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1人向け・慰め系
ヘルプメッセージ(失声症の恋人)
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あれ、なんだか困ってる?声をかけた方がいいかな…。
ねえ、どうし…え、泣きそうな顔して、本当にどうしたの?
『上手く伝えられなくて…。この子、迷子みたいなんだ』
そっか、字が読めないから答えようがなかったってことか。
…こんにちは。誰と一緒に来たのか教えてくれる?
そうか、お姉さんか…俺も一緒に探すよ。だから、もし見つけたら教えてね。
ちゃんと送り届けられてよかった…。
だけど、声をかけようなんてすごい勇気だね。
なかなかできることじゃないと思う。大人相手に話しかけるのも難しいのに、もっと意思疎通が難しい泣いている子どもとなんて…俺だったらきっとできなかった。
犯罪者みたいな目で見られるのが怖くて、話しかけに行けなかったと思う。
『だけど、あなたが来てくれなかったら言葉さえ通じてなかった。ありがとう』…君を助けられてよかった。
あの子が笑顔になったのは、君が一緒にお絵描きしたからだよ。
初めて来た駅でひとり、それも知らない大人ばっかりじゃあの子も不安だったと思う。
そのなかで話しかけたのが君だったわけだから…あの子にとって、君はヒーローになると思う。
ゆっくりでいいから、君の気持ちを教えてくれる?
『周りの人たちにどう頼っていいか分からなかったから、本当に嬉しかったんだ。
あなたがいなかったら、きっと私じゃ家族の人を見つけられなかった。だから、あなたもヒーローだよ』
…直球で言われると、なんだか照れちゃうな。
そうだといいんだけど…。俺のこと、わざわざ迎えに来てくれてありがとう。
また困っている人がいたら、懲りずに声をかけてあげて。
そのときはまた、俺も協力するから。
お腹空いちゃったな…ご飯、これから作るんだよね?
俺も一緒に作っていい?なんだか今日は、君から離れたくなくなっちゃった。
ねえ、手、繋ごう?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
某所で困っていた小さな子を折り紙を使って相手したことがありますが、ご家族が見当たらず困ったことがあります。
話しかけると不審者と思われがち、けれど困っている子を放っておくわけにもいかず…どうするのが1番よかったのか、未だに考えます。
ねえ、どうし…え、泣きそうな顔して、本当にどうしたの?
『上手く伝えられなくて…。この子、迷子みたいなんだ』
そっか、字が読めないから答えようがなかったってことか。
…こんにちは。誰と一緒に来たのか教えてくれる?
そうか、お姉さんか…俺も一緒に探すよ。だから、もし見つけたら教えてね。
ちゃんと送り届けられてよかった…。
だけど、声をかけようなんてすごい勇気だね。
なかなかできることじゃないと思う。大人相手に話しかけるのも難しいのに、もっと意思疎通が難しい泣いている子どもとなんて…俺だったらきっとできなかった。
犯罪者みたいな目で見られるのが怖くて、話しかけに行けなかったと思う。
『だけど、あなたが来てくれなかったら言葉さえ通じてなかった。ありがとう』…君を助けられてよかった。
あの子が笑顔になったのは、君が一緒にお絵描きしたからだよ。
初めて来た駅でひとり、それも知らない大人ばっかりじゃあの子も不安だったと思う。
そのなかで話しかけたのが君だったわけだから…あの子にとって、君はヒーローになると思う。
ゆっくりでいいから、君の気持ちを教えてくれる?
『周りの人たちにどう頼っていいか分からなかったから、本当に嬉しかったんだ。
あなたがいなかったら、きっと私じゃ家族の人を見つけられなかった。だから、あなたもヒーローだよ』
…直球で言われると、なんだか照れちゃうな。
そうだといいんだけど…。俺のこと、わざわざ迎えに来てくれてありがとう。
また困っている人がいたら、懲りずに声をかけてあげて。
そのときはまた、俺も協力するから。
お腹空いちゃったな…ご飯、これから作るんだよね?
俺も一緒に作っていい?なんだか今日は、君から離れたくなくなっちゃった。
ねえ、手、繋ごう?
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某所で困っていた小さな子を折り紙を使って相手したことがありますが、ご家族が見当たらず困ったことがあります。
話しかけると不審者と思われがち、けれど困っている子を放っておくわけにもいかず…どうするのが1番よかったのか、未だに考えます。
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