続けてのコメント、失礼いたします。
＊１つだけ気になった点＊
　8頁目「和哉は十歳」、12頁目「五十五年前の夏休み」、15頁目「（妻と）連絡をとるのは五十年ぶり」――つまり、武雄は、『55年前、当時10歳の息子・和哉を亡くした（行方不明）。その５年後から妻と別居している』設定なのですよね。
　1頁目「城嶋武雄 六十五歳」とありますが――武雄の年齢が、おかしいかなと……（65歳だと、息子と同い年になってしまうので）。
　或いは、武雄の年齢の方が正しいなら、『和哉が亡くなった（行方不明になった）のは30年くらい前で、妻と連絡をとるのは25年ぶり』とかになるのではないかなと思います。

　居候屋――興味深い設定に惹かれつつ、ラストまで読みました。
　本当の依頼人は○○だったのですね。最初（武雄目線）のお話だけでも十分じんわり出来たのですが、その裏事情を知ることで なるほどと頷けることが多くあり、物語を二度楽しませてもらった気分です。
　あやかしが行き交う不思議な雰囲気の中に、武雄、恵子、和哉の温かな家族愛が描かれていることに、深みを感じます(´∀｀*)
　あとがきで明かされた、電話番号と料金のちょっとした拘りも、とても面白かったです。

＊一つだけ気になったことがあるのですが、次に送るコメントは確認後、消去（却下）してくださって大丈夫です。