212 / 1,780
1人向け・慰め系
ドロップアウト(よく分からなくなってしまいました...)
しおりを挟む
どうかしたの?眠れない...?
そんなに謝らなくても大丈夫だよ。俺はこうして側にいるから。
今日もそうして夜食を作ってくれたの?ありがとう。
それじゃあ、一緒に食べようか。いただきます。
...うん、やっぱり美味しい。君は本当に料理上手だね。
今日も沢山頑張って生きてきたんだね。
...ここでは何も我慢しなくていいんだよ。
だってここは、君と俺しかいない世界なんだから。
どんなことを考えても、誰も君のことを否定できない。
大丈夫?もしかして、気分が悪い?
薬はちゃんと飲んだ方がいいよ...。大丈夫、いなくなったりしないから行っておいで。
それからいつもみたいに一緒に横になって話をしよう。
今夜は星が綺麗に見えるし、夜ふかしするにはいいと思うんだ。
...薬、ちゃんと飲んだ?もし体調がよくないなら、今夜は帰った方が...ごめん、泣かせるつもりじゃなかったんだ。
今日も辛いことがあったの?...そっか、沢山苦しい思いをしてるんだね。
君が傷ついているなら、ずっとここにいればいい。
ここでは俺のことだけ考えてて。
嫌なことなんか忘れちゃえるくらい、俺に甘えてよ...。
涙、止まったみたいでよかった。
こうして抱きしめていれば眠れそう?それならよかった。
俺なんかのぬくもりでよければいくらでもあげる。
疲れているなら眠っていいんだよ。
君が起きるときまで、一緒に...?それは約束できない。
でも、俺はいつだってここにいるから。
だから、寂しがる必要なんかないんだよ。
来たくなくなったら来なくてもいいし、辛いことがあって忘れたいときはいつでも来ていいんだ。
ここは、ふたりきりの場所だから。
もう少し話をする?いいよ、いくらでもつきあうから。
どうしたの?...聞かないよ。何があったの、なんて言っちゃったら優しい君は答えちゃうでしょ?
でも、ここでだけは辛いことを忘れてほしいんだ。
理不尽な出来事も苦しい思いも、ここでだけは全部忘れられる。
そういう場所があってもいいんじゃないかって...俺はそう思ってる。
目を閉じて。怖いものからは、俺がちゃんと護るから。
それじゃあ、またね。
よかった、やっと眠れたみたい。
...ねえ。眠ってしまった君には届かないだろうけど、本当はどんな状態か話そうか。
時刻は深夜、廃墟のような場所で独りきり。
手にはぬいぐるみと、大量の錠剤。
どうすればここが君が想像して創りだした場所だって気づいてくれるの?
俺自身でさえも偽物なのに、君は最近毎晩ここに来てる。
一緒にいたいけど、毎日そんなに大量の睡眠薬で混濁した状態でいたらいつか君は...。
...でも、彼女にとってはどっちが幸せなのかな。
俺には分からないよ...。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
想像の世界に閉じ籠っていられたら、というものを綴ってみました。
夢か現か、境界が分からなくなってしまうその前になんとかしたい彼ですが...彼はこの子の『創造された想像』でしかありません。
ただ、こうして閉じ籠ることができるのなら創造してずっとそこにいたい...なんて考えてしまうのは馬鹿みたいでしょうか。
そんなに謝らなくても大丈夫だよ。俺はこうして側にいるから。
今日もそうして夜食を作ってくれたの?ありがとう。
それじゃあ、一緒に食べようか。いただきます。
...うん、やっぱり美味しい。君は本当に料理上手だね。
今日も沢山頑張って生きてきたんだね。
...ここでは何も我慢しなくていいんだよ。
だってここは、君と俺しかいない世界なんだから。
どんなことを考えても、誰も君のことを否定できない。
大丈夫?もしかして、気分が悪い?
薬はちゃんと飲んだ方がいいよ...。大丈夫、いなくなったりしないから行っておいで。
それからいつもみたいに一緒に横になって話をしよう。
今夜は星が綺麗に見えるし、夜ふかしするにはいいと思うんだ。
...薬、ちゃんと飲んだ?もし体調がよくないなら、今夜は帰った方が...ごめん、泣かせるつもりじゃなかったんだ。
今日も辛いことがあったの?...そっか、沢山苦しい思いをしてるんだね。
君が傷ついているなら、ずっとここにいればいい。
ここでは俺のことだけ考えてて。
嫌なことなんか忘れちゃえるくらい、俺に甘えてよ...。
涙、止まったみたいでよかった。
こうして抱きしめていれば眠れそう?それならよかった。
俺なんかのぬくもりでよければいくらでもあげる。
疲れているなら眠っていいんだよ。
君が起きるときまで、一緒に...?それは約束できない。
でも、俺はいつだってここにいるから。
だから、寂しがる必要なんかないんだよ。
来たくなくなったら来なくてもいいし、辛いことがあって忘れたいときはいつでも来ていいんだ。
ここは、ふたりきりの場所だから。
もう少し話をする?いいよ、いくらでもつきあうから。
どうしたの?...聞かないよ。何があったの、なんて言っちゃったら優しい君は答えちゃうでしょ?
でも、ここでだけは辛いことを忘れてほしいんだ。
理不尽な出来事も苦しい思いも、ここでだけは全部忘れられる。
そういう場所があってもいいんじゃないかって...俺はそう思ってる。
目を閉じて。怖いものからは、俺がちゃんと護るから。
それじゃあ、またね。
よかった、やっと眠れたみたい。
...ねえ。眠ってしまった君には届かないだろうけど、本当はどんな状態か話そうか。
時刻は深夜、廃墟のような場所で独りきり。
手にはぬいぐるみと、大量の錠剤。
どうすればここが君が想像して創りだした場所だって気づいてくれるの?
俺自身でさえも偽物なのに、君は最近毎晩ここに来てる。
一緒にいたいけど、毎日そんなに大量の睡眠薬で混濁した状態でいたらいつか君は...。
...でも、彼女にとってはどっちが幸せなのかな。
俺には分からないよ...。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
想像の世界に閉じ籠っていられたら、というものを綴ってみました。
夢か現か、境界が分からなくなってしまうその前になんとかしたい彼ですが...彼はこの子の『創造された想像』でしかありません。
ただ、こうして閉じ籠ることができるのなら創造してずっとそこにいたい...なんて考えてしまうのは馬鹿みたいでしょうか。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
どうせ結末は変わらないのだと開き直ってみましたら
風見ゆうみ
恋愛
「もう、無理です!」
伯爵令嬢である私、アンナ・ディストリーは屋根裏部屋で叫びました。
幼い頃から家族に忌み嫌われていた私は、密かに好きな人だった伯爵令息であるエイン様の元に嫁いだその日に、エイン様と実の姉のミルーナに殺されてしまいます。
それからはなぜか、殺されては子どもの頃に巻き戻るを繰り返し、今回で11回目の人生です。
何をやっても同じ結末なら抗うことはやめて、開き直って生きていきましょう。
そう考えた私は、姉の機嫌を損ねないように目立たずに生きていくことをやめ、学園生活を楽しむことに。
学期末のテストで1位になったことで、姉の怒りを買ってしまい、なんと婚約を解消させられることに!
これで死なずにすむのでは!?
ウキウキしていた私の前に元婚約者のエイン様が現れ――
あなたへの愛情なんてとっくに消え去っているんですが?
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
今から君を守るのに理由が必要ですか・・?(仮)
綾瑪 東暢
BL
国が管理する学校『私立男高等学校』。この学校は男子学校である。小中高大が揃っていて保育園、幼稚園を卒業した後、男高難問入試を受け合格しないと入れない学校である。男高は秘密が多い。
男高は近年問題視されている『あること』を解決するための実験場、研究施設である。
男高に入試とは別で入った都瀬白斗、保育園を卒業した後入試を受け合格して入学した神瀬直也。思わぬ再会を果たした二人。男高の中で行われていることに戸惑い直也と距離を置きたい白斗。小さい頃から大好きだった白斗をもうこれ以上離したくない直也。直也は白斗を幸せにすると誓う。だが白斗は直也から・・逃げようとする・・・・二人は幸せになれるのか?
兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜
藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。
__婚約破棄、大歓迎だ。
そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った!
勝負は一瞬!王子は場外へ!
シスコン兄と無自覚ブラコン妹。
そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。
周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!?
短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています
カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
いらないと言ったのはあなたの方なのに
水谷繭
恋愛
精霊師の名門に生まれたにも関わらず、精霊を操ることが出来ずに冷遇されていたセラフィーナ。
セラフィーナは、生家から救い出して王宮に連れてきてくれた婚約者のエリオット王子に深く感謝していた。
エリオットに尽くすセラフィーナだが、関係は歪つなままで、セラよりも能力の高いアメリアが現れると完全に捨て置かれるようになる。
ある日、エリオットにお前がいるせいでアメリアと婚約できないと言われたセラは、二人のために自分は死んだことにして隣国へ逃げようと思いつく。
しかし、セラがいなくなればいいと言っていたはずのエリオットは、実際にセラが消えると血相を変えて探しに来て……。
◆表紙画像はGirly drop様からお借りしました🍬
◇いいね、エールありがとうございます!
悪魔だと呼ばれる強面騎士団長様に勢いで結婚を申し込んでしまった私の結婚生活
束原ミヤコ
恋愛
ラーチェル・クリスタニアは、男運がない。
初恋の幼馴染みは、もう一人の幼馴染みと結婚をしてしまい、傷心のまま婚約をした相手は、結婚間近に浮気が発覚して破談になってしまった。
ある日の舞踏会で、ラーチェルは幼馴染みのナターシャに小馬鹿にされて、酒を飲み、ふらついてぶつかった相手に、勢いで結婚を申し込んだ。
それは悪魔の騎士団長と呼ばれる、オルフェレウス・レノクスだった。
ひとまず一回ヤりましょう、公爵様5
木野 キノ子
ファンタジー
21世紀日本で、ヘドネという源氏名で娼婦業を営み、46歳で昇天…したと思ったら!!
なんと中世風異世界の、借金だらけ名ばかり貴族の貴族令嬢に転生した!!
第二の人生、フィリーという名を付けられた、実年齢16歳、精神年齢還暦越えのおばはん元娼婦は、せっかくなので異世界無双…なんて面倒くさいことはいたしません。
小金持ちのイイ男捕まえて、エッチスローライフを満喫するぞ~…と思っていたら!!
なぜか「救国の英雄」と呼ばれる公爵様に見初められ、求婚される…。
ハッキリ言って、イ・ヤ・だ!!
なんでかって?
だって嫉妬に狂った女どもが、わんさか湧いてくるんだもん!!
そんな女の相手なんざ、前世だけで十分だっての。
とは言え、この公爵様…顔と体が私・フィリーの好みとドンピシャ!!
一体どうしたら、いいの~。
一人で勝手にどうでもいい悩みを抱えながらも、とりあえずヤると決意したフィリー。
独りよがりな妬み嫉みで、フィリーに噛みつこうとする人間達を、前世の経験と還暦越え故、身につけた図太さで乗り切りつつ、取り巻く人々の問題を解決していく。
しかし、解決すればまた別の問題が浮上するのが人生といふもの。
嫉妬に狂った女だけでもメンドくせぇのに、次から次へと、公爵家にまつわる珍事件?及びしがらみに巻き込まれることとなる…。
しかも今回…かなり腕のあるやつが、また出張ってきたから…ホントにも~。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる