物置小屋

１人向け・看病系

刺激が多い世界(敏感な恋人)

ただい…え、どうしたの!?大丈夫、じゃないよね…。
無理に起きあがろうとしないで。ご飯、食べられそう？
分かった。今から作るから、そのまま横になって休んでてね。

お待たせ。起きられる？それじゃあ、いただきます。
…平気？本当に？それならいいけど、あんまり無理しないようにね。
君が言いたくなかったらいいんだけど、何があったの？
そっか、買い物に行ってたから疲れたんだね…。
いつもついていけなくてごめん。それから、大変ななか行ってくれてありがとう。
人混みすごく苦手なのに…もしかして、体調を崩したのはその影響？
今日特売だったから、いつもより人が集まってたのかもしれないね。
チラシで見たんだ。今日こそ早く帰ろうと思っていたのに、結局帰りが遅くなって…。
音や人の感情が沢山溢れてるし、荷物は重かっただろうし…本当にごめん。
君が謝る必要なんてないよ。悪いことをしたわけでもないし、体質を変えろなんて無茶なことは言えない。
それに、君はそれだけ人の変化に気づけるってことだから、俺からしてみればすごいなって思うことが沢山あるんだ。
この前も困ってる人に声をかけてたでしょ？その後すごく疲れてたのに、君が心配してたのは相手のことだった。
俺は君のそういうところ、すごく尊敬してる。
沢山のことを感じやすいのは大変だとは思うんだけど、誰かの些細な変化に気づけるのは、君だけが持ってるものなんじゃないかな？
…なんて、あんまり偉そうなことは言えないんだけどね。
ご飯、美味しい？喜んでもらえてよかった。
多めに作ったから、好きなだけ食べてね。
どうかした？…これを作った理由？
材料を見て、そうなんじゃないかと思ったから。
あとは、君が好きなものなら食べて少しは元気になってくれるんじゃないかと思ったんだ。
…間違ってなかったみたいでよかった。何か困ったことがあったら、遠慮なく言ってね。
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彼は、自分が彼女のことを理解しようとする能力を持っていることに気づいていないようです。