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1人向け・イベント系
月光の羽衣と星屑の芒(すすき)・共通話(2人向け・奪い愛)
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「...さて。もうすぐ約束の満月だ。
迎えに行くから僕のところに早く帰っておいで...美しい姫。
やっと会えると思うと、今から待ち遠しいよ。
これから君を迎える準備をしておこう。
ようやく約束を叶えられる...。」
『待ってください、美しい姫。
あなたはどうしてそんなに人を避けるのですか?
まるで、はじめから誰の手もとるつもりがなかったかのような...だからあのような無理難題を私たちに突きつけたのでしょう?
他の者は諦めてしまいましたが、私はあなたのことを諦めたくありません。
満月に、月からの使者...?
そんなの絶対認めない!あなたが月に向かうことを望んでいるのなら止めたりはしませんが、そうは見えないのです。
何か悩み事があるから、物鬱げな表情をされているのでしょう?
...私でよければ話を聞かせていただけませんか?
たとえ叶わぬ恋でも、私ができることならなんでもしたいのです...。
話は分かりました。
私に最後まで協力させてください。
あなたの涙はとても綺麗ですね。今まで見たどんなものより、ずっと輝いています。
私の袖くらい気にしないでください。あなたの涙はとても綺麗ですから、汚れたりしません。
...さあ、共に想いを綴ってみましょう。』
『今宵はいよいよ満月ですね。夜間の見廻りを増やします。
なのでどうか、安心してお休みください。
...もうきたのか。ここでお待ちください。』
「僕の愛しいかぐや姫、約束どおり迎えにきたよ。
さあ、その姿を僕に見せてくれ。
そして早く月に帰ろう。」
『少し待ってください...!』
「誰だ、おまえは?何故術で動けなくなっているはずの人間がこちらに向かってくる?」
『彼女は渡さない。
...どうかもう少しだけ時間をくれないだろうか。』
「ふざけたことを...これだから人間は嫌なのだ。
すぐに欺き、騙し...それでも平然と立っている。
僕には感情というものが分からない。
だから、おまえがどう思っているのかなんてどうでもいい。
とにかくかぐや姫を返してもらう。
...もうこんな汚い場所にいる必要はない。
早く出ておいで。」
『今すぐ他の者を解放しろ。
誰もあなたのことを傷つけようとは思っていない。
かぐや姫が本当に大切なら、もう少しだけ待ってほしい。』
「ふざけたことを申すなら、他の使者たちに言って無理矢理にでもここを通してもらう。
今すぐそこをどけ。」
『私はどくつもりはない。まだどけない。
...あの方がそれを望んでいるということが何故分からないのだ!』
「そんなことは知らない。早く姫を渡せ。
...渡さぬと言うなら、やはり力づくで通してもらうしかない。」
『体がいうことをきかない...。
かぐや姫、どうかお急ぎください。』
「やっと見つけたよ、姫。
そんなものはいいから、早く帰ろう。
この瞬間を、ずっと待っていた...君のことをずっと考えていたよ。
さあ、早く行こう。もう待ちきれない。」
『姫...!』
「何故まだ動けるのだ?
下手をしたら息絶えるかもしれないというのに...。」
『私は姫を愛しています!
だから、今ここであなたの想いを聞かせてください!
あなたが何をしていたのか、ちゃんと伝えてください。
...決して、後悔しないように。』
「それは是非とも知りたいな。
...君の口から聞かせてくれる?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
共通話はここまでです。
平たく言うと、『かぐや姫』といいますか、『竹取物語』の使者と貴公子の奪い愛です。
「」は使者、『』は貴公子の台詞です。
約束を叶えたい使者、一途な貴公子...どちらと結ばれるのか、という物語にしました。
個人的に、本来ならば燕の子安貝を探しにいって死んでしまうという貴公子が不憫で仕方なく...また、かぐや姫が月に無理矢理帰らなければならなかったというのを回避したくて、どちらか選択できるようにしたかったのです。
因みに、諸説あるのですが貴公子たちについて付け加えると、
仏の御石の鉢→自ら制作したものを持っていき、即行見抜かれ大失敗。
蓬莱の玉の枝→職人に頼んで作らせ婚約成立1歩前までいくが、姫の目の前で未払いのお金の請求をされたことにより大失敗。
火鼠の皮衣→商人から高額で購入し、姫の前で火をつけてみるとかなりの勢いで燃えて貴公子自身も詐欺にあったことが発覚。
龍の首の玉→2度の嵐にあい、病に倒れ諦めた。
燕の子安貝→燕の巣で光っていたものを梯子のようなものを使用してなんとか掴むも糞であった為、驚いて落下しそのまま死去。
...ということらしいです。
上2人は自業自得なのですが、他の3人...特に下2人は残酷だなと感じたのを覚えています。
迎えに行くから僕のところに早く帰っておいで...美しい姫。
やっと会えると思うと、今から待ち遠しいよ。
これから君を迎える準備をしておこう。
ようやく約束を叶えられる...。」
『待ってください、美しい姫。
あなたはどうしてそんなに人を避けるのですか?
まるで、はじめから誰の手もとるつもりがなかったかのような...だからあのような無理難題を私たちに突きつけたのでしょう?
他の者は諦めてしまいましたが、私はあなたのことを諦めたくありません。
満月に、月からの使者...?
そんなの絶対認めない!あなたが月に向かうことを望んでいるのなら止めたりはしませんが、そうは見えないのです。
何か悩み事があるから、物鬱げな表情をされているのでしょう?
...私でよければ話を聞かせていただけませんか?
たとえ叶わぬ恋でも、私ができることならなんでもしたいのです...。
話は分かりました。
私に最後まで協力させてください。
あなたの涙はとても綺麗ですね。今まで見たどんなものより、ずっと輝いています。
私の袖くらい気にしないでください。あなたの涙はとても綺麗ですから、汚れたりしません。
...さあ、共に想いを綴ってみましょう。』
『今宵はいよいよ満月ですね。夜間の見廻りを増やします。
なのでどうか、安心してお休みください。
...もうきたのか。ここでお待ちください。』
「僕の愛しいかぐや姫、約束どおり迎えにきたよ。
さあ、その姿を僕に見せてくれ。
そして早く月に帰ろう。」
『少し待ってください...!』
「誰だ、おまえは?何故術で動けなくなっているはずの人間がこちらに向かってくる?」
『彼女は渡さない。
...どうかもう少しだけ時間をくれないだろうか。』
「ふざけたことを...これだから人間は嫌なのだ。
すぐに欺き、騙し...それでも平然と立っている。
僕には感情というものが分からない。
だから、おまえがどう思っているのかなんてどうでもいい。
とにかくかぐや姫を返してもらう。
...もうこんな汚い場所にいる必要はない。
早く出ておいで。」
『今すぐ他の者を解放しろ。
誰もあなたのことを傷つけようとは思っていない。
かぐや姫が本当に大切なら、もう少しだけ待ってほしい。』
「ふざけたことを申すなら、他の使者たちに言って無理矢理にでもここを通してもらう。
今すぐそこをどけ。」
『私はどくつもりはない。まだどけない。
...あの方がそれを望んでいるということが何故分からないのだ!』
「そんなことは知らない。早く姫を渡せ。
...渡さぬと言うなら、やはり力づくで通してもらうしかない。」
『体がいうことをきかない...。
かぐや姫、どうかお急ぎください。』
「やっと見つけたよ、姫。
そんなものはいいから、早く帰ろう。
この瞬間を、ずっと待っていた...君のことをずっと考えていたよ。
さあ、早く行こう。もう待ちきれない。」
『姫...!』
「何故まだ動けるのだ?
下手をしたら息絶えるかもしれないというのに...。」
『私は姫を愛しています!
だから、今ここであなたの想いを聞かせてください!
あなたが何をしていたのか、ちゃんと伝えてください。
...決して、後悔しないように。』
「それは是非とも知りたいな。
...君の口から聞かせてくれる?」
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共通話はここまでです。
平たく言うと、『かぐや姫』といいますか、『竹取物語』の使者と貴公子の奪い愛です。
「」は使者、『』は貴公子の台詞です。
約束を叶えたい使者、一途な貴公子...どちらと結ばれるのか、という物語にしました。
個人的に、本来ならば燕の子安貝を探しにいって死んでしまうという貴公子が不憫で仕方なく...また、かぐや姫が月に無理矢理帰らなければならなかったというのを回避したくて、どちらか選択できるようにしたかったのです。
因みに、諸説あるのですが貴公子たちについて付け加えると、
仏の御石の鉢→自ら制作したものを持っていき、即行見抜かれ大失敗。
蓬莱の玉の枝→職人に頼んで作らせ婚約成立1歩前までいくが、姫の目の前で未払いのお金の請求をされたことにより大失敗。
火鼠の皮衣→商人から高額で購入し、姫の前で火をつけてみるとかなりの勢いで燃えて貴公子自身も詐欺にあったことが発覚。
龍の首の玉→2度の嵐にあい、病に倒れ諦めた。
燕の子安貝→燕の巣で光っていたものを梯子のようなものを使用してなんとか掴むも糞であった為、驚いて落下しそのまま死去。
...ということらしいです。
上2人は自業自得なのですが、他の3人...特に下2人は残酷だなと感じたのを覚えています。
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