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最低な人を好きになりました。
7話 敗北感
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7話 敗北感
だいきside
こんなに気持ちいい事があるなんて知らなかった…。
ひとりでする行為は寂しくて、虚しい。
誰かを想ってする行為は余計に虚しくて、それが叶わない相手なら、なお、残酷なだけ
でも、俺は今
大好きな人と唇を重ねて、大好きな人の手に包まれて…大好きな人の手の中で、熱を放った
夢…見てるのだろうか?
夢なら…どうか、醒めないで…。
ぼーっと幸せに包まれ賢者タイム中の俺は、大和がテキパキと俺の吐き出したものを片づけているのを見ていた
…慣れてる…
隠し切れない慣れてる感
それを見て、無性に寂しくなる
何度こういう行為をしてきているのだろう?
相手はやっぱり蓮くんなの?
何度その手でイかせてるの?
やっぱり、俺は…負けている?
俺に勝ち目はない?
『挿入て…』
蓮くんと同じ場所に立ちたかった
『え?』
『大和の…挿入してっ!!…大和のが…欲しい…。俺…繋がりたい。ひとつになりたい…。』
きっと、すごく必死だったんだと思う
慣れた手つきが俺を寂しくさせて
『最初からは無理だって…』
『無理にでも挿入して!ずっとこうなる事を望んでいたんだから!!』
大和は…しばらく考えて、ふっとため息を吐いた
『…指で慣らしてからね』
って、優しく…まるで子供を諭すかのように言った
たっぷりと潤滑ゼリーを手になじませた大和の指が、俺のナカに挿入された
『1本は…いけるな…』
冷静な大和がなおさら俺を寂しくさせた
俺は初めての自分以外の侵入に、思わず体が強張ってしまった
『だいき…力…抜いてっ♡…ちゅーすると力抜けるから!ちゅーしよ。最初は誰でも力入っちゃうから…ゆっくりやろう。』
そっとキスをしてくれて、そのキスで俺は脱力するみたいにカラダの力が抜けていった
蓮くんも初めてだったのかもしれない…
だから、初めての時こうしたらいいって…
大和が身に着けたノウハウが俺を苦しめる
気持ちいいのに…
慣れてる感や身に着けたスキルが気になって…
俺って、なんて小さい男なんだよ…
それでも、やっぱり大好きな人の腕の中は気持ちが良くて
俺のナカを解す指でさえ…もうっ///
『ナカ…大丈夫?』
『…うんっ///…大丈夫…///』
『今日は慣らしでやめとこうか?』
大和はあまり乗り気じゃないように見えて
『…俺じゃ…ヤる気にならない?』
『…そんな事ないよ…』
かずやのモノを触ったら、ちゃんと大きくなってて…っ///
なんだかこっちが恥ずかしくなるくらいに大きかった。
『…おっきぃっ///♡』
『これでも、だいきが初めてだからって、我慢してたんだけど?煽らないで欲しいよ』
『我慢しなくていいよ♡』
大和の大きくなったモノをきゅっと握ると
びくっとなって、手の中でさらにムクムクと大きくなっていった
『え?』
あれがマックスじゃないの?
『初めてじゃ…入らないと思う…けど…』
どんどん大きくなるソレは、確かに…
受け入れるには…
大きすぎる…けど…
きっと、れくんはこれを受け入れて、大和を気持ちよくさせてあげてるんでしょ?
そう思うと
『挿入してっ!…』
少し困った顔した大和だったけど
時間をかけてゆっくりナカを解してくれて
程よく解れたところで
『じゃあ…挿入するけど…無理だったら…やめとこ?』
『大丈夫だからっ!挿入してっ!』
必死だった、ただ大和を受け入れたくて、繋がりたくて…
繋がれば心まで繋がれる…そんな気がしていたのかもしれない
カラダだけ繋がっても…心まで繋がるなんて保障どこにもないのに…
大きな大和を受け入れることは、すごく難しく…なかなか受け入れることが出来なくて
情けない自分に涙が溢れそうになった
頑張って自分で準備していたはずなのに…
上手く出来なくて…
すごく時間がかかってやっと大和を受け入れることが出来た
気持ちいいというには程遠く…
大和の圧迫感でいっぱいだった
それでも、繋がれたことが嬉しい
『…んんっ…あぁっ…』
徐々に気持ち良くなるはず…
『動いても…大丈夫そう?』
大和が心配そうに俺をみた
『…全然っ…平気っ!!動いてっ』
大和に気持ちよくなって欲しいからっ…
かずやがいいようにしてくれてかまわないっ!!
なんなら、めちゃくちゃに好き勝手に抱いてくれてもかまわないのに…
俺のペースに合わせて俺を抱いてくれる
きっと、大和は…そんなに気持ちよくなかったと思う
俺を気遣って、俺の為にゆっくり時間をかけてやってくれた
そんなおもてなしえっちは、大和が絶頂を迎えて、終わった。
なんか…申し訳なさでいっぱいだった。
もっと気持ちよくしてあげられると勝手に思ってた。
蓮くんなら、大和をもっと気持ちよくしてあげられてるの?
何とも言えんない、敗北感を味わった。
だいきside
こんなに気持ちいい事があるなんて知らなかった…。
ひとりでする行為は寂しくて、虚しい。
誰かを想ってする行為は余計に虚しくて、それが叶わない相手なら、なお、残酷なだけ
でも、俺は今
大好きな人と唇を重ねて、大好きな人の手に包まれて…大好きな人の手の中で、熱を放った
夢…見てるのだろうか?
夢なら…どうか、醒めないで…。
ぼーっと幸せに包まれ賢者タイム中の俺は、大和がテキパキと俺の吐き出したものを片づけているのを見ていた
…慣れてる…
隠し切れない慣れてる感
それを見て、無性に寂しくなる
何度こういう行為をしてきているのだろう?
相手はやっぱり蓮くんなの?
何度その手でイかせてるの?
やっぱり、俺は…負けている?
俺に勝ち目はない?
『挿入て…』
蓮くんと同じ場所に立ちたかった
『え?』
『大和の…挿入してっ!!…大和のが…欲しい…。俺…繋がりたい。ひとつになりたい…。』
きっと、すごく必死だったんだと思う
慣れた手つきが俺を寂しくさせて
『最初からは無理だって…』
『無理にでも挿入して!ずっとこうなる事を望んでいたんだから!!』
大和は…しばらく考えて、ふっとため息を吐いた
『…指で慣らしてからね』
って、優しく…まるで子供を諭すかのように言った
たっぷりと潤滑ゼリーを手になじませた大和の指が、俺のナカに挿入された
『1本は…いけるな…』
冷静な大和がなおさら俺を寂しくさせた
俺は初めての自分以外の侵入に、思わず体が強張ってしまった
『だいき…力…抜いてっ♡…ちゅーすると力抜けるから!ちゅーしよ。最初は誰でも力入っちゃうから…ゆっくりやろう。』
そっとキスをしてくれて、そのキスで俺は脱力するみたいにカラダの力が抜けていった
蓮くんも初めてだったのかもしれない…
だから、初めての時こうしたらいいって…
大和が身に着けたノウハウが俺を苦しめる
気持ちいいのに…
慣れてる感や身に着けたスキルが気になって…
俺って、なんて小さい男なんだよ…
それでも、やっぱり大好きな人の腕の中は気持ちが良くて
俺のナカを解す指でさえ…もうっ///
『ナカ…大丈夫?』
『…うんっ///…大丈夫…///』
『今日は慣らしでやめとこうか?』
大和はあまり乗り気じゃないように見えて
『…俺じゃ…ヤる気にならない?』
『…そんな事ないよ…』
かずやのモノを触ったら、ちゃんと大きくなってて…っ///
なんだかこっちが恥ずかしくなるくらいに大きかった。
『…おっきぃっ///♡』
『これでも、だいきが初めてだからって、我慢してたんだけど?煽らないで欲しいよ』
『我慢しなくていいよ♡』
大和の大きくなったモノをきゅっと握ると
びくっとなって、手の中でさらにムクムクと大きくなっていった
『え?』
あれがマックスじゃないの?
『初めてじゃ…入らないと思う…けど…』
どんどん大きくなるソレは、確かに…
受け入れるには…
大きすぎる…けど…
きっと、れくんはこれを受け入れて、大和を気持ちよくさせてあげてるんでしょ?
そう思うと
『挿入してっ!…』
少し困った顔した大和だったけど
時間をかけてゆっくりナカを解してくれて
程よく解れたところで
『じゃあ…挿入するけど…無理だったら…やめとこ?』
『大丈夫だからっ!挿入してっ!』
必死だった、ただ大和を受け入れたくて、繋がりたくて…
繋がれば心まで繋がれる…そんな気がしていたのかもしれない
カラダだけ繋がっても…心まで繋がるなんて保障どこにもないのに…
大きな大和を受け入れることは、すごく難しく…なかなか受け入れることが出来なくて
情けない自分に涙が溢れそうになった
頑張って自分で準備していたはずなのに…
上手く出来なくて…
すごく時間がかかってやっと大和を受け入れることが出来た
気持ちいいというには程遠く…
大和の圧迫感でいっぱいだった
それでも、繋がれたことが嬉しい
『…んんっ…あぁっ…』
徐々に気持ち良くなるはず…
『動いても…大丈夫そう?』
大和が心配そうに俺をみた
『…全然っ…平気っ!!動いてっ』
大和に気持ちよくなって欲しいからっ…
かずやがいいようにしてくれてかまわないっ!!
なんなら、めちゃくちゃに好き勝手に抱いてくれてもかまわないのに…
俺のペースに合わせて俺を抱いてくれる
きっと、大和は…そんなに気持ちよくなかったと思う
俺を気遣って、俺の為にゆっくり時間をかけてやってくれた
そんなおもてなしえっちは、大和が絶頂を迎えて、終わった。
なんか…申し訳なさでいっぱいだった。
もっと気持ちよくしてあげられると勝手に思ってた。
蓮くんなら、大和をもっと気持ちよくしてあげられてるの?
何とも言えんない、敗北感を味わった。
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