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1人向け・慰め系
想いをすべて汲み取りたい(突然のトラブル・失声症の恋人)
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今日のデート、楽しかったね。
その紙が要らない機械...筆談ノート、だっけ。
使いやすそうでよかった。
これならメモ用紙みたいに紙がなくなることもないから、安心な面も多いね。
『ついでにお絵描きもできて楽しい』...それは何より。
あ、次で降りないとレストランから遠くなっちゃうよ。
ほら、手を繋いで...行こう?
早めに来たつもりだったけど、この時間帯から混んでるんだね。
ビュッフェ方式だし、先に席をとっておいた方がいいんだろうけど...。
ごめん、ちゃんと伝えないと分からなくて首を傾げちゃうよね。
俺が席をとっておくのはなんだか申し訳ないし、君に席をとっておいてもらうのも悪い男が近づいてきたら危ないからどうしようかなって考えていただけ。
『私なら大丈夫。今日はこれのおかげで何かあってもすぐに注文できると思うから』...そうだね、君を席に1人にするよりは危険が少なそうだ。
それじゃあ、先に好きなもの取っておいで。
荷物、一緒に席に置いておくから。
よかった、結構楽しんでくれてるみたいだ。
割りと安いものだったけど、外であそこまではしゃぐ彼女は久しぶりに見たかもしれない。
それにしても、結構時間がかかってるのかな?...心配だし、様子を見に行こうかな。
...あれって、絡まれてる?それに、あんなに怒鳴り散らされたら...!
行かないと。
ねえ、どうかしたの?
画面?...え、ボタン壊れちゃったの!?大変だったね。
...すみません、彼女は声が出ないんです。
だからこうして、筆談でぶつかったことを謝罪しようとしたみたいですが...胸ぐらをつかむのはやりすぎではありませんか?
それに、決して遊びで持っているわけではありません。
どっちからぶつかったのかは分からないけど、ねちねち絡まれる筋合いはないはずです。
彼女が頭を下げていたのも、あなたが大声で怒鳴ったのも席から見させてもらいました。
...出掛けるのに、俺たちでは想像ができないほどの勇気が必要なんです。
俺は、相手の立場になって考えることって大切だと思います。
それじゃあ失礼します。...行こう。
流石ビュッフェの料理!美味しいね。
こんな風に食べ歩きながら帰るの、久しぶりかも。
念のために持ち帰りができるお店を選んでおいてよかった。
...どうしたの?このあたりは街灯が多いから、手話でも読唇でも話はできるよ。
メモ帳、もう紙がなくなっちゃったんでしょ?
『ごめんなさい。私のせいで楽しいご飯が...』...そんなことないよ。
俺はこうして、君と過ごせるだけでいいんだ。
だから、今だって一緒にいられるからすごく楽しいよ。
食べながら歩くの、嫌いだった?
今のは『優しい』って話したでしょ?...俺よりも君の方が優しいよ。
でも、傷つけられているときに俺は何もできなかった...ごめん。
『助けてくれてありがとう』だなんて、俺は普通のことをしただけだよ。
...それにしても、まさか壊れちゃうとは思わなかった。
使い心地がよかったなら、また今度一緒に買いに行こう。
...きっと楽しいよ。どうかした?
ああ、ここから街灯がないんだった...。
何か伝えたいことがあるなら、今君の手を握ってる俺の手にひらがなで書いて。
単語くらいなら読み取ってみせるから。
『あ、り、が、と、う』...俺の方こそ、一緒に出掛けられて楽しかったよ。
『す、き』...えっ、それは、ちょっと照れる...。
『あ、い、し、て、』...ストップ。
それは俺から言わせて。
...俺も君のことを愛してる。これからも一緒にいようね。
ほら、家につい...真っ赤になって、本当に可愛い。
灯りに照らされて、すごく可愛い顔が見られてラッキーだった。
食べ歩きができなかったものは、これから温めれば食べられるし...体が冷えないうちにご飯にしよう。
食べたらお風呂に入って、それからゆっくり話をする。...どうかな?
それじゃあ決まり!やっと君の嬉しそうな顔が見られてよかった。
やっぱり直接顔を見ながら話せた方が安心するね。
寒くなってきたし、家に入ろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親切な方に教えていただいた筆談ノートというものをネット通販で購入したのですが、まさかの試し書きの時点で文字が消えないという品が届きました。
安いものだったし買う前に直接商品を手にとって見たわけではないので、少し運がなかったと思うことにしていますが、もし外出中に使っていて途中で壊れてしまったらかなり困るな...ということで綴ってみました。
その紙が要らない機械...筆談ノート、だっけ。
使いやすそうでよかった。
これならメモ用紙みたいに紙がなくなることもないから、安心な面も多いね。
『ついでにお絵描きもできて楽しい』...それは何より。
あ、次で降りないとレストランから遠くなっちゃうよ。
ほら、手を繋いで...行こう?
早めに来たつもりだったけど、この時間帯から混んでるんだね。
ビュッフェ方式だし、先に席をとっておいた方がいいんだろうけど...。
ごめん、ちゃんと伝えないと分からなくて首を傾げちゃうよね。
俺が席をとっておくのはなんだか申し訳ないし、君に席をとっておいてもらうのも悪い男が近づいてきたら危ないからどうしようかなって考えていただけ。
『私なら大丈夫。今日はこれのおかげで何かあってもすぐに注文できると思うから』...そうだね、君を席に1人にするよりは危険が少なそうだ。
それじゃあ、先に好きなもの取っておいで。
荷物、一緒に席に置いておくから。
よかった、結構楽しんでくれてるみたいだ。
割りと安いものだったけど、外であそこまではしゃぐ彼女は久しぶりに見たかもしれない。
それにしても、結構時間がかかってるのかな?...心配だし、様子を見に行こうかな。
...あれって、絡まれてる?それに、あんなに怒鳴り散らされたら...!
行かないと。
ねえ、どうかしたの?
画面?...え、ボタン壊れちゃったの!?大変だったね。
...すみません、彼女は声が出ないんです。
だからこうして、筆談でぶつかったことを謝罪しようとしたみたいですが...胸ぐらをつかむのはやりすぎではありませんか?
それに、決して遊びで持っているわけではありません。
どっちからぶつかったのかは分からないけど、ねちねち絡まれる筋合いはないはずです。
彼女が頭を下げていたのも、あなたが大声で怒鳴ったのも席から見させてもらいました。
...出掛けるのに、俺たちでは想像ができないほどの勇気が必要なんです。
俺は、相手の立場になって考えることって大切だと思います。
それじゃあ失礼します。...行こう。
流石ビュッフェの料理!美味しいね。
こんな風に食べ歩きながら帰るの、久しぶりかも。
念のために持ち帰りができるお店を選んでおいてよかった。
...どうしたの?このあたりは街灯が多いから、手話でも読唇でも話はできるよ。
メモ帳、もう紙がなくなっちゃったんでしょ?
『ごめんなさい。私のせいで楽しいご飯が...』...そんなことないよ。
俺はこうして、君と過ごせるだけでいいんだ。
だから、今だって一緒にいられるからすごく楽しいよ。
食べながら歩くの、嫌いだった?
今のは『優しい』って話したでしょ?...俺よりも君の方が優しいよ。
でも、傷つけられているときに俺は何もできなかった...ごめん。
『助けてくれてありがとう』だなんて、俺は普通のことをしただけだよ。
...それにしても、まさか壊れちゃうとは思わなかった。
使い心地がよかったなら、また今度一緒に買いに行こう。
...きっと楽しいよ。どうかした?
ああ、ここから街灯がないんだった...。
何か伝えたいことがあるなら、今君の手を握ってる俺の手にひらがなで書いて。
単語くらいなら読み取ってみせるから。
『あ、り、が、と、う』...俺の方こそ、一緒に出掛けられて楽しかったよ。
『す、き』...えっ、それは、ちょっと照れる...。
『あ、い、し、て、』...ストップ。
それは俺から言わせて。
...俺も君のことを愛してる。これからも一緒にいようね。
ほら、家につい...真っ赤になって、本当に可愛い。
灯りに照らされて、すごく可愛い顔が見られてラッキーだった。
食べ歩きができなかったものは、これから温めれば食べられるし...体が冷えないうちにご飯にしよう。
食べたらお風呂に入って、それからゆっくり話をする。...どうかな?
それじゃあ決まり!やっと君の嬉しそうな顔が見られてよかった。
やっぱり直接顔を見ながら話せた方が安心するね。
寒くなってきたし、家に入ろうか。
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親切な方に教えていただいた筆談ノートというものをネット通販で購入したのですが、まさかの試し書きの時点で文字が消えないという品が届きました。
安いものだったし買う前に直接商品を手にとって見たわけではないので、少し運がなかったと思うことにしていますが、もし外出中に使っていて途中で壊れてしまったらかなり困るな...ということで綴ってみました。
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