36 / 67
第36話
しおりを挟む
「ね、ねぇソフィア、今日のディナーは…」
「もう!さっきも言ったじゃないですか!あともう少しですから、おとなしく待っててください!」
「は、はぁい…」
シュルツが私に言葉を投げかけ、それに対し私が言葉を投げ返す。そしてそれを見た彼の友人の方たちが目を点にする。
「じ、次期皇帝にあんな風に強く言える女性なんて…!」
「ああ…。話に聞いた通り、並みの人間じゃないぞ…!」
そしてそんな彼らの後ろでジルクさんが笑う。そこまでがこの流れのセットだった。
「さぁ、できましたよ!冷めないうちに召し上がってくださいね」
料理を待っていたみんなが口を合わせて、頂きますを唱える。…無邪気に食事をほおばるその姿は、まるで子どものよう。この方々がゆくゆくの帝国の中枢を担う人たちだとは、とても思えないほどに。もちろん良い意味で。
「お好みで、こちらのソースもお使いになってくださいね」
「おおお!!!」
雄叫びを上げるみんなの声を聞くと、私もうれしくなる。自分の作ったお料理が、こんなにも喜んでもらえるとは。それも相手はかなりえらい人々…。これまでだって、それはそれは美味しい食事を召し上がってきたに違いない方々。…私も少しは、自分に自信を持ってもいいのかな…?
そんな時、後ろから私たちの様子を見ていたジルクさんと目が合った。彼は私に手招きをし、こちらに来るよう合図を送ってきた。私はそれに導かれるままに、みんなの前から離れてジルクさんの元へと向かう。
「すさまじい人気じゃないか。ここにいるよりも、帝国皇帝府直属のシェフの立場の方が向いてるじゃないか?」
彼は笑いながら、からかいの言葉を投げてくる。
「もうっ!そんなんじゃないですから!からかわないでくださいってっ!」
「クスクス。悪い悪い」
そんな冗談をはさんだ後、ジルクさんは表情を一転させ、腕を組んで真剣な表情となる。これから話すことが本題なのだろう。
「さて。とりあえず報告しておくと、シュルツとソフィア、二人の婚約の話はだいぶ固まってきてるようだ」
「ほ、ほんとですか!」
自分でも、嬉しさのあまり顔が赤くなるのが分かる。
「ああ。どうやら宣言通り、オリアス侯爵が貴族院を中心に働きかけてくれているらしい」
「こ、侯爵が…」
侯爵へのお礼には、本物のブレンシアを持っていくべきだろうか…?それとも、前と同じくブレンシアに似せたお料理を用意して、もう一度からかってみるのもいいかもしれない。どちらの選択肢も魅力的だけれど、これはとりあえずシュルツと一緒に考えることにしよう。
しかし浮かれる私にくぎを刺すように、ジルクさんが忠告する。
「だが、シュルツは相変わらず身分を隠している身である上に、ソフィアも相変わらず貴族家を追放された身だ。シュルツが正式に皇帝の位を継ぎ、その上でソフィアがその妃となるには、まだまだ時間がかかるだろう。それどころか、何者かの妨害を受ける可能性だって十分にある」
「…」
その通りだった。あくまでもシュルツは偽りの貴族の身、そして私は所詮、貴族家を追い出された身。このまま何も起きずに、事が進むようにはとても思えない。
「だからこそ、油断するなよソフィア。シュルツはよく訓練されてるから大丈夫だろうが、お前はまだそういう経験が少ない。敵はどこから弱みを握ってくるか、分からないからな」
「は、はい!分かりました!」
私は改めて、決意の意思を固める。せっかくつかんだこの幸せの生活を、壊されてたまるものか。
「じゃあ、俺たちも行こうぜ。話してたらすっかり腹が減っちまった」
笑いながらそう言うジルクさんに、私も続く。
「ふふふ。ですね♪」
――それから数日後の事…――
「ゲホッゲホッ…」
「うーん…。これはかなり熱があるね…」
私は珍しく風邪をひいてしまい、朝からお部屋のベッドで寝込んでしまっている。…あんな環境で育った身だから、体の強さにだけは妙に自身があったんだけれど、ジルクさんの言う通り油断大敵だったらしい…
「…ごめんね、ソフィア。毎日毎日無理をさせてしまったせいだね…」
「そ、そんなことはっ…ゲホゲホッ…」
…なんだかみっともない気持ちでいっぱいになる。お屋敷の仕事の量も勉強の量も、シュルツの制止を破って増やしたのは自分自身だというのに、結局こうして体を壊してしまい、みんなに迷惑をかける結果に…
「ソフィアを頑張らせすぎちゃったね…。屋敷の事は僕たちに任せて、今はゆっくり体を休めるんだ」
「で、ですが…」
私たちの関係を妨害しようとしている連中は、明日にでも何かを仕掛けてくるかもしれない。…私たちには、こんなことに時間を取られている余裕はないというのに…
しかし動きたいという意思とは裏腹に、体の方は正直だった。全身に重しをつけられてしまっているような感覚の前に、私は成すすべなく硬直する。
「…ごめんなさい、シュルツ…」
そう言った私に少し近づき、頬に優しく手を添える彼。私の顔は風邪のせいで熱を帯びているせいか、その手がひんやりと感じられ、それがとても心地よかった。
彼は笑みを浮かべながら、優しく言葉をかけてくれる。
「君が責任を感じることなんて何もないよ。気づけなかった僕の責任だ。愛しい人の不調なんて、本当なら僕が一番に気づかなくちゃいけない事なのに…」
「シュルツ…」
私たちがしばらくの間見つめ合っていた時、不意に外から声がかけられる。
「シュルツ、いるか?」
ジルクさんの声だ。…会議か何かの時間になったんだろうか…?
途端、返事をしようとした私の口を、シュルツが自身の口でふさぐ。
「んんっ!」
い、いくらなんでもこの状況を見られるのは…恥ずかしすぎるというか…!!!
「シュルツ?…いないのか…」
…返事がない事で不在と判断したのか、ジルクさんの足音が少しずつ遠くなっていくのが分かる。…そもそもここは私の部屋だから、ジルクさんはきっと私が風邪で眠っていると考えたのだろう。
…しばらくその時間が続いて、私の唇はようやく解放される。
「っも、もう…あ、危ないったら…風邪、うつっちゃうかもしれないし…」
…ただでさえ体が熱いのに、おかげで一段と熱くなってしまう。
「大丈夫大丈夫!むしろそれなら全然ありなくらいかな♪」
いたずらっぽく、明るく微笑むシュルツ。…公の場で見せる凛々しい彼の姿はどこへやら、私の前でだけは、こういう姿を見せてくれる。
「そんなこと言って、本当にうつっても…むぅっ!!」
再び彼は私の唇をふさぎ、驚いた私の顔に満足したのか、そのまま去って行ってしまう。
…おかげで体が火照ってしまい、全く満足に眠れなかった…
そして数日後…
「あっ頭痛いいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」
「もうっ。キスは当分お預けですからねっ」
案の定シュルツに風邪がうつってしまい、屋敷中が大混乱になってしまったのは、また別のお話。
「もう!さっきも言ったじゃないですか!あともう少しですから、おとなしく待っててください!」
「は、はぁい…」
シュルツが私に言葉を投げかけ、それに対し私が言葉を投げ返す。そしてそれを見た彼の友人の方たちが目を点にする。
「じ、次期皇帝にあんな風に強く言える女性なんて…!」
「ああ…。話に聞いた通り、並みの人間じゃないぞ…!」
そしてそんな彼らの後ろでジルクさんが笑う。そこまでがこの流れのセットだった。
「さぁ、できましたよ!冷めないうちに召し上がってくださいね」
料理を待っていたみんなが口を合わせて、頂きますを唱える。…無邪気に食事をほおばるその姿は、まるで子どものよう。この方々がゆくゆくの帝国の中枢を担う人たちだとは、とても思えないほどに。もちろん良い意味で。
「お好みで、こちらのソースもお使いになってくださいね」
「おおお!!!」
雄叫びを上げるみんなの声を聞くと、私もうれしくなる。自分の作ったお料理が、こんなにも喜んでもらえるとは。それも相手はかなりえらい人々…。これまでだって、それはそれは美味しい食事を召し上がってきたに違いない方々。…私も少しは、自分に自信を持ってもいいのかな…?
そんな時、後ろから私たちの様子を見ていたジルクさんと目が合った。彼は私に手招きをし、こちらに来るよう合図を送ってきた。私はそれに導かれるままに、みんなの前から離れてジルクさんの元へと向かう。
「すさまじい人気じゃないか。ここにいるよりも、帝国皇帝府直属のシェフの立場の方が向いてるじゃないか?」
彼は笑いながら、からかいの言葉を投げてくる。
「もうっ!そんなんじゃないですから!からかわないでくださいってっ!」
「クスクス。悪い悪い」
そんな冗談をはさんだ後、ジルクさんは表情を一転させ、腕を組んで真剣な表情となる。これから話すことが本題なのだろう。
「さて。とりあえず報告しておくと、シュルツとソフィア、二人の婚約の話はだいぶ固まってきてるようだ」
「ほ、ほんとですか!」
自分でも、嬉しさのあまり顔が赤くなるのが分かる。
「ああ。どうやら宣言通り、オリアス侯爵が貴族院を中心に働きかけてくれているらしい」
「こ、侯爵が…」
侯爵へのお礼には、本物のブレンシアを持っていくべきだろうか…?それとも、前と同じくブレンシアに似せたお料理を用意して、もう一度からかってみるのもいいかもしれない。どちらの選択肢も魅力的だけれど、これはとりあえずシュルツと一緒に考えることにしよう。
しかし浮かれる私にくぎを刺すように、ジルクさんが忠告する。
「だが、シュルツは相変わらず身分を隠している身である上に、ソフィアも相変わらず貴族家を追放された身だ。シュルツが正式に皇帝の位を継ぎ、その上でソフィアがその妃となるには、まだまだ時間がかかるだろう。それどころか、何者かの妨害を受ける可能性だって十分にある」
「…」
その通りだった。あくまでもシュルツは偽りの貴族の身、そして私は所詮、貴族家を追い出された身。このまま何も起きずに、事が進むようにはとても思えない。
「だからこそ、油断するなよソフィア。シュルツはよく訓練されてるから大丈夫だろうが、お前はまだそういう経験が少ない。敵はどこから弱みを握ってくるか、分からないからな」
「は、はい!分かりました!」
私は改めて、決意の意思を固める。せっかくつかんだこの幸せの生活を、壊されてたまるものか。
「じゃあ、俺たちも行こうぜ。話してたらすっかり腹が減っちまった」
笑いながらそう言うジルクさんに、私も続く。
「ふふふ。ですね♪」
――それから数日後の事…――
「ゲホッゲホッ…」
「うーん…。これはかなり熱があるね…」
私は珍しく風邪をひいてしまい、朝からお部屋のベッドで寝込んでしまっている。…あんな環境で育った身だから、体の強さにだけは妙に自身があったんだけれど、ジルクさんの言う通り油断大敵だったらしい…
「…ごめんね、ソフィア。毎日毎日無理をさせてしまったせいだね…」
「そ、そんなことはっ…ゲホゲホッ…」
…なんだかみっともない気持ちでいっぱいになる。お屋敷の仕事の量も勉強の量も、シュルツの制止を破って増やしたのは自分自身だというのに、結局こうして体を壊してしまい、みんなに迷惑をかける結果に…
「ソフィアを頑張らせすぎちゃったね…。屋敷の事は僕たちに任せて、今はゆっくり体を休めるんだ」
「で、ですが…」
私たちの関係を妨害しようとしている連中は、明日にでも何かを仕掛けてくるかもしれない。…私たちには、こんなことに時間を取られている余裕はないというのに…
しかし動きたいという意思とは裏腹に、体の方は正直だった。全身に重しをつけられてしまっているような感覚の前に、私は成すすべなく硬直する。
「…ごめんなさい、シュルツ…」
そう言った私に少し近づき、頬に優しく手を添える彼。私の顔は風邪のせいで熱を帯びているせいか、その手がひんやりと感じられ、それがとても心地よかった。
彼は笑みを浮かべながら、優しく言葉をかけてくれる。
「君が責任を感じることなんて何もないよ。気づけなかった僕の責任だ。愛しい人の不調なんて、本当なら僕が一番に気づかなくちゃいけない事なのに…」
「シュルツ…」
私たちがしばらくの間見つめ合っていた時、不意に外から声がかけられる。
「シュルツ、いるか?」
ジルクさんの声だ。…会議か何かの時間になったんだろうか…?
途端、返事をしようとした私の口を、シュルツが自身の口でふさぐ。
「んんっ!」
い、いくらなんでもこの状況を見られるのは…恥ずかしすぎるというか…!!!
「シュルツ?…いないのか…」
…返事がない事で不在と判断したのか、ジルクさんの足音が少しずつ遠くなっていくのが分かる。…そもそもここは私の部屋だから、ジルクさんはきっと私が風邪で眠っていると考えたのだろう。
…しばらくその時間が続いて、私の唇はようやく解放される。
「っも、もう…あ、危ないったら…風邪、うつっちゃうかもしれないし…」
…ただでさえ体が熱いのに、おかげで一段と熱くなってしまう。
「大丈夫大丈夫!むしろそれなら全然ありなくらいかな♪」
いたずらっぽく、明るく微笑むシュルツ。…公の場で見せる凛々しい彼の姿はどこへやら、私の前でだけは、こういう姿を見せてくれる。
「そんなこと言って、本当にうつっても…むぅっ!!」
再び彼は私の唇をふさぎ、驚いた私の顔に満足したのか、そのまま去って行ってしまう。
…おかげで体が火照ってしまい、全く満足に眠れなかった…
そして数日後…
「あっ頭痛いいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」
「もうっ。キスは当分お預けですからねっ」
案の定シュルツに風邪がうつってしまい、屋敷中が大混乱になってしまったのは、また別のお話。
58
お気に入りに追加
1,520
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
今さら後悔しても知りません 婚約者は浮気相手に夢中なようなので消えてさしあげます
神崎 ルナ
恋愛
旧題:長年の婚約者は政略結婚の私より、恋愛結婚をしたい相手がいるようなので、消えてあげようと思います。
【奨励賞頂きましたっ( ゚Д゚) ありがとうございます(人''▽`)】 コッペリア・マドルーク公爵令嬢は、王太子アレンの婚約者として良好な関係を維持してきたと思っていた。
だが、ある時アレンとマリアの会話を聞いてしまう。
「あんな堅苦しい女性は苦手だ。もし許されるのであれば、君を王太子妃にしたかった」
マリア・ダグラス男爵令嬢は下級貴族であり、王太子と婚約などできるはずもない。
(そう。そんなに彼女が良かったの)
長年に渡る王太子妃教育を耐えてきた彼女がそう決意を固めるのも早かった。
何故なら、彼らは将来自分達の子を王に据え、更にはコッペリアに公務を押し付け、自分達だけ遊び惚けていようとしているようだったから。
(私は都合のいい道具なの?)
絶望したコッペリアは毒薬を入手しようと、お忍びでとある店を探す。
侍女達が話していたのはここだろうか?
店に入ると老婆が迎えてくれ、コッペリアに何が入用か、と尋ねてきた。
コッペリアが正直に全て話すと、
「今のあんたにぴったりの物がある」
渡されたのは、小瓶に入った液状の薬。
「体を休める薬だよ。ん? 毒じゃないのかって? まあ、似たようなものだね。これを飲んだらあんたは眠る。ただし」
そこで老婆は言葉を切った。
「目覚めるには条件がある。それを満たすのは並大抵のことじゃ出来ないよ。下手をすれば永遠に眠ることになる。それでもいいのかい?」
コッペリアは深く頷いた。
薬を飲んだコッペリアは眠りについた。
そして――。
アレン王子と向かい合うコッペリア(?)がいた。
「は? 書類の整理を手伝え? お断り致しますわ」
※お読み頂きありがとうございます(人''▽`) hotランキング、全ての小説、恋愛小説ランキングにて1位をいただきました( ゚Д゚)
(2023.2.3)
ありがとうございますっm(__)m ジャンピング土下座×1000000
※お読みくださり有難うございました(人''▽`) 完結しました(^▽^)
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
生まれたときから今日まで無かったことにしてください。
はゆりか
恋愛
産まれた時からこの国の王太子の婚約者でした。
物心がついた頃から毎日自宅での王妃教育。
週に一回王城にいき社交を学び人脈作り。
当たり前のように生活してしていき気づいた時には私は1人だった。
家族からも婚約者である王太子からも愛されていないわけではない。
でも、わたしがいなくてもなんら変わりのない。
家族の中心は姉だから。
決して虐げられているわけではないけどパーティーに着て行くドレスがなくても誰も気づかれないそんな境遇のわたしが本当の愛を知り溺愛されて行くストーリー。
…………
処女作品の為、色々問題があるかとおもいますが、温かく見守っていただけたらとおもいます。
本編完結。
番外編数話続きます。
続編(2章)
『婚約破棄されましたが、婚約解消された隣国王太子に恋しました』連載スタートしました。
そちらもよろしくお願いします。
いじめられ続けた挙げ句、三回も婚約破棄された悪役令嬢は微笑みながら言った「女神の顔も三度まで」と
鳳ナナ
恋愛
伯爵令嬢アムネジアはいじめられていた。
令嬢から。子息から。婚約者の王子から。
それでも彼女はただ微笑を浮かべて、一切の抵抗をしなかった。
そんなある日、三回目の婚約破棄を宣言されたアムネジアは、閉じていた目を見開いて言った。
「――女神の顔も三度まで、という言葉をご存知ですか?」
その言葉を皮切りに、ついにアムネジアは本性を現し、夜会は女達の修羅場と化した。
「ああ、気持ち悪い」
「お黙りなさい! この泥棒猫が!」
「言いましたよね? 助けてやる代わりに、友達料金を払えって」
飛び交う罵倒に乱れ飛ぶワイングラス。
謀略渦巻く宮廷の中で、咲き誇るは一輪の悪の華。
――出てくる令嬢、全員悪人。
※小説家になろう様でも掲載しております。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる