付き人に恋した没落子爵令嬢は髪を売る

空田かや

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5 もうお子様ではない…。 ※

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アエルは最初、押し倒されて、びっくりしていたが、リリアージュがアエルの服を脱がし始めるのを見て無言でされるがままになっていた。

アエルの服をはだけさせると、引き締まった男性の肉体が現れる。

色の白い綺麗な肌に、リリアージュは最初、触ってもいいのかと躊躇したが無抵抗なアエルを見て、恐らくいいのだと勝手に解釈する。

そしてアエルの首やお腹にそっとキスをして、リリアージュは一生懸命、欲情させようとした。

アエルは自分の上にまたがっているリリアージュの事を感情のない目でただ見ていたが、やめる気配のないリリアージュに対してやっと行動を起こす。

リリアージュの腰を両手でつかみ、そのまま手を這わせリリアージュの胸元のボタンをはずし始める…。

最近、リリアージュの胸は自分でも、なぜ…と思うほど大きくなってきていたからそこをアエルに見られるのは恥ずかしかった。

そんな動揺を、無慈悲にも無視し、アエルはリリアージュの上半身をはだけさせリリアージュの胸を直に触る…。
思わず横を向き、顔を赤くして目を伏せたリリアージュにアエルは言った。

「──やめるか?」

リリアージュの胸からすっと手を引き、自分の乱れた前髪をかき上げながら起き上がると、アエルはため息をついた。

「自分みたいに途中でやめられる男ばかりではないから…。男を遊びで誘惑するのはやめておけ、お子様」

リリアージュは恥ずかしさで涙ぐみながらアエルの手を取った。
そして、自分のドレスのスカートの中にぐいっと、アエルの手を入れさせ、秘所を触らせた。

「…あなたといると、最近こうなる。もう、お子様では…ないでしょう?」

リリアージュにはアエルの引き止め方が分からなかった。
何とか抱いてもらおうと、必死だった。

その秘所は、アエルにキスされた時から潤いだし、今は恥ずかしいほど濡れていた。

アエルはその場所に触れさせられ、理性が飛んでいくのが自分でも分かった。

──そして、我慢するのをやめた…。
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