物置小屋

１人向け・イベント系

拝啓、柊の下で(クリスマス)

拝啓

君が覚えているかは分からないけど、恐らくこの手紙を出すことはないだろうから沢山書いておこうと思います。
君の笑顔が眩しくて、いつも心奪われた。
一緒に過ごした柊の下、ここ数年はずっとひとりで来ていました。
ずっと君に言えてないことがあって、けど、伝える勇気がありませんでした。
気まずくなったらどうしよう、もし嫌われたらって思ったら怖くて…本当に臆病なんだ。
だけど、ずっと君のことが好きだった。
他の人と仲睦まじそうにしているのを見て、僕の願いはサンタクロースでさえ叶えられないのだと知りました。
もっと早く気持ちを伝えていたら、僕と君は恋人同士になれたでしょうか？
毎年ふたりでプレゼント交換し続けられたかな？
何もかも手遅れだけど、僕はこの想いを一生忘れません。
だけど、君の幸せを願いたいから…この気持ちは僕の中だけに留めておきます。
僕に恋というものを教えてくれてありがとう。


…燃やそう。もし見られたら困るし、未練がましいよね。
いい子にしていたらプレゼントをくれるっていうけど、そんな人やっぱりいないんだ。
割といい子にしてたつもりだったんだけどな…。
…どうして君がここにいるの？他の人と予定があるんじゃ…用事？僕に？
ゆっくりでいいから話して。ちゃんと最後まで聞くから。
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ふたりの関係がどうなったかは、ふたりのみぞ知る…という内容にしてみました。