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第37話 体育祭①
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「さあ!やってきました体育祭!準備OK?」
明日香&亜紀「準備OK!」
鳥川高校の体育祭が始まったのである。その日は天候に恵まれ、残暑は厳しかったが保護者もたくさん会場入りしていたのであった。
「あ。」
「ゆうくん。どうしたの?」
「ゆうちゃん、単語でどうしたの?」
「あ。あーあ。クイっ。」
「あ。」
「あ。」
佑介、明日香、亜紀の目線の先にはよく見慣れた顔がたくさん座っていた。佑介の父太一、母鈴江、明日香の父彦一郎、母珠代、亜紀の父高広、母花梨であった。
「なんかみんなが揃うの久々じゃない?」
「だよね。小学校以来じゃない?」
「私は中学のときにパパとママとお父さんとお母さんが来てくれたかな。みんなは小学校以来だね。」
「あああ。母ちゃんから妙なプレッシャーが・・・父ちゃん相変わらず存在感を消してるな・・・。」
「お母さん達、みんな、幼馴染だからそれぞれよく知ってるからね・・・。」
そして開会式が行われ佑介達は待機場所に戻っていた。
亜紀「ゆうちゃん、抜糸したとこ、大丈夫?無理したら駄目だからね。水分取ってね、はい、水筒。この鍵付き水筒しか飲んだら駄目だからね。北条さんもいるし、危険だからね。」
佑介「ありがとう。鍵付き水筒って初めて見たんだけど!」
明日香「作ってもらったのよ。北条さん、絶対狙ってるから、気を付けてね。すでにゆうくんの席に怪しいペットボトル何本か置いてあったから・・・。」
佑介「oh・・・。僕は不幸だ!」
100m走
{東川君って足早いね、ねえ、かっこいいよね?}
{あの後輩君、いいわね・・・狙ってみようかな}
佑介はその組で1位だった。運動神経は良いのである。ただ、やる気がないのであった。
「おおー女神!!素晴らしい走りでした~。」
「ゴミ。いやらしい目で見ないで欲しいわ。不快よ。」
明日香と亜紀は男子生徒からのある特定場所への視線を不快に思いながら走ったのであった。
「明日香。1位取ったけど、気分は最悪よ。最低な男子いるわね。」
「そうよ、亜紀。ゆうくんはあんなに真摯に応援してくれるのに。」
「あ。ゆうちゃん、なんか、本部テントで校長と生徒指導の先生に怒鳴ってるわね。」
「本当だ、なにしてるんだろう?」
「ピンポーンパーン 全生徒に警告いたします。先ほどの競技中、不適切な行動、言動が多数確認されました。大変不適切なので今後は停学を含む指導の対象になりますので不適切な行動は
控えてください。」
「ゆうくん・・・。」
「ゆうちゃん・・・。」
3人の家族もなぜか頷いて佑介を見ながら拍手している。
全校ダンス
「ゆうちゃん。楽しいね!ゆうちゃん、足が逆よ。もう、ちゃんと覚えてないからいけないのよ!」
「うん。楽しいね。やっぱりちゃんと覚えとけばよかったよ。明日香、男子と物凄く距離開けて手も繋いでないね・・・。」
「そうだね~。私も他の男子と手を繋ぎたくないから手は繋いでないわ。だって、他の男子、普通にきもいんだもん。」
「ははは。まあ、ほどほどにね。」
体育祭は午前のプログラムを終え昼休憩になった。
「母ちゃんがすごい笑顔で手招きしてる・・・行くしかないか・・・。」
明日香&亜紀「そうね・・・。」
両親たちに連れられて場所取りされてばっちり準備してある昼食を食べたのであった。
「佑介、あんたにしては上出来じゃないの。ちょっと見直したわ。あんたが言わなかったらへんな目でみてた生徒に目つぶしするとこだったのよ。」
{だから、あんなに僕らの家のスタッフが多かったのか・・・危ない危ない}
{おかあさん、笑ってるけど本気だったよね?}
{そうだね。本気だね。大惨事になるとこだったよ}
「母ちゃん、今日のお昼ご飯、気合い入ってるね。おいしいよ。」
「たくさんお食べ。明日香ちゃんも亜紀ちゃんも大好物もってきたからね。」
「亜紀。午後からはどの競技にでるんだい?」
佑介、明日香、亜紀は本当に久しぶりの家族たちとの団らんを楽しんだのであった。
明日香&亜紀「準備OK!」
鳥川高校の体育祭が始まったのである。その日は天候に恵まれ、残暑は厳しかったが保護者もたくさん会場入りしていたのであった。
「あ。」
「ゆうくん。どうしたの?」
「ゆうちゃん、単語でどうしたの?」
「あ。あーあ。クイっ。」
「あ。」
「あ。」
佑介、明日香、亜紀の目線の先にはよく見慣れた顔がたくさん座っていた。佑介の父太一、母鈴江、明日香の父彦一郎、母珠代、亜紀の父高広、母花梨であった。
「なんかみんなが揃うの久々じゃない?」
「だよね。小学校以来じゃない?」
「私は中学のときにパパとママとお父さんとお母さんが来てくれたかな。みんなは小学校以来だね。」
「あああ。母ちゃんから妙なプレッシャーが・・・父ちゃん相変わらず存在感を消してるな・・・。」
「お母さん達、みんな、幼馴染だからそれぞれよく知ってるからね・・・。」
そして開会式が行われ佑介達は待機場所に戻っていた。
亜紀「ゆうちゃん、抜糸したとこ、大丈夫?無理したら駄目だからね。水分取ってね、はい、水筒。この鍵付き水筒しか飲んだら駄目だからね。北条さんもいるし、危険だからね。」
佑介「ありがとう。鍵付き水筒って初めて見たんだけど!」
明日香「作ってもらったのよ。北条さん、絶対狙ってるから、気を付けてね。すでにゆうくんの席に怪しいペットボトル何本か置いてあったから・・・。」
佑介「oh・・・。僕は不幸だ!」
100m走
{東川君って足早いね、ねえ、かっこいいよね?}
{あの後輩君、いいわね・・・狙ってみようかな}
佑介はその組で1位だった。運動神経は良いのである。ただ、やる気がないのであった。
「おおー女神!!素晴らしい走りでした~。」
「ゴミ。いやらしい目で見ないで欲しいわ。不快よ。」
明日香と亜紀は男子生徒からのある特定場所への視線を不快に思いながら走ったのであった。
「明日香。1位取ったけど、気分は最悪よ。最低な男子いるわね。」
「そうよ、亜紀。ゆうくんはあんなに真摯に応援してくれるのに。」
「あ。ゆうちゃん、なんか、本部テントで校長と生徒指導の先生に怒鳴ってるわね。」
「本当だ、なにしてるんだろう?」
「ピンポーンパーン 全生徒に警告いたします。先ほどの競技中、不適切な行動、言動が多数確認されました。大変不適切なので今後は停学を含む指導の対象になりますので不適切な行動は
控えてください。」
「ゆうくん・・・。」
「ゆうちゃん・・・。」
3人の家族もなぜか頷いて佑介を見ながら拍手している。
全校ダンス
「ゆうちゃん。楽しいね!ゆうちゃん、足が逆よ。もう、ちゃんと覚えてないからいけないのよ!」
「うん。楽しいね。やっぱりちゃんと覚えとけばよかったよ。明日香、男子と物凄く距離開けて手も繋いでないね・・・。」
「そうだね~。私も他の男子と手を繋ぎたくないから手は繋いでないわ。だって、他の男子、普通にきもいんだもん。」
「ははは。まあ、ほどほどにね。」
体育祭は午前のプログラムを終え昼休憩になった。
「母ちゃんがすごい笑顔で手招きしてる・・・行くしかないか・・・。」
明日香&亜紀「そうね・・・。」
両親たちに連れられて場所取りされてばっちり準備してある昼食を食べたのであった。
「佑介、あんたにしては上出来じゃないの。ちょっと見直したわ。あんたが言わなかったらへんな目でみてた生徒に目つぶしするとこだったのよ。」
{だから、あんなに僕らの家のスタッフが多かったのか・・・危ない危ない}
{おかあさん、笑ってるけど本気だったよね?}
{そうだね。本気だね。大惨事になるとこだったよ}
「母ちゃん、今日のお昼ご飯、気合い入ってるね。おいしいよ。」
「たくさんお食べ。明日香ちゃんも亜紀ちゃんも大好物もってきたからね。」
「亜紀。午後からはどの競技にでるんだい?」
佑介、明日香、亜紀は本当に久しぶりの家族たちとの団らんを楽しんだのであった。
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