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41話  触れ合う記憶

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『また逢えるっていったでしょ?ずっと探して、やっと見つけた!!もう泣かないで!笑って!笑う君が見たいから!!』


抑えていた気持ちが溢れ出してしまった…



  ---ずっと望んでいたから。


俺を想い出して、君とまた愛し合えることを…



君が思い出したのなら…


もう我慢なんて出来なかった


そのまま神殿に連れて帰って

キスをした


溶け合う体温が昔を思い出させているのだろう

君の瞳からは涙が溢れて来る


『…ンンっ…なんで…今まで…っ///…』


キスの合間にそんな言葉が零れて

もうそんな事どうでもよくて


ずっと求めていた君が今…腕の中にいる


初めて君と離れてからどれくらいたったのだろう?


この物語になってからはあ…十数年が経って

やっと君に触れる


どこか探るようなキスに


『…初めてじゃないだろ?』


昔のキスとは違うものを感じてそう聞いた。


『…このカラダ…では、初めて…だから…』

少し恥ずかしそにする君


っ//////


嬉しかった!


誰にも触られていない

俺だけの君であることに酷く喜びを覚えた

それはそうか…俺の前に現れたのは君がまだ幼い頃だった

あれから、ずっと俺のそばに置いて見守って来たのだから


『…って…ことは?…』


『っ///…そこまで言わせるの?』

露骨に喜んでしまう自分が怖い



くくっと笑われて
『相変わらず、わかりやすい!嬉しいの?』


『嬉しいに決まってるっ!俺のなんだから!誰にも触らせたくない!』

『…このカラダ…で…シたこと無いから…上手く出来ないかも?』


少し不安そうな顔を見せる君は

姿や形が違うのに…あの時…初めて君と繋がった日と全く同じ顔をしていた


『大丈夫。初めてをもらうの二回目だから!丁寧にやるよ』

そっと触れるソコはまだ誰も挿入った事のない場所


『…自分でシたり?してた?』


『…っ///…まぁっ///…何回か…本能的にそっちも触ってしまって…』


『カラダがって言うよりも…きっと、魂が覚えているんだね。』


裸の君の体温を感じて


濡れた先端から滴る蜜を

そっと蕾に塗って


先端をくるくるとすると、耐えきれない程溢れ出す滴


ぐちゃぐちゃになっていく君はあの頃と同じ


ゆっくりと傷付けないように、指を沈める


『…はぁっ…ンンっ…』

『ゆっくり…息して…』


コクンと頷く君にそっとキスをして

ナカを指で解していく


思った以上にナカが柔らかく解れていて…


『上手に準備…出来ていたね』


君はまだ若い青年で、一つ一つの反応が初心だ!


喘ぎ声があの頃の君の声と重なる


…あぁ…可愛いっ///


可愛くて仕方がないっ!


やっと触れた君に気が狂いそうになるけど…

僅かな理性がそれを阻んだ


それなのに…



『…もうっ…ナカ…いいよ。…たぶん…挿入るからっ…』


なんて、言うからっ///


ギリギリの俺は、爆発してしまいそうなくらいに昂っていて


抜いた指の後に押し付ける様にあてがった


『ホントに…いい?』


『っ…もう///…いいってっ!』


ゆっくり先端を挿入する


『ああっ…あっ…んっ…』


顔が歪んで、瞳には涙が滲んだ


『…ごめんっ…痛い?…今抜くから…』


『抜かないでっ!!…だいじょうぶ…大丈夫だから…』


『じゃあ、少しこのままでいよう』


ぎゅっと抱きしめて、キスをする

まだ全部挿入しきれていないけど、あの頃みたいな温かさで俺を包む


あぁ~俺、ずっとこれを待ってた


他の誰かじゃなくて


やっぱり君がいい

気にじゃなきゃ意味がない!!
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