トクソウ最前線

蒲公英

文字の大きさ
上 下
5 / 54

新部署の仕事ぶり

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

あなたの足に、温もりを。

せいだ ゆう
ライト文芸
学年成績トップを誇るナオは、大学進学をやめて日本セラピスト養成学校に行くことを決めた。 中学時代からの付き合いで、同じマンション内に住んでいる同級生のユウキは全力で止めるが、ナオは一切聞く耳を持たない。 ナオがセラピストを志した理由は、下半身不随で車イス生活を送っている、ユウキのためだった……。 さまざまな壁を乗り越えて、恋を実らせようと奮闘する、青春ラブストーリー。

炭鉱長屋

むとう けい(武藤 径)
ライト文芸
昭和の中頃の夕張の話。 そのころはまだ昔ながらの炭鉱住宅が残っていた。 風にのって、シャンコ シャンコと子供盆踊りの唄が聞こえてきた。録音機から流れる子供の歌声は、どこか懐かしく、うきうきさせる。 小学生一年生の少女が過ごしたひと夏。 登場人物 前田愛 物語の主人公。小学一年生 前田康子 愛の母 村瀬基子 愛の祖母 村瀬達夫 愛の祖父 炭鉱のエンジニア

頼み事

ルム
ライト文芸
 佐伯淳子は、世界中の「良い子」を煮詰めて集めた様な女だ。  高校三年生 。6月20日生まれ。好きな食べ物は白米。  成績は中、運動も並だが頼まれた事は一切断らず、前向きで明朗快活。  誰にでも分け隔てなく笑いかける人気者の彼女をずっと見つめる、同じクラスの大竹。  ある日、淳子の机には多く乱暴なメッセージが書かれ、その日を境に狩野に関するある噂が学校中で蔓延し始める。

死せる聖堂とガーゴイル

GMJ
ライト文芸
 自分で描いた絵と会話ができる美大生の理杏は、病床の友人に代わりドイツへと向かう。行く先はケルン大聖堂。ドイツ最大級の石塊の中で、少年は悪魔と出会う。

ヒルガエル

駄犬
ライト文芸
冒頭より——  日本国に於いて、ギャンブルといえば競馬、競艇、競輪、ひいては法的地位が曖昧なパチンコなどが最もポピュラーだろう。だが、カジノ法案という「統合型リゾート施設整備推進法」が可決されてから、カジノ施設の営業が正式に許されている。だが、実際にカジノ施設の誘致に手を上げる都市は現れなかった。その原因の大半を占めたのは、市民に対する顔色伺いであった。カジノの誘致に消極的になる大義名分にギャンブル依存症があったものの、治安の悪化を懸念する市民の声に敏感に反応した結果だ。そんな中で神奈川県紅羽市は、カジノを含んだ複合観光集客施設の営業を積極的に働きかけ、モデルケースになると踏んだ軽重の異なる様々な企業が関わった。

【8】Little by Little【完結】

ホズミロザスケ
ライト文芸
高校一年生の岸野深雪(きしの みゆき)は、彼氏の佐野悠太(さの ゆうた)から「姉・真綾(まあや)のバレンタインチョコづくりを手伝ってほしい」と頼まれ、快諾する。 その一方、昔から仲が良くない妹・深月(みつき)との関係に悩んでいた……。 全五話/短編。 「いずれ、キミに繋がる物語」シリーズ八作目。(登場する人物が共通しています)。単品でも問題なく読んでいただけます。 ※当作品は「カクヨム」「小説家になろう」にも同時掲載しております。(過去に「エブリスタ」にも掲載)

鍋奉行に必要な、たったひとつのこと

三衣 千月
ライト文芸
鍋奉行が家に来た。 私の食生活を請け負うと、わけの分からん言い分を述べて。 自分を鍋師だと豪語する。とびきりおいしいご飯を作る。生活費も出してくれる。ただその男は、自然消滅したはずの元彼で。 鍋師などという聞いた事もない職も、相手が大学時代に付き合っていた元彼だということにも、多少は目をつぶってもいいと思ってしまっている自分に少し腹が立つ。 ただ、社会に出て数年もすれば、それなりに働き方というものも分かってくる。 代わりに、私はそれなりに色々なものを犠牲にしたと思う。三十路に片足突っ込んだような年齢になっても彼氏の一人いないし、余暇を楽しむほど何かに熱中している訳でもない。 ほどほどのお金を得て、ほどほどの暮らしを送っていることに、ちょっとした寂しさはあるけれど、大きく不満はない。そんな生活。 四月になって、今年も代り映えの無い年度が始まるかと思っていたが、そうではなかった。 何年も前に分かれたはずの元彼が、旅行鞄いっぱいの大金を持って私の目の前に現れたのだ。 彼は言った。 「俺に毎日、お前の飯を作らせてくれ」と。 鍋師、という職業があると彼は言う。 鍋と共に歩み、鍋の深遠に到達するために生涯を捧げる者。それが鍋師であり、そのための作法を鍋道と呼ぶのだと。師範の位を持つものに与えられる、鍋奉行という称号を得るために、日夜修行に励んでいるのだとも。 鍋師として半人前である彼が一人前と認められるためには、三ヶ月間、他人の食事を賄わなければならないのだと言う。そこで白羽の矢を立てたのが私だったのだ。 私は強く思った。 なんだその荒唐無稽なデタラメは、と。

なんとなく

荒俣凡三郎
ライト文芸
短編集

処理中です...