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地球滅亡
惑星衝突 神の世界-3
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惑星衝突 神の世界-3
この町はそんなに大きくない。
しかも田舎の町であるから、人口だって少ない。
園崎八子は、神からの指示の前に、出来るだけの事をしておこうと思って、家で戦闘準備をしていた。
食料を10日分揃えて、武器も用意した。
武器と言っても、銃は買えないから、包丁やナイフを武器とした。
「こんな事やって、役に立つのかよ」
八子はそんな思いを吐き出したが、やり始めたのは自分である。
さらに、八子はこのゲームのルールに穴があるのではと思い始めた。
ルールの穴。
このゲームは、プレイヤー同士の連絡は禁じているが、仲間を増やすなとは、一言も言っていない。
八子の部屋は、本当になにもない部屋だった。
隅に机があり、その脇にカラーボックスが2つあった。
そのボックスの中には、右側のは勉強の本、左側にはマンガや小説が置かれていた。
机の上には、この間図書館で借りてきた本が3冊置いてあった。
八子は読書をする方の人間である。
と言うよりも、本が友達の、少しリア充から逸れた人間であった。
それでも唯一と言える友達がいた。
その友達に連絡を取ってみる事に決めた。
「よう、咲子、元気?」
登録してあったアドレス表をタップして、電話をかけたのだ。
「おひさ」
友達で、同級生、違うクラスに行ってしまったので、疎遠になってしまったが、八子の大親友である。
「オモシレー遊びがあるんだけど、参加して見る?」
八子は誘う。
まだ本当のところは言わない。
「どんな遊び?」
咲子は尋ねてきた。
どう答えようか?
考えた拗ねに、ある程度教える事にした。
「神って名乗るヤツがいてさ、そいつがゲームをやろうって誘ってきたんだけれど、それが、ルールはまだわかんないけれど、勝ったら何でも望みを叶えてくれるんだってさ」
八子が言うと、咲子は声を出して笑った。
「なんだよそれ!新手のナンパじゃね?」
咲子が言うと、本当にそんなような気になってしまった。
「参加する?」
八子の問いかけに、咲子は「面白そう、参加しよっかな」と行ってくれた。
「参加するならば、いつ会える?」
「明日にでも行こっか?」
「そうしてくれる?」
仲間一人確保!
八子はこの調子で、仲間を増やせば、有利に働くのでは無いかと思った。
「もう二人はほしい所だな」
八子は心当たりに次々と、電話をかけた。
5人に電話をかけて、3人に断られた。
一人は意味不明のゲームを疑い、もう一人はつまんね~と言って断ってきた。
そしてもう一人、中山洋子はと言うと、その神というのは、偽物だから、命がけの怖ろしい戦いになるから、ぬけられるものなら抜け出せと行って、園崎八子ををいさめた。
八子はその忠告に、なかば恐れを抱いたが、それでもゲームから降りる気になれなかった。
園崎八子は、有り難う考えとくといって、電話を切った。
残りの二人は、喜々として、参加を伝えてきた。
八子は電話を切って、これ以上人を誘うかどうか迷った。
この町はそんなに大きくない。
しかも田舎の町であるから、人口だって少ない。
園崎八子は、神からの指示の前に、出来るだけの事をしておこうと思って、家で戦闘準備をしていた。
食料を10日分揃えて、武器も用意した。
武器と言っても、銃は買えないから、包丁やナイフを武器とした。
「こんな事やって、役に立つのかよ」
八子はそんな思いを吐き出したが、やり始めたのは自分である。
さらに、八子はこのゲームのルールに穴があるのではと思い始めた。
ルールの穴。
このゲームは、プレイヤー同士の連絡は禁じているが、仲間を増やすなとは、一言も言っていない。
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隅に机があり、その脇にカラーボックスが2つあった。
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と言うよりも、本が友達の、少しリア充から逸れた人間であった。
それでも唯一と言える友達がいた。
その友達に連絡を取ってみる事に決めた。
「よう、咲子、元気?」
登録してあったアドレス表をタップして、電話をかけたのだ。
「おひさ」
友達で、同級生、違うクラスに行ってしまったので、疎遠になってしまったが、八子の大親友である。
「オモシレー遊びがあるんだけど、参加して見る?」
八子は誘う。
まだ本当のところは言わない。
「どんな遊び?」
咲子は尋ねてきた。
どう答えようか?
考えた拗ねに、ある程度教える事にした。
「神って名乗るヤツがいてさ、そいつがゲームをやろうって誘ってきたんだけれど、それが、ルールはまだわかんないけれど、勝ったら何でも望みを叶えてくれるんだってさ」
八子が言うと、咲子は声を出して笑った。
「なんだよそれ!新手のナンパじゃね?」
咲子が言うと、本当にそんなような気になってしまった。
「参加する?」
八子の問いかけに、咲子は「面白そう、参加しよっかな」と行ってくれた。
「参加するならば、いつ会える?」
「明日にでも行こっか?」
「そうしてくれる?」
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八子はこの調子で、仲間を増やせば、有利に働くのでは無いかと思った。
「もう二人はほしい所だな」
八子は心当たりに次々と、電話をかけた。
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一人は意味不明のゲームを疑い、もう一人はつまんね~と言って断ってきた。
そしてもう一人、中山洋子はと言うと、その神というのは、偽物だから、命がけの怖ろしい戦いになるから、ぬけられるものなら抜け出せと行って、園崎八子ををいさめた。
八子はその忠告に、なかば恐れを抱いたが、それでもゲームから降りる気になれなかった。
園崎八子は、有り難う考えとくといって、電話を切った。
残りの二人は、喜々として、参加を伝えてきた。
八子は電話を切って、これ以上人を誘うかどうか迷った。
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