【完結】後妻に入ったら、夫のむすめが……でした

「むすめの世話をして欲しい」

 夫からの求婚の言葉は、愛の言葉では無かったけれど、幼い娘を大切にする誠実な人だと思い、受け入れる事にした。

 結婚前の顔合わせを「疲れて出かけたくないと言われた」や「今日はベッドから起きられないようだ」と、何度も反故にされた。
 それでも、本当に申し訳なさそうに謝るので、「体が弱いならしょうがないわよ」と許してしまった。

 結婚式は、お互いの親戚のみ。
 なぜならお互い再婚だから。

 そして、結婚式が終わり、新居へ……?
 一緒に馬車に乗ったその方は誰ですか?
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