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さようなら息子。歓迎しません凹。.4.

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「ふふっ。
楓そっくりだね…!それにしても、来るのが遅すぎだよ~。朱希ちゃん!」

「……質問に答えてくれませんか。っていうか、ちゃん、って…。俺、男なんですけど…。」

「私は玲奈っていうの!よろしくねっ。朱希ちゃんっ」

「もしもーし、聞こえてますか~。見えてますか~。俺、男ですよ。胸だってペッタンだし下もついてるし。」右手で、胸板をたたく。

ぽよんっ。



……え???

バッと全身を見下ろす。

そこには崖はなく、見慣れない膨らみが制服を下から押し上げていた。

「…っ…!……っ!…!?」

急いで下も確認する。

な…ない!

息子がいないよっっ!!(絶望)

マイブラザァァァアアア戻って来てぇぇえええええ(絶叫)

俺は膝から崩れ落ちた。
振動に合わせて、胸が揺れる。
「うそ…だろ……。」

「……朱希ちゃんっ。」にこっ!

「そこで言うなあああっ!サドめっ!!絶対分かってたろ!!」
もはや八つ当たりだ。
そんな事わかってる。分かってるんだ!

「何の事かなぁ?
さあさあそんな事より!
朱希ちゃんのことは楓から聞いてるから!とりあえず受付へご案内だよ~!」

「…っ!……はあ……もういいよ…。」


もう全てを諦めた。
どうやら、俺に選択肢はないらしい。
玲奈…だっけ?玲奈に手を引かれて俺たちは一階へ降りた。




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