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ビビりとモフモフ、冒険開始
お茶目な神様が多い世界
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しっかりと準備を終え、お世話してくれてたメイドさん達にも挨拶して、ケールの町へ戻ってきた。
「教会へ行くのは、久し振りです♪」
「お祈りの後、孤児院もちょっと寄っていい?」
「皆さん、お元気でしょうか。」
「直ぐ目に見えて変わることは無いだろうが、間違いなく環境改善はしているだろう。」
この両親見てると、番って本当に大事なんだって思う。
兄ちゃん姉ちゃんもそうだったけど、同じ空間に居るときは、大体寄り添ってるもんなぁ。
「…そういやさ、おとーさんが半年間旅してた頃って……2人共辛くなかったの?」
「当然、辛かったぞ。3ヶ月経った頃から、グルーミングの度に換毛期かと思うくらい毛が抜けて、禿げるかと思った。」
「私は、なかなか食事が喉を通らなくて…フィーにお乳をあげないといけませんから、無理矢理食べましたけど…。」
「完全に、ストレスが原因の症状ですね…未來くんも、気を付けてください。」
「うん。なるべく小梅と離れない。」
思った以上に大変だね…!
「……でも、おとーさん普段一人旅だったんだよね?」
「最低でも、2日に1度は帰っている。」
「成る程。」
『ディーさん、勇者達と居た時は、なんで空間転移しなかったのです?』
「アレを一時的にでも放逐しては、取り返しの着かぬ事態に成りかねなかったのでね……」
『勇者って奴、そんなにヤバいの?』
『こわくって、わるいひと!』
『剣の腕が確かな、人の話聞かないお馬鹿さんなのです。』
『それは、放置できないね~。』
『怖い人なの?』
『悪い人なのに、一緒に居たの?』
納得。
本当は悪い奴って訳じゃないけど、俺殺されかけたし弁明はしてやらん。
なんて話してる内に、教会到着~!
「シスター!」
「あら…?ミライさん!シオンさんも、おはようございます!従魔の子達、新しい子が増えましたね。よろしくお願いします。」
「おはようございます。」
『おはようなのです♪』
『おはよー!』
『よろしくね~♪』
『よろしく!』
シスター、前より元気そうだ♪
不安が解消されたからかな。
「ディアドルフ様、その節はありがとうございます。トーマス様とも、久し振りにゆっくり、お話できました。」
「それは何よりだ。」
「本日は、奥方様も御一緒なのですね。どのようなご用件でしょうか?」
「いやなに、この子達がお祈りをしたい、と言うのでね。」
「私達は、付き添いです。」
「そうでしたか。どうぞ、ごゆっくりお過ごし下さい。」
お邪魔しまーす♪
「はぁ…奥様、お美し過ぎます……!お肌や御髪のお手入れ、どうされてるんでしょう……」
「治癒師の長男が作っている、石鹸と洗髪料を使っております。香りなどに拘らないのでしたら、庶民向けの安価な品もございますよ。」
「ほぇっ…?!あ、その…ご、ご紹介、ありがとうございます……!」
小声での呟きもバッチリ聞こえる。
狼イヤーは、今日も好調だ。
シスター、顔赤くなって可愛いなぁ♪
やっぱり女性は、そういうの気になるんだね。
「神父様ー、お祈りに来たよー!」
「場所をお借りしても、良いですか?」
「おはようございます。お祈りですね。どうぞ、ご自由にお使いください。」
「ありがと!」
「ありがとうございます。」
シェープ様、セーブしに来たよー!
ちゃ~らりら~らら~♪
手を組んでお祈りポーズを取ると、いつかの白いモヤモヤ空間になった。
[…もう少し、頻繁に来てくれると嬉しいのだが……]
「ごめん。」
「すみません、なかなか暇がなくて…。」
『お久しぶりです。』
『かみさま、おはよー!』
『初めまして!』
『神様、初めまして~♪』
[うむ。元気な子達が増えたな。]
若葉と時雨は、シェープ様と話すの初めてだね。
[帝都での活躍は、私も見ていたぞ。苦労をかけてしまったな。]
「いやいや。レベルも上がったし、バルムンクぶっぱできたのは、楽しかったよ。」
「私も…怖い思いはしましたが、リビングデッドにされてしまった方々を、成仏させてあげられたので、行けて良かったです。」
[そうか…皆、ありがとう。]
どういたしまして!
…あれ?おとーさんとおかーさん、居ないや。
[ロゥは私の妻に捕まった様だ。ディアの方は、その町から南東の森に向かっておるぞ。]
シェープ様、奥さん居たんだ。
愛の女神様で、おかーさんの生みの親?
そうなんだぁ。
「おとーさん、森に何の用だろ。」
『ゴブリンが、外に出て来てる所です?』
[その通りだ。…その、ゴブリンが森から出て来てしまう件なのだが…先に謝ろう。神族の問題児がすまない……。]
「も、問題児、ですか?」
「神様の?……おとーさんと、どっちヤバい?」
[やることは、その子の方が質が悪いな。]
マジですか。
まだ見ぬ神様、何やらかしたの。
[君達なら大丈夫だとは思う…。ディアにロゥも居る事だ、そこまで危険な目には遭わないだろう。]
『町の人や、街道を通る人は大丈夫です?』
[その辺りも、大丈夫な筈だ。あの子は人をおちょくるのは好きだが、本当に危害を加えたい訳ではないからな。]
『いたずらっこ?』
『ゴブリンを森から追い立てて、街道に出すって…悪戯で済むかなぁ……?』
『神様の尺度じゃ、解んないね~。』
……まあ、おとーさんが様子見に行ってくれてるなら、そこまでヤベェ事態には成らないかな…?
[本当なら、私が叱って止めるべきなのだが…ディアより聞かない子で……]
「それ、だいぶっすね。」
[ディアは、ビルの言うことならある程度聞くし、ロゥに言われれば確実に聞いてくれるが……その子の場合、本当に誰の言うことも聞かなくてな……。育て方が悪かったのか……。]
「神様の子育てって、大変そうですね……。」
[流石にビルの様に成れとは言わないから、せめて少し見習って欲しい所だ。]
ビルムさんはビルムさんで、ワーカーホリック気味なの、どうにかした方が良くない?
[……ビルの仕事は、やはりまだ多いだろうか。一応、少しずつ減らしはしているのだが。]
「前まで更に何させてたの。」
[色々あるが…そうだな。ディアが生まれて間もない頃は、モンスターも素材ドロップ式ではなく、解体剥ぎ取り式にしていたのだ。]
「…もしかして、幼いディアドルフさんの獲物を、ビルムさんが解体してらしたんですか?」
[うむ。だが、ディアの獲物は大きくてな…毎回ビルが大変そうだったから、人との絆を持たないモンスターは、素材ドロップ式にした。]
成る程。俺ら素材剥ぎ取りとかやったことないし、ありがてぇっす。
「おとーさんって、小さい頃おっちょこちょいだったっぽいけど、実際どんな感じだったの?」
[そうだなぁ…あまり話すと、後が怖いが……]
聞かせて聞かせて♪
更に親近感湧きそうだからw
───────
──────
─────
※ディアドルフ様視点
子供達はロゥミアに任せ、ケール南東の森にできた、ダンジョンの側まで来た。
ゴブリンが森から出てくるという話であったが……成る程、コレでは無理もない。
「あ~らら、もう見付かっちゃったwディーちゃん、久し振り~♪」
「…そんなモノをダンジョンから取り出して、何を企んでいるのかね。」
「んー?サ・プ・ラ・イ・ズ☆」
そこに居たのは、鎖で繋がれたモンスター。
例のダンジョンの、第一階層に生息するものだ。
その鎖を持っているのは…この世界に関わる者の中で、ある意味最も質の悪い男。
「君の悪戯は、時折目に余る。先に内容を申告して欲しいのだが。」
「だーいじょーぶ大丈夫~wちょっとした、歓迎会を企画しただけだよ♪」
『賢神』または『知識神』と呼ばれる神、ロラン。
私が言うのも難だが…こやつが何かを始めると、大抵ロクな事に成らない。
「教会へ行くのは、久し振りです♪」
「お祈りの後、孤児院もちょっと寄っていい?」
「皆さん、お元気でしょうか。」
「直ぐ目に見えて変わることは無いだろうが、間違いなく環境改善はしているだろう。」
この両親見てると、番って本当に大事なんだって思う。
兄ちゃん姉ちゃんもそうだったけど、同じ空間に居るときは、大体寄り添ってるもんなぁ。
「…そういやさ、おとーさんが半年間旅してた頃って……2人共辛くなかったの?」
「当然、辛かったぞ。3ヶ月経った頃から、グルーミングの度に換毛期かと思うくらい毛が抜けて、禿げるかと思った。」
「私は、なかなか食事が喉を通らなくて…フィーにお乳をあげないといけませんから、無理矢理食べましたけど…。」
「完全に、ストレスが原因の症状ですね…未來くんも、気を付けてください。」
「うん。なるべく小梅と離れない。」
思った以上に大変だね…!
「……でも、おとーさん普段一人旅だったんだよね?」
「最低でも、2日に1度は帰っている。」
「成る程。」
『ディーさん、勇者達と居た時は、なんで空間転移しなかったのです?』
「アレを一時的にでも放逐しては、取り返しの着かぬ事態に成りかねなかったのでね……」
『勇者って奴、そんなにヤバいの?』
『こわくって、わるいひと!』
『剣の腕が確かな、人の話聞かないお馬鹿さんなのです。』
『それは、放置できないね~。』
『怖い人なの?』
『悪い人なのに、一緒に居たの?』
納得。
本当は悪い奴って訳じゃないけど、俺殺されかけたし弁明はしてやらん。
なんて話してる内に、教会到着~!
「シスター!」
「あら…?ミライさん!シオンさんも、おはようございます!従魔の子達、新しい子が増えましたね。よろしくお願いします。」
「おはようございます。」
『おはようなのです♪』
『おはよー!』
『よろしくね~♪』
『よろしく!』
シスター、前より元気そうだ♪
不安が解消されたからかな。
「ディアドルフ様、その節はありがとうございます。トーマス様とも、久し振りにゆっくり、お話できました。」
「それは何よりだ。」
「本日は、奥方様も御一緒なのですね。どのようなご用件でしょうか?」
「いやなに、この子達がお祈りをしたい、と言うのでね。」
「私達は、付き添いです。」
「そうでしたか。どうぞ、ごゆっくりお過ごし下さい。」
お邪魔しまーす♪
「はぁ…奥様、お美し過ぎます……!お肌や御髪のお手入れ、どうされてるんでしょう……」
「治癒師の長男が作っている、石鹸と洗髪料を使っております。香りなどに拘らないのでしたら、庶民向けの安価な品もございますよ。」
「ほぇっ…?!あ、その…ご、ご紹介、ありがとうございます……!」
小声での呟きもバッチリ聞こえる。
狼イヤーは、今日も好調だ。
シスター、顔赤くなって可愛いなぁ♪
やっぱり女性は、そういうの気になるんだね。
「神父様ー、お祈りに来たよー!」
「場所をお借りしても、良いですか?」
「おはようございます。お祈りですね。どうぞ、ご自由にお使いください。」
「ありがと!」
「ありがとうございます。」
シェープ様、セーブしに来たよー!
ちゃ~らりら~らら~♪
手を組んでお祈りポーズを取ると、いつかの白いモヤモヤ空間になった。
[…もう少し、頻繁に来てくれると嬉しいのだが……]
「ごめん。」
「すみません、なかなか暇がなくて…。」
『お久しぶりです。』
『かみさま、おはよー!』
『初めまして!』
『神様、初めまして~♪』
[うむ。元気な子達が増えたな。]
若葉と時雨は、シェープ様と話すの初めてだね。
[帝都での活躍は、私も見ていたぞ。苦労をかけてしまったな。]
「いやいや。レベルも上がったし、バルムンクぶっぱできたのは、楽しかったよ。」
「私も…怖い思いはしましたが、リビングデッドにされてしまった方々を、成仏させてあげられたので、行けて良かったです。」
[そうか…皆、ありがとう。]
どういたしまして!
…あれ?おとーさんとおかーさん、居ないや。
[ロゥは私の妻に捕まった様だ。ディアの方は、その町から南東の森に向かっておるぞ。]
シェープ様、奥さん居たんだ。
愛の女神様で、おかーさんの生みの親?
そうなんだぁ。
「おとーさん、森に何の用だろ。」
『ゴブリンが、外に出て来てる所です?』
[その通りだ。…その、ゴブリンが森から出て来てしまう件なのだが…先に謝ろう。神族の問題児がすまない……。]
「も、問題児、ですか?」
「神様の?……おとーさんと、どっちヤバい?」
[やることは、その子の方が質が悪いな。]
マジですか。
まだ見ぬ神様、何やらかしたの。
[君達なら大丈夫だとは思う…。ディアにロゥも居る事だ、そこまで危険な目には遭わないだろう。]
『町の人や、街道を通る人は大丈夫です?』
[その辺りも、大丈夫な筈だ。あの子は人をおちょくるのは好きだが、本当に危害を加えたい訳ではないからな。]
『いたずらっこ?』
『ゴブリンを森から追い立てて、街道に出すって…悪戯で済むかなぁ……?』
『神様の尺度じゃ、解んないね~。』
……まあ、おとーさんが様子見に行ってくれてるなら、そこまでヤベェ事態には成らないかな…?
[本当なら、私が叱って止めるべきなのだが…ディアより聞かない子で……]
「それ、だいぶっすね。」
[ディアは、ビルの言うことならある程度聞くし、ロゥに言われれば確実に聞いてくれるが……その子の場合、本当に誰の言うことも聞かなくてな……。育て方が悪かったのか……。]
「神様の子育てって、大変そうですね……。」
[流石にビルの様に成れとは言わないから、せめて少し見習って欲しい所だ。]
ビルムさんはビルムさんで、ワーカーホリック気味なの、どうにかした方が良くない?
[……ビルの仕事は、やはりまだ多いだろうか。一応、少しずつ減らしはしているのだが。]
「前まで更に何させてたの。」
[色々あるが…そうだな。ディアが生まれて間もない頃は、モンスターも素材ドロップ式ではなく、解体剥ぎ取り式にしていたのだ。]
「…もしかして、幼いディアドルフさんの獲物を、ビルムさんが解体してらしたんですか?」
[うむ。だが、ディアの獲物は大きくてな…毎回ビルが大変そうだったから、人との絆を持たないモンスターは、素材ドロップ式にした。]
成る程。俺ら素材剥ぎ取りとかやったことないし、ありがてぇっす。
「おとーさんって、小さい頃おっちょこちょいだったっぽいけど、実際どんな感じだったの?」
[そうだなぁ…あまり話すと、後が怖いが……]
聞かせて聞かせて♪
更に親近感湧きそうだからw
───────
──────
─────
※ディアドルフ様視点
子供達はロゥミアに任せ、ケール南東の森にできた、ダンジョンの側まで来た。
ゴブリンが森から出てくるという話であったが……成る程、コレでは無理もない。
「あ~らら、もう見付かっちゃったwディーちゃん、久し振り~♪」
「…そんなモノをダンジョンから取り出して、何を企んでいるのかね。」
「んー?サ・プ・ラ・イ・ズ☆」
そこに居たのは、鎖で繋がれたモンスター。
例のダンジョンの、第一階層に生息するものだ。
その鎖を持っているのは…この世界に関わる者の中で、ある意味最も質の悪い男。
「君の悪戯は、時折目に余る。先に内容を申告して欲しいのだが。」
「だーいじょーぶ大丈夫~wちょっとした、歓迎会を企画しただけだよ♪」
『賢神』または『知識神』と呼ばれる神、ロラン。
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