物置小屋

１人向け・看病系

弱々な彼(元・執事)

…お嬢様、どうされましたか？
もしかして、また眠れないとか…。でしたら、よく眠れるハーブティーをお持ちいたします。
いらないなんて、珍しいですね。では、他のものも…。
申し訳ありません。何か間違えましたでしょうか？
きちんと言葉にしていただかないと、いらないだけでは分かりません。
もし、あなたを傷つけてしまったのなら…そうですか。私はもう、用済み…。
ご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした。ですが、せめて理由を教えていただけませんでしょうか？
…お嬢様？嫌だ、行かないで…


……！気づかなくてごめん。どうかした？
大丈夫だよ。ちょっと悪い夢を見ていただけで…なんでそんなに驚いた顔してるの？
ほんとだ、俺、いつの間に泣いてたんだろうね。
ずっと、側に…本当に？俺の親みたいに、飽きたからいらないってならない？
…ごめん。疑ってるわけじゃないんだ。だけど、時々どうしても不安になる。
君も眠れてないんでしょ？飲み物淹れるから、その後少しだけくっついてもいい？
…ありがとう。君の体温を感じていないと不安なんだ。
酔ってるせいもあるのかな…ほんとらしくない。
可愛いって言わないで。君の方がずっと可愛い、世界で1番可愛いよ。
…ハーブティー淹れた。酔いをさましたいし、もうちょっとつきあって？
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いつもの元・執事さんからは想像できない話にしてみました。