私の少し変わった半生

*黒猫*

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部活での黒歴史

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あれは、春風が気持ちいい日だった…。

入学式、部活動体験、新しいクラスと何かと忙しい春。

人見知りな私は、その時クラスで孤立していた。





「では、皆さんには、自己紹介をしてもらいましょう!」
私が入った部活では、部員が40人を超えていた。
ちなみに、話は変わるが、私は人見知りで大衆面前恐怖症である。(人の目が怖い)
よって、自己紹介というのは私にとって、一番嫌な事だった。

三年生から自己紹介し始め、どんどん終わっていく。

後、数人で私の番だ。…冷や汗が出てきた。


後、一人。…目がぐるぐるしてきた。

「はーい。よろしく~。えー、と次は…黒猫さん…だね。」

た…立たなきゃ…!

ガタンッ

…やっちまった。椅子がめっちゃ大きな音をたてた。

恐る恐る、みんなの方を向く。み…みみみんなみてる…!

「い…一年の黒猫ですッ、その…わた…私はひ…人見知りなの、であまり見ないでいただける、と…ヒック…うれしいです…ヒッ…」

ヤバイ。…ヤバイヤバイヤバイ!もう限界だ。
人は限界を越えると笑いだすって本当だったんだな。今すんごい笑ってしまいそう誰か助けて。

すぅ~…と座る。

一拍遅れてパチパチと拍手。少しざわざわがはいってたが。


…私の顔は真っ赤だった。





自己紹介も終わり、先輩達と一年達との会話タイムが始まった。

さっきの自己紹介のせいか、私の席には誰一人来ない。ひどい。

もういいもん。これからの部活生活、一人でやってくもん。
誰一人頼らないんだからね!

そう思い始めたころ、誰かが私の席に来た。

顔を上げる。

「黒猫ちゃん、だよね。大丈夫?」少しふくよかな先輩だった。名前は…澤先輩か…。(仮名)

「えっと、は、はいっ大丈夫ですっ少し慣れたら…」

「そっか。まあ、みんないい人ばっかだし、ゆっくり溶け込もうね!」

……先輩、天使ぃ…。
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