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第二十話 鍛冶屋の捜索
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オレたちは魔消の鏡をつくるべく、鏡をつくれるという鍛冶屋を探しに向かった。
「でも、どうすんの?
確実に魔消鉱石《アンチマジックストーン》をとったこと知られてたら狙われるぞ」
「うむ、しかしリビングアーマーを倒したことが知られてないならば、まだ敵は知らぬはず」
「(混沌教団)って、この国の王様操ってまた魔王を復活させようとしてるのかしら」
「また、あいつなんだっけ?
ピクトグラム? 復活すんの?」
「えー、ピクトグラム復活したらヤバイよ。
もうベルあの姿になれないんでしょ」
「ディビトラムだ......
名前ぐらい覚えてやれ。
だが復活はないな。
あれほどチリにしてしまえば人の力を借りても復活に数百年とかか
ろう」
「じゃあ、他の魔王?
ベルいったい何体いんだよ魔王」
「わからんな。
我のいた時代ではほとんどの魔王が勇者カイに倒された。
それ以降のことは知らんのだ。
ただ、我の時代で我と同等の魔王がいたにはいた」
「嘘だろ! お前と同等ってもう復活したら終わりじゃねーか!」
「心配いらぬ。
見ろ。我のように力をほとんど失ってこのような姿になっておるはず、魔力を集めても全盛期には程遠いだろう。
それに人間のいうことなど聞く者たちでもないしな」
「で、その同等の魔王って何て言う名前、わたし知らないんだけど」
「堕落の魔王、ラフラフォーレ、虚空の魔王、ゼファーガ、混沌の魔王メイジクーン、と我、深淵の魔王ヴァルザベールの四人が大魔王と呼ばれておった」
「ラフラフォーレ......」
メルアが何か考えている。
「ふーん、ならその魔王たちなら大丈夫か......」
「しかし、膨大な魔力を集められれば復活させ全盛期の力を持たせることも可能かもしれん......」
「......まあ、ディビトラムの復活にも大量の魔力が必要だったみたいだし、そんな何回も魔王復活は無理じゃない」
「まあな、どちらにしても、復活は阻止したほうがいいな」
オレたちは魔消の鏡をつくれるという鍛冶屋がいるノービスの洞窟に向かい、洞窟の前までやってきていた。
「なんでその鍛冶屋こんな洞窟にいるんだ」
「アイテムをつくるため様々な迷宮《ダンジョン》を素材目当てに探索しているってユリアーノがいってたじゃない。
あんたなに聞いてたの?」
「だからこそ、敵側も先に手をまわしずらいともな」
「へー」
洞窟内は温かく汗ばむ。
「なんか暑いな」
「おそらく火山と繋がっておるのだろう」
更にモンスターを倒しながら洞窟を奥へと進む。
「そのリーゼルとか言う鍛冶屋こんなところに一人できてるって、かなり強いモンスターをもいるし、もう死んでんじゃないの」
メルアが疲れたのかベルの頭に降りていった。
「あっちに強い魔力を持つやつがいるな。
いや複数」
「うむ、確かに早く行こう」
オレたちが近づくと大きな場所にフードを被った一人を十人のローブをきた者たちが囲んでいた。
「なんだ! お前たちは! ボクに何のようだ!」
「リーゼルだな。
死んでもらう」
「ちょっと待ちなさい!
その非道このメルアさまが許さないわよ!
さあやっておしまい! ベル! シンジ!」
「お前がいけよ!」
「何者!? そうかリビングアーマーを倒した奴らか!
先にこの者たちを殺せ!」
リーダーらしい者かそういとローブの者たちは一斉に呪文を唱える。
「しゃあない! いくか!」
オレはリブーストを使い高速接近するとローブの者たちを次々と魔法剣で切り裂く。
「何だこの速さ!?」
オレに気を取られてる隙に、メルアとベルが残りの敵を倒した。
「くっ! こうなったら!」
リーダーらしき男が何か呪文を唱え始める。
「させないですけどー」
オレが近づき剣で殴った。
ローブの男は気絶した。
「なんか、奥の手を使おうとしてたみたいだけどひどいわね」
「わざわざ待ってやる必要ないしね。
ピンチになるまえに叩いておくの。
見せ場は与えないオレそういう人間」
「あなた方は......」
「ああ、オレたちは......」
というまえにフードの人物はオレを押し倒した。
「なに!? うっぷ!」
オレの顔の前にすごい弾力のあるものが乗せられた。
「これ!? 魔法剣ですよね!? すごいレアものだ!!」
「これ!? おっぱいですよね!? すごいデカものだ!!」
オレの上で剣を取って見ているようだ。
「あんたがリーゼル?」
「ええ、リーゼルです。
それにしてもこの剣すごい! みたことない!!」
「ええ、リーゼルのおっぱい乗せられてるオレです。
それにしてもこのおっぱいすごい! みたことない!!」
「うっとうしい死んでろ!」
オレはメルアの魔法で吹き飛ばされた。
「わあ! すごいなあ、この剣!!」
「そんなことより!
あんたに魔消の鏡を作ってほしいの」
「魔消の鏡?」
メルアがリーゼルに事情を話した。
「なるほどわかりました。
一度ボクの工房に帰りましょう」
そういってリーゼルと町に戻った。
「でも、どうすんの?
確実に魔消鉱石《アンチマジックストーン》をとったこと知られてたら狙われるぞ」
「うむ、しかしリビングアーマーを倒したことが知られてないならば、まだ敵は知らぬはず」
「(混沌教団)って、この国の王様操ってまた魔王を復活させようとしてるのかしら」
「また、あいつなんだっけ?
ピクトグラム? 復活すんの?」
「えー、ピクトグラム復活したらヤバイよ。
もうベルあの姿になれないんでしょ」
「ディビトラムだ......
名前ぐらい覚えてやれ。
だが復活はないな。
あれほどチリにしてしまえば人の力を借りても復活に数百年とかか
ろう」
「じゃあ、他の魔王?
ベルいったい何体いんだよ魔王」
「わからんな。
我のいた時代ではほとんどの魔王が勇者カイに倒された。
それ以降のことは知らんのだ。
ただ、我の時代で我と同等の魔王がいたにはいた」
「嘘だろ! お前と同等ってもう復活したら終わりじゃねーか!」
「心配いらぬ。
見ろ。我のように力をほとんど失ってこのような姿になっておるはず、魔力を集めても全盛期には程遠いだろう。
それに人間のいうことなど聞く者たちでもないしな」
「で、その同等の魔王って何て言う名前、わたし知らないんだけど」
「堕落の魔王、ラフラフォーレ、虚空の魔王、ゼファーガ、混沌の魔王メイジクーン、と我、深淵の魔王ヴァルザベールの四人が大魔王と呼ばれておった」
「ラフラフォーレ......」
メルアが何か考えている。
「ふーん、ならその魔王たちなら大丈夫か......」
「しかし、膨大な魔力を集められれば復活させ全盛期の力を持たせることも可能かもしれん......」
「......まあ、ディビトラムの復活にも大量の魔力が必要だったみたいだし、そんな何回も魔王復活は無理じゃない」
「まあな、どちらにしても、復活は阻止したほうがいいな」
オレたちは魔消の鏡をつくれるという鍛冶屋がいるノービスの洞窟に向かい、洞窟の前までやってきていた。
「なんでその鍛冶屋こんな洞窟にいるんだ」
「アイテムをつくるため様々な迷宮《ダンジョン》を素材目当てに探索しているってユリアーノがいってたじゃない。
あんたなに聞いてたの?」
「だからこそ、敵側も先に手をまわしずらいともな」
「へー」
洞窟内は温かく汗ばむ。
「なんか暑いな」
「おそらく火山と繋がっておるのだろう」
更にモンスターを倒しながら洞窟を奥へと進む。
「そのリーゼルとか言う鍛冶屋こんなところに一人できてるって、かなり強いモンスターをもいるし、もう死んでんじゃないの」
メルアが疲れたのかベルの頭に降りていった。
「あっちに強い魔力を持つやつがいるな。
いや複数」
「うむ、確かに早く行こう」
オレたちが近づくと大きな場所にフードを被った一人を十人のローブをきた者たちが囲んでいた。
「なんだ! お前たちは! ボクに何のようだ!」
「リーゼルだな。
死んでもらう」
「ちょっと待ちなさい!
その非道このメルアさまが許さないわよ!
さあやっておしまい! ベル! シンジ!」
「お前がいけよ!」
「何者!? そうかリビングアーマーを倒した奴らか!
先にこの者たちを殺せ!」
リーダーらしい者かそういとローブの者たちは一斉に呪文を唱える。
「しゃあない! いくか!」
オレはリブーストを使い高速接近するとローブの者たちを次々と魔法剣で切り裂く。
「何だこの速さ!?」
オレに気を取られてる隙に、メルアとベルが残りの敵を倒した。
「くっ! こうなったら!」
リーダーらしき男が何か呪文を唱え始める。
「させないですけどー」
オレが近づき剣で殴った。
ローブの男は気絶した。
「なんか、奥の手を使おうとしてたみたいだけどひどいわね」
「わざわざ待ってやる必要ないしね。
ピンチになるまえに叩いておくの。
見せ場は与えないオレそういう人間」
「あなた方は......」
「ああ、オレたちは......」
というまえにフードの人物はオレを押し倒した。
「なに!? うっぷ!」
オレの顔の前にすごい弾力のあるものが乗せられた。
「これ!? 魔法剣ですよね!? すごいレアものだ!!」
「これ!? おっぱいですよね!? すごいデカものだ!!」
オレの上で剣を取って見ているようだ。
「あんたがリーゼル?」
「ええ、リーゼルです。
それにしてもこの剣すごい! みたことない!!」
「ええ、リーゼルのおっぱい乗せられてるオレです。
それにしてもこのおっぱいすごい! みたことない!!」
「うっとうしい死んでろ!」
オレはメルアの魔法で吹き飛ばされた。
「わあ! すごいなあ、この剣!!」
「そんなことより!
あんたに魔消の鏡を作ってほしいの」
「魔消の鏡?」
メルアがリーゼルに事情を話した。
「なるほどわかりました。
一度ボクの工房に帰りましょう」
そういってリーゼルと町に戻った。
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