往復ビンタから始まる恋愛模様

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第63話 知らない天井 宇宙?

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「知らない天井だ。」

「はいはい。明日香さーん。亜紀さーん。起きてくださいよ~。知らない天井ですよ~。」

「本当に久しぶりに知らない天井ですよ~。起きてください~。」

「なんか妙に高級感のある天井ですよ~。起きてください~。」

「うう。久しぶりね。もう見ないと思ってたわ。知らない天井。おはよう。ゆうくん。」

「ゆうちゃん。おはよう。あああ。知らない天井だ!え?ねね、そこの洋服掛けに掛けてある服って・・・ジャンプスーツよね・・・3人分。」

「ジャンプスーツって宇宙飛行士が着ているやつよね・・・ねえ?モンスターにちゃんと抗議したよね?亜紀。」

「うん。明日香。ちゃんと抗議したわよ。宇宙は無いって!。」

「・・・・うん。おかしいね。ここどこなの?アメリカ?ロシア?。」

「ゆうちゃんが変なこと言うからだよ!あ~あ。どうしよう・・・。」

「ゆうくん。ジャンプスーツ着てる場合じゃないわよ?本気で洒落にならないわよ?。」

「だって・・・憧れるじゃない・・・男の子だから・・・うふっ。」

「ちょっと、なんで受け入れてるのよ?このままだと確実に宇宙よ?ゆうくん。」

「そうだよ。ゆうちゃん。洒落にならないって!冬休み後2日しかないのに!。」

「冬休み期間を気にするなんて意外と優等生だよね。亜紀は。」

「ゆうちゃん。私達は多少休んでもいいけどゆうちゃんは出席日数足りなくなるわよ?。」

「え?」

「ゆうくん。この1年、いろいろあって結構、休んでるわよ。先生が後数日休んだら留年だって気を付けるようにって私達にゆうくんの管理するように言われたわよ。」

「え?まじで?あ~、そう言われたら確かに休んでる・・・。」

「ゆうちゃん。私達の後輩になるの?私達、先輩風吹かせてゆうちゃんをパシリに使っていいの?いろいろさせちゃうわよ。もちろんエロ有で!。」

「あ。僕は学校休みたくありません。はい。すぐに日本に帰りましょう。」

「コンコン。」

「はい。どうぞ。」

「おぼちゃま。お嬢様。おはようございます。本日はこの合田がご案内いたします。よろしくお願いします。おぼちゃまが学校休まなくてもいいようにスケジュールを組んでおりますのでご安心ください。」

「おはようございます。合田さん。いやいや、宇宙行くんでしょ?さすがに2日じゃ日本帰れないよ!。」

「宇宙へご案内予定です。しかし、それは本日ではありません。本日はこのNASAで体験見学と少々訓練に参加していただきます。」

「よかった~。亜紀。今日は宇宙じゃないって!もっと抗議して辞めさせなきゃ!。」

「本当にそうね。明日香。厳重に抗議するわ!。」



「・・・・ねえ。亜紀。今日はちょっと楽しかったわね・・・。」

「うん。明日香。楽しかったわ・・・。無重力状態って凄いのね・・・。」

「僕は実際の宇宙船に乗れて大満足です!これだよこれ!楽しすぎる!。オラ、ワクワクしたぞ!。」

明日香&亜紀「少しずつ宇宙を受け入れている自分が嫌だわあああああああ。」
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