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1人向け・慰め系
これから先は、どうなるか。(シリーズものです)
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おはよう。また律儀にご飯を作ってくれたの?
...ありがとう。いただきます。
今日は特に予定も入ってないけど...烏?
ごめん、前言撤回。
これだけのものとなると、多分...緊急案件だ。
しかも2人、あと10分くらいしたらすぐ行かないと。
ごめん、折角休みだと思ったのに...。
今回も一緒にくる?それは君が決めていい。
それじゃあ、行こうか。
いつもどおり君はここにいて。
...僕がいいって言うまで隠れててね。
あの...こんにちは。2人も一気にくるなんて珍しい。それにしても、白昼堂々心中なんてなかなかやるね。
僕が誰か?...僕は死神。
君たちに選択肢を伝えにきたんだ。
ひとつは生き返る。もうひとつはこのまま死を受け入れる。
君たちの場合は前者ということはないだろう。
ただ...このままで後悔しないの?
彼氏さん、君は彼女が自分が不治の病に苦しんでいるから一緒に命を懸けたと思いこんでいるでしょ?
それは違う。確かに、君がいない世界なんて耐えられないと思ったんだろう。
でもそれは、君の病が原因ではない。
青い顔をしていないできちんと話した方がいい。
彼女は職場で酷い嫌がらせに遭っていたんだ。
あとは彼女から聞くといい。
時間ならまだあるから、その間にきちんと話して。
ここで話さなかったら、彼はずっと君が自分のせいで死んだと後悔し続けることになる。
...一緒に心中するほど大切に想っているのなら話すべきだ。
それとも、君は彼に永遠に後悔してほしくて心中したの?
僕に掴みかかるくらいの元気があるなら、その勇気を彼相手に使った方がいい。
君が話してくれるのを待っているはずだ。
僕にはまだまだ感情なんていうものは分からない。
でも、このままでは彼の後悔が永遠に続くことだけは分かる。
悔いが残らないように、きちんと話した方がいい。
終わったら声をかけて。そこでちゃんと待ってるから。
...きちんと説明できたみたいだね。
それで、決心は変わらない?
心の痛みを知ることができる人間は強い。
君たちならきっと、これから先も一緒に歩んでいけるはずだ。
僕に言いたいこと?...なんでもどうぞ。
まさかそんなことを言われるとは思っていなかったよ。
お礼を言われるようなことは何もしていないし、それに...いや、なんでもない。
それじゃあ、いってらっしゃい。
...真実の愛、か。
それを見つけられるのはきっと感情がある存在だけだ。
僕ではきっと見つけられないよ。
...感情なんてないのだから。
お待たせ。僕たちもそろそろ行こう。
元気がないように見えるなら、それはきっと疲れているからだ。
ここ最近、選択肢を提示する相手が多くなっているからね。
だから...抱きしめてもいい?
ごめん、すぐ終わるから...あと少しだけ。
君がいてくれると、不思議と疲れが吹き飛ぶような気がするんだ。
ありがとう。今度こそ行こう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やっぱり心中カップルのストーリーを綴るのは難しかった...。
小説版だともう少ししっかり仕上がったのですが、やはり台本は難しいです。
ごめんなさい。
...ありがとう。いただきます。
今日は特に予定も入ってないけど...烏?
ごめん、前言撤回。
これだけのものとなると、多分...緊急案件だ。
しかも2人、あと10分くらいしたらすぐ行かないと。
ごめん、折角休みだと思ったのに...。
今回も一緒にくる?それは君が決めていい。
それじゃあ、行こうか。
いつもどおり君はここにいて。
...僕がいいって言うまで隠れててね。
あの...こんにちは。2人も一気にくるなんて珍しい。それにしても、白昼堂々心中なんてなかなかやるね。
僕が誰か?...僕は死神。
君たちに選択肢を伝えにきたんだ。
ひとつは生き返る。もうひとつはこのまま死を受け入れる。
君たちの場合は前者ということはないだろう。
ただ...このままで後悔しないの?
彼氏さん、君は彼女が自分が不治の病に苦しんでいるから一緒に命を懸けたと思いこんでいるでしょ?
それは違う。確かに、君がいない世界なんて耐えられないと思ったんだろう。
でもそれは、君の病が原因ではない。
青い顔をしていないできちんと話した方がいい。
彼女は職場で酷い嫌がらせに遭っていたんだ。
あとは彼女から聞くといい。
時間ならまだあるから、その間にきちんと話して。
ここで話さなかったら、彼はずっと君が自分のせいで死んだと後悔し続けることになる。
...一緒に心中するほど大切に想っているのなら話すべきだ。
それとも、君は彼に永遠に後悔してほしくて心中したの?
僕に掴みかかるくらいの元気があるなら、その勇気を彼相手に使った方がいい。
君が話してくれるのを待っているはずだ。
僕にはまだまだ感情なんていうものは分からない。
でも、このままでは彼の後悔が永遠に続くことだけは分かる。
悔いが残らないように、きちんと話した方がいい。
終わったら声をかけて。そこでちゃんと待ってるから。
...きちんと説明できたみたいだね。
それで、決心は変わらない?
心の痛みを知ることができる人間は強い。
君たちならきっと、これから先も一緒に歩んでいけるはずだ。
僕に言いたいこと?...なんでもどうぞ。
まさかそんなことを言われるとは思っていなかったよ。
お礼を言われるようなことは何もしていないし、それに...いや、なんでもない。
それじゃあ、いってらっしゃい。
...真実の愛、か。
それを見つけられるのはきっと感情がある存在だけだ。
僕ではきっと見つけられないよ。
...感情なんてないのだから。
お待たせ。僕たちもそろそろ行こう。
元気がないように見えるなら、それはきっと疲れているからだ。
ここ最近、選択肢を提示する相手が多くなっているからね。
だから...抱きしめてもいい?
ごめん、すぐ終わるから...あと少しだけ。
君がいてくれると、不思議と疲れが吹き飛ぶような気がするんだ。
ありがとう。今度こそ行こう。
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やっぱり心中カップルのストーリーを綴るのは難しかった...。
小説版だともう少ししっかり仕上がったのですが、やはり台本は難しいです。
ごめんなさい。
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