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1人向け・イベント系
たとえ、飴と共に溶けたとしても。(ハロウィンものです)
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おはよう。今日はハロウィンだね。
予定?予定はね...今夜はふたりで食事に行こうとは言ったけど、それだけだよ。
嘘じゃないって...ほら、これ。
カレンダーに分かりやすく印をつけておくって、君がつけたんだよ。
俺じゃあそんなに可愛い筆跡にはならないでしょ?
だから...気を遣ったんじゃなくて、本当に予約して約束してただけだよ。
楽しみだな...君がどんな格好をしてくれるのか。
ごめんごめん、怒らせるつもりはなかったんだ。
でも、そうやって怒ってるところも可愛いよ。
本当だよ、俺は嘘が嫌いだから。
夜、ちゃんと家で待っててね。
それじゃあ行ってきます。
ただい...ま。ごめん、綺麗すぎて途中で固まっちゃった。
すごく似合ってるね。
小悪魔風っていうのかな、そういうの。
君がフリルついてる服を着ることってあんまりないから、新鮮だなって思ったんだ。
出掛ける準備は万端みたいだから、早速行こうか。
まさかあんなに仮装してる人たちが沢山いるなんて思わなかった...。
食事に行くだけなのに、なんだか疲れちゃったね。
...去年より人が多かったな。
ううん、なんでもない。ほら、ここの席だよ。
ハロウィンだから、限定メニューがあるんだって。楽しみだね。
それじゃあひとまず...乾杯。
ただのカシスオレンジなはずなのに、いつもの何倍も美味しく感じる。
若干アルコールが入ってるらしいけど、どうやって作ってるんだろうね。
この味、多分家では出せないな...。
もう、そんなに笑わなくてもいいのに...トリック・オア・トリート。
このタイミングならお菓子を持ってないと思ってたのに...残念。
って、これは...!
あ、ううん、なんでもない。どこのお店のかと思ったら、君の手作りだったから嬉しくてつい...ごめん。
あ、ありがとうございます。
わあ、料理も美味しそうだね。はい、あーん。
また恥ずかしがって...大丈夫だよ、君の可愛い顔を誰かに見せるようなヘマはしないから。
どう?美味しい?それならよかった。
え、今!?お菓子は持ってないな...。
だけど、渡そうと思っていたものはあるよ。
君が欲しいって言ってた時計、買ってきたんだ。
それから、帰りに寄った雑貨屋さんにあったぬいぐるみを買ってきたよ。
テディベア、好きでしょ?
俺は君からお菓子をもらえたし、ふたりきりで過ごす時間ももらえた。
それだけで充分なんだよ。ありがとう。
やっぱり家が落ち着くな...。君のこと、独り占めできるし。
料理、美味しかったね。
カボチャプリンとか、ケーキとか...あそこまではいかなくても作れるようになりたいな。
来年も、一緒に...そうだね、また行こう。
これからもう既に楽しみだな...。
日記、つけに行くんでしょ?大丈夫だよ、俺はここで待ってるから。
...2時間も書いてる、なんてことはないよね?
入るよ?
ああ、そのまま寝ちゃったのか...。よかった、日記はばっちり書き終わってるみたい。
...俺は嘘つきだ。
また来年ねって、毎年同じ事を言ってる。
君は去年もキャンディを隠し持ってて、顔には笑顔をいっぱい浮かべて...。
本当のこと言えなくてごめん。
だけど、来年も約束は絶対に守るから。
だからどうか、君の日記帳のなかにはしっかり残っていますように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハロウィンもの、やってみました。
相手を傷つけてしまうと思うと、なかなか約束なんてできない...。
それでも受け止めてくれる人がいたら?というあってほしいことを綴りました。
予定?予定はね...今夜はふたりで食事に行こうとは言ったけど、それだけだよ。
嘘じゃないって...ほら、これ。
カレンダーに分かりやすく印をつけておくって、君がつけたんだよ。
俺じゃあそんなに可愛い筆跡にはならないでしょ?
だから...気を遣ったんじゃなくて、本当に予約して約束してただけだよ。
楽しみだな...君がどんな格好をしてくれるのか。
ごめんごめん、怒らせるつもりはなかったんだ。
でも、そうやって怒ってるところも可愛いよ。
本当だよ、俺は嘘が嫌いだから。
夜、ちゃんと家で待っててね。
それじゃあ行ってきます。
ただい...ま。ごめん、綺麗すぎて途中で固まっちゃった。
すごく似合ってるね。
小悪魔風っていうのかな、そういうの。
君がフリルついてる服を着ることってあんまりないから、新鮮だなって思ったんだ。
出掛ける準備は万端みたいだから、早速行こうか。
まさかあんなに仮装してる人たちが沢山いるなんて思わなかった...。
食事に行くだけなのに、なんだか疲れちゃったね。
...去年より人が多かったな。
ううん、なんでもない。ほら、ここの席だよ。
ハロウィンだから、限定メニューがあるんだって。楽しみだね。
それじゃあひとまず...乾杯。
ただのカシスオレンジなはずなのに、いつもの何倍も美味しく感じる。
若干アルコールが入ってるらしいけど、どうやって作ってるんだろうね。
この味、多分家では出せないな...。
もう、そんなに笑わなくてもいいのに...トリック・オア・トリート。
このタイミングならお菓子を持ってないと思ってたのに...残念。
って、これは...!
あ、ううん、なんでもない。どこのお店のかと思ったら、君の手作りだったから嬉しくてつい...ごめん。
あ、ありがとうございます。
わあ、料理も美味しそうだね。はい、あーん。
また恥ずかしがって...大丈夫だよ、君の可愛い顔を誰かに見せるようなヘマはしないから。
どう?美味しい?それならよかった。
え、今!?お菓子は持ってないな...。
だけど、渡そうと思っていたものはあるよ。
君が欲しいって言ってた時計、買ってきたんだ。
それから、帰りに寄った雑貨屋さんにあったぬいぐるみを買ってきたよ。
テディベア、好きでしょ?
俺は君からお菓子をもらえたし、ふたりきりで過ごす時間ももらえた。
それだけで充分なんだよ。ありがとう。
やっぱり家が落ち着くな...。君のこと、独り占めできるし。
料理、美味しかったね。
カボチャプリンとか、ケーキとか...あそこまではいかなくても作れるようになりたいな。
来年も、一緒に...そうだね、また行こう。
これからもう既に楽しみだな...。
日記、つけに行くんでしょ?大丈夫だよ、俺はここで待ってるから。
...2時間も書いてる、なんてことはないよね?
入るよ?
ああ、そのまま寝ちゃったのか...。よかった、日記はばっちり書き終わってるみたい。
...俺は嘘つきだ。
また来年ねって、毎年同じ事を言ってる。
君は去年もキャンディを隠し持ってて、顔には笑顔をいっぱい浮かべて...。
本当のこと言えなくてごめん。
だけど、来年も約束は絶対に守るから。
だからどうか、君の日記帳のなかにはしっかり残っていますように。
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ハロウィンもの、やってみました。
相手を傷つけてしまうと思うと、なかなか約束なんてできない...。
それでも受け止めてくれる人がいたら?というあってほしいことを綴りました。
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