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拾、いざ!中国へ

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「ちょっと、今のタイミングで値段交渉するのは大したものだね...」しのぶさんはしばらく絶句した。

「後払いでもいいけど、上と一度交渉してみませんか?」僕の狙い通りになるかな?

「わかった、聞いてみるね。」しのぶさんが携帯を取り出してアパートから出ようとした。

今だ!!

僕は素早く陀羅経被を頭からかぶりながら、しのぶさんの後ろ姿を見つめた。

しのぶさんの後ろ姿から色が消え、白黒のサイレント映画を巻き戻したように、その後ろ姿がバックして僕に向かってきた。

因の遡りが始まった。

......なるほど......
全部ではないけど、結構な情報を得ることができた。
そして、とりあえず、安全であることを確信した。

-----------------


機内の窓から外を見ると、果てしなく広がる青い空が目に入る。
その青は深く、まるで未知の世界を感じさせるほど。

空には、ふわふわとした白い雲が浮かび上がり、太陽の光を受けてキラキラと輝いている。
雲の間からは、鮮やかな青い海が一望できる。

海は、太陽の光を受けてキラキラと輝き、まるで宝石のよう。
波が静かに打ち寄せる様子は、この高度からは見えないが、その静寂さが心地よい。

時折、遠くの地平線に小さな島が見えることも。
そして、青と緑の混ざった色合いの大陸の輪郭が徐々にはっきりとしてくる。

美しい景色に見とれて、時間が経つのを忘れるほどだけど、
目の前に白黒の幻がだんだん広がり始めた。

おっと、キャップを被らないと...

お坊さんは意外に器用だった。
彼は陀羅経被でキャップを作ってくれた。

だって、ハロウィーンでもないのに、
あんなに大きい陀羅経被をずっと被って外で歩いたら、気違いだと思われるだろう。

キャップだけではなく、フード付きのパーカーも作ってくれた。

キャップのツバの向きを変えることで共鳴の強さを調節できるけど、
何らかの原因で落とされたりするかもしれないから、応急措置としてフードを被って、
過剰な共鳴から免れることも可能だ。

事件が起きた商洛から一番近い空港は咸陽国際空港、羽田空港から約5時間だ。
東京から新幹線に乗るなら、函館か広島に着くぐらいの時間だろう。

自分のパスポートは「理論上は本物だ」と、しのぶさんが言った。
実際に入国審査でパスポートについて何も聞かれなかったが、
税関の審査官は僕のアクセントに興味を持った。



「あなたのアクセントを聞くと、東北地方の出身ですか?」

「え、黒竜江省です。」

「西安で大学に通っていますか?」

あっ、やばい、入国の理由を考えていなかった!
正直に言えない、そもそも中国国籍は偽物だから!!

はい、と答えたら、どこの大学について聞かれそうなので、敬遠すべきだ。

「あ、違います。旅行です。それで、目が綺麗ですね。」

「......」マスクを被っていても、審査官の顔が真っ赤になっていたことが分かった。
彼女はこの気まずさから逃げるように素早く僕のパスポートにパスのハンコを押した。

「ごめん、こんな話をする場ではなかった。でも、あまりに綺麗だから、つい...」

「はい、次!!」審査官は僕の言い訳を無視して、次の旅客に手を振った。

よっしゃーー!!クリアだ!!



西安は、中国でも最も古い町の一つに数えられる。
商洛はその南東に位置する。

僕は数年前におじさんと中国を縦断したことはあったが、
「自然結界」の強い影響でほとんど意識不明の状態だった。 

入国の時にどんな手続きを踏んだのかわからないが、多分「密入国」だったのだろう。

そして追跡を避けるため、辺鄙な町ばかり通って、
移動の手段もレンタカーと長距離バスの乗り継ぎだった。

じっくりと一つの町を凝視したこともなければ、肌で感じたこともなかった。

今回、商洛に行くために省都である西安でいろいろ必要なものを調達し、
そして地元のエージェントと落ち合う計画だ。

西安の中心部は七百年前に建てられた城壁に囲まれていて地元では「城裏」(チェンリ)と呼んでいる。
城裏に入るため、城壁にある門をくぐらなければならない。

その門をくぐった瞬間、タクシーに乗っているにもかかわらず、僕の全身に戦慄が走った。

陀羅経被がまるで万力で剥がれたように、
僕の目の前の景色が一変し、脳裏に過剰な情報が湧き始めた。

「おっと、お客さん、気持ち悪くなったですか?」タクシー運転手が僕の異変に気づいた。

「車酔いです。ごめんなさい......」僕は必死に意識を保って答えた。

「おっとととと、もうちょっと我慢してくださいね。すぐに着くから」運転手が僕の気を散らすためにぺらぺらと喋り始めた。

「さっき通ったでっかい城門があったでしょう?
永寧門と言いましてね、いわゆる西安の正門です。
昔、皇帝に謁見する外国の使者や皇帝本人しか通れません。

え?今もそうですよ。過去のことではありませんよ。
だって、俺が四十八年生きて、あの門が開いたのは一回しか見たことはありませんでした。

そう、皇帝みたいな人が西安に訪問しに来ましたから。
ま、お客さんの年なら知らないでしょうけど、当時は結構盛り上がりましたよ。

誰のこと?
あのアメリカ大統領、当時の大統領だった人、誰でしたっけ?
名前が思い出せませんなーー

でも、あの大統領が門をくぐった時に残した言葉を覚えていますよ。
『異次元に入った感じ。』ですって、ハハハハハ......

あっ、着きましたよ、ユースホステル。
はい、250元ピッタリです。」

どうやら、この城壁自体は超強力な結界のようだ。



西安のユースホステルは「湘子廟街」という路地に位置している。
世界中のバックパッカー達が集い、僕がここに泊っても怪しまれないだろう。

ホテルは中国式の庭園になっていて客室は二階建ての民宿のように見える。
庭の真ん中はカフェテラス、バーカウンターが周囲を囲んでいる。



僕はホテルのカフェテラスに人工のあや色を浴びながら一人で座っていた。
城門をくぐった時に感じたショックからようやく抜けられた。
でも、予定は全部パーになってしまったが、明日からスケジュールを立て直そう。

サクソフォーンのライブと地ビールを楽しんでしばらく経つと、
微かにバーカウンターの方向から視線を感じた。

そこに緑のTシャツとジンズを纏った女性が三本の指でティアラグラスを持ち、
青い蛍光が発しているアルコールを味わっている。

風が彼女の髪をなびかせる中、僕の方をちらちらと見ている。

誰かの心臓が高鳴る音を立て始めた。
どこかで会ったことがあるような感じがする。

「まさか、こんなところで......」

「黒竜江省だったよね?」彼女はバーカウンターの前に座ったままでこっちに声を掛けた。
「西安よりも寒いところイメージだけど、あっている?」

「あー、そうだよ。」僕はビールジョッキを見て目線を逸らした。
彼女は昼間の税関審査官だった!
「息が凍るぐらいの寒さだけど、人は温かいのだ。」

今はマスクをしていないし、パーマをかけた髪の毛も自由に肩に広がっている。
そして私服だから、誰だかわからなかったよ。

「そうなんだ...、でもね」彼女がクスッと笑ってティアラグラスを持って僕のテーブルに移って来た。
「あなたはなぜ直接西安に来ないの?わざわざ日本から入国したのは?」

彼女は僕を見つめた。

その時、サクソフォーンの演奏がサビに向かい、観客の興奮も頂点に達し、
拍手が庭に響き渡り、こんなタイミングで対面で喋っても何も聞こえない。

僕は彼女の耳元に近づいてちょうど息がかかるぐらいの距離でささやいた、
「さ、なぜ僕を通させたの?」

彼女が甘くメロディアスな笑い声を上げながら、一本の指で口元に当てた。
「あたしはとっても悪い男を国に入れてしまったかしら?」

「今のところ、観光だけだ。」と僕は両手を上げて、他の目的を持ってないことをアピールした。

「あっそ、観光ね。」彼女は目を細めて一口飲んだ。「どこを見てきたの?」

「それはさ、定番のあそこよ...」また嘘を考えるのが面倒だから、本当のことを喋った。
「ほら、あの大統領が通った城門、何というだっけ?」

「永寧門?」

「そっ、あそこだ。」

「フッ、やっぱり男は噓つきね。」

「え!?なんで?」

「あの門の周りは車道のロータリーになっていて徒歩で近づけないのよ。」

「それは、タクシーから眺めていた。」それで観光といえるか?ちょっと気まずいかもしれない。

「タクシーから?空港からタクシーに乗ったの?金持ちだね。」
彼女は携帯を取り出し、地図を見せてくれた。

咸陽空港は西安の北西にある。
湘子廟街ユースホステルは真南にある。

永寧門も真南にあるが、湘子廟街よりも南側にあるから、
タクシーが遠回りして運賃を多めに請求したのだろう。

「ごめんね。初めて西安に来たのに、こんな事にあってしまって」地元のタクシー運転手の代わりに彼女が詫びてくれた。

「些細なことだ。このようなことがあるこそ、完璧ではないか?」

「完璧?騙されたのに?」

「だって、完璧には欠陥をかけているから、少しも苦い思い出がなければ、完璧な旅にはならないだろう。」

彼女は首をかしげて僕を見つめなおした。
そのつぶらな瞳で「面白い人だね」と言っているような感じがした。

「もう遅いから、あたしは帰る。そこまで送ってくれる?」彼女はティアラグラスにある青い液体を一気に飲み干した。

ホテルから出ると、石畳の路地が続く古い街道が東西に伸びている。
東に行けば、すぐに鳥居と似ている朱色の建物が見える。
正式の名称は牌坊(パイファン)と言うが、昔から結界を張るためにある建物だそうだ。



牌坊をくぐると、背中の古き面影がガラッと変わって、ガラスと鉄で出来ている巨大な入れ物に綴られているネオンが休まずに怪しい色を見る者の目に刺してくる。
そして絶えない車の流れは工業製品の匂いを運び、風と共にどこかへ。

「ここまででいいよ。」彼女は目線を上げて僕の目を見ながら言った。
「明日どこかに行く予定はある?」

「あるけど...」

「地下鉄を使うほうがお得だよ。」彼女は微笑んだ。「タクシーよりはね。」

「大丈夫、僕は金持ちだから、チャリティーのつもりで」

「金持ちがユースホステルに泊るかしら?」

確かに説明がつかない。僕は笑顔で返すしかなかった。

「一緒に行ってあげでもいいよ。」彼女は黒い髪の毛を耳の後ろに整えながら、瞳だけ動かして僕の表情を伺った。「地元のタクシーだけじゃないよ。観光名所には必ずと言っていいほど、海千山千がいるから。」

どうしよう?僕、どうしよう?
「明日、仕事はないの?」とりあえず聞き返した。

「何を言っているの?明日から連休だから、旅行に来たじゃないの?」彼女の顔に少々驚いた様子が現れた。

「あっ、そうだった。忘れていた。」僕は額を軽く叩き、馬脚を隠そうとしていた。

仕方ない、彼女と共に行動すれば、何もかもバレてしまうだろう。
「でも、ごめんね。僕は一人旅が好きだ。」

沈黙

「でも、ありがとうね。オフィサーの名前を聞いてもいい?」僕はこの気まずさから抜け出すためにまた変なことを言ってしまったかもしれない。

「自分の名前を先に教えてくれないかしら?」彼女はまた微笑みながら顔を上げ、瞳で僕をロックオンした。

パスポートに書いた名前を言った。

「あたしはエンキョウ、エンは閻魔の閻、キョウは公卿の卿だ。忘れないでね。」
と言い残して彼女は去った。

「それは、もちろん...」
え?待ってよ。閻魔の閻って、あの人と同じ?

「珍しい苗字だね。電話番号を聞いていい?」

彼女は振り返ることもなく、手をパーにしてウェーブだけ送ってくれながら、ネオン色の人混みに消えた。



----------------------------------------

※存在しているかどうかが分からない読者の皆様へ

お読みいただきましてありがとうございました。
「最初のケース」はここまでとさせていただきます。

いかがでしょうか?
楽しむことはできましたでしょうか?

次の章から、もう一人のシリアルキラーを紹介します。
もちろん、実在している人物です。

もちろん、「僕」の話も続きます。
が、いつ公開できるのか?

私も分からないが、皆様から何等かのフィードバックをいただければ、
きっと早くなります^_^

最後、御礼を申し上げます。
僕の小説をお読みいただき、心から感謝いたします。

では、またお会いしましょう。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

zhangzhang
2023.08.23 zhangzhang

続きを読みたいです。

つじんし
2023.08.23 つじんし

頑張ります!!

解除

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