物置小屋

１人向け・看病系

充分すぎるお礼(視える人)

ありがとうございました。まさか病院に通うほどのものになってるとは思わなかったな…気をつけないと。
あ…危ない。大丈夫ですか？
どうしてそんなに慌てて…え、猫耳？ごめんなさい、なんでもありません。
風邪をひいたら大変になるから、そこで休んでいてください。
このタオル、使ってないのでよければどうぞ。それじゃあ、俺はこれで失礼します。


……っ、ごほごほ！まさか風邪をひくとは思わなかったな。
それに、久しぶりに昔の夢を見た。あんまり眠りたくないな…。
来客？こんなときに…だ、誰、ですか？
家政婦さん？俺、そんなの、頼んで……っ、ごほごほ！
い、いきなり寝てくれなんて言われても、お客さんをもてなさない、わけには…。

……あれ、俺、いつの間にベッドに…君は、昨日の猫耳少女？
やっぱり人間じゃないんだね。
いや、別に驚かないよ。こういうこと、俺の周りではよくおこるんだ。
看病してくれてありがとう。君は体調を崩したりしなかった？それならよかった。
それにしても、どうやってここまで来たの？…そっか、タオルのにおい…鼻がいいんだね。
お礼だなんて、そんな大したことしてないよ。
…寧ろ、君の手当てをさせてほしい。俺がやってもらってばかりじゃ嫌なんだ。
君のおかげでよくなったし、せめてお礼に夕食を…嫌かな？
無理はしないから心配しないで。…はい、足の手当て終わり。
遠慮せずに一緒に食べてほしいんだ。いつもは独りだから…ありがとう。
座って待ってて。今日のお礼、ちゃんとしたいから。
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締まらなかった気もしますが、取り敢えず綴ってみました。