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全裸になるのは家だけにしたほうがいいと思います、はい。
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「リーナ!」
バンっ!
ゴンっ!
「ガハッ!」
大きな声で名前を呼びながら雑にドアを開けば、ドアに鈍い音が響いた。
ドアの向こうをのぞけば、鎧に身を包んだ半狼半人がいた。
そいつは頭にも鎧を身につけているのに、頭を抱えて痛がる素振りを見せつけてくる。
うむ。
絶対、フリだな。
とはいえ、ぶつけたことは悪いと思うので謝ることにした。
「すまん」
大丈夫か? とは聞きもせず、私はリーナを探すために長い廊下を走る。
「リーナ! リーナはどこだ!」
リーナの名前を呼んで探すが、見つからない。
「グエッ!」
途端、首根っこを掴まれ床から足が離れた。
「おい、お前っ! 俺の頭にドアぶつけて逃げやがって!」
「逃げてないし。それに、ぶつけたことなら謝っただろ!」
「あんなの謝ったうちにはいるか!」
「じゃあ、どんな謝り方ならよかったんだよ!」
そうだなぁ……と考えた後、そいつはいいことを思いついたようにニヤリと笑った。
これは嫌な予感である。
「却下」
「って、まだ何も言ってねーだろうが⁉︎ 」
「どーせ、非人道的な謝らせ方をさせるんだろう君は」
「………」
無言。
図星である。
フッ、生憎、私は頭がいいのでな。
「チッ。察しのいいやつだな」
「いや~それほどでも」
「褒めてねーよ!」
「えっ! そうなの⁉︎ 喜んでショッキング」
「いちいち癪にさわる奴だな」
「あっそれ、よく言われる!」
「………もういいや」
ほほほほ。
ようやく折れたわい。
力では勝てなくとも、口では勝てる自信があるわい。
「で、おまえリーナ探してんのか?」
「あぁ、そうそう。リーナ知らないか?」
「リーナはさっき、買い出しに行ったところだ。おまえのメシの材料を買いに行くためにな」
「買い出し? さっき陛下が食材は食べきれないくらい沢山あるって言ってたんだが?」
「その食いきれねぇーくらいの食材を食い尽くしたのがおまえだろ⁉︎」
「そんなばかな~………マジ?」
「マジだよマジ」
な、なななななんですとぉ⁉︎
「そりゃ悪いことをしたな。で、おまえ誰?」
「リーナの代わりにおまえの世話と護衛を任されたガルシアだ」
ガルシアはようやく私を降ろしてくれた。
「あ、だからドアの前にいたのか。まあ、よろしく。私は真白だ」
と、手を差し出せば
「お、おう……」
戸惑いながらも握手に応じてくれた。
「で、リーナに何か用があったのか?」
「そうなんだよ! 魔法あるなら教えてもらおうと思ってさ!」
「はぁ? おまえに使えるわけねーだろうが」
やっぱり魔法はあるのか⁉︎
やっほーい!って………
「なぜ使えないと決めつけるのさ!」
「そもそも、おまえには魔核がないだろ」
「魔核って?」
「魔核っつーのは………」
この世界の人間にも魔族にも誰しもが魔核というものを保有している。
魔法は、魔核から魔力を放出し、形作ることで魔法ができるらしい。
その魔力の元となっている魔核というものが私には無いというのだ。
因みに、私に魔核が無いということがわかったのは、陛下がそう言っていたからだと言う。
魔力の感知は対象が魔力を大量放出している場合なら誰でも感知可能である。
しかし、微量の魔力放出であったり、魔核に魔力をしまいこんでいるような者であれば、鍛練を積んだ者または魔力大量保有者にしかわからないらしい。
陛下は生れながらにして魔力大量保有者でありかつ鍛練を積んだ者である。
故に、対象がどんな者であっても魔力の感知が可能であり、また、魔核の感知も可能であるのだそうだ。
「……異世界に魔法があっても使えない身体とは、こんなにも悔しいことはない!」
異世界=魔法の世界だろうが⁉︎
な、なんで使えないんだよぉ~。
思わず涙目になってしまう。
「だ、だが、古の魔法なら使えるかもな」
半狼半人は居心地の悪そうにソワソワしながら一つの可能性を話す。
悪い奴ではないのかもしれない。
それとも、
もしや、君は乙女の涙に弱いのかな?
クククククク………
また何かあったら、試してみる価値はあるな?
私は、鼻水をすすって話す。
あ、言っとくけどこれ嘘泣きだからな?
いや、ホントダヨ。
「ズズズ……魔核がなきゃそもそも魔法は使えないんじゃなかったのか?」
「まぁそうなんだが、今の時代に使われてる魔法っていうのは、自分で技を編み出して魔力を放出させる自由型造形魔法と書物に記された通りに魔力を放出させる定形型造形魔法でこの二つが主流となっている。だが、この二つの魔法は大量の魔力放出が必要で魔核無しでは放出不可能だ。しかし、昔は魔核から魔力をうまく放出できず魔法を操れない者であふれかえっていた。そこで、編み出されたのが古の魔法だ」
「でも結局は古の魔法も魔力が必要なんだろ? 上手く操れなかったわけだから、上手く魔核から魔力を引き出すような魔法だったってことなんじゃないか?」
「そ、それは………その……だ、だが、まだ望みはあるだろ?」
そこまで考えが至っていなかったようだな。
でも、まぁ、希望は持てたわけだ。
「………まぁ、そうだな。じゃあ、古の魔法教えてくれよ!」
「えぇ~………………」
ガルシアは魔法を使うこともあるが、どちらかというと魔法攻撃よりも物理攻撃が多く、今まで直感に頼って戦闘を繰り広げてきたために人に教えることに関してはあまり得意ではないのだそうだ。
それに、古の魔法は昔に使われていた魔法であり、あまり馴染みがないのだそうだ。
だから、古の魔法に関する本を探すことにした。
*****
というわけで、やってまいりました!
城内にある『ローレンス図書館』に!
現魔王の名はダンタリオン・ローレンスという。
また、ローレンス家は代々魔王としての役割を担っているらしい。
………それにしても。
「スゲー広いなぁ……」
まず、天井が見えない。
図書館は円柱状になっており、下から上までぎっしりと分厚い本が敷き詰められている。
辞典かよっ!
思わずツッコミたくなるくらい一冊一冊が分厚い。
図書館には誰もいなかった。
図書館は身分が高い低いにかかわらず、誰でも利用できるようになっている。
「おい、何ボケっと突っ立ってやがる。こっちだ」
「……あぁ」
滅多にお目にかかれないであろう幻想的な図書館の光景に圧倒されつつ、後をついていった。
すると、ガルシアは目の前の赤い本に手を伸ばした。
かと思えば、その本には手をかけず、その本の後ろの棚に触れた。
ゴゴ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
⁉︎
地震⁉︎
とっさにに体勢を低くし、床に手をついた。
だが、ガルシアは地震に驚くこともなく、突っ立っている。
ガルシアの触れた棚から真っ二つに棚が割れ、道を作った。
そこにあったのは、もう一つの図書館。
そして、全裸の男がカウンターで寝ていた。
Oh………
この美しき図書館にそぐわない全裸の男。
台無しである。
君はダビデ像にでもなったつもりかい……。
あぁ、ここは感動的な気持ちを台無しにされたことに悲しむべきなのか、若い男の身体を見れたことを喜ぶべきなのか…………とても複雑だ。
ツゥーっと、私の頰に涙がつたい、思わず目頭を押さえた。
私にはこの涙の理由は分からぬよ。
まぁ、とりあえず、
おまわりさん。
ここに変態がいます!
逮捕お願いします!
バンっ!
ゴンっ!
「ガハッ!」
大きな声で名前を呼びながら雑にドアを開けば、ドアに鈍い音が響いた。
ドアの向こうをのぞけば、鎧に身を包んだ半狼半人がいた。
そいつは頭にも鎧を身につけているのに、頭を抱えて痛がる素振りを見せつけてくる。
うむ。
絶対、フリだな。
とはいえ、ぶつけたことは悪いと思うので謝ることにした。
「すまん」
大丈夫か? とは聞きもせず、私はリーナを探すために長い廊下を走る。
「リーナ! リーナはどこだ!」
リーナの名前を呼んで探すが、見つからない。
「グエッ!」
途端、首根っこを掴まれ床から足が離れた。
「おい、お前っ! 俺の頭にドアぶつけて逃げやがって!」
「逃げてないし。それに、ぶつけたことなら謝っただろ!」
「あんなの謝ったうちにはいるか!」
「じゃあ、どんな謝り方ならよかったんだよ!」
そうだなぁ……と考えた後、そいつはいいことを思いついたようにニヤリと笑った。
これは嫌な予感である。
「却下」
「って、まだ何も言ってねーだろうが⁉︎ 」
「どーせ、非人道的な謝らせ方をさせるんだろう君は」
「………」
無言。
図星である。
フッ、生憎、私は頭がいいのでな。
「チッ。察しのいいやつだな」
「いや~それほどでも」
「褒めてねーよ!」
「えっ! そうなの⁉︎ 喜んでショッキング」
「いちいち癪にさわる奴だな」
「あっそれ、よく言われる!」
「………もういいや」
ほほほほ。
ようやく折れたわい。
力では勝てなくとも、口では勝てる自信があるわい。
「で、おまえリーナ探してんのか?」
「あぁ、そうそう。リーナ知らないか?」
「リーナはさっき、買い出しに行ったところだ。おまえのメシの材料を買いに行くためにな」
「買い出し? さっき陛下が食材は食べきれないくらい沢山あるって言ってたんだが?」
「その食いきれねぇーくらいの食材を食い尽くしたのがおまえだろ⁉︎」
「そんなばかな~………マジ?」
「マジだよマジ」
な、なななななんですとぉ⁉︎
「そりゃ悪いことをしたな。で、おまえ誰?」
「リーナの代わりにおまえの世話と護衛を任されたガルシアだ」
ガルシアはようやく私を降ろしてくれた。
「あ、だからドアの前にいたのか。まあ、よろしく。私は真白だ」
と、手を差し出せば
「お、おう……」
戸惑いながらも握手に応じてくれた。
「で、リーナに何か用があったのか?」
「そうなんだよ! 魔法あるなら教えてもらおうと思ってさ!」
「はぁ? おまえに使えるわけねーだろうが」
やっぱり魔法はあるのか⁉︎
やっほーい!って………
「なぜ使えないと決めつけるのさ!」
「そもそも、おまえには魔核がないだろ」
「魔核って?」
「魔核っつーのは………」
この世界の人間にも魔族にも誰しもが魔核というものを保有している。
魔法は、魔核から魔力を放出し、形作ることで魔法ができるらしい。
その魔力の元となっている魔核というものが私には無いというのだ。
因みに、私に魔核が無いということがわかったのは、陛下がそう言っていたからだと言う。
魔力の感知は対象が魔力を大量放出している場合なら誰でも感知可能である。
しかし、微量の魔力放出であったり、魔核に魔力をしまいこんでいるような者であれば、鍛練を積んだ者または魔力大量保有者にしかわからないらしい。
陛下は生れながらにして魔力大量保有者でありかつ鍛練を積んだ者である。
故に、対象がどんな者であっても魔力の感知が可能であり、また、魔核の感知も可能であるのだそうだ。
「……異世界に魔法があっても使えない身体とは、こんなにも悔しいことはない!」
異世界=魔法の世界だろうが⁉︎
な、なんで使えないんだよぉ~。
思わず涙目になってしまう。
「だ、だが、古の魔法なら使えるかもな」
半狼半人は居心地の悪そうにソワソワしながら一つの可能性を話す。
悪い奴ではないのかもしれない。
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もしや、君は乙女の涙に弱いのかな?
クククククク………
また何かあったら、試してみる価値はあるな?
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いや、ホントダヨ。
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「まぁそうなんだが、今の時代に使われてる魔法っていうのは、自分で技を編み出して魔力を放出させる自由型造形魔法と書物に記された通りに魔力を放出させる定形型造形魔法でこの二つが主流となっている。だが、この二つの魔法は大量の魔力放出が必要で魔核無しでは放出不可能だ。しかし、昔は魔核から魔力をうまく放出できず魔法を操れない者であふれかえっていた。そこで、編み出されたのが古の魔法だ」
「でも結局は古の魔法も魔力が必要なんだろ? 上手く操れなかったわけだから、上手く魔核から魔力を引き出すような魔法だったってことなんじゃないか?」
「そ、それは………その……だ、だが、まだ望みはあるだろ?」
そこまで考えが至っていなかったようだな。
でも、まぁ、希望は持てたわけだ。
「………まぁ、そうだな。じゃあ、古の魔法教えてくれよ!」
「えぇ~………………」
ガルシアは魔法を使うこともあるが、どちらかというと魔法攻撃よりも物理攻撃が多く、今まで直感に頼って戦闘を繰り広げてきたために人に教えることに関してはあまり得意ではないのだそうだ。
それに、古の魔法は昔に使われていた魔法であり、あまり馴染みがないのだそうだ。
だから、古の魔法に関する本を探すことにした。
*****
というわけで、やってまいりました!
城内にある『ローレンス図書館』に!
現魔王の名はダンタリオン・ローレンスという。
また、ローレンス家は代々魔王としての役割を担っているらしい。
………それにしても。
「スゲー広いなぁ……」
まず、天井が見えない。
図書館は円柱状になっており、下から上までぎっしりと分厚い本が敷き詰められている。
辞典かよっ!
思わずツッコミたくなるくらい一冊一冊が分厚い。
図書館には誰もいなかった。
図書館は身分が高い低いにかかわらず、誰でも利用できるようになっている。
「おい、何ボケっと突っ立ってやがる。こっちだ」
「……あぁ」
滅多にお目にかかれないであろう幻想的な図書館の光景に圧倒されつつ、後をついていった。
すると、ガルシアは目の前の赤い本に手を伸ばした。
かと思えば、その本には手をかけず、その本の後ろの棚に触れた。
ゴゴ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
⁉︎
地震⁉︎
とっさにに体勢を低くし、床に手をついた。
だが、ガルシアは地震に驚くこともなく、突っ立っている。
ガルシアの触れた棚から真っ二つに棚が割れ、道を作った。
そこにあったのは、もう一つの図書館。
そして、全裸の男がカウンターで寝ていた。
Oh………
この美しき図書館にそぐわない全裸の男。
台無しである。
君はダビデ像にでもなったつもりかい……。
あぁ、ここは感動的な気持ちを台無しにされたことに悲しむべきなのか、若い男の身体を見れたことを喜ぶべきなのか…………とても複雑だ。
ツゥーっと、私の頰に涙がつたい、思わず目頭を押さえた。
私にはこの涙の理由は分からぬよ。
まぁ、とりあえず、
おまわりさん。
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