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経営者会議なう

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案内された場所は商業ギルドから入ったけど会議室は商業ギルドじゃなかった。

商業ギルドと戦闘ギルドの真ん中にある建物のちょっと豪勢な部屋。



あっ、昨日のアーバイルさんも居る。



私が最後だったのか空いてる場所に座ればば入れ替わりに商マスターが立ち上がった。







「全員集まったので今日の会議を始める」





この街のお店を全て把握していなきゃいけないのか商マスターの前には書類が積まれていた。

書類を見ながら進行してるから多分店の状態が書かれてるんじゃないかな?







「――――みたいだ。 住人からいくつか苦情があるがこの中にも苦情、もしくは報告したい事があれば手を上げろ」







外食をしたことがないからよくわからないな……。

大きなレストランには行こうとしたけどお姫様と主人公と喧嘩になったから帰ったし。







「1つ、報告したい事がある」



「何だ?」



「あの娘……名はアヤミ・ファレスの店は違法している。 よって、取り潰しを願いたい」





はい?

何言ってんのよ、あのおじさん。



まあ、ここの法律はよく知らないからもしかしたら違法してる可能性はあるけど……。







「違法とは?」



「違反植物であるパナンを使っている」





パナン?



アーバイルさんがパナンって言ったからか他の店長さん達がざわざわし出した。

ってか、パナンって何?







「パナンを使っていると言う証拠はあるのか?」



「もちろん、我が輩に嘘はない。 パナンを売った商人を捕らえておる。 その商人がアヤミ・ファレスに売ったと証言した」





当事者である私が話に入れてないがどんどん話は進んでいる。

パナンがわからない私は話には入れないから仕方ないけど。







「ならば、ここで証言させろ」



「あい、わかった」







よくわからないけどパナンを売ったらしい商人ががたいの良い男の人に連れられて部屋に入ってきた。

声をかけなかったのは念話したからだろうか。







「お前は下がってよい」





商マスターが居るからかアーバイルさんは男の人に言えば男の人は素直に部屋から出て行く。

残ったのは顔が真っ青になっている商人のみ。







「名前は?」



「ひっ……サ、サザミナ・アートです」



「お前はアヤミ・ファレスにパナンを売ったのか?」





いや、そんな商人知らないんだけど。

今まで色んなお店や作ってる人に会った事はあるけど見たことない。







「は、はい……私はアヤミ・ファレスさんにパナンを売りました。 大金を積まれましたので断らず……」





 
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