神様の宝物は魔王様

karu

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日常【リンside】

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王様がくれた屋敷はとても広かった。
今はそこで暮らしている。
かわいくて、きれいな人と一緒に。

俺は、親はいない。魔力から生まれたから。
いたのは、俺をいじめるやつらだけ。

そんなとき、やってきた同じ年ぐらいの少女。
かなりの美人だ。本人は自覚がないようだが。

俺の人生にこんな子がいたら、なにかが変わっていたのかもしれない。



不意にそう思った。



最初彼女がきたとき、俺は殺されるんだろうなと思った。


だが彼女は婿にしたいと言った。


俺はこの人が怖い。それと同時に愛しくも感じた。

もうこうなってしまっては仕方がない。



俺は彼女に付いて行こう。




希望の光のもとへと。
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