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第三章 名無しのエトランゼ
3‐20
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エルプス、ネフシルに続きイシュトナル軍はここディオウルの戦いでも勝利を掴むことができた。
敵軍は鮮やかとも呼べる手並みで撤退し、ディオウルはイシュトナル軍によって制圧される形となった。
ディオウルは今オルタリア本国とイシュトナルを隔てるフィノイ河の、北方面の最寄りの都市でありまた王都に続く大都市であるソーズウェルへの中継地点でもあることから多くの人々が行き来している。
とはいえ都市の大きさはそれほどではなく、仕事を求めるもの、野心ある者達は皆ソーズウェル、そして王都オル・フェーズへ行ってしまうという何とも微妙な立地でもある。
特に大きな名産品があるわけでもなく、中途半端に王都に近いこともあり、多くの人からは通り道と揶揄されることもある街だった。
これでヨハン達はモーリッツが治めるソーズウェルへの足掛かりを確保したことになるが、そこは五大貴族が治める大都市。防衛力もこれまでの街の比ではない。
今後のことを考えるヨハンの思考を断ち切るように、彼が今いる部屋の唯一の出入り口から、大きな声が反響する。
「よぉ! ここにいたか! なにしけた面してんだよ? 酒飲むぞ酒!」
広い室内を照らすランプの薄明りの中、石の床を裸足でペタペタと歩いてくる金髪全裸の男。その両手には麦酒の入った樽と、取り分け用の木のコップを抱えている。
「ヴェスター。お前な」
別に全裸であることは問題ではない。ヨハンがいるのは風呂場だ。街の公衆浴場で、戦いの汗を流していたところだった。本来なら多くの客で賑わっているはずなのだが、戦いの後ということもあってか今は誰もいない。
石造りの、特にこれといった装飾もない簡素な風呂場だが、二十人以上が一度に入れる大きな風呂場を借り切っての入浴はなかなかに気分の良いものだった。
それも今目の前で大事なものをぶらぶらとさせている闖入者によって台無しにさせられたわけではあるが。
「なんだぁ、難しい面しやがって。また考えごとかよ?」
じゃぶじゃぶと湯を渡り、床に樽を降ろすと本人はヨハンから少し離れたところの湯に浸かって、コップを手渡してくる。
そこに樽から酒を組み、一先ず二人は無言で盃を合わせた。
ぐっと呷ると、酒の苦味が喉に染み込んでいく。
その心地よさに無意識に息を漏らすと、横からヴェスターがにやにやしながら覗き込んでいた。
「なんだ?」
「やっと緊張が取れたじゃねえかよ。戦いは終わったんだ、気楽に行こうぜ」
「一先ずは、だ。明日以降には……いや、やっぱりいい」
今はヴェスターの言葉が正しい。
軍を預かる身ではあるが、常に緊張していることなど不可能なのだから。
今できることは酒を飲み、無事だったことを喜ぶことぐらいだろう。
そうして二人で交互に麦酒を呷っていると、もう一つ人の気配がやってきた。
気難しい顔をしながら風呂に入ってきた少年は、寛いでいるヴェスターとヨハンの二人を見つけると、あからさまに嫌そうな顔をした。
「よぉ、坊主! お前さんも無事で何よりだ!」
「……まさか、なんでよりによってあんたらがいるんだよ」
タオル代わりの布で腰を隠しながら、トウヤはかけ湯で身体を流して、ヨハン達と離れたところに座ろうとする。
そこをヴェスターが立ち上がり後退るトウヤの肩をがっしりと腕で抱え込む。
「おい、放せよ!」
「いいじゃねえか。折角同じ風呂に入るんだから、わざわざ遠くに座るこたねえだろ? 裸の付き合いって言う言葉があるんだろ?」
「別に俺はあんたらとそんな付き合いはしたくない!」
「固いねぇ。固くするのはアレだけで充分だろ。……で、当のアレは……。おぅ、恥ずかしがり屋だな」
ヴェスターがトウヤの下の方、下腹部を見てそう言うと、トウヤは顔を赤くして無理矢理ヴェスターの腕を振りほどく。
「いいだろ別に!」
笑いながらヴェスターが戻ってくる。
トウヤも怒りはしているものの、遠くに座ったところでまた絡まれると観念したのか大人しくヴェスターとヨハンの対面の、気持ち離れたところに座って湯に浸かりはじめた。
「で、あんたらこんなところで酒盛りかよ」
「おう。そうそう、お前も飲むか?」
「飲まないよ。未成年だぞ俺は」
「お前そりゃ向こうの法律だろ? こっちは何歳でも酒飲んでいいじゃねえか。……だよな?」
確認のため、ヴェスターはヨハンの顔を覗き込んだ。
「オルタリアの法律では十五歳からだな。エイスナハルの教えで、息子がその年齢になると親は豪華な食事と酒を出して、家族でそれを祝うらしい」
「へぇ。娘の場合は?」
「知らん」
酒を縁に置いて、肩まで浸かる。
「それで、これからどうするんだよ?」
ゆったりとした空気になりそうなところで、そこにトウヤが切れ込みを入れた。
「ここを制圧したところまでは上手く行ったけどさ、ここからはどうすんだよ? まさかこのままオル・フェーズまで攻めるわけじゃないだろ?」
「当たり前だ」
湯の中でヨハンは腕を組んだ。
「オルタリアにはイシュトナルが簡単には倒し難い相手ということは充分に証明できただろう。この戦いで手に入れた都市を引き換えに自治を認めさせる」
「はぁ~。俺はてっきりこのまま王都まで攻めるもんだとばっかり思ってたぜ」
水飛沫を上げて、ヴェスターの太い腕が水面から現れる。
そのままそれを頭の後ろに持って行き、背後の縁にもたれ掛かった。
「王都を攻めるだけの戦力はこちらにはない。それどころか、エーリヒ卿の本隊が動いた時点で勝ちはない」
既に今日のうちに早馬を飛ばして、エレオノーラに手紙を渡してある。これで明日には使者が派遣され、和平交渉が行われるだろう。
これまでならいざ知らず、イシュトナルが要する軍の力を思い知った今ならば、ヘルフリートとて感情に任せて攻めいることはできない。
仮に彼が無理矢理それを推し進めようとしても、周辺の貴族や世論がそれを許さないだろう。
そのための交渉材料が都市であり、緒戦で相当数確保した捕虜達だ。その中には五大貴族ほどではないものの、有力貴族の息子達も含まれており、彼等の無事と引き換えにならば和平を結ぶこともできるだろう。誰とて、自分の子供は可愛いものだ。
「じゃあ後は待ってるだけか。つまんねえの」
奇襲隊の戦闘に立ち、度重なる単騎突撃によって『悪魔』と恐れられた剣士は、落胆する。
そしてその視線は、二人の話を聞きながら浮かない表情をしているトウヤに注がれた。
「なんだよ坊主。手柄を立てられなかったことが悔しいのか?」
「んなわけないだろ。……別に、あんたには関係ないよ」
「関係ないってことはねえだろ? 同じ戦場で戦った同志なんだからよ」
「言っても、あんたには理解できないよ」
「ははぁーん」
ヴェスターやその顔に厭らしい笑みを浮かべる。
考えることをとことん放棄したような男だが、こういうときの勘は冴える。そういう男だ。
「あの侍野郎に負けたのが悔しいんだろ? 気にすんなって、戦ってりゃ自分より強い奴なんて幾らでもいるんだからよ」
「……その幾らでもが、目の前に二人も現れたから悩んでんだよ」
トウヤが敗北を喫したのは、コテツだけではない。
敵の指揮官であるラウレンツに、戦況ではこちらが有利な状況であるにも関わらず一太刀と浴びせることができなかった。
「俺にはギフトがあるのにさ……。勝てなかったんだよ」
コテツもエトランゼであるならば、何かしらのギフトを持っているはずだが、それを見せることはなかった。
ラウレンツに至っては生粋のこちらの世界の住人。しかしそれでも、トウヤの炎を捌ききり容易く制するだけの実力を持っている。
無論、これはトウヤに責任があるわけではない。むしろ単なる高校生だったと考えれば彼の活躍は充分称賛に値する。
「考えても仕方ねえだろ、そんなん」
「そりゃ、あんたは強いからな」
「だったら強くなれよ。それだけだろ」
「その強くなる前に殺されたら、負けて大事なものを奪われたらどうすればいいんだよ? 俺はそうならないために、今まで見てきた悲劇がもう起こらないように戦ってるのに、これじゃあ……」
トウヤは俯き、その声は細くなって消えた。
敵軍は鮮やかとも呼べる手並みで撤退し、ディオウルはイシュトナル軍によって制圧される形となった。
ディオウルは今オルタリア本国とイシュトナルを隔てるフィノイ河の、北方面の最寄りの都市でありまた王都に続く大都市であるソーズウェルへの中継地点でもあることから多くの人々が行き来している。
とはいえ都市の大きさはそれほどではなく、仕事を求めるもの、野心ある者達は皆ソーズウェル、そして王都オル・フェーズへ行ってしまうという何とも微妙な立地でもある。
特に大きな名産品があるわけでもなく、中途半端に王都に近いこともあり、多くの人からは通り道と揶揄されることもある街だった。
これでヨハン達はモーリッツが治めるソーズウェルへの足掛かりを確保したことになるが、そこは五大貴族が治める大都市。防衛力もこれまでの街の比ではない。
今後のことを考えるヨハンの思考を断ち切るように、彼が今いる部屋の唯一の出入り口から、大きな声が反響する。
「よぉ! ここにいたか! なにしけた面してんだよ? 酒飲むぞ酒!」
広い室内を照らすランプの薄明りの中、石の床を裸足でペタペタと歩いてくる金髪全裸の男。その両手には麦酒の入った樽と、取り分け用の木のコップを抱えている。
「ヴェスター。お前な」
別に全裸であることは問題ではない。ヨハンがいるのは風呂場だ。街の公衆浴場で、戦いの汗を流していたところだった。本来なら多くの客で賑わっているはずなのだが、戦いの後ということもあってか今は誰もいない。
石造りの、特にこれといった装飾もない簡素な風呂場だが、二十人以上が一度に入れる大きな風呂場を借り切っての入浴はなかなかに気分の良いものだった。
それも今目の前で大事なものをぶらぶらとさせている闖入者によって台無しにさせられたわけではあるが。
「なんだぁ、難しい面しやがって。また考えごとかよ?」
じゃぶじゃぶと湯を渡り、床に樽を降ろすと本人はヨハンから少し離れたところの湯に浸かって、コップを手渡してくる。
そこに樽から酒を組み、一先ず二人は無言で盃を合わせた。
ぐっと呷ると、酒の苦味が喉に染み込んでいく。
その心地よさに無意識に息を漏らすと、横からヴェスターがにやにやしながら覗き込んでいた。
「なんだ?」
「やっと緊張が取れたじゃねえかよ。戦いは終わったんだ、気楽に行こうぜ」
「一先ずは、だ。明日以降には……いや、やっぱりいい」
今はヴェスターの言葉が正しい。
軍を預かる身ではあるが、常に緊張していることなど不可能なのだから。
今できることは酒を飲み、無事だったことを喜ぶことぐらいだろう。
そうして二人で交互に麦酒を呷っていると、もう一つ人の気配がやってきた。
気難しい顔をしながら風呂に入ってきた少年は、寛いでいるヴェスターとヨハンの二人を見つけると、あからさまに嫌そうな顔をした。
「よぉ、坊主! お前さんも無事で何よりだ!」
「……まさか、なんでよりによってあんたらがいるんだよ」
タオル代わりの布で腰を隠しながら、トウヤはかけ湯で身体を流して、ヨハン達と離れたところに座ろうとする。
そこをヴェスターが立ち上がり後退るトウヤの肩をがっしりと腕で抱え込む。
「おい、放せよ!」
「いいじゃねえか。折角同じ風呂に入るんだから、わざわざ遠くに座るこたねえだろ? 裸の付き合いって言う言葉があるんだろ?」
「別に俺はあんたらとそんな付き合いはしたくない!」
「固いねぇ。固くするのはアレだけで充分だろ。……で、当のアレは……。おぅ、恥ずかしがり屋だな」
ヴェスターがトウヤの下の方、下腹部を見てそう言うと、トウヤは顔を赤くして無理矢理ヴェスターの腕を振りほどく。
「いいだろ別に!」
笑いながらヴェスターが戻ってくる。
トウヤも怒りはしているものの、遠くに座ったところでまた絡まれると観念したのか大人しくヴェスターとヨハンの対面の、気持ち離れたところに座って湯に浸かりはじめた。
「で、あんたらこんなところで酒盛りかよ」
「おう。そうそう、お前も飲むか?」
「飲まないよ。未成年だぞ俺は」
「お前そりゃ向こうの法律だろ? こっちは何歳でも酒飲んでいいじゃねえか。……だよな?」
確認のため、ヴェスターはヨハンの顔を覗き込んだ。
「オルタリアの法律では十五歳からだな。エイスナハルの教えで、息子がその年齢になると親は豪華な食事と酒を出して、家族でそれを祝うらしい」
「へぇ。娘の場合は?」
「知らん」
酒を縁に置いて、肩まで浸かる。
「それで、これからどうするんだよ?」
ゆったりとした空気になりそうなところで、そこにトウヤが切れ込みを入れた。
「ここを制圧したところまでは上手く行ったけどさ、ここからはどうすんだよ? まさかこのままオル・フェーズまで攻めるわけじゃないだろ?」
「当たり前だ」
湯の中でヨハンは腕を組んだ。
「オルタリアにはイシュトナルが簡単には倒し難い相手ということは充分に証明できただろう。この戦いで手に入れた都市を引き換えに自治を認めさせる」
「はぁ~。俺はてっきりこのまま王都まで攻めるもんだとばっかり思ってたぜ」
水飛沫を上げて、ヴェスターの太い腕が水面から現れる。
そのままそれを頭の後ろに持って行き、背後の縁にもたれ掛かった。
「王都を攻めるだけの戦力はこちらにはない。それどころか、エーリヒ卿の本隊が動いた時点で勝ちはない」
既に今日のうちに早馬を飛ばして、エレオノーラに手紙を渡してある。これで明日には使者が派遣され、和平交渉が行われるだろう。
これまでならいざ知らず、イシュトナルが要する軍の力を思い知った今ならば、ヘルフリートとて感情に任せて攻めいることはできない。
仮に彼が無理矢理それを推し進めようとしても、周辺の貴族や世論がそれを許さないだろう。
そのための交渉材料が都市であり、緒戦で相当数確保した捕虜達だ。その中には五大貴族ほどではないものの、有力貴族の息子達も含まれており、彼等の無事と引き換えにならば和平を結ぶこともできるだろう。誰とて、自分の子供は可愛いものだ。
「じゃあ後は待ってるだけか。つまんねえの」
奇襲隊の戦闘に立ち、度重なる単騎突撃によって『悪魔』と恐れられた剣士は、落胆する。
そしてその視線は、二人の話を聞きながら浮かない表情をしているトウヤに注がれた。
「なんだよ坊主。手柄を立てられなかったことが悔しいのか?」
「んなわけないだろ。……別に、あんたには関係ないよ」
「関係ないってことはねえだろ? 同じ戦場で戦った同志なんだからよ」
「言っても、あんたには理解できないよ」
「ははぁーん」
ヴェスターやその顔に厭らしい笑みを浮かべる。
考えることをとことん放棄したような男だが、こういうときの勘は冴える。そういう男だ。
「あの侍野郎に負けたのが悔しいんだろ? 気にすんなって、戦ってりゃ自分より強い奴なんて幾らでもいるんだからよ」
「……その幾らでもが、目の前に二人も現れたから悩んでんだよ」
トウヤが敗北を喫したのは、コテツだけではない。
敵の指揮官であるラウレンツに、戦況ではこちらが有利な状況であるにも関わらず一太刀と浴びせることができなかった。
「俺にはギフトがあるのにさ……。勝てなかったんだよ」
コテツもエトランゼであるならば、何かしらのギフトを持っているはずだが、それを見せることはなかった。
ラウレンツに至っては生粋のこちらの世界の住人。しかしそれでも、トウヤの炎を捌ききり容易く制するだけの実力を持っている。
無論、これはトウヤに責任があるわけではない。むしろ単なる高校生だったと考えれば彼の活躍は充分称賛に値する。
「考えても仕方ねえだろ、そんなん」
「そりゃ、あんたは強いからな」
「だったら強くなれよ。それだけだろ」
「その強くなる前に殺されたら、負けて大事なものを奪われたらどうすればいいんだよ? 俺はそうならないために、今まで見てきた悲劇がもう起こらないように戦ってるのに、これじゃあ……」
トウヤは俯き、その声は細くなって消えた。
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