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異世界召喚(道中)
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学校のチャイムが鳴る。
今日最後の授業の終わりを知らせるチャイムだ。
俺は細々と帰る準備を始める。
「おい、青谷! お前ちょっと残れ!」
クラスメイトの神前が俺を呼び止める。
クラスメイトが人を呼び止める際の理由として2つ上がる。 何か用事があるか、もしくはうざい人間を呼び止めて、イジメるかのどちらかである。
「ごめんね神前くん、俺、今日用事が…………」
「は? 何言ってんのお前? 俺の頼みより優先しなきゃいけないことなの?」
「ご、ごめんやっぱり用事なんてないよ…………」
「なんだよ! だったら最初っからそう言えよ!」
「グフッ!」
思いっきり溝内にパンチを喰らう。 そう、残念ながら俺は後者のほうである。
「まぁ、これに懲りたら俺から逃げんなよ? サンドバック?」
「は、はい…………」
俺は弱者だ。 こんな奴に何を言われても言い返せない…………。
「お兄ちゃん? 今日は一緒に帰るって約束してたよね?」
「ゆ、柚季?」
双子の妹である柚季が俺を隣のクラスから迎えに来てくれたようだ。
柚季は俺と違って皆からの人気があって、友達も多ければ先生たちからの信頼も厚い。 だからそんな柚季が俺を慕ってくれるのは正直嬉しいけどさ……でも、でもさ柚季…………今の俺をあまり見てほしくないかな?
「ほら、一緒に帰るよ~」
「ちょ、ちょっと柚季!?」
柚季は俺の袖を引っ張る。 次に俺の右腕に抱き着いてくる。
「柚季…………学校だから、止めてもらっていいかな?」
「お兄ちゃん、最近家でもさせてくれないじゃん…………」
「おいおい、今日も兄妹でイチャイチャしてよぉ! 気持ち悪い兄妹だな!」
神前が俺たちに悪態をついていく。
「別にそんなんじゃ…………」
「まぁ、そんな奴のことなんて放っておいて柚季ちゃん、俺と一緒に遊ばない?」
柚季は学校でも有数の可愛さを誇るレベルの美少女だ。 そのおかげで俺と違って学校でも友達が沢山いるし、毎日のように告白されている。 らしい…………。
「結構です、それでは」
しかし毎回のように神前には冷たいよなこいつ…………。
「おい、待てよ! 今日お兄さんは俺たちと遊ぶ約束してんだよ。なぁ? 神前?」
「本当に? お兄ちゃん?」
俺にどうしろっていうんだよ! どっちを味方しても俺に得はない…………。
神前の言う通りしても俺の状況が変わるわけじゃないし、柚季も悲しませることになるし、柚季の約束を守ったとしても明日、俺は学校に投降した瞬間俺はボコボコにされるだろう。
「あ、あの…………」
もう嫌だ…………。 こんな生活…………。
もうこんな生活は嫌だ。 どこか遠くに行きたい。 こんな風に毎日イジメられて、俺に理不尽を強要してくる世界なんて嫌だ…………。
「俺は───」
「なんだよこれ!?」
クラスが突然ざわめき始める。
俺もすぐさま皆が注目している俺の下、いや、教室一面に広がる幾何学的な魔方陣を見る。
「お兄ちゃん!?」
「おい、神前! お前の仕業か!?」
知らないよ!? なんだよこれ!?
◆◆◆
「ここはどこだ?」
どの位寝ていたのだろうか?
他の周りの人には起きている人もまばらにいた。
「まだ柚季は寝ているか…………」
俺のとなりには柚季がぐっすりと寝ていた。
「おい、これはどういうことだぁ?」
「げっ!」
後ろを振り返ると神前が鬼の形相で俺を睨んでいた。
「俺も全然わかんなくて…………」
「っち! 使えねぇな」
何でこいつは俺のせいにしたがるんだ?
「ん…………あれ? お兄ちゃん?」
「あぁ、柚季、目ぇ覚めたか」
「ここはどこ?」
「分からない。 ただ、皆さっきまで教室にいた人が全員ここに連れてこられたみたいだ。」
改めて状況を確認する。
白い壁? いや、無限に白い床が広がっているのだろう。 壁の影がなかった。
そう言えばこの部屋の光源って何だ?
そして何より…………
「お前誰だよ…………」
現在、いや、俺が起きた時から俺の膝枕で寝ている少女は誰なんだ?
「あれ? お兄ちゃん、何で私の場所に女の子がいるの?」
「どこがお前の場所だ! というかこの子は知らない子だ! 俺もどうすればいいか困っているんだよ!」
柚季が寝ぼけた目を擦って俺をジト目で睨んでくる。 何で俺の回りは俺を睨んでくるんだよ…………。
「「「神前さん!」」」
「お前ら、無事だったのか」
神前の取り巻きが次々に目を覚ましぞろぞろと集まってきている。
「おいどけよ、サンド!」
「なんでお前までここにいるんだよ!」
「さっさと失せろサンド!」
凄い言われようである。
ちなみにサンドというのは俺のことである。
『サンドバック』…………略して『サンド』。 いつも神前たちに殴られていたらいつしかついていたあだ名だ。
「しかし、神前さん…………ここはどこなんですか?」
「知るかよ! うるさいんだよお前!」
「す、すいません!」
流石神前さん! 同級生に敬語を使わせた挙句、一瞬睨めつけただけで誤らせるとかヤバいな! よし、こんな奴の傍に俺は居ないほうがいいな!
「行こうか、柚季…………」
「わかりましたお兄ちゃん」
柚季も俺のいずを察してくれたのか移動してくれるようだ。
って…………
「この子どうしよう…………」
俺はとりあえず少女をお姫様抱っこをしてその場を移動しようとした。
「おい、止まれ」
また神前たちだろうか? にしては女の子みたいな声が聞こえて…………
「おい、聞こえてないのか?」
「柚季、何か用か?」
「え? 私は何も言ってませんよ?」
ん? じゃあこの声の主は誰なんだ?
「まさか、本当に気づいてないのか?」
「お、お兄ちゃん、下を見て…………」
「あ。」
俺がお姫様抱っこしている少女が目を覚ましていた。
「何が『あ。』だ。 さっさと気づかんか馬鹿!」
何だろう、さっきから俺馬鹿にされている?
まぁ、神前たちに言われ慣れているからいいんだけどさぁ…………。
「えっと…………どなたですか?」
とりあえず俺は冷静に対応していこう。 できるだけ大人な対応で…………。
「何か馬鹿にされている気がせんでもないが、まぁいい」
少女は何かをあきらめたかと思うと大声で叫び始めた。
今日最後の授業の終わりを知らせるチャイムだ。
俺は細々と帰る準備を始める。
「おい、青谷! お前ちょっと残れ!」
クラスメイトの神前が俺を呼び止める。
クラスメイトが人を呼び止める際の理由として2つ上がる。 何か用事があるか、もしくはうざい人間を呼び止めて、イジメるかのどちらかである。
「ごめんね神前くん、俺、今日用事が…………」
「は? 何言ってんのお前? 俺の頼みより優先しなきゃいけないことなの?」
「ご、ごめんやっぱり用事なんてないよ…………」
「なんだよ! だったら最初っからそう言えよ!」
「グフッ!」
思いっきり溝内にパンチを喰らう。 そう、残念ながら俺は後者のほうである。
「まぁ、これに懲りたら俺から逃げんなよ? サンドバック?」
「は、はい…………」
俺は弱者だ。 こんな奴に何を言われても言い返せない…………。
「お兄ちゃん? 今日は一緒に帰るって約束してたよね?」
「ゆ、柚季?」
双子の妹である柚季が俺を隣のクラスから迎えに来てくれたようだ。
柚季は俺と違って皆からの人気があって、友達も多ければ先生たちからの信頼も厚い。 だからそんな柚季が俺を慕ってくれるのは正直嬉しいけどさ……でも、でもさ柚季…………今の俺をあまり見てほしくないかな?
「ほら、一緒に帰るよ~」
「ちょ、ちょっと柚季!?」
柚季は俺の袖を引っ張る。 次に俺の右腕に抱き着いてくる。
「柚季…………学校だから、止めてもらっていいかな?」
「お兄ちゃん、最近家でもさせてくれないじゃん…………」
「おいおい、今日も兄妹でイチャイチャしてよぉ! 気持ち悪い兄妹だな!」
神前が俺たちに悪態をついていく。
「別にそんなんじゃ…………」
「まぁ、そんな奴のことなんて放っておいて柚季ちゃん、俺と一緒に遊ばない?」
柚季は学校でも有数の可愛さを誇るレベルの美少女だ。 そのおかげで俺と違って学校でも友達が沢山いるし、毎日のように告白されている。 らしい…………。
「結構です、それでは」
しかし毎回のように神前には冷たいよなこいつ…………。
「おい、待てよ! 今日お兄さんは俺たちと遊ぶ約束してんだよ。なぁ? 神前?」
「本当に? お兄ちゃん?」
俺にどうしろっていうんだよ! どっちを味方しても俺に得はない…………。
神前の言う通りしても俺の状況が変わるわけじゃないし、柚季も悲しませることになるし、柚季の約束を守ったとしても明日、俺は学校に投降した瞬間俺はボコボコにされるだろう。
「あ、あの…………」
もう嫌だ…………。 こんな生活…………。
もうこんな生活は嫌だ。 どこか遠くに行きたい。 こんな風に毎日イジメられて、俺に理不尽を強要してくる世界なんて嫌だ…………。
「俺は───」
「なんだよこれ!?」
クラスが突然ざわめき始める。
俺もすぐさま皆が注目している俺の下、いや、教室一面に広がる幾何学的な魔方陣を見る。
「お兄ちゃん!?」
「おい、神前! お前の仕業か!?」
知らないよ!? なんだよこれ!?
◆◆◆
「ここはどこだ?」
どの位寝ていたのだろうか?
他の周りの人には起きている人もまばらにいた。
「まだ柚季は寝ているか…………」
俺のとなりには柚季がぐっすりと寝ていた。
「おい、これはどういうことだぁ?」
「げっ!」
後ろを振り返ると神前が鬼の形相で俺を睨んでいた。
「俺も全然わかんなくて…………」
「っち! 使えねぇな」
何でこいつは俺のせいにしたがるんだ?
「ん…………あれ? お兄ちゃん?」
「あぁ、柚季、目ぇ覚めたか」
「ここはどこ?」
「分からない。 ただ、皆さっきまで教室にいた人が全員ここに連れてこられたみたいだ。」
改めて状況を確認する。
白い壁? いや、無限に白い床が広がっているのだろう。 壁の影がなかった。
そう言えばこの部屋の光源って何だ?
そして何より…………
「お前誰だよ…………」
現在、いや、俺が起きた時から俺の膝枕で寝ている少女は誰なんだ?
「あれ? お兄ちゃん、何で私の場所に女の子がいるの?」
「どこがお前の場所だ! というかこの子は知らない子だ! 俺もどうすればいいか困っているんだよ!」
柚季が寝ぼけた目を擦って俺をジト目で睨んでくる。 何で俺の回りは俺を睨んでくるんだよ…………。
「「「神前さん!」」」
「お前ら、無事だったのか」
神前の取り巻きが次々に目を覚ましぞろぞろと集まってきている。
「おいどけよ、サンド!」
「なんでお前までここにいるんだよ!」
「さっさと失せろサンド!」
凄い言われようである。
ちなみにサンドというのは俺のことである。
『サンドバック』…………略して『サンド』。 いつも神前たちに殴られていたらいつしかついていたあだ名だ。
「しかし、神前さん…………ここはどこなんですか?」
「知るかよ! うるさいんだよお前!」
「す、すいません!」
流石神前さん! 同級生に敬語を使わせた挙句、一瞬睨めつけただけで誤らせるとかヤバいな! よし、こんな奴の傍に俺は居ないほうがいいな!
「行こうか、柚季…………」
「わかりましたお兄ちゃん」
柚季も俺のいずを察してくれたのか移動してくれるようだ。
って…………
「この子どうしよう…………」
俺はとりあえず少女をお姫様抱っこをしてその場を移動しようとした。
「おい、止まれ」
また神前たちだろうか? にしては女の子みたいな声が聞こえて…………
「おい、聞こえてないのか?」
「柚季、何か用か?」
「え? 私は何も言ってませんよ?」
ん? じゃあこの声の主は誰なんだ?
「まさか、本当に気づいてないのか?」
「お、お兄ちゃん、下を見て…………」
「あ。」
俺がお姫様抱っこしている少女が目を覚ましていた。
「何が『あ。』だ。 さっさと気づかんか馬鹿!」
何だろう、さっきから俺馬鹿にされている?
まぁ、神前たちに言われ慣れているからいいんだけどさぁ…………。
「えっと…………どなたですか?」
とりあえず俺は冷静に対応していこう。 できるだけ大人な対応で…………。
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