物置小屋

１人向け・イベント系

愛の言葉を贈るなら・彼女の秘密ルート(ルート1)

ただいま...ねえ、今何を隠したの？
そうだった、まだ話せないんだったね...。
ルール違反だってことは分かってるけど...ごめん、やっぱり君の秘密を聞かせてほしい。
ここ数日、ずっと気まずい雰囲気が流れているのに耐えられなかった。
だから、ちゃんと話を聞かせてほしいんだ。
このままだと、心が離れてしまいそうな気がして...それがたまらなく怖い。
...なんてね。ちょっと疲れてるのかな？
ごめん、さっきのはやっぱり...わっ、突然どうしたの？
そんなに腕をぐいぐい引っ張らなくても、ちゃんと歩くから...！

...このにおい、もしかしてチョコレート？
バレンタインに、サプライズで...そっか、だから言えないってずっと申し訳なさそうにしてたんだね。
それならお互い様だったってことか。
実は俺の秘密も、バレンタインに関係しているんだ。
もし君が聞きたいならこれから話すけど...分かった、それじゃあ楽しみにしておいて。
ねえ、これ食べてもいい？分かった、ちゃんとご飯の後にするよ。
手を洗ってくるから、先に食べてて。
...その前に、片づけを手伝うよ。
最近指先が絆創膏だらけになってたのは、何回も練習してくれてたからなんでしょ？
それなら、これくらいのことはやらせてほしいな。
それに、これだけキッチンが散らかってるならふたりでやった方が早いし楽しいよ。
君は水仕事禁止。...はい、台拭き。
君は食器を並べてて。俺はその間にここを片づけちゃうから。

...よし、終わった。それから...そろそろマスクを取らない？
この前の傷痕、だいぶ薄くなってきたね。よかった...。
もし一生ものの傷になったらどうしようって、内心すごく焦ってたんだ。
君の心まで傷つけちゃったし...本当にごめん。
その分、バレンタインは期待してて。
絶対に楽しい1日にするって、今ここで誓うから。
どうかした？...そっちの傷痕が消えないのが気になるの？
言ったでしょ、君がどんな姿でも俺は君自身が好きなんだって。
だから、やっぱりそんなふうに家で隠されるのは寂しいな。
...そっか、郵便の人が来たからマスクをつけっぱなしだったんだね。
もっと君を近くに感じたい。...抱きしめてもいい？
俺の為に沢山頑張ってくれてありがとう。
その気持ち、すごく嬉しかったよ。
これからもまた誤解しちゃうことがあるかもしれないけど、何度だってこうして直接話をしていこう。
...さて、夕飯食べようか。
今日はすごく豪華だね...喧嘩したわけでもないのに仲直り、か。
君らしくて可愛い方法だね。
それじゃあ、ありがたくいただきます。
ここまで想ってもらえる俺は本当に幸せ者だな...。
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まずはひとつ目のルートです。
大切な相手に贈り物をする感覚しか分からないので、フィーリングで綴りました。