれるほどの圧倒的な実力の持ち主。ゲームでは『生きていれば作中最強の登場人物』と言われていた。

基本家族以外には一切興味を示さない。
妻であるアグネスとは若かりし頃の舞踏会で出会い一目惚れ。そのまま個室に連れ込み既成事実を作った後結婚。暫くは二人きりの時間を楽しみたいと思っていたが、堪え切れず子を孕ませてしまった為、同時期に妻を娶った友人達を抜け駆ける形となった。

呪いが発動してからは自らの死期を悟り、ライネスを完全無欠の当主とすべく暗躍。
継いだ呪いの所為で他人と接触出来ないライネスを気にかけ、ある時莫大な費用と技術を行使し呪いを抑える手袋を作り上げたくらいにはライネスを大切に想っている。
呪いが解けた後もライネスが手袋を大切に保管していることを知り、揶揄いより前に嬉しく思ってしまった事実は墓場まで持っていく予定。

大公家のいざこざを解決してくれたフェリアルを気に入っており、二日に一度はライネスに「式はまだか」と問うようになったのは別の話。


『アグネス・ヴィアス』

身分:ヴィアス大公家
趣味:刺繍・庭園の散歩・スイーツ巡り
特技:感情を隠すこと
好き:フレデリック・ライネス・フェリアル
嫌い:魔物・呪い
容姿:艶のあるフォグブルーの髪、マルベリー色の瞳
属性:???

詳細
極度のツンデレ。無表情の下には饒舌に気持ちを語る笑顔が隠されている。
硬派で強い女性に見えるが、実はメンタルが弱く傷付きやすい。大公が呪いにより倒れた際は誰よりも悲しみ涙を流した。

一度耐え切れず自死を選んだことを後悔しており、一人置いていこうとしたライネスには今でも微かに罪悪感を抱え続けている。
大公家を救ってくれたフェリアルには並々ならぬ恩を感じていて、以降は実の子のように可愛がるように。元々子供好きだったこともあり、純粋な幼さを持つフェリアルと接する度無表情の下で悶絶している。


『シャルル』

身分:ライネスの専属侍従
趣味:土いじり・花の世話
特技:徹夜
好き:休暇・寝ること・癒されるもの
嫌い:仕事・ブラック上司
容姿:癖っ毛の茶髪、枯色の瞳、ワンコ系の爽やかな美形
属性:???

詳細
ライネスの専属侍従兼護衛。
ふらりと消え癖のある自由な主を持つ哀れな苦労人。徹夜続きの職場に毎日泣きべそをかいているが、根が真面目なので決して仕事を投げ出さない。
何だかんだ有能なため、結局は毎回重要な役を任されてしまう。

全体的に見れば常識人だが、いざという時の冷酷さはライネスに並ぶ。
シャルル自身は自分のことを普通の人間だと思い込んでいるので、敵への拷問時も通常の笑顔を崩さない。無自覚サイコパス。

日々癒しを求めており、突如現れたフェリアルに内心萌えを感じて悶えている。何とか大公家の一員になってもらうべく、影で色々(恋のキューピット作戦等)画策中。
最近のお気に入りはフェリアルから貰う『お仕事お疲れ様の飴』。


『うにくん』

詳細
シモンの影から生まれた触手。うにょうにょしている。
基本的に触手に自我は無いが、うにくんに関しては自我の有無が曖昧。フェリアルに触れると過剰に嬉しそうな反応をする。それが触手の自我によるものなのか、シモンの感情が反映されているだけなのかは不明。



聖者の治癒能力:
光属性全般は傷の治癒のみ可能だが、聖者だけは聖魔力による状態異常の治癒も可能。
膨大な聖魔力を消費すれば解呪も可能だが、その分治癒後の疲労は計り知れない為、代々の聖者は呪いの治癒を拒否してきた。
そのため、一度呪われた人間は実質死が確定してしまう。