物置小屋

１人向け・イベント系

拝啓、満開の桜の下で(進学)

拝啓

まさかもうこんなに大きくなったなんて、まだ実感がわかない。
お兄ちゃんって後ろからついてきていた頃が懐かしくなる。
最初は小さいあなたとどう接すればいいか分からず、戸惑うこともありました。
思いきり力を入れて手を繋いだら腕を折ってしまうんじゃないかって不安になったり、外出したときだとはぐれないように気を張ることもあったのを今でも覚えています。
だけど、少し年が離れたおまえが可愛くて仕方なかったんだ。
俺が落ちこんだときも、側で笑ってくれて嬉しかった。
一緒にゲームしたり、絵や話を考えたり…ふたりで漫画を作ったときも楽しかったよ。
これから新しい学校に通うのを不安に思ってるかもしれないけど、おまえならきっと大丈夫。
勉強ができなくても、運動ができなくても、苦手なことだらけでもいい。
沢山頑張ってるのは知ってるから、頑張れとは言いません。
だけど、楽しむ為の努力は忘れないでほしいんだ。
俺はいつでもおまえの味方です。困ったことがあってもなくても、気が向いたときでいいから相談しに来て。
そのときは俺も全力で考えるから。
悩みじゃなかったときは、また一緒にゲームでもやろう。
次までにもうちょっと強くなって、今度こそ倒す。
…いつか叶えられる日が楽しみだな。


あーあ、途中から素の文章になっちゃったな。
読んだらどんな反応するだろう。…部屋の前にでも置いておくか。
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兄から妹への手紙ということで綴ってみました。