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【闇(No.10)】
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どこまで行っても闇の中。
世界の終わりは刻一刻と迫ってきている。正体のつかめない敵はいよいよ攻勢を強めていた。
プルシャマナの各国はようやく重い腰をあげて、連合軍を結成。度重なる魔物災害への対抗策を立て始めた。
それをあざ笑うかのように『異端の王』は奇襲と夜襲を繰り返して、連合軍の部隊の大部分を壊滅させた。
魔物による危機は世界中に広がり、
やがてそれは『暗黒の季節』と呼ばれるようになった。
「ここも……違うのか」
女神からの神託を授けられた勇者であるアンクも焦りの色を隠せなくなっていった。サラダ村襲撃の精神ダメージは私から見ても深いように思えた。
「アンクさま、少し休まれた方が……」
「いや問題ない。休んでいる場合じゃないしな」
新たな強い魔力を感知した私たちは、また1つ王国を救った。臼歯だけがくっついた大きなのっぺらぼうの化け物。漆黒の巨軀は城下町を破壊し、多くのの住民を殺した。
巨大な魔物の死骸と眼下に広がる焼け跡を見つめていると、また新しい魔物が現れたという伝令が入った。
ここも違ったのかと言ったアンクは、大きくため息をついて、新たな旅の準備を整えた。
「一体、『異端の王』はどこにいるのでしょうか。……アンクさまは姿を見たことがあるのですか?」
「俺にも分からない。分かるのは女神がそう名付けたからに過ぎない。俺もどんな姿をしているのか見当はつかないし、女神自身もそう言っていた」
「女神……さまですか」
「そうだ。この際だから言うけれど、俺は女神と直接会っているんだ」
この世界を創造したと言われる伝説の女神、サティ・プルシャマナ。各地に女神聖堂が建立されていて、それは私たちにとって大きな崇拝対象になっている。
その女神に会ったというのは、普通では信じることはできない。女神は決して姿を見せないし、本山にいる大教祖でさえ一生に一度、声を聞けるかどうかだ。
だが、アンクは会ったと言っている。もちろん冗談を言っているようには見えない。
「実は俺、1度死んでいるんだ」
「死んだ? アンク様がですか?」
「あぁ、その時は違う名前だったけれど、俺は死んだ。そして女神に生き返らせてもらったんだ」
アンクが口にしたことは、にわかには信じがたい内容だった。この世界とは違う世界があって、アンクはそこで死んで女神によって選ばれたということだった。
女神が実在することも驚きだったが、プルシャマナとは違う世界があるということが信じられなかった。
「魔法が無い世界? 一体どうやって生活しているのですか?」
「他に動力源があるからな。機械っていうのが、人間の代わりに働いてくれるんだ。それを使って便利な生活が出来るんだ」
「きかい……彼らは人間に反抗はしないのですか」
「しないしない。奴隷とか、そういうものじゃないよ。水車みたいなものだから。魔法と違って体力も消費しないから便利だぞ」
「はー……すごい……ですね」
アンクが話してくれたその世界の話は、まるでおとぎ話みたいに現実離れしていた。話に聞く世界はとても奇天烈で面白そうに思えた。
なによりその話をしているアンクは楽しそうだった。久々に彼の笑顔が見ることが出来て、もっと話を聞きたいと思っていた時だった。
「信託の勇者さまに伝令です!」
ドアをノックする音とともに、新しい伝令が入った。「どうぞ」と言うまでもなく、ドアの向こうの伝令は大きな声を張り上げた。
「アンクさま。新しい情報が入りました! 中央地帯に発生した魔物の大群はイザーブに侵攻中だそうです!」
「イザーブ……だと?」
アンクの顔がサッと青くなる。笑顔が消えた彼は、ゴクリとつばを飲み込んで、すぐにカバンを背負った。
「状況は!?」
「総被害者数も不明です! 生存者も確認出来ない状況です! ただ街を埋め尽くすほどの炎が立ち上っています!」
「……っ。レイナ、行こう」
すぐさまアンクは部屋から飛び出した。静かな口調だったが、かなり焦っていることはその背中から見て取れた。
王国が用意してくれた馬は上等だったが、ここからイザーブまではどう考えても、丸1日はかかる。
「パトレシア……リタ……」
広大な荒地を寝る間も惜しんで疾走する。空は曇っていて星のひとかけらも見当たらない。先の見えない真っ暗闇の中で、アンクは私の知らない誰かの名前を、呟いては唇をかみしめていた。
イザーブはまだ見えない。
どこまで行っても私たちは闇の中にいた。
「生きていてくれよ……」
懇うような彼の言葉は虚しく響いた。
◇◇◇
馬の足音だけを聞いて、私たちは走り続けた。やがて平坦な道の果てに、煌々と輝く光を見つけた。
川の向こうに灯台のように光る明かりは、燃え盛る炎だということに気づくまでそう時間はかからなかった。
「街が、燃えている……!」
近づくに連れて、惨状が明らかになってくる。上空にはいくつもの小さなドラゴンが飛び交っていて、大量の地を這うミミズのような化け物が明かりに照らされて、雄叫びをあげている。
どれも魔物化していた。
無差別に人間を殺し、喰らっていた。
できる限り近づいたあとで、アンクは呆然と呟いた。
「自警団は……どうしたんだ。どこに行ったんだ」
「……壊滅したことは確かなようです。アンクさま、ここは他の援軍を待った方が得策かと思います」
「いや……だが」
轟々と音をたてて崩れる建物。アンクはそれをまっすぐに見据えて、拳を震わせていた。ここにいても燃え盛る炎の熱さと、人の肉が焼かれる嫌な匂いがした。
生存者は望めないだろう。
そのことをアンクも良く分かっているはずだったが、彼は私の方を振り向いて泣き出しそうな顔で言った。
「まだ……分からない。まだ間に合うかもしれない。俺の知っているあいつらはタフなやつだから。無理を承知でお願いする。レイナ、一緒に行ってくれるか」
アンクはそう言って、手のひらを差し出してきた。何かにすがるような震える彼の手のひらを、私は強く握り返した。
「もちろんです。私はあなたの剣ですから」
「……ありがとう。道は俺が切り開く。あとはいつもの通りに」
「はい」
私が頷くと、アンクは馬を乗り捨てて、イザーブへと続く橋を渡った。近づいてくる私たちに気づいたドラゴンが、地上へと滑空してくる。
その素早い動きを、アンクは難なく固定させた。石のように固まったドラゴンが宙空で止まる。
「身体強化」
その後方からジャンプして、首を狙う。
どんなに強大な敵であろうと、弱点はここだ。止まっている敵の急所を狙うのは造作無い。血流の動きを止めて昏倒させて、地面に転がす。
一通りの攻勢を切り抜けたあとで、炎の間を駆けていく。地を這う魔物も、空を飛ぶ魔物も出し惜しみせずに、フルパワーで仕留める。
数十匹目の敵を気絶させる。
さすがに数が多すぎて、息が上がってきたが、まだ身体は動く。道という道が燃えているせいで、熱気と酸素不足が余計に体力を消耗させたが、これくらいなら大丈夫だ。
「レイナ、まだいけるか」
「……問題ありません。目的地まではあとどのくらいでしょうか」
「次の角を左に曲がる。そこにいるはずだ」
言われた通りに角を曲がると、そこにはひときわ多くの魔物たちがいた。すでに倒されているものもいたが、巨大な魔物がよだれを垂らして、私たちを見ていた。
鈍そうなその身体は思ったよりも俊敏で、矢のような速さで私たちの方へと動いた。ずずずと石畳を壊して、一直線にアンクへと跳躍する。
————それでも、私の方が速い。
「どけ。私の主に触れるな」
魔物の前に立ち塞がり、跳び上がったところの胴体へ一撃。拳を入れる。
続けざまに掌底、急所に裏拳を打ち込む。膨らんだパンのような胴体に全力の拳を入れて、的確に破壊する。中の臓物がびしゃびしゃと弾けとぶ。
真っ赤に染まった視界の中で、アンクは迷わず動いた。私を援護して固定魔法をかけながら、閉ざされた扉をこじ開けた。
そして再び、彼は私の知らない誰かの名前を叫んだ。
世界の終わりは刻一刻と迫ってきている。正体のつかめない敵はいよいよ攻勢を強めていた。
プルシャマナの各国はようやく重い腰をあげて、連合軍を結成。度重なる魔物災害への対抗策を立て始めた。
それをあざ笑うかのように『異端の王』は奇襲と夜襲を繰り返して、連合軍の部隊の大部分を壊滅させた。
魔物による危機は世界中に広がり、
やがてそれは『暗黒の季節』と呼ばれるようになった。
「ここも……違うのか」
女神からの神託を授けられた勇者であるアンクも焦りの色を隠せなくなっていった。サラダ村襲撃の精神ダメージは私から見ても深いように思えた。
「アンクさま、少し休まれた方が……」
「いや問題ない。休んでいる場合じゃないしな」
新たな強い魔力を感知した私たちは、また1つ王国を救った。臼歯だけがくっついた大きなのっぺらぼうの化け物。漆黒の巨軀は城下町を破壊し、多くのの住民を殺した。
巨大な魔物の死骸と眼下に広がる焼け跡を見つめていると、また新しい魔物が現れたという伝令が入った。
ここも違ったのかと言ったアンクは、大きくため息をついて、新たな旅の準備を整えた。
「一体、『異端の王』はどこにいるのでしょうか。……アンクさまは姿を見たことがあるのですか?」
「俺にも分からない。分かるのは女神がそう名付けたからに過ぎない。俺もどんな姿をしているのか見当はつかないし、女神自身もそう言っていた」
「女神……さまですか」
「そうだ。この際だから言うけれど、俺は女神と直接会っているんだ」
この世界を創造したと言われる伝説の女神、サティ・プルシャマナ。各地に女神聖堂が建立されていて、それは私たちにとって大きな崇拝対象になっている。
その女神に会ったというのは、普通では信じることはできない。女神は決して姿を見せないし、本山にいる大教祖でさえ一生に一度、声を聞けるかどうかだ。
だが、アンクは会ったと言っている。もちろん冗談を言っているようには見えない。
「実は俺、1度死んでいるんだ」
「死んだ? アンク様がですか?」
「あぁ、その時は違う名前だったけれど、俺は死んだ。そして女神に生き返らせてもらったんだ」
アンクが口にしたことは、にわかには信じがたい内容だった。この世界とは違う世界があって、アンクはそこで死んで女神によって選ばれたということだった。
女神が実在することも驚きだったが、プルシャマナとは違う世界があるということが信じられなかった。
「魔法が無い世界? 一体どうやって生活しているのですか?」
「他に動力源があるからな。機械っていうのが、人間の代わりに働いてくれるんだ。それを使って便利な生活が出来るんだ」
「きかい……彼らは人間に反抗はしないのですか」
「しないしない。奴隷とか、そういうものじゃないよ。水車みたいなものだから。魔法と違って体力も消費しないから便利だぞ」
「はー……すごい……ですね」
アンクが話してくれたその世界の話は、まるでおとぎ話みたいに現実離れしていた。話に聞く世界はとても奇天烈で面白そうに思えた。
なによりその話をしているアンクは楽しそうだった。久々に彼の笑顔が見ることが出来て、もっと話を聞きたいと思っていた時だった。
「信託の勇者さまに伝令です!」
ドアをノックする音とともに、新しい伝令が入った。「どうぞ」と言うまでもなく、ドアの向こうの伝令は大きな声を張り上げた。
「アンクさま。新しい情報が入りました! 中央地帯に発生した魔物の大群はイザーブに侵攻中だそうです!」
「イザーブ……だと?」
アンクの顔がサッと青くなる。笑顔が消えた彼は、ゴクリとつばを飲み込んで、すぐにカバンを背負った。
「状況は!?」
「総被害者数も不明です! 生存者も確認出来ない状況です! ただ街を埋め尽くすほどの炎が立ち上っています!」
「……っ。レイナ、行こう」
すぐさまアンクは部屋から飛び出した。静かな口調だったが、かなり焦っていることはその背中から見て取れた。
王国が用意してくれた馬は上等だったが、ここからイザーブまではどう考えても、丸1日はかかる。
「パトレシア……リタ……」
広大な荒地を寝る間も惜しんで疾走する。空は曇っていて星のひとかけらも見当たらない。先の見えない真っ暗闇の中で、アンクは私の知らない誰かの名前を、呟いては唇をかみしめていた。
イザーブはまだ見えない。
どこまで行っても私たちは闇の中にいた。
「生きていてくれよ……」
懇うような彼の言葉は虚しく響いた。
◇◇◇
馬の足音だけを聞いて、私たちは走り続けた。やがて平坦な道の果てに、煌々と輝く光を見つけた。
川の向こうに灯台のように光る明かりは、燃え盛る炎だということに気づくまでそう時間はかからなかった。
「街が、燃えている……!」
近づくに連れて、惨状が明らかになってくる。上空にはいくつもの小さなドラゴンが飛び交っていて、大量の地を這うミミズのような化け物が明かりに照らされて、雄叫びをあげている。
どれも魔物化していた。
無差別に人間を殺し、喰らっていた。
できる限り近づいたあとで、アンクは呆然と呟いた。
「自警団は……どうしたんだ。どこに行ったんだ」
「……壊滅したことは確かなようです。アンクさま、ここは他の援軍を待った方が得策かと思います」
「いや……だが」
轟々と音をたてて崩れる建物。アンクはそれをまっすぐに見据えて、拳を震わせていた。ここにいても燃え盛る炎の熱さと、人の肉が焼かれる嫌な匂いがした。
生存者は望めないだろう。
そのことをアンクも良く分かっているはずだったが、彼は私の方を振り向いて泣き出しそうな顔で言った。
「まだ……分からない。まだ間に合うかもしれない。俺の知っているあいつらはタフなやつだから。無理を承知でお願いする。レイナ、一緒に行ってくれるか」
アンクはそう言って、手のひらを差し出してきた。何かにすがるような震える彼の手のひらを、私は強く握り返した。
「もちろんです。私はあなたの剣ですから」
「……ありがとう。道は俺が切り開く。あとはいつもの通りに」
「はい」
私が頷くと、アンクは馬を乗り捨てて、イザーブへと続く橋を渡った。近づいてくる私たちに気づいたドラゴンが、地上へと滑空してくる。
その素早い動きを、アンクは難なく固定させた。石のように固まったドラゴンが宙空で止まる。
「身体強化」
その後方からジャンプして、首を狙う。
どんなに強大な敵であろうと、弱点はここだ。止まっている敵の急所を狙うのは造作無い。血流の動きを止めて昏倒させて、地面に転がす。
一通りの攻勢を切り抜けたあとで、炎の間を駆けていく。地を這う魔物も、空を飛ぶ魔物も出し惜しみせずに、フルパワーで仕留める。
数十匹目の敵を気絶させる。
さすがに数が多すぎて、息が上がってきたが、まだ身体は動く。道という道が燃えているせいで、熱気と酸素不足が余計に体力を消耗させたが、これくらいなら大丈夫だ。
「レイナ、まだいけるか」
「……問題ありません。目的地まではあとどのくらいでしょうか」
「次の角を左に曲がる。そこにいるはずだ」
言われた通りに角を曲がると、そこにはひときわ多くの魔物たちがいた。すでに倒されているものもいたが、巨大な魔物がよだれを垂らして、私たちを見ていた。
鈍そうなその身体は思ったよりも俊敏で、矢のような速さで私たちの方へと動いた。ずずずと石畳を壊して、一直線にアンクへと跳躍する。
————それでも、私の方が速い。
「どけ。私の主に触れるな」
魔物の前に立ち塞がり、跳び上がったところの胴体へ一撃。拳を入れる。
続けざまに掌底、急所に裏拳を打ち込む。膨らんだパンのような胴体に全力の拳を入れて、的確に破壊する。中の臓物がびしゃびしゃと弾けとぶ。
真っ赤に染まった視界の中で、アンクは迷わず動いた。私を援護して固定魔法をかけながら、閉ざされた扉をこじ開けた。
そして再び、彼は私の知らない誰かの名前を叫んだ。
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